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2014年12月29日

ゴーン・ガール

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『ゴーン・ガール』観ました。
面白かったわ〜。完璧〜。
ロザムンド・パイクがムカつく隣室の女のジュースに唾入れるとこワロタ。
某映画のキャスリン・ターナーのほうを思い出してました。


ニール・パトリック・ハリスはサイコVSサイコでもっと頑張ってくれるのかと思ったら、以外とHP低かったですね。


旦那役のベン・アフレックは自業自得でまあしょうがないとこもあるかなあと思うけど、一番かわいそうなのはベン・アフレックの妹かな。
弁護士はキレ者で見てるのが楽しかったです。

ベン・アフレックの家もニール・パトリック・ハリスの別荘も素敵だったな〜。
何書いてもネタバレになりそうなので、ふわっとしたことしか言えないっす。

デヴィット・フィンチャーの次作は「ミレニアム」の2の「火と戯れる女」なのかな?なんにしても楽しみ。

2014年12月22日

ホビット 決戦のゆくえ

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『ホビット 決戦のゆくえ』観ました。
なんつってもクリストファー・リー(92)ですよ。
あの殺陣はたぶんスタントなのかなーと思うけど、でもあのカクシャクとした物腰、とても90過ぎとは思えません。


映画は、「決戦のゆくえ」つうタイトルだけあり、ほぼほぼ、ほんと全編のうち90パーセントが戦いなんですけど、見てて全然飽きないのがすごいですね。他の映画だと戦いのシーンて最初楽しいんですけど、そのうちどーでもよくなって眠くなるのに。

そんでもって、節目節目に鳴らされるいろんな意味を含んだラッパ!どのラッパの音にも心震えまくっておりました。

良い映画でございました。
ラストシーンみたら家に戻ったら速攻、「ロードオブザリング」の1からまたまた見たくなりました。

オーランド・ブルームはさすがにちょっと年、とりましたな。


2014年11月22日

エクスペンダブルズ3 ワールドミッション

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『エクスペンダブルズ3 ワールドミッション』観ました。

おやじ、筋肉、筋肉、爆発、ヘリ、爆発、移動、筋肉、枯(ハリソン・フォード)、筋肉、爆発、ヘリ、悪(メル・ギブソン)、移動、スカウト、筋肉、爆発、移動、小(ジェット・リー)、爆発、筋肉、おやじ肉弾、大爆発、カラオケ、めでたしめでたし、ってな安定の話でした。
アントニオ・バンデラスがウザい役だったんだけど、この中に入ると少年のようでなんか可愛かったですわ。
ウエズリー・スナイプスが元ドクターって設定があんまり生かされてなかったような。

てなわけで4もできるのかな。
もちろん見にいきますとも。

2014年10月31日

ルーシー&デンジャラスバディ

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『ルーシー』観たよ。
1ミリも期待せずに見たのに以外と面白かったので肩すかし、みたいな。(複雑な乙女ごころ)

韓国のマフィアがわざわざ台湾でヨーロッパ人と取引っておいおいテキトーやなー、やし、権威ある教授のモーガン・フリーマンがスカーレット・ヨハンセンの「わたし脳みそフル回転で神状態なんすけどクスリのせいで」話をなんの疑いもなく受け入れて他の博士たちを世界中から集めてヨハンセン先生のお話をご教授いただきたく待機してるのも、ええんかいそれで、なんすけど、なんかリュック・ベッソンの謎の熱い情熱にゴリゴリ押されて最後まで楽しくみられました。

んでもって『デンジャラスバディ』
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これはねー、サンドラ・ブロックの原題は全然違うけど、日本題は「デンジャラス」とりあえずつけとくかシリーズの最新作ですかね。わたしサンドラ・ブロックのコメディ、大好物なんで楽しみにしとりました。
堅物のFBIサンドラ・ブロック刑事がローカルワイルド刑事メリッサ・マッカーシーと反発しながらもドタバタ事件を解決して最後友情むすぶって話だと思うんですよね〜。
思うんですよねーって見たのに何をぼんやりした言い方してるじゃって話なんですけど、まあ、聞いてくださいまし。
わたしこれ飛行機で見たんですよね、いや見ようとしたと言ったほうが正しいか。というのも、行きの便で最後の10分が切れてなくなってたので、じゃあ帰りの便でと思ったら帰りでも同じとこ最後10分が切れてるつう。
試しに隣の座席の旦那のほうのスクリーンでも見てみたんですけど、そっちも同じとこから消失してるっつう。

最後の10分確認するために、わたしゃこの映画5回も見てみまったよ。

きぃ〜ユナイテッド航空め。
DVD買うのもくやしーのでテレビ放送を待つことにします。

2014年08月15日

ゴジラ

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『ゴジラ』観ました。
も〜、なかなかゴジラ、踊り子さんのようにチラ見せばっかりで姿をあらわしてくれないんで、じれったかったわー。
でもどどーんとその全貌あらわしたときはあまりのかっこよさに震えました。

話はブライアン・クランストン、デヴィッド・ストラザーン、ジュリエット・ビノシュ、渡辺謙出てる割には、小学校高学年のお友達向けやったのが残念やったかな。ちょっとキャラ設定がペラい感じつうかなんつうか。
まあでも続編のラドン、キングギドラ、モスラ、バージョンに激しく期待して待つとしよう。

2014年06月18日

X-MEN:フューチャー&パスト

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『X-MEN:フューチャー&パスト』観ましたよ。

キャスト豪華&楽しい、映画やったけど、ストーリーがシンプルすぎてちょと残念やったかなー。

ゲームオブスローンズのティリオンも熱演やったけど、ちょっと毒が少なかったかなー、もっと振り切った悪い奴で見たかったな〜。

あんまりにも話シンプルなんでブライアン・シンガー製作にからむのやめたんかい?と思ったら彼が監督やったんで驚いたりなんかして。

70年代のムードはよかったよ。


2014年04月16日

アナと雪の女王

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「アナと雪の女王」観ましたよ。
お松と沙也加のソングファイトよかったよ〜。
直接対決の火花ちらしながらのファイトかと思ってたけど、今日テレビで別録音だと言うておられました。

お松の歌が好評だけど沙也加もかーなーり良かったですとよ。

2014年02月02日

黒執事

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年頭にさんざんプロモーションをTVで観せられたのでのせられて、
『黒執事』観に行ってみましたよん。
『デスノート』くらいのレベルやったらええなーとほんのり期待していったけど、あかんかったよー。
とにかく話がライノベすぎざんすよ。
頑張って映画にしようとしてるんだけど、ストーリーと世界観が、ライノベなんでどうにもこうにもリカバリーきかん感じかなー。まあ、わたしが10代ならええかもしれんけど、大人が観るにはいろんなことの解釈がペラすぎる。あとここ最近観た映画のなかでもダントツ、セリフでの説明が多すぎ。

衣装が安っぽすぎなんも残念やったな〜。世界有数の貴族に仕える黒執事セバスチャンの手袋は綿じゃなくシルクくらいにしてもらわんと。手元がアップになるたびになんか、「予算」とか「やりくり」とかそんな所帯じみた言葉が浮かんでしょうがなかったすよ。
あと剛力ちゃん、嫌いじゃないけど、このぼっちゃま役にはふにゃふにゃしすぎで、いまひとつやったかなー。「ボクは〜」とか言われるたびに尻のあたりがむずむずしていかんかったです。

優香(熱演)のおっぱいはよかったです。
水嶋ヒロと栗原類のビジュアルはよかったな。

さー、次は洋画行こっと。


2013年12月28日

キャプテン・フィリップス

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『キャプテン・フィリップス』観ました。
さすが、どきどきはらはら職人のポール・グリーングラス、最初から終わりまでずっとはらはらどきどきさせてくれました。この安定感と職人技もうわたしの中では国宝級。

タイトルはキャプテンフィリップスで、トムハンクス船長の話なんですけど、同時に海軍の船長、海賊の船長の物語でもあるんですかね?

「キャストアウエイ」の時もトム・ハンクスの立ちっぱなしの長乳首がチョー気になったんですけど、今回も立ち乳首は健在でした。つうか「キャストアウエイ」ん時は上半身裸で海辺のシーンが多かったんで寒くて立ってんのかな、と思ってたんですが、どうやらそんなの関係なくずっと立ちっぱなしの仕様のようですね。彼の乳首は。(大画面だと圧倒の迫力ですよ、ってどうでもいいか)

「涙と感動、家族愛」みたいな宣伝法だったけど、全然違うやんねー。
ガチ海賊襲われ&救出はらはらどきどきストーリーでこっち宣伝したほうが全然お客さん来ると思うんだけど、やっぱ映画に「家族愛」とか求める人のほうが多いんすかね??

てなわけでポール・グリーングラス監督次作楽しみにしております。

2013年11月23日

恋するリベラーチェ

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『恋するリベラーチェ』観ました。

なんかソダーバーグの映画にしては終わりかたちょっとヌルいなあ、と思ったらTVドラマやったんやね。どうりで最初にHBOのロゴがどどーんと出たはずでした。
でもホント、ラストになるまでTVドラマと気付かなかったくらい作りこまれてるドラマでした。

なんつっても特殊メイク!エミー賞で特殊メイクの賞とっただけあって、すごーーく見ごたえあります。
なんかストーリーそっちのけでマット・デイモンの顔とマイケル・ダグラスの顔ばっか見てました。
17歳のマット・デイモンのきれいなジャイアン的メイクやら、その後のマイケル・ダグラス顔に似せた整形やら、デブった体とかブラッシュアップした体とか、マイケル・ダグラスの若返り整形やら、もうこんだけ見るだけで楽しくてしょうがなかったです。

話は伝記なんで伝記以上のものはあんましなく、毒あるユーモアと時代背景は面白かったけど、まあ正直そんなには心動かされる感じはなく。でもその特殊メイクとマット・デイモンとマイケル・ダグラスのスパンコールパンツ一丁の熱演にくぎ付けで、画面から目が離せませんでした。
怪しい美容外科医のロブ・ロウとエージェントのダン・エイクロイドもイイ!

てなわけで楽しいドラマでございました。エミー賞作品賞も大納得。
ズラとったマイケル・ダグラスはなんかマーク・ストロングに似てたと思うのはわたしだけか。

ちなみにマイケル・ダグラスとマット・デイモン、マットのほうが掘るほうでした。意外。

2013年09月26日

ホワイトハウス・ダウン

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『ホワイトハウス・ダウン』観たよー。
チャニング・テイタム、長ーい就職実技試験お疲れ!
そして合格したようでよかったよかった。あんだけやって不合格やったら怒るでしかし、ともうひと暴れしても良いと思います。

皆様と同じ気持で見に行ったのですが、やっぱり期待を裏切らない安定のエメリッヒ節で楽しませてくれました。
おとなしくナリをひそめててもキャストで本当のワルはあんたやろう、とバレてるのもまたお約束で良いですね。
監督これからも妙に文学とか芸術に目覚めたりせずにずっとこの路線でいってくださいよろしくお願いします、と思わず頭を下げたくなった上映後でございました。


さて、ガンドルフィーニ亡くなってから約3カ月、なんかまだ信じられず、追悼コーナーとかありそうな今年のエミー賞授賞式とか見る勇気がまだ出ないわたくしなのでした。

2013年08月22日

ワールド・ウォー Z

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ジミー・ファーロンとブラッド・ピットのヨーデル見たならば、行かなければあかんでしょう、てなわけで、見てきました、『ワールド・ウォー Z』。

良いですね。朝の幸せな家族の光景から3分もたつともう、地球大ピンチでさくさく話進んでいきますよ。
そんでもってブラピ、ニュージャージー、海上、韓国、インド、スイス(はっ!だからヨーデル??)とゾンビ蹴散らしながら地球をこれまたさくさく大移動、寝る間もなく頑張る頑張る。
大変やなあ、ブラピと思いながら見てたらいつの間にかブラピ、無敵のマリオ状態になって映画終わってました。

まあ、楽しく見たけど、原作はもっと面白いんじゃないかなー?と、読んでないけど、そう思いました。いや、たぶん面白いとみた。
原作のアクとか黒い部分とかなにげに書いてるけど実は深い描写とかそういうの全部なくなってるような。
そういうのの代わりに監督の主張がばりばり出てくるとうっとおしくてたまらん映画になるんだけど、そういうのもなくて、まあ、だからさくさくと見終われたのかもしれないとも思ったりもして。

まあ、ブラッド・ピットお疲れ様でした。ほんと頑張っとられました。
最後の無敵のところはなぜか笑いがこみ上げて困りました。
ヨロレイヒ〜。

2013年08月11日

パシフィック・リム

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『パシフィック・リム』観ました。
ロン・パールマン良いですなあ。
ロボットたちの見得切りがかっちょよいぜ!
戦いも兵器はシンプルなの数種類であと肉弾戦メインなのが良い!
戦いがかっこ良すぎて、家に帰ってもあの戦いのときの音楽がぐるぐる頭に回っとりますよ。

話が子供向け寄りって聞いてたけど、ロボット開発の資金回収の方法とか脳のシンクロが人間同士だけでなくアレともとかただのシンプルな話とは一味違うよな〜と思いながらみとりました。

しかし、わたし字幕で見たんだけど、菊池凛子の声って本人の声なん??
日本語部分がものすごーく発音おかしかったけど。
でもって最後の「愛してます」ってセリフ、ちょっと日本人があのイドリス・エルバと菊池凛子の関係で口にする言葉としては不自然な感じなんでほかに何かいい日本語なかったかなーと考えるんだけど、なにが良いのかなー。こう考えると日本語って難しいすねー。

2013年08月08日

モンスターズ・ユニバーシティ

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『モンスターズ・ユニバーシティ』観たよ。

時間があわなかったのでしょうがなく吹き替え版のほうを見たんですが、爆笑問題田中のマイク・ワゾウスキーの吹き替えがむちゃくちゃウマくてびっくりしました。
今まで、俳優やら漫才師やらスポーツ選手やら歌手やらの吹き替えにさんざんうんざりさせられてきたけど、今回だけは見てる間じゅうずっとうまいなあと感心しっぱなしでござんした。
ビリー・クリスタルの吹き替えやってるのにあの違和感のなさ。すばらしい。
ブラボー田中。

映画は、え?これで終わりなんてあまりにもシンプルすぎるでしょうと、思ったらやっぱりそっからひとひねりあった安定の完成度でした。
3がまたできたら、今度も吹き替えでもいいかもと思った今回でした。

2013年03月31日

おとぎばなし

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おとぎばなし、ふたつ。
というわけで「オズ はじまりの戦い」「ジャックと天空の巨人」見てきました。
なにせサム・ライミとブライアン・シンガーなんで見なくっちゃいかんでしょう。

で、「オズ」ですよ。
陶器の少女がかわいい〜。
ジェームス・フランコ、調子のいいうさん臭い感じがはまっててよいではないですか〜。
ファンタジー世界も美し〜い。でもティム・バートンみたいな凝った感じじゃないのがある意味とっても見やすくてよいです。いやマジで。ティム・バートンの世界はそれはそれは素晴らしいんですけど、まあ、こってりしてるっちゃあこってりしてるんで筋を追うのとあの世界を見つくしたいという気持ちでとても頭の中忙しくなるので、たまにはあっさりとシンプルに見られるのも歓迎ですよ。

そんでもって「ジャック」。ニコラス・ホルトくん大きくなりましたなあ(しかし生え際ちょっとヤバい風味?)。特に取り柄のないフツーの青年ぶりがとってもいいです。そしてなにより、ユアン・マクレガー、かっこよすぎる。今回ユアンが主役といってもいいくらいの大活躍。惚れた。

どちらの映画もとても好みの映画でした。

では、どっちが面白かったかというと、
断然、わたしは「ジャック」ですよ。
いやあ、ハラハラしたしドキドキした〜。話はシンプルなんだけど、伏線がけっこう張ってあってニヤっと出来るところあるし、巨人たちの権力争いとか結構細かいところが練られてて大人がみても楽しめる感じになっております。
「え〜ジャックと豆の木の映画〜?」てな感じで二の足踏んでる人には「そんなこと言わずに見て見て〜」と勧めたい映画でございますよ。

あ、そうそう、「ジャックと豆の木」といえば歌うハーブだったと思ったんだけど、これはちらっと映るだけで、特に話にからむことなかったです。金の卵を産むアヒル(にわとりだったか?)も登場しなかったです。


2013年02月24日

ダイ・ハード/ラスト・デイ

さて、アカデミー賞ですよ。
去年はまあ「アカデミー賞授賞式」てな特にどうってことない感じの授賞式でしたが、今年は「TheアカデミーSHOW!!」 って感じで非常に楽しくてよかったですよねっ。やっぱりアカデミー賞はこうでなくっちゃ。
前回のあまりにも地味でプログラム通りにつつがなく進行しておりますよ、っぽいルーティンな感じにアカデミー賞終ったか・・・とほんのり思ったりもしたんですが、盛り返してよかったよかった。

で、まあ話題は全然変わりまして『ダイ・ハード/ラスト・デイ』観ましたわよ。

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あら?この前トム・クルーズの『アウトロー』で悪いヤツやってたあんちゃんが今回はブルース・ウィリスの息子になってるじゃないですか。
売れっ子なのかしらん。
でまあ内容ですが、とりあえずアメリカのノー天気な核の扱いに対してはもう何もおばちゃん言いません。あきらめました。が、しかーし、今回、なんすかこの話、別に『ダイハード』でなくても良い話ではないですか。
つうかこれダイハードじゃなかったら、”ぼくの考えた、こくさいてきな、わるいひとたちのお話”的な、ひねりのない話で最後までつきあってませんよ〜。
このいっこ前のケビン・スミス出てた4が面白かったから期待してたのになあ、がっかりさ。
あと車もベンツだらけでちょと飽きた。
まあ、でも98分なので許すことにするか。
それにシリーズも何作か続くとこういうのも一個くらいは混ざるのもある意味しょうがないか。(と弁護してみる)

6出来るんなら、今度はどうか頑張ってくださいまし。期待してまっせ。

2013年02月03日

アウトロー

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『アウトロー』観たよ。
なんか、ロバート・デュバル出てなかったら映画じゃなくてアメドラと言われても納得できるようなこぢんまりとした映画やったわ〜。

トム・クルーズもすんごい男ってふれこみで登場した割りには地味なこつこつ捜査で目新しいヒーローって感じもなく。
トム・クルーズの強さ表わすのが酒場の外で複数の相手と喧嘩、コテンパンってあまりにもお約束すぎー。
検事と弁護士の父娘もふたりの間に何か抱えたものがありそうな感じなのに、それが明かされることもなく。
犯人たちがどこでどう結びついたのかよくわからん感じ。
スタンガン野郎は「後からなんでこの組織に入ったかわかる」とか言ってたけど、後でその説明あった〜??。わたしも説明の間スタンガンで気絶しとったか?エンドロール流れても、なんで悪の仲間になったか全然わからんかったよ。

拳銃おいての素手の殴り合いもいる〜??

なんか昭和臭のするヒーローやったです。


原作読んでないんがあかんかったんかな、なんだかこういろんなことが説明不足で、すっきりせんかったですよ。
シリーズとか言ってるんで後々解明されるんかなー。

でも二時間以上あっていろいろもやもやしながらも最後まで見られたっつうことはトム・クルーズのスター力やっぱ強力なのかなーとほんのり思った上映後。


2013年01月27日

ライフ・オブ・パイ/トラと漂流した227日

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『ライフ・オブ・パイ/トラと漂流した227日』観ました。

痛い痛い痛い〜。トビウオ痛てえ〜。
面白かった!。良い映画でございました。なにかまだ心の中がざわざわしております。

いやあ、『ライフ・オブ・パイ』もう本買って7.8年、積ん読のままだったんですが、いやあ積ん読で正解。ラスト知らなくてよかったー。
最初の動物園のシーンからもう画面にくぎ付けでした。

見ながらずっと昔読んだ『たった一人の生還―「たか号」漂流二十七日間の闘い』の壮絶漂流記を思い出してたんだけど、「たか号」漂流27日、読んでるこっちが大洋にひとりぼっちの果てしなく長く長く続く孤独と絶望がびしびしと伝わって息苦しい感じだったのに227日ってそらもうパイ過酷なんて言葉じゃたりないにもほどがあるっつうやつですよね。
それが前半の家族の話や信仰なんかと、あいまってぐるっとひとつの宇宙になってるのがすごいなあと。

たか号の人は漂流途中、大漁旗を揚げた漁船が大漁節を大音響で鳴らしながらをやってくるっていう幻想を何度も見たってあったけど、あのミーアキャットの島もそれと同じような感じなのかなあとしみじみ思っておりました。(トビウオもたか号でも出てたような記憶)

ジェラール・ド・パルデューは流石、あんだけの出演時間なのにあの憎たらしい演技が後半に大きく働いとりました。あの保険屋さんの説明なくてもどれが誰のことかすぐにわかったよ。

ママジはぐっさん似でござんしたね。

アカデミー賞、撮影賞だけでなく脚色賞もとってほしいなあ。

2013年01月20日

テッド

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『テッド』観たよ。
シニカルな話なんかなーと思ってたらけっこう直球なハートウオーミングな話でございました。
やっぱ小ネタ面白いね。わたしたち年代には80年代ネタは恥ずかし懐かしで良いですね。
しかしブランドン・ルースの扱いにはワロタ。

最初の1985年のクリスマスのシーンでプレゼント、「キャベツ人形」やら「スターウォーズ」とか「ニンテンドーゲーム機」とか当時の人気オモチャ、ちゃんと調べてていいわーとか思ってたら「ニンテンドー」は1989年の発売で映画の85年当時はまだ出てなかったらしい。なのでこのシーンは時代考証的にはちょっとしたミスなシーンらしい、と小トリビアなど。

それにしてもマーク・ウォルバーグの彼女役、ミラ・クニス、「モダンファミリー」のクレアとフィルの長女ヘイリーと見れば見るほど似てるよなあと思ってググったらわたしと同じことを思っている人が百万人くらいいました。そうかやっぱり皆そう思うよね。
でもって声も似てるんですよね。
てなわけでツーショットもあったよ。↓
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似てるね。

ジョバンニ・リビシ登場した瞬間、これだけで退場するわけないやろうと思ってたらやっぱしその期待に応えてくれました。

『Family Guy』日本のFoxでも放送してくれんかなー。

2012年12月30日

ホビット 思いがけない冒険

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ガンダルフのお助け力、ハンパねー。
てなわけで『ホビット 思いがけない冒険』観ました。

そうか今回も三部作だったか。それ知らずに見たのでラストでえ?これでおしまい?と驚いてしまいました。
間抜けすぎ。
次作はいつなの、早くみたいです。

すごい最先端のCG使ってるんだろうけど、ちょっとほのぼのと、ところどころ、『シンドバッド虎の目大冒険』的なまったりしたテーストが感じられて古き良き時代の特撮的な懐かしい感じがしたのがよかったです。原作の『ホビット』が『ロードオブザリング』よりも対象年齢低めに書かれてるのが関係してるのかな。

今回は3Dで見たんですけど、やっぱりわたしは2Dでいいや。っていうかすべての映画2Dで全然OK派です。3Dよりもなんでか知らんけど2Dのほうが世界が広く見えるんですよね。
ってまあ年とってるので新しいことに順応できない言い訳なんですけど。ほほほ。

というわけで今年の見おさめはこの映画でした。
来年もどうぞよろしくー。

2012年12月11日

007 スカイフォール

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『007 スカイフォール』観ました。
Mを脂の乗ったふたりの色男たちが奪い合い!
そして枯れたいぶし銀の男には優しくエスコートされ、うらやましいぜM!
てな感じの映画でした。(ってちがうか)
いろんなお楽しみいっぱいで楽しかったし面白かったわ〜。
やっぱ衣装も音楽も車も小道具もかっこよくてなによりも画面見てるのが楽しいんだよねー。007って。

ジュディ・デンチとダニエル・クレイグの青い瞳がきれいでした。普段そういう瞳の人を実際に観てもそんなに思わないんだけどスクリーンだとなんだかすごくきれいに見えるのはなぜ。(ってそういう風に撮ってるからか)

それにしてダニエル・クレイグと一緒に映った時のハビエルの顔の大きさにちょっとビビってしまいました。もしかしてハビエルのとこだけフィルム伸びちゃってるのかしらんと思ったくらい。ダニエルの顔が小さいのか実際ハビエルの頭デカイのかどっちなのかしらん。

Qのベン・ウィンショーは「パヒューム」の時はイノシシみたいな子やなあと思ってたんですが、今回男前になっててびっくりしました。つくづく男前になる若手予想の苦手なわたし。
(でもニコラス・ホルトやジェリー・オコンネルがあんなに男前になることは誰にも予想できないよね〜)


ボンドがスコットランド出身とは知らんかったよ。そうかスカイフォールってそういう意味やったんか。

2012年11月04日

飛行機で見た映画

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旅の行き帰りの機上で見た映画は「ロック・オブ・エイジズ」と「アヴェンジャーズ」。
「ロック・オブ・エイジズ」は、トム・クルーズの左乳首の主張の強い映画でござんした。
まあ、それ以外は特に印象のない話っつうかなんつうか終った瞬間え?これで終わりっつう、特にどーーってことない話でした。
ミュージカルって舞台で見るとストーリーはさておき生歌の力が見てる人を引き込むと思うんだけど、映画ではその生歌の力があんまし発揮できないのでストーリーが緩いとちょっと苦しいかなーと。そう考えると映画の「ヘアスプレイ」とか「ヘドヴィク〜」とか「シカゴ」とかミュージカル映画として良くできてるよなあとしみじみ。

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(やたら存在を主張する乳首)
なんか「キャストアウエイ」無人島のトム・ハンクスの乳首も主張強かったなあと10年以上も前の映画を思い出したりして。

「アヴェンジャーズ」は
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シュワルマ、これにつきるでしょう。


2012年08月23日

トータル・リコール

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『トータル・リコール』観ました。
あら?火星は?
てなわけで、今作は旧作と違って火星の”か”の字も登場しませんでした。
そんで旧作は、あらいろいろあったけど結局は酸素の物語なのね、と思ったけど、今回は通勤列車の物語なのね、と思いました。(ちがうか)

レン・ワイズマンだけあり『アンダーワールド』で見られたようなきっちり作り込まれた『トータルリコール』ワールドでございました。俳優さんたちも皆よかったし、ちゃんとした映画でござんした。

だけど、わたしはヤッホーイという感じのアホくさい祭り感たっぷりの旧作のほうが好きかなー。
だって、公開して20年以上たつのに記憶に残るシーンとかあるのがやっぱり、映画的グレードなんかとか関係なく”なんかある”、映画だったんだなあと思ったのでした。


2012年08月04日

ダークナイト ライジング

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 『ダークナイト ライジング』観ました。
『インセプション』チームが頑張っとられましたね。

やっぱりクリストファー・ノーランの世界好きやわー、出てる俳優さんも皆良いわ〜、バットマン登場すると画面しまるわ〜、でも内容的には前作ダークナイトのほうがちゃんとしてるよなー、でも三部作の一部と考えるとこれはこれでいいのかもとか思いながら見てて、
同時になーんも内容を知らんかったんで、後半のあの人の告白にわたしもバットマンとおんなじくらい驚きました。

でもぐりぐりされてるバットマンみながら、あれ?、でもあのぐりぐりの人があんなにメラメラと復讐に燃えてる強い理由ってどっかに伏線とかあったけかな、もしかして、いきなり冒頭でベイン一味として出てきた
この人↓のことを

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えー、どっかで見たことあるけど、誰だっけ誰だっけ、ああ、クリミナルマインドのJJの旦那か!とぼやーっと10分くらいと考えてる時になんかそれっぽいほのめかしとかがあったのかしらんと、不安にもなったりして。
むー、よくわからんかったんで、もう一回見てみるか。
そして数十日も閉じ込められた300人越えの警察官が脱出できた時あんなにぴんぴんして小奇麗だったのもちょっと不思議やったですよ。

それにしてもクイン(@デクスター)。あんた、こんなとこでそんなことしてたらマイアミ署での立場がますます悪くなりますよ。
そしてマシュー・モディーンがあんなわかりやすい単純なヘタレな役なんてイヤー。もっとひねくれたヘタレにしてー。

2012年06月02日

ドライヴ

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『ドライブ』観ました。
面白かったわ〜。
この映画で初めて、ライアン・ゴズリングがカッコ良い部門男優って扱いに納得できました。
確かにかっこよかったです。
だって、初めてライアン・ゴズリング見たとき、なんてチェビー・チェイスに似てるんだと思ったので。っていうかこの映画観るまで男前扱いに「うそーん、どこがー」と心で異論を唱えておりました。

ちなみにライアン・ゴズリング、チェビー・チェイスに似てる説は今まで誰にも賛同されたことがありません。(哀)

drive2.jpgdrive3.bmp
チェビー               ゴズリング

似てませんか〜。

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おっと、ツーショットを見つけました。
親子に見えるよね。うん。(ひとり納得)
ライアン・ゴズリングもあと30年もすればチェビー・チェイスみたいな顔になるはず。


「幸せの教室」と今回の「ドライヴ」、この一か月に2回も映画の中でブライアン・クランストン見たよ。今回は「幸せの教室」と違ってとっても良い役でございました。
それにしても、良く切れるナイフって怖いね〜。
あのシーンにぶるぶる。

2012年05月26日

メン・イン・ブラック3

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『メン・イン・ブラック3』観たよ。
ジョシュ・ブローリンがんばっとられました。トミー・リー・ジョーンズの走り方の真似うまいなあ。
わたしの大好きなコインロッカーに住むエイリアンたちは出るかなーと期待してたけど出なかったのはちょっとがっかりだったけど、前半ちょっといろいろパンチ足りないかなあと思ったけれど、まあ、それはよしとしよう。
だって、
ま、まさかまさか、このシリーズで感動して涙でそうになるとは・・・。
ラスト胸熱でございました。


2012年05月19日

幸せの教室

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『幸せの教室』観ました。
潔ぎよすぎるほどの中年男のドリーム全開の物語でござんしたですよ。

学歴が足りないって理由で大型スーパーを首になったさえない中年男が、入学したコミュニティカレッジで初日から(それもまだ教室に入る前、駐車場でいきなりですよ)、若くてかわいい女の子から友達になろうと言われて、服やら部屋やら手とり足とりよい感じに改造&世話やいてもらって、その上、コミュカレの美人先生ジュリア・ロバーツに惚れられる、って、なんかもう中年のおっさんが死ぬ前に見る幸せな夢のほうがまだ遠慮がちかも、ってな感じに話が展開されておりました。


ジュリア・ロバーツの旦那がブライアン・クランストン(ブレイキングバッドのウォルター♪)で、ジュリア・ロバーツったら小説家を名乗ってるけど家でネットばっかりで無職同然の夫を批判しまくりなんだけど、あんたが次に選んだトム・ハンクスも夢や希望を持ってるかもしれないけど今んとこおんなじ無職でっせ〜、と思わず突っ込みを。

まあ、でも映画98分で短かったので、よしとしよう。
飛行機の中で、ぼやーーっと途切れ途切れに見る映画としてはよいかも。
途中、機内食やら飲み物サービスやら乱気流やらで中断入っても全然腹立たないムード。

あ、そうそう、ジュリア・ロバーツ、老けたせいか、ちょっと顔が長くなってて、時々サラ・ジェシカ・パーカーに見える時があったよ。

2012年04月21日

バトルシップ

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『バトルシップ』観たよ。
やっぱ日本人が活躍するのあっちの映画で見るのキモチ良いわー。

が、しかーし、盛り上がり10分のために残りの120分、小学4年男子向けの話に耐えるのがけっこう厳しかったっす。
「トランスフォーマー」の偉大さをしみじみ感じた本作観賞でござんした。

2012年02月12日

ドラゴン・タトゥーの女

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『ドラゴン・タトゥーの女』観ました。
ヴァンゲル家の消えた少女の謎を解け部分はスウェーデン版横溝正史みたいな。

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消えた少女ハリエットは写真の感じから長じた姿はティルダ・スウィントンが絶対演るよ、ベンジャミンバトンにも出てたしとか思ってたけど全くの予想違いでござんした。とほほ。
それにしても、ダニエル・クレイグは世界一拷問シーンで輝く男じゃないかしらん。わたし過呼吸になりそうでした。
ビニール袋怖すぎる。
そしてモザイク無粋すぎる。キィー。

かっちょいい映画ではあったけどこれって続きありの前提の一本なのかしらん。
ヴァンゲル家の謎を解け編は解決したけれど、ドラゴンタトゥーの彼女の背景や過去いろんなこと彼女の描写が中途半端な感じがしましたが。
これ一本で一物語としたらちょっと物足りない感じのまとめ方かなあ。
でも三部作の中の一作目、人物紹介編としたら良い感じではないでしょうか。(とエラソーに語ってみる)
是非三作全部作ってすっきりさせて欲しいです。

2012年01月11日

宇宙人ポール

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『宇宙人ポール』観たよ。
やっぱりロードムービーいいわー。コネタも楽しくっていいわー。
コミコンのシーンでは『ビッグバンセオリー』のシェルドン、レナード、ラージ、ハワードが映ったらいいなあなどと思ったりして。
現在が舞台でポール追跡するのにあの組織だったら衛星使ってとかの最新機器でピンポイントでイケそうな感じがするんだけど、無線&電話がメインってのがよかったですね。そういえば携帯すらも出てこなかったような気が。徹底してますなあ。

最後のグィネスママのシーンはちょっとバックトゥザフューチャーだけでなくコクーンなんかも思い出しました。

インディジョーンズのショートラウンドの名前が出てきたので今どんな感じなのかなーとググってみたら画像がけっこうありました。

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ショーティ


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2011年コミコンでの彼。


柔道着少年の名前、キース・ナッシュ(Keith Nash)の意味がわからなくてもやもやする〜。

2011年11月26日

コンテイジョン

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『コンテイジョン』観ました。
人気がないのでしょうか、なぜか一人ぼっち観賞会でした。いつも一人ぼっち観賞会はうっすら怖い感じがするんですが、今回に限っては、よしよし、これならだれからも感染しないぞ、と妙な安心感がありました。

こういう感染拡大パニックものって、ちょっと食傷気味な感じなので、まあ、あんまし期待しないで見てたんですけど、いつもと違って、ギャラもプライドも高そうな女優さんたちがあっさり死んでしまうのが、目新しくてよかったです。あと、演出過剰(グイネスの感染演技がちょっとエクソシスト入ってて怖かったこと除いて)な感じなくて、ノンフィクション的な感じで淡々と話が進んでいくのもよかったすね。

なんでこの菌が誕生したのか、て理由はそんなに驚きはなかったけど
マット・デイモンが太ってたのはおったまげた。ボーンの面影なし。
15キロ増量したっつうインフォーマント!(2009)の後すぐ撮影したのかな。

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そんなに太ったかなあオレ・・・・。じゃあ、脱いでみるよ。↓

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ぼよよ〜ん。

2011年11月09日

猿の惑星:創世記(ジェネシス)

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『猿の惑星:創世記(ジェネシス)』観たよ。

さて、隣の人ですよ。チンパンジーにボコられ、爺さんに車壊され、最後はあんなことになって、あまりにも理不尽なひどい目あわされぶりに、コメディ的要因としてでサウスパークのトレイが演ってるのかと思ってました。
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隣の人                  トレイ

ってこうして並べると違うか。


そしてジーザーの「NO---!!」は「立った立ったクララが立った」並みのカタルシスでしたわよね。

で、ジェームス・フランコ。
あんなことを起こした張本人だし、あんな大ごとになった後でも「家に帰ろう僕がおまえを守ってやる」とかズレたこと言ってたり、アカデミー賞の司会でふてくされたりもしてた人ですが(これは違うか)許してあげて〜。
疲れてたんですよ、リスゴー父ちゃんのアルツハイマー介護で。

ひとつ屋根の下に家族といえども人間語が通じない人がいたらそらーもう想像を絶する大変さですよ。
ヘルパーさん入れてたとしても、フルタイムで仕事持ってる人間が一人で自宅介護ってそら無理無理。

ジョン・リスゴー、介護士さん相手に暴れてたあの感じじゃ、劇中では描かれてなかったけど、不穏はもちろん、たぶん、徘徊もあり、失禁もありとみた。それにジョン・リスゴー195センチもある大男ですよそれを、抑制するってフランコもうへとへとですよ。昼間会社で働いてその後、家でそんなこと毎日してたら判断力もなくなりますって。
リスゴー父ちゃんたぶん夜もぐっすり眠ってくれてるって感じじゃないだろうし。息子フランコ、きっと夜も何度も起こされて大変だったはず。(赤ちゃんシーザーが夜泣きしたときに睡眠中なのにもかかわらずベッドから出てあやしに行ったシーンから、そういうことに手慣れてると想像)

あの猿の飼育係が赤ちゃんシーザーを連れて帰ってくれって言った時に乗り気でなかったのも、彼が冷たいからじゃなく家の中に人間語が通じない生き物がまた増えるのかそんなキャパ、オレないよ、って感情からだと思うですよ。そんでまあ、連れて帰ってしまうのが彼の弱いとこだと思うんですけど。

てなわけでジェームス・フランコ許してあげて〜。

それにしてもゴリラ隊は男前ぞろいでございました。

2011年11月05日

ミッション:8ミニッツ

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『ミッション:8ミニッツ』観ました。
面白くてびっくら。
わたしだったらあんな目に何度もあったら寿命30年縮まるよとか思ってたら、なるほど、そういうことだったのか、と感心。
ラストみてから、グッドウィン大尉(ミラ・ファミーガ)の最初からのジェイク・ギレンホールとのセリフ思いだすとこれまた趣深くていいですね。
DVDになってから何度も見直してみたいな。
あの動きの少ないそして感情を抑制した中にいろいろ渦巻いてたことを知ってみてみるとなんか新しい発見ができそう。

そうそう、いろんな映画で走る電車から飛び降りてゴロゴローってシーンを今までたくさん見てきたけど、スピードのある乗り物から飛び降りるとその後、体がどんなダメージを受けるのか今回初めてリアルに知ることができました。そうだよねー、やっぱただのゴロゴロー、そしてむっくり起き上がる、なんて無理だよね。うんうん。
とストーリー以外のとこでも感心してしまう映画でございました。

『プリンス・オブ・ペルシャ』の時も思ったけど、ジェイクってそのへんの女優さんよりも寝顔がかわいい、つうかなんか魅力的なんすよね。セクスィーとかそういうのじゃなくてなんか口元が眠ってるときのワンコとかニャンコのハッピーな寝顔っぽいっつか。かわいいぜウリャウリャみたいな。寝顔にそんなこと言うのもなんかヘンですが。でもそのあたりがこの映画ではなんか効果的になっててナイスキャステイングと思いました。

2011年10月22日

グリーン・ランタン

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『グリーン・ランタン』観ました。
ピーター・サースガードのこの頭は素?それともCG!?

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(つるっとな)


そのことばっか気になって主演のライアン・レイノルズがすっかり脇役になってしもうたよ。

2011年08月20日

ツリー・オブ・ライフ

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眠れると評判の『ツリー・オブ・ライフ』観てみたよ。
恐竜が出たかと思えばなんと!下着泥棒も出てくるという摩訶不思議な空間でした。
そしてショーン・ペン一家はお母ちゃんが空を飛べるうえに長男は時空を超えていろんな場所に瞬間移動できるというミラクル一家。
予想を超える展開にアレルギーの薬を飲んでたにもかかわらず、全然眠くなりませんでした。

ブラピは厳しいお父ちゃんという話だと聞いてたんで、ずっと頑固おやじで長男のショーン・ペンが大人になるまで二人の緊張状態が続くのかと思ったら割と早くショーン・ペンがが思春期の時代に改心して、「ごめんね」と謝ったりして、予想よりはずいぶんマイルドな頑固おやじでござんした。

ってわたし宇宙だの生命の進化だのディスカバリーチャンネルチック部分以外のブラピファミリーの話はけっこう好きだったりしました。漂うノスタルジ〜な感じがほんのり『マルセルの夏』とか『マルセルのお城』とか思いだしたりなんかして。
いや、ほんと家族編はさすがの美しいシーンの連続で丁寧に作られてるんだなあとしみじみと。テレンス草原もいつものように美しく風になびいていたし。
そして、思わずわたしもシミーズ着てくるくる回ってみたい衝動にかられました。(嘘)


にしても、長い映画だったなあ。(これが一番の感想)

あの無駄なようなディスカバリーチャンネル部分差し込まれたのはさんざん劇中で語られていた”神はわれわれには理解のできないことを時々なさる”、の一部なのかも、何か見えない力が監督にそれをさせたのでしょう、そしてそれをわたしが観ることも神のご意思なのね、と好意的に考えてみるのはどうでしょう。ちがうか。

最後にちょっとだけ真面目に。
あのディスカバリー部分ってすべての映画で、いや、小説もあるか、この世に生きるものの根底として、基本的に物語の中で暗黙の了解として流れてるもので、それをわざわざ描くと野暮になるから皆あえて描かないことにしてるんだと思ってたんですけど、うーむ、認識ちょとズレてたかな。

2011年08月06日

トランスフォーマー/ダークサイド・ムーン

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『トランスフォーマー/ダークサイド・ムーン』観ました。

むー、ガンダムのカップヌードルのCMにしてもそうだけど、こういうでっかいロボットが街中に立って動いてる姿ってなんであんなに見ててわくわくするんでしょうね?不思議だわ。

一週間前の土曜ロードショウ『トランスフォーマー・リベンジ』でのオプテマス先生のTwitter実況を観て予習をしていたので、今まで、どっちがええもんでどっちが悪いもんかわかりにくかった戦闘シーンが今回はいつもよりもよくわかって見えたよ。ありがとうオプティマス!

にしても三作目なのに、元のキャストはほぼそのままで、フランシス・マクドーマントやパトリック・デンプシー、レナード・ニモイも加わり豪華な俳優陣でびっくりしました。フツーこうゆうシリーズもんってどんどん後になればなるほど出てる俳優のスターエキスが薄くなっていくじゃないですか。混沌なまま主人公変わったりとか。それなのに今回マルコビッチまで出るなんて!そんで彼ヘンな怪しい秘密ありそうな社長の役なのに特になんつうことなく後半フェードアウトしてしまうテキトーさが、大雑把なストーリーと相まってよかったのではないでしょうか。(ほんとか)

新ヒロインはきれいなんだけどやたら唇唇しいアップが多くてわたし夜なんか唇の夢でうなされそうでした。

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嗚呼、唇

にしてもシリーズ最大の謎は”あのサムはなんであんなにいい女にばっかりモテるのか”ということのような気がするんですが、どうでしょう。

2011年06月25日

SUPER 8/スーパーエイト

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『SUPER 8/スーパーエイト』観ました。
『ET』とか『未知との遭遇』とかのオマージュって言われてるけど、『がんばれベアーズ』も入ってるような気がするのは気のせいか。
火薬クンを観てベアーズのこの人を思い出してました。似てませんかー。

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火薬くん                      けんかっ早いタナー

2011年06月18日

X-MEN:ファースト・ジェネレーション

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『X-MEN:ファースト・ジェネレーション』観たよ。
面白かったわ〜。ケヴィン・ベーコン、イイ。
っていうか今回、オリバー・プラットはオリバー・プラットなのに、ええー?もう?とかあんな方々がチラリとお姿を見せたりとキャストがなにげに豪華。
ニコラス・ホルトがハンクで、男前になった今の彼じゃなくて子供のころのちょいダサの感じを思い出させてくれる役でなんかほのぼのしたりして。
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ハンクだよ
(本編のシリーズではケルシー・グラマーが演っておりましたね)


X-MEN候補生を若き、プロフェッサーXとマグニートがスカウトに行くとこと訓練するとこもわくわく。
家に帰っておもわず『X-MENファイナルディシジョン』を見直してしまいましたがな。


しかし、ケビン・ベーコンチームのミュータントメンバーはいでたちが皆、お水風なのはなぜだったのじゃろうか。

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ママとラウンジでくつろぐケビン・ベーコン
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ママ(エマ・フロスト)                    チーママ(エンジェル)
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ホスト(リップタイド)                 ホストクラブ雇われオーナー(元ホスト)(アザゼル)

2011年05月21日

SOMEWHERE

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『SOMEWHERE』観ました。
とりあえず思ったのは
1.フェラーリって荷物のトランクが後ろでなくて前にあるのね、
2.背の低い男優はインタビューで女優と立つ時、踏み台に乗るっていうのは本当だったのか、
てなことか。

エル・ファニングちゃんはとってもかわいかったなあ。
エッグ・ベネディクトがむしょうに食べたくなりました。あのオランデーズソースのレシピを教えてほすぃ。

とかいいながら終始一貫気持ちの底のほうで、榛野なな恵『Papa told me』を読んだ時感によく似た、”こんな大人に都合のええ小学生がおるか!”という気持ちが小川のようにさらさら〜と流れておりました。

男はいつまでたっても大人になりきれず、女は少女の時からもう大人、でも大人びていてもまだ子供、唐突に涙を見せて揺れる不安定な心を見せてみるってのもベタやのうという気持ちもさらさら〜っと。

あとスティーブン・ドーフみたいな生活でなくてもああいう虚しさと孤独感、自己嫌悪感って万人にあるものだと思ってたんですが、違うのか?

ってこれはきっとたぶんわたしがソフィア・コッポラの映画劇場でちゃんと観たの初めてなせいで、ソフィア世界の暗黙了解にある何かを理解してないのがこのもやもや〜とした気持ちの最大要因な気がするけどどうでしょう。


2011年05月15日

ブラック・スワン

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痛い痛い痛い痛いいたーい、イテテテテ。
頭くらくらするくらいの痛いシーン満載じゃありませんか。
白鳥の湖というより鳥肌の湖、みたいな。
想像してた話と全然違ってました。

「レスラー」が、ザ・レスラーのお仕事なら、これはザ・バレリーナのお仕事、ってな感じでしょうか。
いや、
「レクイエム・フォー・ドリーム」が麻薬中毒、「レスラー」がプロレス中毒、でこれはバレエ中毒てな感じか。(ちがうか)

ベテランダンサーのウィノナ、ナタリーポートマンと似てる人選んだなあと、思ってたけど、やっぱそれっていろんな幻影の効果高めるためなのかしらん。それともウィノナって存在もナタリーポートマンが創り出した幻影?

2011年04月16日

ガリバー旅行記

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『ガリバー旅行記』観ました。
Imdbとかいろんなとこで星の数が少なかったのであんまし期待せずに行ってみたんですが、そんなにがっかりする感じでもなかったよ。
そしてハードル低く行ったせいかリリパット国の建物とか庭園とか街並みがとても素敵でびっくり。おとぎ話〜なファンタジーな感じももちつつ、細かいとこが凝ってていろんな角度から見てみたくなりました。空撮風に街全体が見えた時は圧巻って感じでした。
でもって「アバター」やら「スターウォーズ」やら「タイタニック」の使われ方がこれまた楽しくてよかったです。
最初、JBが海岸で小人たちに足かせをつけられてそれを引きちぎって暴れるシーンはJB自身が出てた「キングコング」のパロディからしらんと思ったりして。
JBはいつもの王道JBで安心の安定感(目新しさがないといえばそうかもしれ・・・ゲフンゲフン)。
でも最後の”戦争反対”の歌はちょっといらんかったかな。
あんまし難しいこと考えずにちょっとなんか軽く映画観たいときにはちょうどいい映画でございました。ファミレスで楽しくご飯食べる的な、スタバでコーヒー飲む的な。


ちなみにわたしこの映画が今年初めての映画だったりして。
スタート遅すぎだわん。

2011年02月17日

いろいろ漫画

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『JIN仁』最終巻
おお、村上もとかの漫画なのに20巻くらいで終わったよ。
なにか村上もとかの漫画ってとーっても長いって印象あるので。
とか思っていたら20巻でも連載10年も経っていたのでした。やっぱ長いな。
最終巻はとてもいい終わり方だと思いました。

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山岸涼子『テレプシコーラ』
これも最終巻。でもって同じく連載10年。
ええー、これって第二部の終了で第三部とかあるんかと思ってたのに、最期のセンセイのあいさつ文によるとこれで終わりっぽい。
六花ちゃんがコリオグラファーになって大人の女の人になるまでやってくれるのかと思ったのにぃ。
また気がむいたら後日譚などセンセイよろしくお願いします。と日本の片隅で叫んでみる。
毎巻素敵な表紙絵だったけど、今回の表紙絵がわたし的には一番好きでした。

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でもって井上雄彦『リアル』
これも連載10年目ですと。
これはまだまだ続きそうですね。高橋くん、やっとバスケを始めそうなムードです。

2010年12月14日

そら

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ウィリアム・テルですがな。(「ロビン・フッド」の感想みてね*)
頭に載せたリンゴ射抜くのは。

素でロビン・フッドやと思もてました。ほほほ。
なにせ、わたし、森ガールでないので森ボーイの区別がつかなくて・・・。(なんのこっちゃ)

そして、そうそうロビン・フッドといえば榊原郁恵が「ロビン・フッドここにあり♪」ってロビン・フッドって名前の自転車のCMしてなかったっけ?
とふと思たんですけど、調べたら榊原郁恵は全然そんなCMしてないのでありました。そうか郁恵ちゃんは「愛しのロビン・フッドさま」という歌をうたってたんでしたね。
そして長年舞台で演っていたのは、ピーターパン、と。
で、「ロビン・フッド」自転車CM、してたのは白雪姫の天地真理でした。

ややこしすぎる。

2010年12月11日

ロビン・フッド

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『ロビン・フッド』観ました。

ちなみに、頭の上に乗せたリンゴ、射抜くシーンはなかったよ。

ってそんなことはさておき、リドリー・スコットでラッセル・クロウなんで期待してたんですけど、ちょと今回はいまひとつやったかなー。
ラッセルのロビン・フッドが「プライベート・ライアン」のバリー・ペッパーばりに弓矢をびしばし決めてくれるところもそんなになく、ロビンの愉快な仲間たちもそれぞれ得意な武器持ってるのにただ愉快なだけで武器使った決めシーンもなく、クライマックスの戦いのシーンは「プライベートライアン」ノルマンディ上陸シーン+「トロイ」ギリシャ軍のトルコ上陸シーンミックスしたみたいだしで、なんかこう、すかーーーっとしたシーンが全然ないっすよ。ぷんすか。
冒頭の森のシーンは「グラディエイター」みたいだったし。


でも俳優さんたちが皆よかったので、最後まで退屈はしなかった感じかな?
今回、マーク・ストロングは頭つるっつつにして(ヅラとっただけとも言う)まぶしいほどだったし、ケイト・ブランシェットは相変わらず神々しくてなにか発光してるような未亡人だったし、ウィリアム・ハートもマックス・フォン・シドーもマーク・アディもイイ!
そしてエンドクレジット、かっちょいいじゃありませんか。
そしてそして!なにより!ちらっとしか映らないけど、ロビンと一緒に寝るワンコがむちゃくちゃ可愛いかったー。

てなわけで、よかったのか悪かったのか?
まあ、時々はこんな映画もあるさということで、これからもリドリー・スコットの映画楽しみに見ていきたいとおもいます。

あ、そうだ、ラッセル・クロウ脱ぐシーンあるけど、あれって絶対CG合成してると思うわー。あのぺったんこのおなか。CGじゃなかったら息止め?だって、服着てる時おなかボヨーンやったよ。

2010年12月04日

キス&キル

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『キス&キル』観ました。
『キューティ・ブロンド』の監督なんやね。
『キューティ・ブロンド』みたいな爽快感やカタルシスはないけれど、ラブコメ映画としてはフツーに楽しめる映画でござんした。

テレビをふとつけたらもう映画、15分ぶんくらい話が進んじゃってて、でも、何気に見始めたら最後まで見てしまってました、みたいなテンポの良さとシンプルさが、なんも考えずに映画みたい時にちょうどよいのではないでしょうか。
(前半には南フランス観光案内もあるよ)

ところで、
ラブコメって女優さんが映画の華だと思うんだけど女優のキャサリン・ヘイグルより男優のアシュトン・カッチャーのほうがなんか絵づら的にゴージャスに見えてしまったのはわたしだけかしらん。


2010年10月30日

エクスペンダブルズ

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『エクスペンダブルズ』観ました。
アーノルド・シュワルツネッガーが光の中からあらわれて光の中に消えて行くシーンにちょっと笑ろてしまいました。
そのシーンにはスタローンとブルース・ウィリスも一緒にいて、うわっ豪華、こてこてに豪華やん!と思いつつもこの三人の出演料を考えるとわたしの頭の中では昔の漫画みたいにレジスターがぐるぐる回転しまくり。このシーンが一番お金かかってるんだろうな〜思いつつみてました。

で、男優陣にお金をかけすぎたのか、ヒロインふたり。スタローンの毎度の趣味なのか今回もひじょ〜にびみょ〜。
っていうかあまりにも男くさい映画なので女優さんも男菌に冒されてしまってるのか、ちょっとニューハーフの女装といっても差し支えない感じのムードなふたり。(女優さんすまん)

やー、とにかく男臭しないシーンないってくらいのザ・男、おれたち男サイコー、男グレイト!なシーン満載。10キロ先からでもその男臭が感じられるようなとにかく男男臭い映画でござんした。(褒めてます)

エクスペンダブルズ(消耗品)っていうくらいだから、ジェット・リー、ジェイソン・ステイサム、ミッキー・ローク等など、どんどん消費されて惜しげもなく死んでいくのかとおもったら全然そうじゃなかったです。
なんか予算続くかぎり続編できそうな感じでござんしたよ。
もし、続編できたら新しいキャストに選ばれた人はスタローンからザ・男と認められたことで、それはそれは栄誉なことだと思います。なんて。


2010年10月21日

特攻野郎Aチーム THE MOVIE

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お久しぶりでございます。
なんだかバタバタしたり旅に出ていたりしたらあっという間に前回の更新から2カ月ほど経ってました。びっくり。

というわけで、『特攻野郎Aチーム THE MOVIE』が一番最近に見た映画かな。
旅に行く時の飛行機で観ましたよ。
ちっこい画面で見たので、あら?ハンニバル、えらく、リーアム・ニーソンに似た人が演ってるんだなーと思ってみてて、後でチェックしたら本人でした。そうか、リーアム・ニーソンだったか。

話の筋は特にどうって感じでもなかったんですが、見終わったら、Aチームメンバーたちの活躍が楽しくてドラマのほうでの彼らの活躍もまた見たい!と思ってしまう愛ある作りでなんか良い感じの映画でした。
たぶん、続編ができたら見に行く予感。

2010年08月12日

ヒックとドラゴン

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『ヒックとドラゴン』観ました。
ちょっと!すんげえ面白かったですよ!

ラストも完璧なハッピーエンドではないんだけど、
ヒックとドラゴンの二人の関係をより近くする感じで
すんごくいい終わり方。


オードリーの宣伝とベッキーの歌ですごくすごく損してると思うと残念でしょうがないっすよ。

2010年08月03日

プレデターズ

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『プレデターズ』観たよ。
エイドリアン・ブロディがものすごく肉体鍛え上げててえらいなあ、としみじみと感心しました。
ピアニストの時は向こうが透けてみえるくらいガリガリだったのに。(←ちょと大げさ)

話的には凄腕のスナイパーやら傭兵やら凶悪殺人犯やら、まあ殺しのプロたちが地球外生命体にさらわれて、謎の惑星に拉致、その地球外生命体の狩りの獲物になるって話なんですけど。
いろいろ突っ込みどころ満載で誰かと見たら楽しかっただろうなーと思いました。

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(裸足のハンゾー)

日本のヤクザのハンゾーが謎の惑星のジャングルにヤクザスーツで現れたのも、笑ったけど、それからすぐに、革靴脱いで裸足になったのも意味不明でナイス。ジャングルで裸足って・・奥さん。
日本人は家に上がる時は靴を脱ぐっていう情報ゆえ?
よその惑星にお邪魔する時には靴を脱ぐ、ヤクザは義理と礼儀は欠きません、みたいな。ちがうか。

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そして、どこの惑星かわからない場所なんですけど、いきなりピカピカに磨き上げられた日本刀がハンゾーによって発見されるのも、ナイス。

あと見事にセリフが少ない役者さん順に確実に殺されていくとても素直な筋書きなのでそこも見どころでしょうか。

殺しのプロばっかりの拉致された人の中で一人だけ医師がいるんだけど、彼、傷を治すでもなく、かといってプレデターズ彼に医学知識を求めている感じでもなく、特にこれといった活躍もするでなく、なんでかなーと思ってたら、なるほど、そういうことやったんやね、とそこはちょっと、お、と思いました。

てな感じでこまごましたとこはいろいろ楽しかったんですが、話はちょっと盛り上がりに欠けたかな。
なんつうかプレデターがちょっとしか出てこないんすよ。
これの前の「エイリアンVSプレデター2」のほうが、いちゃいちゃしてるカップルから殺される、みたいな、ホラー映画の原則にのっとったベタな感じの映画やったけど、エイリアンもプレデターもわらわら出てきて数勝負みたいで、そっちのほうがなんか盛り上がって面白かったすよ。

2010年07月22日

夜中に

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テレビをつけると「マイライフ・アズ・ア・ドッグ」をやってました。
これはわたし的に「ガープの世界」「ファビュラス・ベイカーボーイズ」と並んでオールタイム80年代ベスト5ランクイン映画なので、テレビでやってるといつ何時でもなにやっててもついつい観てしまうのです。

主人公のイングマルってほんと子供子供しい顔していいよなあと、これまた、いつみても思うんですけど、そういえば、もうこの映画公開されてから20年以上が経つわけで、彼は今、何してるのかなあと調べたら、おお、みつけたよ。

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1974年生まれなので今、35・6歳なのかな。
スエーデンのテレビ局でプロデューサーをされてるそうです。


2010年07月18日

トイ・ストーリー3

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『トイ・ストーリー3』観ました。

これってどういう終わり方するのか、むちゃくちゃ難しいよなー。
うーん。一番無難な終わり方だと、アンディがやっぱり大学生になってもおもちゃ遊びするっていうのは不自然だから、アンディに子供が出来てその子がまた・・・・・ってな、まあありがちな解決法を考えてみてたんですが、もちろんそんなありふれた終わり方でなかったです。(←当たり前)

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ロッツォの声は
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ネッド・ビーティやったんやね。

2010年07月11日

ヒーローショー

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『ヒーローショー』観ました。
どんな話か全然知らずに観たんだけど、まあ井筒監督なのでなんとなくそれ風の映画を想像してました。
が、ヤングマガジンで古谷実が描くような内容の映画だったのでものすごくびっくり。
なんかずしーんとくる映画やったですよ。観終わってもう数日経ってるんですが、まだ胸のなかで、なんかがもやもやと漂っております。
実はこの前観た、『告白』よりもこっちのほうが全然好きです。
残念なとこを言うとやっぱちょっと長いとこ(特に後半)かなあ。あとまあ、言えばいろいろありもするんだけど、でもそれを押し切るくらいに強いなにかがある映画だったですよ。

わたしジャルジャルってよく知らなかったんですが、ふたりとも演技がうまいんですねえ。びっくり。
ふたりとも勇気とユウキって同じ名前の、それぞれ元自衛官と漫才師って役柄なんですけど。
特に元自衛隊”勇気”演った、後藤くん、この映画みたあとジャルジャルTVで観たんですけど、えらくのほほんとおっとりとした感じの子でびっくり。映画では暴力の使い方が板についていてそれでいて孤独そうで、でも幸せを必死になって求めてるって感じの役だったんですよ。こんなに全く違う人を演ることができるなんて本当に演技うまいんやなあと、なんか日本の映画で若い人みて久々に思いました。

そしてもうひとりのユウキ、漫才師なんだけど、演技はもちろん、サラ金屋で軽く発狂して逃亡、袋小路に逃げ込み、しかしどこを逃げてもどの道を選んでも行き止まりってこの映画の一番印象的な場面を本当にうまく演っておられます。

もちろんこのふたりだけでなく出てくるキャラ全部ぴったりで神キャスティング。
特に鬼丸兄弟、一見の価値ありっすよ。


2010年07月10日

グリーン・ゾーン

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遅ればせながら『グリーン・ゾーン』観ましたよ。

好きなタイプの映画にもかかわらず、そして
はらはらどきどき職人のポール・グリーングラス監督なのに、なぜか今回はどうしたことか、まったくはらはらもどきどきもしませんでした。
なんでかな。
やっぱ最初から探し物のアレがあるかどうかわかって見てるからかな。

それとも、グレッグ・キニアとマット・デイモンがちょっと前に双子だった記憶が残ってるからかな。ちがうか。
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2010年07月03日

アイアンマン2

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『アイアンマン2』観ました。

深刻なことも深刻でなく、重大なことも全然重大でなく、あくまでもイエーイな感じで話が進んでいくのが相変わらずよかったです。

でも、ロバート・ダウニーjrのお友達役のドン・チードル。皆さんも思われたと思うけど、パート1のテレンス・ハワードのほうがやっぱよかったすよね。
いや、ドン・チードル好きなんですけど、
ロバート・ダウニーjrとテレンス・ハワードって、普通に見るとナルシストで自分大好き天才実業家と真面目な軍人な二人なんだけど、楽しい高機能おもちゃアイアンマン挟んだら、小学校高学年男子ふたりってな感じの、いい意味の男子〜な親友っぷりがよかったんですよね〜。
でもドン・チードルになると妙な分別が入ってなんか大人な感じがつまらんつうか。せっかくパワースーツ着て戦えるのに完璧に職業軍人として戦ってる風に見えるのが盛り上がりに欠けるっつうかなんつうか。(ごめん。ドンチードル)
つうかなんか、ちょっと泣きそうな顔で一生懸命戦ってるとこみたら、サラリーマンの悲哀とかそんなことまで感じてしまいました。

テレンス・ハワードだと、職務に忠実でありながら、そんで真面目な顔で戦っているんだけど、でも、パワースーツ、イエーイ、かっちょいいぜ楽しいぜってな感じを隠しきれないってな感じで後半の戦いがもっと楽しい感じになっただろうなあーと思うと、やっぱそこが残念っす。


2010年06月26日

孤高のメス

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『孤高のメス』観ました。
まず第一の感想は”肝臓ってデカいんやねー”。でしょうか。

フツーに楽しく観ました。
とにかく出てくる俳優さんが主役級から脇役級までみんなよくて、それでどんどんと見入ってしまうって感じの映画でした。
特に夏川結衣の最初は生活のためにイヤイヤ看護婦をやってるんだけど、堤真一と仕事をすることによって、仕事に対する姿勢が変わり、成長していくっていう演技、とてもよかったです。

でも、話はなんかちょっとご都合主義なとこあったり、いい人悪い人がものすごーくわかりやすく別れてたりで、なんだか漫画チックなストーリーやなあと思っていたら、これって漫画の「メスよ輝け」が原作やったんやね。
なるほどなるほどそれで、納得しました。
みんな俳優さんが上手いだけあってそのキャラの特徴がうまく出すぎてなんか却ってマイナスになってるつう残念なことになってるような気が。

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(メスよ輝け)

そしてすっかり純粋じゃなくなってるわたしはもしかしてこれって、ドナーカード登録キャンペーンの密かな草の根運動の一環??とか思ってしまったのでした。

2010年06月14日

告白

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こ、これは、わたしがずっと映画になればいいのにと熱望し続けてきた古屋兎丸の世界ではありませんか(、もちろん原作は違う人だということは承知っすよ)。思わぬ形であの世界が映像という形でみられるなんて、と感激。
最期までずっと引き込まれてみてました。
さすが中島監督みせますなあ。
松たかこはもちろん、木村佳乃、そんでもってただの若い男前ポジションだと思ってた岡田将生、みんなすごくよかったです。

とかいいながら、


うーん、でもちょっとどうだろう、
人を殺したことの罪をつぐなうとか命の意味なんかを思い知らせるということよりも、だれもが通るであろうあの中2病という病気真っ最中の子供を大人が、もうそこを通りすぎてしまった余裕と知恵で高みから、なぶってるかんじがしてちょっと復讐として対等じゃないというか、すっきりしないよなあと思ったのも正直なところ。
子供を亡くして基地外になってのあの一環の復讐行為だとしたら、なんとなく納得もできるけど、松たか子、母親としてじゃなくて、依然先生然として加害者たちに接してたし、冷静に旦那のメリットを利用したりもしてたし。それが静かに狂ってるってことっていったらそうなのかもしれないけど。

2010年06月05日

プリンス・オブ・ペルシャ/時間の砂

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『プリンス・オブ・ペルシャ/時間の砂』、観ました。
ぜんっぜん期待してなかったんですけど、意外とイイ!
ディズニー&ブラッカイマーなんですけど、「パイレーツオブカリビアン」のだらだらしたとこをスパーっと割愛しまくってアクションを一層痛快にして脇役たちも魅力UPにした感じでベタだけど楽しかったよ!
ベン・キングズレー(超目張り)、アルフレッド・モリナ(ダチョウ萌え)の超ベテラン勢の皆さまも非常に頑張っておられました。

そしてジェイク・ギレンホールの王子、想像よりずっとハマってます。なにより笑顔がかわいいんですわ。王子さまの!
胸毛わっさー、やったけど、それも、あの笑顔のおかげで男くるしい暑苦しいって感じでなく子犬の和毛(にこげ)風にかわいい感じにみえるからこれ不思議。

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美人と誉高いタミーナ姫が貫地谷さんに似ているのが気になったけど、まあそれも御愛嬌ってことで。

そして、時の砂のCGがちょっとアレかな・・とも思ったけれど、まあそんなこんなを含めても楽しい二時間でございました。

2010年05月15日

フィリップ、きみを愛してる!

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『フィリップ、きみを愛してる!』観ました。

ユアンの見事な乙女っぷり。かわいすぎる。完璧すね。
あまりにも可愛いすぎるので彼もまた詐欺士でジム・キャリーと騙し騙されなのかと途中まで思ってしまいました。
でもって、ジム・キャリー。
このままのトーンで映画が終わったら、超がっかりだーとか思ってたんですけど、わたしも見事に騙されてたよ!
別にハッピーエンドでもない(よね?)んだけど、いい感じのラストでございました。

それにしてもジム・キャリーの演ったスティーブン。バイタリティあるなー。
あの行動力、生まれる家庭と育った家庭が違ってたら違うほうに生かされてたのかなあと思ったりもしたんだけど、でもやっぱ、あの環境の生い立ちだからの行動力なのかな。

一番好きだったのが元奥さんとの関係。とにかく奥さん真面目かつ信心深い生活をよしとしているので、夫がゲイって知ったら断固拒否、ってな感じかと思ってたんですけど、それも神の御心と名目のいうフットワークの軽すぎるシフトチェンジでなんなく付き合い続けてるとこがなんかまたこの映画のトーン作ってて楽しかったですわ。

2010年04月08日

第9地区

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面白かったよ!
言われてる政治的風刺ってことよりも、わたし昔のデニス・クエイドとルイス・ゴセットjrの『第五惑星』を思い出しました。

最近いろんな映画でパワースーツ(モビルスーツ?)観ること多くなったけど、この映画でわたしも初めて「運転してみたい!ぶっぱなしてみたい」と思いましたわ。

話はヨハネスブルグの町の上に突如現れ浮かびっぱなしの宇宙船の空母、そこで弱ってたエイリアンが保護されて住宅をあてがわれるんだけど、その町がスラム化、地元住民の生活を脅かすようになった彼らの強制移住を政府は決定、その責任者になったヴィカスがとあることをきっかけに・・・・てな感じなんですけど。
これが笑いあり涙あり人情ありアクションありバイオレンスあり陰謀あり裏切りありと盛り沢山。

最初不思議だったのは宇宙船で他の星に来ることが可能で、かつハイテクな武器も持ってる高度な知能を持ってるはずのあのエイリアンたちがなんであんな不潔なスラム暮らしになるのか、あれだけの知能があればもっと清潔で快適で秩序ある環境を求めるんじゃないのかなー、おかしいなあと思ってたら、知識層である上層エイリアンたちは死んで、兵隊だけ残ってるみたいだよ、ってインタビューが挟まれて、なるほどーと、とりあえず納得。んでもってこのあたりがけっこう話の重要ポイントだったりするのです。

あと、ネタバレ→エイリアンの武器を扱えるのはエイリアンのDNAを持つ者だけ←っていいアイディアですよねー。

最初のほうで主人公のヴィカスが奥さんに下っ手くそな手作りプレゼントをあげてたシーンがあるんだけどそれがラストのシーンに生きててとってもよかったなあ。

2010年03月27日

ハート・ロッカー

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『ハート・ロッカー』観ました。

そらー、「アバター」と「ハート・ロッカー」やったら「ハート・ロッカー」のほうが断然アカデミー作品賞やんかねー。とおおうなづき。

はー。緊張したー。緊張しすぎて寿命が20日くらいは縮まったような気が。
だって爆弾処理ってフツーはひとつの映画のなかで一つあれば十分の手に汗にぎる大きな緊張の山場じゃないですか、それが連続してあるんですよ。これを緊張せず観れ、ちゅうのが無理な話でございますよ。

あと爆弾処理だけでなく、レイフ・ファインズ民間請負チームと合流したとこの遠距離銃撃戦、これも爆弾処理を上回る面白さ。銃撃の面白さはもちろん、ここが今までほんのり観てるこっちも殺意を覚えかけてた新リーダーのウィリアム・ジェームズ二等軍曹への見方が変わるポイントで、そのうえ、これまで最初から出てたサンポーン軍曹視線だったわたしたちのストーリーの追いかたが新加入のウィリアム・ジェームズ二等軍曹視線のほうにシフト出来るポイントになってる大きなツボになってるのが憎いわー。

でも、なにより驚いたのが、見られた方、全員思われたと思うけどやっぱガイ・ピアースよね!


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それとデスク仕事の大佐の人、ずっと↑ジェニファー・ロペス旦那やと思ってたけど、

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「デクスター」のデクスターの兄ちゃんやったんやねー。(隣はデボラ)
そしてこうして並べてみるとやっぱちょっと顔違うなあ。

2010年03月13日

シャーロック・ホームズ

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『シャーロック・ホームズ』観ましたよん。
予想してたミステリーチャンネルでやってるクラシカルな英国推理物風ドラマに男前ふたりってな感じとはちがって、
”CSIブリティッシュin19世紀末&時々スナッチ”、みたいな感じの仕上がりな映画でござんした。

ホームズのロバート・ダウニーjrもよかったけれど、ワトソンのジュード・ロウさすがの英国紳士が板についてかっちょいい。でも時々、ユアン・マクレガーに見えたのはなぜだろう不思議。

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(ユアンに見えませんか?)

そんでもって悪役ブラックウッド卿、
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(悪いやつだよブラックウッド卿)
登場した時から誰だろう誰だろう?どっかでみたことあるけど、うーむ、うーむと映画の終わるちょい前までずーーーっと考えてたんですが、やっと後半で判明しました。
「ワールド・オブ・ライズ」の
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ハニやんか。この人ほどズラ装着時と着用時とイメージの変わる人もちょっと少ないような気がするわん。

てなわけで、男前を見に行くには楽しい映画でござんした。
その他スコットランドヤード警察のメンバーたちも味あってナイス。

2010年02月20日

恋するベーカリー

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『恋するベーカリー』観ました。
アレック・ボールドウィンの胸毛がどっさーーーーー。全身ギャランドゥーというかなんというか尻の巣までつながってそうな胸毛に目が釘付けでござんした。
今回の脱ぎ要員は彼だったらしく、これが女優さんなら拍手喝さいを浴びていいくらいの見事な脱ぎっぷりでしたよ、ブラボー。

まあ、映画的には皆さんの予想を一ミリも裏切らない、まんまな映画でござんした。
既婚中年の恋愛がらみの話ってお金があるってのは重要なファクターでございますね。
人気ベーカリーのオーナーと成功した弁護士、逢瀬も高級ホテルのスィート、車はポルシェ、素敵な衣装、きちんと教育を受けた子供たち、こういう条件がくたびれた肉体の中年同志の恋愛をなんとか観られるものにしてくれておりました。(←エラソー)
これが安モーテルでの逢瀬、乗ってる車は車検落ちのカローラあたりでツーパンツスーツ&毛玉のできたセーターなふたりだと、ええ大人が分別のない!愛だの恋だの寝言は寝て言え、と憤ってしまいそうだけど、やってることは同じでも背景にお金かかってると観てるこっちもある程度のことは許せるのが、これ不思議。
お金の力って素晴らしいですね。
でもって何度か出てくるパンの焼きあがるシーン、料理の出来上がるシーンがそのいいにおいで油断すると漂ってきそうな加齢臭を頭の中からさーーっと消してくれるという、うまい作戦。
わたしもなんやかんやいいながらチョコクロワッサン食べたくなったよ。

それにしても外国の人って年取ってもセックスにかける情熱が、ハンパないんっすね。やっぱ農耕民族とは違いますですなあ、としみじみ。
でもって毎回こういう映画観ると思うんだけど、ハートウオーミング系の映画の中年の女のひとの下ネタってなんであんなに面白くないのじゃーーー。


そうそう、メリル・ストリープ、アレック・ボールドウィン、夫婦役で割といい感じに見えたんだけど、実際はいくつ同志なんだろうと調べたら、メリル61歳、アレック52歳、そんでそのふたりの間に入る、スティーブマーティン65歳てな感じ。なんだかんだいってもメリル・ストリープは若いでござんすよね。


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(ボールドウィン兄弟だよ。)
今回アレックはこの二倍は確実に太ってました。デブ好きには目の正月☆

2010年02月06日

インビクタス/負けざる者たち

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『インビクタス/負けざる者たち』観ました。
はーーー、飛行機のシーン、どきどきしたーーー。
いやあ、だってクリント・イーストウッド映画なのにすごく平穏、つうかストレートに話が進んでるからここでなんかあるはず、と思って。でも史実でそこで惨劇があったとは聞いたことないし、でもクリント・イーストウッドなら、なんか絶対あるはずと、一人であの20秒くらいのシーンで激しく血圧上げたり下げたりしてますた。

今回ほど、わたしスポーツに疎くて本当によかったと思ったことなかったです。だってあの1995年のラグビーのワールドカップの優勝国知らないから、ホント、手に汗握れました。
南アフリカ応援しながら、飛行機のシーンもそうだけど、イーストウッドだからここで努力と熱意が素直に実を結ぶなんてありえない、うまくいったと思ったら大きな暗くてふかーーい落とし穴があるはず、でもマット・デイモン主将頑張ってるし!なによりネルソン・マンデラ・フリーマン、彼の信条と努力と熱意が報われて欲しい、ああ、でもイーストウッドだから・・・とここでもまた血圧が上がったり下がったり。つうか上がりっぱなし。

と盛り上げるとこはもりあげて細かいとこもきっちりしてるのがイーストウッドやっぱすごいですね。冒頭でネルソン・マンデラって、ベッドの端っこだけ使うようなえらくこじんまりとした起床の仕方する人やなあ、というシーンがほんとさりげなーーくあるんだけど、後でなんでそういう風な寝起きになるのかというのが、わかるシーンがちゃんとこれまたさりげなくあるんですよね。

いやあ、ストレートな映画もまたいいですね。いい時間を過ごしました。
「私が我が運命の支配者、わが魂の指揮官」ええ言葉やー。じーん。

だけど、ちょこっとだけ。
不思議なのは、今までのイーストウッドの映画でおなじみの、ええ!?うそーん、という鬱展開になれば、ブルーになりながらもああ、でもこういうことも人生ままあるよねーと、割と後味とかそういうのは関係なく妙に納得したりもしてしまうんだけど、今回みたいにこうなって欲しいと思ったようにストレートに物事が進むと、よかったーと思いながらも、ええーそんなに物事って思い通りにいくー!?となにか腑に落ちない気分もほんのりどこかに感じてしまうって、なんつうか人って不思議ですよね。
「私が我が運命の支配者、わが魂の指揮官」の言葉も心に響くけれど、一方自分の人生のはずなのに奮闘かかわらず自分のままならないことのほうが妙に心に寄り添うというかなんというか。

はっ。!これももしかしてこういうことを考えさせるために敢えて別タイプの映画を作るというここ時間と月日を使ったイーストウッドの作戦!?と深読みしすぎてみたりなんかした上映後でございました。

2010年01月30日

ラブリーボーン

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『ラブリーボーン』観ました。
マーク・ウォルバーグは『ブギーナイツ』もそうだったけど70年代がとっても似合うなー。なんでだろう、今風の人なのに、不思議だわ。
おお、そうだ、「ソプラノズ」のファンの皆さん、クリスのマイケル・インペリオリが今回は刑事として頑張ってましたよ。それもけっこう大きな役で。
でもって、スタンリー・トゥッチわたし途中までハビエル・バルデム髪抜いて頑張ってるなあと感心してみてました。途中であれ?なんか違うけど誰?と気づいてでも最後のクレジットまでスタンリー・トゥッチとわからんかったです。

主人公の女の子スージーの瞳の色がとてもきれいでした。
ずっと彼女の瞳の色に魅せられてる感じで画面から目が離せなかったです。

でも、これ、天国とかスージーのいる世界の映像はファンタジーだけどかなり話は厳しかったです。主人公のスージーが魅力的に見えれば見えるほど彼女の若さがまぶしければまぶしいほど彼女の受けた理不尽に憤慨が募っていくというかなんというか。
スージーがいなくなった後の家族の様子がすごく胸が痛くて痛くて。月日の流れで妹がどんどん成長していってスージーがすっかり妹のように見えてしまうところも胸が痛かった。

今度はこの主役の女の子シアーシャ・ローナンが底抜けに明るいお気楽ティーンやってる映画みたいわー、と調べたら、次作はこれの映画化作品らしい。
『脱出記―シベリアからインドまで歩いた男たち 』って、ううっこれもまた寒くて厳しそう。

んで次、『Hanna』、これは、ええっと(ググってみてる)・・・・。
”元軍人の父に殺人マシーンとしての訓練を受けながら育つ。フランス人一家と知り合い一家の娘と友情をはぐくむが再び父の元へ・・・”てな感じの話らしいです。

ハ、ハード・・・っす。


2010年01月25日

Dr.パルナサスの鏡

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『Dr.パルナサスの鏡』観ました。
鏡の中の幻想世界もすんばらしかったけど、現実世界のほうのセットつうか美術つうかパルナサスたちがやってる見世物小屋のビジュアルが、ヒロインのヴァレンティナや彼女に焦がれるアントンの衣装や姿がとても素敵すぎてときめきまくりでござんした。金子國義好きな方ならかなりツボだと思いますわ。フランス書院(ん?富士見書房のほうやったけか、まあどっちか)の黒い表紙の扉絵のムードというかなんというか。
あまりにも素敵なんで上の画像使ったんですけど、たまりませんこの色。

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ねーちょっとヒロインのヴァレンティナと金子國義の描く女の子のムード似てるでしょうー。


ヒース・レッジャーの役を三人が代役することになったのはご存じの通りですが、それが幻想世界を一段と摩訶不思議な感じにしてなんだかすごくイイ感じ。
あとモンティパイソン好きな人にもうれしいいろいろがありましたわよん。

話のほうは、うーむ、ちょっと好みが分かれそうかなー。好きな人はかなりどすーんと来そうだけどそうじゃない人は、なんじゃこりゃ、みたいな。

2010年01月09日

パブリック・エネミーズ

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あけましておめでとうございます(遅っ)。今年もよろしくおねがいします。

というわけで、『パブリック・エネミーズ』観てきました。
ジョニー・ディップ、クリスチャン・ベールが出るのは知っていたけど、ビリー・クラダップ、スティブン・ドーフ、ジョバンニ・リビシ、スティーブン・ラング(@アバター不死身大佐)、リリー・ソビエスキーと何気につうかかなり豪華な出演者陣じゃあーりませんか。
そして、この1930年代の男たちのファッションが車がかっこいい!
むちゃむちゃ旧式の捜査本部までもなにかかっこよかったよ。
ああ、男の世界しびれるわ〜。

恋愛もCMであるようなそれ中心の話だったらヤだなーと思ってたんだけど、そのへんも割とドライな感じでいいじゃんいいじゃんと思って観てました。
でも物語の〆をスティーブン・ラング(@アバター不死身大佐)がマリアン・コティールに伝えるディップのあの言葉にするんだったら、もうちょっとだけ、この恋人同士のつながりを深く描いてくれててもよかったかな?とも思ったりして。

次、わたしが生まれ変わって強盗になるとしたら、この映画から得た教訓として「よく知らない奴とは組まない」これを肝に命じてやっていこうと思います。なんちて。


2009年12月28日

アバター

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『アバター』観ました。
最初は「「アバター〜〜!?」あの予告編で流れてる青い人がなんかイヤンーー、」てな感じだったので観に行く気、まったくナシだったんですけど、ゴールデングローブにノミネートされてるって聞いて、ほんならちょっと観に行ってみるかなーってな感じで行ってみました。(ミーハー)

おー、さすがになんつうか手抜き無しの画面的にきっちりハイグレードな映画じゃあーりませんか。
宮崎アニメとか押井守とかディズニーとかピクサーとか古今東西の先端を行ってるアニメのベストにいいところ全部パクッごほごほ、取り入れて、そのアニメならではのアニメにしかできない表現をウルトラ超絶CGで実写に実現してやったぜ!おらおらおまえら観んかい最先端を!こんなことできるのは俺だけだよ!どうよ!どうよどうよ!!この技術!そしてSFだからスターウォーズにも少々リスペクト入れてみました、てなガンガンイケイケな映画でござんした。
目の正月でござんしたよ。
ストーリーは残念ながら、フツーというかまあ、ありきたりな原住民への文明人侵略ものだけど、伏線もちゃんと回収されててよかったのじゃないでしょうか。(エラソー)特に動物の使い方がよかったです。
一個だけ、青い人はなんかカーボンかなんかで細胞が組織されててなかなか死なないって伏線はあんまし生かされてなかったような気もするけど、まあ、いいか。
アバター星人(ホントの名称はなんやったか忘れたけどまあ上記の青い人)が地球人のだいたい1・5倍くらいの大きさというのが絵的になんかよかったですわ。
あとは何がよかったかというとなんつってもキャスト。
どのキャストもぴったりでございました。ジョバンニ・リビシ今回も見事な傲慢な小者っぷり見せてくれてます。そしてミッシェル・ロドリゲスの男前っぷりときたら。惚れてまうやないかいー。

あ、そうそう、それにターミネーターのシュワルツネッガーとT−1000、エイリアンのエイリアン自身、タイタニックのケイト・ウィンスレットとキャメロン監督映画ではおなじみのちょっとやそっとじゃ絶対死なないしぶといキャラ、今回もクォリッチ大佐というキャラで登場してますよ。

2009年12月05日

カールじいさんの空飛ぶ家

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『カールじいさんの空飛ぶ家』観ました。


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犬が!
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犬が!!
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犬がかわいすぎてたまりません!!

犬好きの方は是非是非是非!

映画はなんかタイトルからすると冒険がメインなんかなーと思うんだけど、その冒険のあれこれよりも
奥さんのエリーとのフツーの日常の回想やボーイスカウトの少年とのほんとなんでもない日常のシーンのほうが胸にじんじんときましたわ。
ラスト(エンドクレジット)はちょっと古いけど「ハリーとトント」のラスト、ハリーが海で猫といるシーン、あれのその後のハリーの日々を見せてくれてるとこんな感じなのかなあ、と思いました。

2009年11月29日

2012

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『2012』観に行ってきました。
半年くらい前に『ノウイング』で地球も滅亡したはずなのに、またまたの滅亡。地球もお疲れ様でございます。まあ、地球君もこれまでにもういやっちゅうくらい滅亡したり、危機に瀕したりしてきてるので、こういうことに慣れっこだろうとは思いますが、今回は今までの滅亡っぷりを上回る派手な滅亡っぷりだというので期待してみました。

いやあ、ほんとに派手に滅亡してました。気持ちいいくらいに。あまりの派手さに自分たちの住んでるところが崩壊してるのに、怖いというよりもなんだか、爽快な気分になるくらい。
ちょっと前にこの映画のCGをやってる方がテレビで言ってるのを見たんですが、こういう崩壊シーンていうのは、崩壊時の実際の様子をリアルに再現するよりも、実際にはそうはならないけれど、事実じゃない表現も織り交ぜることで、一層リアルに見えるようになるものだとか。

話のほうも意外と人間模様の伏線がマメに張られてて細かい気配りでよかったです。だからといって重厚な人間ドラマになっているかというと、おいおい、つう突っ込みどころずっこけどころを随所に用意して気楽に見られるようにしてくれている憎い演出、いいですねえ。

ちょっとまじめに言うと、ジョン・キューザックが離婚した一人者で、まあいろいろあって、元妻と子供、そして元妻の新しい恋人の美容整形外科医の男と地球崩壊の中で行動を共にすることになるんですが、この元妻の新しい恋人がフツーのこういう娯楽映画だったら、イヤな奴で非常事態になったが故に元妻と子供がそのイヤな本性に気付き、ジョン・キューザックが元の家族との絆を取り戻す、ってな感じになるじゃないですか。それが、この新恋人、ちょっとクセのあるヤな感じの男かと思いきや、けっこういいところのある魅力的な奴で活躍もしたりなんかして、そこんところが、ちょっと凝っててイイんですよね。
(でも、まあこの美容整形外科医も、ええ!?そんなところでー?うそーんって突っ込み用意されてますが。っていうか、いくら美容外科医でも家にいる時はあの緑の手術着着てるってないと思うんですけど)
わたし登場人物の中で彼が一番好きだったです。
あと、エメリッヒ監督、インディペンデンスデイでもそうだけど、犬がちゃんと助かるのがいいわ〜。

てなわけで、年末にふさわしい由緒正しい(?)正統派のスペクタクル娯楽映画でございました。

で最後に一個だけ。なんか映画ではオリバー・プラット、非情な人みたいな感じに描かれてるけど、あの場合人の上に立つものとしてはあの判断で正しいよねーと思いましたわん。

2009年11月28日

マイケル・ジャクソン THIS IS IT

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『マイケル・ジャクソン THIS IS IT』観ました。
いやあ、馬鹿みたいな感想だけど、ものすごくまじめに真摯に作られてるんですね、コンサートって。
いや、適当にやってるとは思ってはなかったですけど、なんていうか、コンサートってあれくらいの天才がわたしたち全然天才じゃない庶民に生でパフォーマンスを見せてくれるんだから、まあ、フツーにいつもの実力で歌って踊ってすれば全然それでオッケーじゃないのかと、ほんのりどこかにそういう考えもあったんですが、そうじゃなく、自分の力に奢ることなく、観客に”日常を忘れさせて夢の世界につれていこう”(こんなセリフが劇中にあった)っていうマイケルとそのスタッフたちの常に上質を目指す姿勢と努力におばちゃん感動しました。

そしてそんな中、一番印象的だったのが、憧れのマイケルと一緒に仕事できることになったダンサーたちの姿でしたよ。一緒に踊ってる時ももちろん、裾にはけてからも舞台上でリハのために歌ってるマイケルに向ける視線がほんと幸せそうで。で、そんな人たちのダンスがまたマイケルに負けず劣らずの超パフォーマンスなのがこれまたすごいなあ、と。

で、また劇中流れてる曲が全然音楽に詳しくないわたしでもほとんど知ってるっていうのが、最後にテロップで出るように本当にマイケルってキング・オブ・ポップだったんだなあ、と改めて実感。

2009年09月14日

ココ・アヴァン・シャネル

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『ココ・アヴァン・シャネル』観ました。
シャネルの生まれてから晩年までの波乱万丈、愛に恋に仕事にてな伝記チェックな映画なんかなーと思ってたんですが、孤児院→お針子しながら夜の酒場で芸能チックな仕事、パトロン見つけてパリ郊外へそして最初に結婚したいと思った最愛の恋人との別れ、までがメインな話でござんした。最後の5分くらいで成功した華やかな世界てのが出てくる感じかな。
なので、シャネルスーツ開発の秘話(ちらっとは作ってるとこは出るけど)とか亡命とかストによるビジネス閉鎖とかそのへんの売れてからのドラマチックな話は出てきません。

で、その当時の時代背景を考慮に入れるとしても、パトロンである将校の屋敷に押しかけ居候してるシャネルがあまりにも愛想のない図々しい居候っぷりで、ほんのりとイラ〜っとするのはわたしだけでないとみた。
また、髪をおろしてノーメークで自己主張の激しい女の演技をするオドレイ・トトゥーの風貌が、年とってからのオノ・ヨーコ風味で二人の男を翻弄する魅力的な個性の持ち主な感じには見えないのが苦しいとこかなあ。

てなわけで、次はシャーリー・マクレーンが演る『ココ・シャネル』のほう観に行ってみよう。(元はTVドラマらしい)
伝記って史実に忠実ってのもいいけどこういうファッション系のはちょっとハリウッドの脚色の入った派手なやつのほうが楽しくみられるような気がするわ〜。

2009年09月08日

サブウェイ123 激突

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で、『サブウェイ123 激突』観ました。
まず、ガンドルフィーニが市長の役で出るつうんで、どういう役なんかなーと思ってオリジナルのほうを見てしまったのが失敗やったですわ。これがまあ奥さん、オリジナルがやたら面白かったんですわ。
70年代の作品なんでCGとかアクションとかそんなのはそんなに派手じゃないんですけど、ウォルター・マッソーと犯人がむちゃむちゃキャラ立ちしてていいし、なによりラストがまあ、うわーおみごとパチパチーってな終わり方。
だもんで、どうしてもこれと比べてしまうと今回の新しいのはちょっと苦しいかなあ・・・。

オリジナルの、おおーこのシーンいいなあってとこはそのまま使ってるとこがたくさんあるのに、なによりも肝心のメインのふたりのウォルター・マッソーと犯人のキャラ設定変えがもったいねーーーー。
ラストもわかりやすくしすぎでこれももったいねーーー。
そしてルイス・ガスマンの使い方、もったいねーーー。

オリジナル見てなければ、どうだったんだろう。うーーん。でももう見てしまったからなあ。ちゃんとした感想が自分でもよくわからなくなってます。

ひとつ、最大によかったところは、なんつってもガンドルフィーニの市長の役がグレードアップしてたとこ!
オリジナル見たときに、おいおいまたこんなショボい役ー??とか思ってがっくりきてたんですけど、今回の新しいほうではけっこう話に食いこんできていい感じの役になってるじゃないですか。
「なんでヘリコプター使わねえんだ」という名言も残したし。

てなわけで、”オリジナルは見たことなかったら新作みてから観るが吉、という教訓を得た今回でした。


2009年08月18日

96時間

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「96時間」観ました。

あまりにもサクサクと娘が誘拐されて娘の父であるリーアム・ニーソンがあまりにもサクサクと悪の組織と戦って大ボスをサクサクと突き止め、そこに旧職場の人たちもまるっと絡んでくるので、離婚で欲しいのものはなんでも与えてくれる大金持ちの義父に娘の心をすっかり奪われたリーアム・ニーソンが娘の愛情を自分のほうにを取り戻すために自作自演の誘拐劇を仕組んでるんかと思ってしもうたよ。
だって、なんにも起こってない冒頭部からリーアム・ニーソン一人だけ、娘になんか起こるかもって尋常じゃないくらい大騒ぎしてるんですよ。怪しすぎ。
かつ、娘、ヨーロッパ旅行に行くんですけど、妄想みたいに心配してる父親から離れ空港についた瞬間に怪しい男に声かけられ犯罪に巻き込まれるし。手際よすぎる・・・。あの映画の中のリーアム・ニーソンのキャラ設定ならそれくらいのお膳立て御茶の子さいさいだと思うわー。

で、娘、17歳って設定なんだけど、喜んだ時の走り方が12歳くらいのお転婆女子の走り方で(何度も出てくる)、それがすんごい違和感ありまくりで、なんじゃこりゃー、「北陽」の虻ちゃんの小学生コントかー、とか思ってたんですけど、あれ?この女の子、「LOST」のシャノン?
てことは、彼女は1983年生まれらしいので今、25か6なのね。10歳近く年下の女の子の役をするわけだから、ああいう演技になってしもうたのか。

てなわけで、「96時間」〜?(娘が同じキムってことで??)「24」に便乗した安易な邦題つけてー、(原題は「Taken」)とか思ってたけど、見終わってからは邦題のほうがぴったりかも、とちょっと感心しました。

2009年08月08日

レスラー

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わたしの住んでるところにもやっとこさ『レスラー』が来たので観に行きました。
最初はちょっとプロレスの試合の仕組みやプロレスラーのあの肉体を維持するための日常がドキュメント風に描かれて(日焼けサロンに行ったり髪染めたりそういう細かいとこも描かれてて面白い)「へえー」と思いながら割と淡々と観てます。
で、やっぱこの前半がプロレスって肉体勝負の仕事を見せてるから、痛そうなシーンが満載。体にホッチキス連打されて試合後それを一本一本ミシミシ抜くシーンとか流血するために額をカッターで切るシーンとかもうほんとにもう見てるこっちの体までがイタタタタとなりそうなんだけど、これが徐々に中盤から後半に行くにつれ、マリサ・トメイとエヴァン・レイチェルウッドが登場し始めてからもう体じゃなく心のほうが痛いのに代わって行くんですよ。

登場人物が自分のことをペラペラしゃべってるわけでもないのに、これまでのこの人たちの人生が見えるのがすごいなあ、と。で、どの登場人物の心境にも共感できるんですわ。これもすごいっすね。
もう一線に立つことの出来ない、でもその場所でしか生きていけない、ミッキー・ロークの気持ちもよーーくわかるし、そんな父親を持ってしまったエヴァン・レイチェルウッドの気持ちもよーーーくわかるし、かつ、マリサ・トメイの気持ちもおばちゃんよくわかるしでもう胸とか心がが痛くて痛くてまだ前半の肉体的痛みのほうがマシに感じるくらい。
だからミッキー・ロークもああいう結論を出したのかなあと思ったりしました。

でもこんな感じでどこか特殊な場所でしか生きられない人っていると思うしこういう人が映画に登場するたびにイーサン・ケイニンの『宮殿泥棒』(ケヴィン・クラインの『卒業の朝』の原作)の「性格は宿命だ」という言葉ってほんと真理だよなあとしみじみ思うのでした。

で、全然話は変わりまして。上の画像のミッキー・ロークとエヴァン・レイチェルウッドが二人で出掛ける古いダンスホールのある海辺の公園。おお、これはニュージャージーのAsbury Parkではありませんか。
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この板張りの床が特徴的。


ここってけっこういろんなドラマ、映画に登場してるのであります。
『ソプラノズ』↓でトニーがポーリーとここで待ち合わせをしてプッシーとの思い出にひたったり。
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『容疑者』↓でデ・ニーロのヤク中の息子ジェームス・フランコが古い朽ちた元カジノで薬に浸っていたり。
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あとニュージャージーといえばケヴィン・スミス。
『チェイシング・エイミー』『ドグマ』にもこの公園は登場するのであります。
(で、画像キャプしようと思ってビデオ屋に行ったらこの二本全然置いてなくて、店の人に聞いたらビデオの時は置いてたんだけどDVDに切り替えになってからは置いてないんですよー、だって。なんでやー)
たしか『ドグマ』では冒頭のバッド・コート(@ハロルドとモード)が襲われるシーンがここだったと思う。
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これは↑『容疑者』のジェームス・フランコだけど、バッド・コートがこういう手すりんとこにいて襲われたあそこだと思うんだけどちごうてたらすんません。

2009年08月01日

ノウイング

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わーー、ひさしぶりに「オイオイオイオイ、ヤッチマッタナー」映画を観たよー。いえい。
タイトルと予告篇だけでは終末思想はともかく→宇宙人←もからんでる話とは全く想像もつかんかったよ〜。油断した。


映画終わって劇場のドアを開けた瞬間に「このツボを買わなければあなたはあの男の子と女の子になれませんよ」的な方々がツボ置いて待ち構えているような気がしてちょっとどきどきしました。

今回、ニコラス・ケイジ、髪の毛30パーセントくらい盛りを増やして奮闘してましたが、はっきり言って物語的に、ニコラス・ケイジいらんかったように思うんですけど。
っていうかもしかしてここは地球でなくどこか地球によく似た別の星の物語?
あの言動でテロリストに間違えられて逮捕されるわけでもなく、突然母子にストーカーチックなことして訴えられることもなく、いきなり老女の家を訪れて不審がられることなくすんなり家に入れてもらえたり、あの挙動不審で普通に大学教授としてどこにでも出入り自由なこととか不思議なことだらけ。

そもそもニコラス・ケイジにあんな面倒くさいことさせなくても、もうさっさと(ネタバレ)→宇宙人←妙なメッセージ残したりせずに→子どもたち連れてけばいいじゃんねー。←あのふたりなんでか知らんけどすごく察しがいい子どもたちなんだから。
っていうか、→宇宙人!←高度な知能を持ってるっぽいから→助けてくれたっていいじゃんねー。地球。

もうちょっとチャンス与えてくれてもええんじゃないかい?そりゃあむちゃもするかもしれないけど人間も捨てたもんじゃないですぜ。


2009年07月25日

ターミネーター4

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『ターミネーター4』観ました。
前回3のちょっと笑える感じも好きだったので今回えらくシリアスな感じで始まるのね、とちょっと戸惑い気味なわたくし、色調もクライブ・オウエンの出てた『トゥモロー・ワールド』な感じだし。
が。
面白いやんか!
えらくスカイネットが万能コンピューターのくせして歯向かう人間ごときに対して隙だらけだよなあと思ってたら、そういうことやったんか!
やっぱターミネーターシリーズ好きですわ。
ターミネーター工場を見られたのもよかった。

で、今回、未来の大人になったジョン・コナーの物語と聞いていた割にはやたらターミネーター(今回はハイブリットだよ!)ばっかり出てきてコナー出番少ないよなあとか思ってたんですが、よくよく考えてみると、これってジョン・コナーじゃなくてターミネーターの映画だもんね。
考えてみれば一貫して1からそうだったですよねえ。4になって初めて気付きました。遅っ
タイトルも「ターミネーター」ってそのものじゃんね。

というわけで、5の製作も同じ監督で決まってるっぽいらしいので早く続きがみたいです。
一個だけ、文句いうと、ジョン・コナーの奥さん役がクレア・デインズからブライス・ダラス・ハワードに変わったとこがちょっとイメージ違うかなーと。
わたしゴツくなってからのクレア・デインズのほうが昔よりも好きというのもあり、あのイメージでいって欲しかったなあ。

2009年07月11日

トランスフォーマー/リベンジ

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『トランスフォーマー/リベンジ』観ました。
おおー、いいねいいね。地球軍&トランスフォーマー連合軍の軍事予算も遺跡損壊も自然破壊もそんなものはなーんも関係なしの敵フォーマーへの全力応戦。
シューティングゲームでいえば無敵状態モードでガンガン突き進み&ファイナルファンタジーならバーサク状態の大暴れ。爽快すぎます。
ストーリー?ええっとそんなのはあったっけか?
そんなことは気にならないくらいのやりたい放題。おみごとでございました。

また敵のほうのフォルムもかっこいいんすよね。かっこいいので敵と味方の区別が戦闘時につきにくいっていうのもまあ、あるっちゃあ、あるんだけど、あの動きを見るだけで目の正月。
今回は老フォーマーもまたよかったなあ。

2009年06月27日

劔岳 点の記

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キャンペーンに回ってる木村大作監督のキャラが面白かったので
『劔岳 点の記』観に行ってみました。
おお、これは「ロード・オブ・ザ・リング/旅の仲間」
フロド(浅野忠信)が旅の仲間を集め忠実な相棒サム(香川照之)、若くて向こう見ずなレゴラス(松田龍平)、その他、ギムリ(蛍雪次郎)、ピピン(仁科貴)、メリー(蟹江一平)、ボロミア(モロ師岡)、が、ガンダルフ(夏八木勲)の教えに導かれ、数々の苦難を乗り越え地図を作り上げる話。そう「メイキング・オブ・ザ・マップ/旅の仲間」だわ。
とか思ってたら、最後のエンドクレジットでのキャスト紹介が「仲間たち」になってたので、ちょっとずっこけました。

が、映画は、ひさびさにちゃんとした日本映画をみたぞーーてな感じの映画でしたよん。
ドラマか映画かわからん映画風じゃなくてどっから見ても映画な映画。
山の美しさと怖さはもちろん、地図はこうして作られてきたんだなあという新しいことを知れる感じ、ストーリーは淡々としてて、登場人物たちもそんなにぺらぺらとしゃべることもないけれどしっかりドラマはあるという、大人向き映画っすよ。
この映画の作られる過程と地図の作られる過程がちょっと重なったりなんかしました。
ラストも単純な「わー、よかったよかったー、万歳ー」てな終わり方じゃなくてちょっとまた違った感じの終わり方がよかったです。

監督のこれまでの経歴の所以なのかな?
香川照之、松田龍平、蟹江一平、仁科貴、などなど今回は二世の俳優さんがたくさん出てるなあとしみじみと思いながらみてました。

一個残念なところをあげるとしたら、明治時代の陸軍参謀本部 陸地測量部所属って設定の松田龍平がアップになるたびに耳のピアスホールが二個デカデカと映るとこかな。

2009年06月18日

チェイサー

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『チェイサー』観ました。
韓国のシリアルキラーものなので『殺人の追憶』(←好き)みたいな感じかなーと思いながら劇場に。

デリヘル嬢が客(シリアルキラー)と喧噪の夜の街で待ち合わせをし、そのままデリヘル嬢の車で客の家のある住宅街へ。陽が昇ってもその夜に斜め駐車したままの形で車は停められたまま。積もった枯れ葉と汚れた車体が月日の流れと、デリヘル嬢は殺されたと暗示する冒頭に、おおっ、なにかいい感じ、と期待したんですが。
あまりにもこの映画の中の警察がどんくさすぎて、つうか捜査の手落ちが多すぎて、「こらーもっとしっかりせんかいー!」と、映画の中に入って警察の首根っこつかみたくなることしばしば。
CSIやらデクスターやったら、速効解決しとりますがな。

シリアルキラーはもう自供もしてるし、あとは物的証拠を見つけるだけなんですよ。
で、まあ、いろいろあって予想どおり釈放する羽目に。
彼は自分のアジト(住所不定)は絶対自供しなくて、そこさえ見つければ物的証拠なんてざくざく出てくるだろうっていうのはフツー誰だって思うことじゃないですか。
だったら釈放したあと絶対その家にまっすぐでなくても帰るはずだから、なにをさておいても追跡てなのが捜査の基本だと思うんだけど、まあ、一応ふたりほど尾行はつきましたよ。でもその尾行が下手すぎでねえ・・・。案の定新たな殺人が・・・。
取り調べの間、シリアルキラーの血のついた服を着替えさせることがあったんだからその警察の用意した新しい服のどっか襟とか裾とかに超小型のGPSでも仕込んでれば一発じゃんねー。ってまあ、50歩譲ってGPSなかったとしても、シリアルキラーの呼んだデリヘル嬢の車が見つかってるんだから、その付近の家を聞き込みして情報つかめばいいじゃんねー、聞き込みは捜査の基本じゃないですか。ゴリさんに怒られますで。

てなわけで、アメリカの科学捜査もののドラマを見てなかったらもうちょっと素直に楽しくみられたんじゃないかなーとも思ったりして。

まあ、でも警察がしっかりしてれば、この映画の主人公のデリヘルのオーナーが単独でシリアルキラーを追いかける必要もなくなるので、映画が成り立たなくなるか・・・。

とか言ってはみたけど、やっぱヌルい恋愛もの映画よりはちゃんとした映画だったすよ。
タバコ屋のおばちゃんのシーンがわたし的には最大のクライマックスてか息のみシーンでございました。

2009年06月03日

グラン・トリノ

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『グラン・トリノ』観ました。

くぅー。憎いぜ(誉めてるほうね)
ウォルト・コワルスキー、
クリント・イーストウッド

くぅー。痺れるぜ
ウォルト・コワルスキー
クリント・イーストウッド。

完璧っしょ。
なんかこう久々に痺れる映画を観ましたわ。

教会の懺悔部屋の金網越しではしょーーもない告白をして、地下室の金網越しでは本当の告白をするところ、
ウォルトの計画、
ずっとウォルトの家のガレージでぴかぴかだけど一度も動くところは見せなかったグラントリノが最後に爽快に走り去って行くところ、
その他、もうネタバレになるから書けませんが、ブラボーといいたいシーンの連続で
もうおばちゃん痺れっぱなし。
そして最後の映画の終わったあとのあの余韻、なんですか。
やっぱり、イーストウッド神でしょう。

劇場まで観にいって本当によかった。

ところで。ウォルトの息子嫁、登場した、瞬間、「誰?え?エミリー・ワトソン?いや違う誰?」と、「ロッキー・ザ・ファイナル」(ロッキーがやたら肩入れする女手ひとつで息子育ててる母親役の人ね)のこの人見たときと全く同じことを、また思ったりなんかして。
なんかずっと名前覚えられそうにない気がするよ。ジェラルディン・ヒューズ。

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2009年05月30日

天使と悪魔

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『天使と悪魔』観ました。

観光地で次々と殺人が!
それを解決する地元警察とは無関係のどこかからやってきた口の立つ男!あら?これってどこかでよく見る設定?それも日本のテレビで。
ってなウルトラお金のかかった豪華な火サス(もしくは土ワイか)てな映画でした。なんつて。

とか言ってるけどロン・ハワード監督の、映画楽しんでもらうためにまじめに作ってますよっ全力で、ってなムードが好きなので楽しくてよかったです。爆発最高。

なんつっても監督、超〜〜〜〜親切。
もう魚の小骨まで全部取って、「はいっ」と差し出してくれるような親切さの謎解きサスペンスになってます。
まず何時何分までに何かをしないと大変なことが起こるって説明してくれて、今現在の時刻がちゃんと何度もスクリーンに現在位置とともに表示されるので、あと何分のタイムリミットが超クリア。
でもって、え?なんであの人が黒幕だったの?って疑問に答えるために、それを暗示する何かを映すってやり方でなくて丁寧にその本人出演のまるまるの再現説明シーンも入れてくれます。
そして、悪人ヅラでこいつ怪しいと思ったやつは、→いい奴←で、いい人っぽいヤツが→犯人←という「ほらー、やっぱりね」といいたい観客心をわかった親切で憎い演出。

それにトム・ハンクス、急げ急げと人をせかす割には、現場到着遅すぎるよ、返り血浴びた服なんか部屋でのろのろ着替えずに移動の車の中で着替えんかーい、といろいろ飽きさせないつっこみどころも用意。

って、いや、こんなこと言ってるけどほんと楽しかったんですってば。
前作のヒロイン、オドレーさんより、今回のヒロインよかったし。そうそう、色恋が全然ないところがポイント高いです。
続編ができたらまた見に行きますよ。


って映画を楽しんだ後に
上映館を出ると大型立てポスターの「天使と悪魔」の文字の天使側にトム・ハンクス、そして悪魔側にあの人の顔写真がでかでかと(これはわたしの住んでるとこの劇場だけの仕様?)。思いっきしずっこけました。こらー、ネタバレにも程ありすぎーー。入る前にこれに気づかなくてよかったよ。

2009年04月28日

ウォーロード/男たちの誓い

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どんな話か全く知らずに行ってみたんですが、19世紀末期の太平天国の乱を制圧しようとする、清朝側軍で戦った男たちの話でござんした。
で、ジェット・リーが連合してた軍に裏切られたために自分の軍を全滅に追いやられた清朝の将軍。アンディ・ラウとその弟分金城武が過酷な生活に喘いでる盗賊。で、ジェット・リーに生き抜くため&村の生活を向上させるために清軍に入ることを勧められて義兄弟の契り投名状を交わして戦に出るってな感じ。

なんですが。
最初、ジェット・リーと一夜をともにするリィエンが語る男の話がそのあとすぐに登場するアンディ・ラウのことだとなんでか結びつかず、かつ中国の歴史に疎すぎて他にもいろんなことが?????なまま話がどんどん進んでちょっとまってーな、おいてけぼり状態約一時間ちょい。

ええ!?なんでいきなり知り合って間もないジェット・リーと金城&アンディが義兄弟の契りを交わすのか?
とか
ええ!?ジェット・リー、戦いで胸と肩の間に直径15センチはあろうかっつう長槍が貫通する大けがしてんのに、えらくピンピンで次の戦に行っとるのはなんで?
とか
リィエン(え?アンディの奥さん?なんかよくわからん立場なんですけど)、なんでジェット・リーとの間で二人を翻弄しとるのか?村の長である男らしいカリスマ、アンディのいったいなにが気に食わんのかとか、
アンディ、あんまりセリフなくて「ウオー」とか「ア”−」とか「ドワー」とか叫んでるだけっぽいなあとか
なんだかよくわからんまま話は進んで行きました。


家に帰って公式サイトみてから、
アンディが幼馴染のリィエンを救いだすために人を殺めてしまった彼は以来盗賊になり800人の仲間と共に生きている。礼儀を重んじ、貧困を憎み仲間のために盗賊をしていたがある思いを胸に清軍に下る。とか
金城武が13歳で孤児になりアルフの養子となった(リィエンを義姉さんと呼んでたんで弟分かと思ったよ)とか
そしてアンディとジェット・リーの間をふらふらするリィエンが
遊女として金持ちに売られるために幼いころより芸や教養を身に付け教育されてきた。15歳になって遊郭に売られるときアルフ(アンディ・ラウ)に助けられた彼女は救済者である彼と結婚をする。アルフは男たちの間ではリーダーだが女性の世界では全く支配力を持たない。彼女のような教養のある女性の前では彼は不器用な恋人、そして気の利かない夫でしかない。アルフは彼女のロマンチックな願望にこたえることができないのだ。リィエンのアルフへの重いは感謝であって愛ではない。パン(ジェット・リー)に出会ったときリィエンは一目で恋に落ちてしまう。

つう設定だということをやっと理解できましたがな。

で、義兄弟の契り。中国4000年の歴史に培われた自分の命よりもなによりも義兄弟、ある意味宗教ってな清廉潔白な絆でなくて、嫉妬あり裏切りあり謀略ありのちょっと言えばマフィア式の義兄弟でござんした。


とかいいながらいろんな事情を自分なりに把握してそれぞれのキャラに愛着がわいてきたラスト30分は面白うございました。いやほんと。この30分で今までの???も無駄でなかったと胸をなでおろしてみたりして。


それにしてもアンディ・ラウ若っー。ジェット・リーがそれなりに老けてたんで、ああ、アンディ・ラウもあと数年して同い年くらになったらああいう感じで老けるんだよねーとか思ってたら、アンディ・ラウのほうがジェット・リーよりもまだ2歳年上なんやね。びっくらしました。いや、ほんと若いっす。

2009年04月25日

レッドクリフ Part II

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もうー初日に行く気満々だったのに風邪ひいてしばらく劇場いけなくてじりじり。やっとこさ行けました、レッドクリフのパート2。

さてパート1の見どころが琴セッションとしたら、今回はトニー・レオンの団子てんこもりか。
連合軍の団結と友愛を示す団子ですよ。それを手もちの小鉢にてんこもりにされたトニー皆とともに一気食い、というか一気飲み。しかし大量の団子、一口で飲みこめるわけもなく、士気を高める弁を振るうときもずーーっと口の中に団子ある状態がおかしくて、なんかのバツゲームかと。
そしてトニーの団子を飲む様に、佐賀県の餅すすり、という行事が頭の中でぐるぐると。
こういうの↓
ttp://www.youtube.com/watch?v=q7wnkPHiook




それにしても、小喬イラつくーーー。
もういっそ曹操のとこに乗り込んで行く時、バックの音楽に”けんかをやめて〜ふたりを止めて〜わたしのために争わないで〜もうこれ以上〜”とでも流せばよろしい、とか尚香の間者ありえんすぎーーー、ヌルい友情ごっこも、もっといらんー、とか、尚香、どうせ「あ〜れ〜クルクルクル〜」の帯ほどきするんなら、あんなにゆるゆる回るんじゃなくて怒ってる兄ちゃんのピエール孫権に布引かせてもっと勢いよくくるくる回って欲しいわーとか、疫病の扱いテキトーすぎとか、おいおいこんな緊迫な事態にあんたみたいな百戦錬磨のデキる男が茶なんか飲んどる場合かーつうかありえんすぎーとか、まあ、いろいろ突っ込みながら、つうかちょっと突っ込みどころありすぎて映画としてヤバくないかい?と心配もしながら見ていたわけですが。

でもまあ、戦いに突入してからは、やっぱええわー、ジョン・ウー、サービス満点、いつもより多く皿を回しておりますの大爆発の連発、皆の活躍に、ああ、血沸き肉踊るわ、今までの突っ込みどころも帳消しにしてもええわ、やっぱ戦いものはこうでなくっちゃとすっかり気分もよくなったわたくし。

が、ラストやっぱり、喧嘩をやめてわたしのためにトリオのヌルい話にすっかり勢いそがれ、がくーがくーがく〜、みたいな。ちょっとヌルい映画になってしもうたかなあというのが正直なとこ。

でも、なんだろう?楽しかったのでよかったです。や。マジで。数ある突っ込みどころも、突っ込むたびにある意味映画によって感情つうもんが心の中で動かされてるわけで、なーーーーんもない、ただ眠〜〜〜くなるだけの映画よりは全然、好みっすよ(とフォロー)。
そして、最初に、えー金城武が諸葛孔明〜?とか思ってた彼がなんだか終ってみると一番しっくりきてたなあというのがこれまた不思議で楽しかったです。はい。


2009年04月05日

ウォッチメン

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『ウォッチメン』観ました。

核の脅威からどうやって地球を救うのか、ヒーローたち!?てな地球存続をかけた壮大な話かと思いきや、新旧ヒーローたちが職場恋愛で、ごったごた、コスプレしないと萌えません、ああっ、もうこんな愛憎でごちゃごちゃしてる時に事件なんて!てなスモールな物語だったというか。(ちがうか)

なんつうかフツーのヒーローものでなくて、主人公たちが大人になってサラリーマンとかやってるパーマン20年後とかおばけのQ太郎20年後とか、そうだ、最近読んだのではこまわりくんが痛風で病院通い、西城くんとモモちゃんが結婚して担任だったあべ先生が酒に溺れて廃人寸前な「がきデカ」の大人版「中春こまわり君」風のちょっとスピンオフムード、つうか背中のチャックおろして気ぐるみ脱いだ中の人のリアル生活、のぞいてます、なそんな感じの映画でございました。


そんなことより、
え?Drマンハッタンがずっとフルチンだった?
い、いや、全然気付きませんでしたよ。
歩くたびにご丁寧にあっちにブラブラ、こっちにぶらぶらして映画に集中できなかったなんてことありませんよ。
あとずっとフルチンじゃなくて時々Vパン履くのはなにか意味があるのか?なんてことチラとも思いませんでしたよ。

Drマンハッタンの攻撃技のひとつは泉昌之の「大形平次捕り物帳」を思い出しました。

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親分デカいよ。

2009年03月15日

ヤッターマン

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「こ、このままでは、このままでは・・お、オレのきん○まがもたないっ」(←劇中のセリフ)

てなわけで『ヤッターマン』観てきました。
いきなり冒頭のヤッターマンとドロンボーたちの戦いの場、渋山、ハッチ公前のハッチ公像が”ミツバチハッチ”@タツノコプロになってるのが目に入ったとこから、ぐっと心をわしづかみされましたわたくし。映画の最初から最後まで、画面の端から端までタツノコリスペクト&大人向けスケベーに溢れるとっても楽しい映画でございました。太ももサイコー。

大型メカをつかった大爆発ありCG多用の派手な戦いよりも、ボヤッキ、トンズラー×ヤッターマン一号、二号のガチ勝負のほうがスピードと迫力あったのが意外でけっこう手に汗握ってみたりして。


そうだ。古いほうのヤッターマンのヤッターワンの声とWOWOW「ソプラノズ」のトニーの声が同じ人だって知ってた??とプチトリビアってみる。

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(ヤッターワン)

2009年03月06日

ストリートファイター ザ・レジェンド・オブ・チュンリー

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『ストリートファイター ザ・レジェンド・オブ・チュンリー』観ましたよ。
まあ、ゲーム、ストファイの映画なんで、無理を通しまくって道理も蹴散らす、法律?憲法?カンケーネーヨ、ストーリー?話の矛盾?そんなもん昇龍拳でアタタタターてな期待を裏切らないまんまな映画でございましたが、今回はちょっとした見どころが・・・。

それは『アメリカン・パイ』クリス・クラインのインターポールの敏腕刑事役。

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(クリス・クライン)

マシュー・マコノヒーとキアヌを足して2・68くらいで割ってちょっとフィルムの速度を2割スローにした感じのデカ演技におばちゃん目が釘付け。
思わずゲームコントローラのYボタンでダッシュ(そらストファイでなくマリオですがな)させてあげたくなりました。
意味のない同僚女性刑事とのキスシーンもナイス。

さあ、この勢いで『ドラゴンボール』『ヤッターマン』にいきまっせ〜。

2009年02月21日

ラースと、その彼女

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『ラースと、その彼女』観ました。
だいたいいつも基本的にひとりでポツーーンと映画を見てるんですが、今回は女子の人とふたりで観ました。

「ラースの彼女って初期の頃はアンジェリーナ・ジョリーにちょっと似てるよね」と言われて、ああ!確かに、全然気付かなかったと思ったり、ラースのお兄さんのポール・シュナイダーがすごくいいお兄さんでかっこいいと思ってたりなんかしたんですが、「でもちょっと『24』に出てきそうなテロリストのリーダー顔でもあるよね☆」と言われて、思いっきし目だし帽を被ってマシンガンもったポールシュナイダーを速攻、連想、大きくうなずいたりなんかして、誰かと一緒に映画みるのも、やっぱり楽しいなあとしみじみ思った今回の映画鑑賞でござりました。

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(ラースの兄ちゃんだよ)


最後、教会での「ラースだけでなくわたしたちにとっての試練でもあります」てな神父さんの言葉がとても心に響くしみじみといい映画でござりました。

2009年02月15日

少年メリケンサック

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やー面白かったですわ。一個一個の中学男子テースト満載の小ギャグがいちいちツボにハマってなんかずっと肩がふるえておりました。
実際にあるいろんなバンドの茶化しもてんこもりで、そのそれぞれの衣装から歌詞からがおかしすぎてこの映画のサントラ出たら(ってもう出てるんかなー?)欲しいわ〜。
その中でもなんつってもサイコーに笑えたのがGakutの茶化しキャラのTelyaっすよ。
会社に現れてそっからエレベーターに乗り込むまでのシーンが異常におもしろすぎ。おかしすぎてわたし30秒ほど死んでました。


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(Telyaさん。中の人田辺誠一、最高にいい仕事しとります)
そんな素敵なTelyaさんのビデオクリップは
コチラ

もちろん佐藤浩一かっこよかったすよ。何回チンコっていうたかDVDが出たらチェックしてみたい。
宮崎あおいと勝地涼のバカっプルぶりもナイス。

映画でいろんな小物がちょっとした伏線に使われるんだけど、わたしは「おなら一回したら500円」の500円玉の使われ方が好きだったです。

Telyaさんだけのスピンオフを是非作って欲しいわー。


2009年02月07日

ベンジャミン・バトン 数奇な人生

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『ベンジャミン・バトン 数奇な人生』観ました。
デヴィッド・フィンチャーだけどブラッド・ピットだからなー、それにあの感動を押し付けるみたいなCMがなあ、とあんまし期待してなかったんですけど、予想をどばーんと超える、ええ映画でございました。じーーん。アカデミー賞のたくさんのノミネートも納得。
主人公をとりまく人物の配置やシンボルの使い方が『フォレスト・ガンプ』ととっても似てようが、CGの若いブラッド・ピットにおいおいと突っ込みを入れたくなろうが、それを超えるなんつうか心に畳みかけるシーンがたくさんありすぎで、随所随所でおばちゃん胸がじんじんとしておりました。若い時にみるよりも年とってからみたほうがこのじんじんが心に強く響くような気がする。
ケイト・ブランシェットの年とってからの、タイツをたくしあげる時の加齢で緩んだ脇腹の肉がなにかとても身につまされて、この映画の一番の印象的なシーンでござりました。

わたし的には最後のほうのブラッド・ピットが若くなってるシーンよりも最初のほうのお爺ちゃん子供の時のほうがちょっと80年代のデヴィッド・クロネンバーグチックなムード?ーと画面的に楽しかったです。ケイト・ブランシェットも年とってからの凛とした感じがよかったなあ。

デヴィッド・フィンチャーの映画は2時間越えの作品が多くて今回167分、ゾディアックで157分もあったりするんですけど何故か全然長さが苦にならないんすよねー。
なんかこう分厚い本を1枚1枚、紙の匂いなんて楽しみながら読みすすんでいくてな感じで映画をみられるつうのか。で、結末は早く知りたいんだけど、ページが残り少なくなっていくと終ってしまうのも惜しい気持ちになる、みたいな。

映画の終わり方もよかったなあ。

2009年01月31日

007/慰めの報酬

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『007/慰めの報酬』観ました。
007は相変わらずかっこよかったし、Mも相変わらずの貫録、アクションシーンの重く痛そうに決まる殴り合いのパンチもリアルでよかったけど、もうちょっと話の興奮プリ〜ズてな感じやったかなー。や、面白かったんですけど。
でも今回なんつっても、わたし的に超よかったのが、衣装。男性陣たちのスーツ姿はもちろん、Mやその他のお嬢さん方の衣装がなんつうかすんごいかっこよくてもうわたし的にツボに入りまくり。
誰が衣装をやってるのかなあと思って調べてみたら、ルイーズ・フログリーという人で『コンスタンティン』や『グッドナイト&グッドラック』『オーシャンズ13』なんかのデザインをした人だって!『コンスタンティン』なんてティルダ・スウィントンの衣装、今でも印象に強く残ってるくらいかっちょよかったっすよねーー。その他の映画、デヴィッド・ストラーザンのスーツやらオーシャンズのカジノでのスーツ姿とかこれまた印象的に渋かった。スーツ姿が男前を七割増し、みたいな。
てなわけで、次は『実録・アメリカ超能力部隊』が原作のジョージ・クルーニー主役映画の衣装をするらしいので楽しみに見に行きたいと思います。

今回の悪役マチュー・アマルリックは日本人でやるなら阿部サダヲだよねーとか思いながら見てたりなんかしてたんですが、松山ケンイチと藤井隆みたいにはたくさん検索ひっかからないだろうと、ググってみたら・・・・・・。
どっさーとおられました。

2009年01月27日

New奥さん

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ガンドルフィーニが去年結婚した奥さんでございます。
ちょ、ちょと、げほごほごほ、微妙?い、いや、スタイルはとってもよさそうですね。(と、あわててフォロー)
わたし的には前の婚約者のLora Somozaさんのほうが顔的に好みかな〜。


って話は全然変わりまして、なんか最近、ブロクの調子がいまひとつでUPしてもTOPページに表示されないことが多いのはなぜなぜなぜ。
てなわけで、「ウォーリー」感想書いてます。

ココからどぞー。

2009年01月17日

ウォーリー

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『ウォーリー』観ました。
デ、デブの映画とは!
そして人類の第一歩がこんなところで見られるなんて!

艦長はダン・エイクロイドがモデルなのかなあと思いながらみてたんですが帰って調べてみると声はジェフ・ガーリンがやってました。ふむふむ。

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(ダン・エイクロイド)    (ジェフ・ガーリン)


いやあ、とてもとても素敵な映画でした。映画好きにはたまらない仕掛けがいっぱいありました。
普通料金で観たけれと5000円だしてもいいくらい。
最初から最後までずっと胸がじんじんしておりました。
また古代壁画→エジプト壁画→ゴッホ風→モネ(?)風→ドット画(間になんかまだ入ってるかもしれないけど忘れたすんません)てな感じで進化していくエンドクレジットが凝っててよかった〜。

てなわけで、年頭から素敵な映画をみられて今年はいい年になりそうだー。

2009年01月03日

ワールド・オブ・ライズ

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『ワールド・オブ・ライズ』観ました。
ちょっと中だるみかなーとかディカプリオの恋愛編がとってつけたみたいやなあとかほんのり思ったりもしたけど、まあリドリー・スコットなのでいいっす。嘘と嘘でだましあいの作戦が始まってからが俄然盛り上がったし。
それにしてもディカプリオの現地工作員の給与体系はどうなっているんだろう、危険手当とかはでるのかしらん、ラッセル・クロウ本部班より全然危険すぎるんですけど100倍くらい本部よりUPしてくれてないとやってられんよね、とかそんなことをふと考えてみたりして。

てなわけで、ハニ、かっこいいよ、ハニ。

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(ハニ)

ダンディでクールでちょっとアンディ・ガルシアみたいだーとか思ってたら、中の人はハゲだったとは。しらなんだ。

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(中の人、マーク・ストロング)

そういえば、去年だったか見た「スターダスト」にも出てました。髪型ですっかりイメージが違うわー。
一番左がそうっす。

2008年11月22日

トロピック・サンダー/史上最低の作戦

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『トロピック・サンダー/史上最低の作戦』観ました。
いやあ、もっとコメディばりばりの映画かと思ってたんですが、ちゃんとした映画やんか!フツーに、つうかかなり楽しんで次どうなるんだろうか、とわくわくして話を追ってましたよ。てか力作。
映画好きな人なら楽しめるいろんな仕掛けがいろんな場所にあるんでどのシーンも中身濃い濃い。それぞれのセリフもパロディもストーリーもキャラ設定もなにもかもあらゆる角度でサービス満点っすよ。特にロバート・ダウニーJrの語るこれまでの有名作品例にあげる演技論いちいち面白すぎ。

で、なにがいいってこういうコメディを押し出した映画って笑わせるためにだけ登場して途中フェードアウトしていったりの、中途半端な捨てキャラがたくさん登場するじゃないですか。それがこの映画は皆、笑わせてもくれるんだけど、最後の最後までどのキャラもストーリーがあって活躍の場と見せ場があるのがすんばらしいですね。冒頭あたりでの扱いからあの人がー?ってな人までいいとこ見せてくれるんですわ。もうほんとただの活躍じゃなくて泣ける活躍。
みんなほんとイイんですけどその中でもわたし的にはマシュー・マコノヒーと爆薬班の彼がよかったっすね。

てなわけで、映画冒頭のフェイクトレイラー、これまた傑作ざますよ。

ttp://jp.youtube.com/watch?v=qT9rnlP0mIs


2008年11月21日

252 生存者あり

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『252 生存者あり』観ました。
試写会だったので主演の伊藤英明と内野聖陽がこんな田舎なのにやってきました。心の中でわー、キノコと勘助ーと突っ込みを入れてしまったのは秘密(か?)。

史上最大規模の巨大台風が日本に直撃、人々が大パニックに陥る中、決死のサバイバルが繰り広げられるスペクタクル・ヒューマン・ドラマ。(AllChinemaより)ってことでございますが、
まあ、皆様の想像通り!の映画だよっ。イエイ★
登場人物は不死身とエスパーと狂人ぞろい。途中山田孝之が「マンガじゃないんだから」っていうセリフを言うんだけど、いやいやそれはマンガに失礼ですよシーンの連発ですよ★

伊藤英明はもちろん、内田聖陽は『風林火山』での市川亀治郎の歌舞伎顔芸に感染したのか、なんでこんな場面でその顔??てな妙なキメ顔を多用で笑わせてくれますよ。そんでなんの脈絡もなく突然、画面に映ってる全員がスイッチ入れられたみたいにハイパーレスキュー隊隊長である彼に一斉敬礼して笑わせてもくれますよ。
でももっと震えるくらい笑かしてくれるんかと思ってたのにちょっと爆発力足りんかったかな。映画の中ではいろんなとこ無駄に爆発させてたけど。海猿見てなかったのがダメやったんかなーとちょっと反省してみたりもして。

最後、地下に伊藤英明、その娘、木村兄やん、山田孝之、MINJI、閉じ込められてて、それを救い出すのに台風の目がその真上に来る暴風の止む18分だけヘリを飛ばして彼らをひとりずつ釣り上げて救出、ってシチュエーションになるんだけど、5人その時間内で助けなくっちゃいけないっていう緊迫した状況にもかかわらず救出に行った山本太郎(現レスキュー隊員)と埋まってた伊藤英明(元レスキュー隊員)が穴から出ずにだらだら昔話や過去のトラウマの話したり(丁寧に回想シーンまで入る)、「おまえ先に行け」とか「かっこうつけやがってバカヤロウ」とか言い合って案の定再び埋まるのは、それもう天災じゃなくて人災ですがな。
てかこの場面映画の中で一番手に汗にぎる見せ場だと思うんだけど、わざわざこんなにも緊張もなーーんも心臓をぴくりともさせないつくりにしてるってハラハラドキドキを一切封じ込めた首尾一貫な態度の製作者の心意気に感動すら覚えました。なんちて。


2008年11月15日

ハッピーフライト

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『ハッピーフライト』観ました。
ストーリーはないです。ていうか、空港で働く人々のお仕事を見せることがメインで、その仕事の苦労や楽しさやすごさを伝える為に話を展開させてるので、”映画で物語を綴る”的なストーリーはないっす、というのが正しいか。
なので、『空港ではたらく人たちの仕事を知ろう!』てな視点物語ではすげーーー面白かったっすけど、『ハッピフライト』って純粋に映画の物語を期待するとちょと(いやかなりか)物足りないというのが正直な感想かなー。

でも、まあこういうなにか知らないことを見せてくれる系ってのも好きなので楽しんで見させていただきましたよ。

飛行機の中の操縦士やCAの華やか仕事系より、それより外のグランドホステス、管制塔、整備士とか地上勤務の地味なお仕事部門のほうがとても魅力的に見えるのが面白かった。岸部一徳がこれまたよろしいのですわ。どの映画でもいつもええ仕事されとりますね。田畑智子もええ仕事しますなあ。この映画でのわたし的主人公はこの二人でございました。


2008年11月06日

彼が二度愛したS

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『彼が二度愛したS』観ました。
火サスと韓国ドラマ合わせたものにブライアン・デ・パルマの鼻毛二本混じりました、みたいな映画でござんした。
なんかこう久し振りに面白くも面白くなくもない映画を観たわ〜としみじみしながら劇場を出たりなんかして。
ヒュー・ジャックマン、ユアン・マクレガー、マギー・Q、シャーロット・ランブリングの無駄遣いだわー。
ヒュー・ジャックマン超テクニシャンって設定なのに全然そう見えなかったっすよ。ぷんすか。官能サスペンス・ミステリーと銘打ってるんだからもっとエロくやってくれ(おっさんか)。つうか全体的にいろんなことがもっとやりすぎでもいいのになあと思いました。ユアンはユアンなのにいま一つの脱ぎっぷりだし。

強いていえば見どころはユアンの白童貞ブリーフでしょうか。

ミシェル・ウィリアムズが今まで見た中で一番綺麗でした。ちょっと惚れた。

2008年11月01日

レッドクリフ

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『レッドクリフ』観て来ました。
映画的にどうとかはさておき、いやあ、楽しかったっす。
なにせわたし三国志といえば横山光輝の漫画を読んだだけくらいの思い入れのなさなので、ジョン・ウー映画としてみられたのがよかったとみた。

鳩、二丁拳銃(今回はさすがに時代的に二刀流だけど)、翻るマントのジョン・ウー三種の神器はもちろん登場。今回は鳩、大出世で家も与えられ餌も与えられ、鳩ちゃんと語らうコーナーあり、アップありメタファーシーンあり、で、これまでの苦労が報われました。鳩。大部屋人生から脱出です。

古戦法好きとしてはあらゆる角度から見せてくれた八卦の陣、わくわくしましたねえ。
張飛、趙雲、関羽の劉備軍三将軍のスーパー将軍っぷりも楽しい。

なぜかわたし周瑜(トニー・レオン)と諸葛孔明(金城武)の琴セッションではふたりが心を通じ合わせるシリアスシーンなはずなのに、妙にツボに入ってしまって笑いをこらえるのに必死でした。

で、どのシーンもいちいち発情してるトニー・レオンとリン・チーリンも脱力で楽しかった。大けがして包帯巻いてるシーンでまで発情せんでもよかろうに、とつっこみ入れてみたりして。

それにしてもトニー・レオンはがんばっておりました。他のキャストキャラがだいたいアクション、お笑い、シリアス、とか一分野担当なのに対して、お色気、お笑い、アクション、ほぼ全般のセクションに渡って担当されておられて大変だのう、主役も、としみじみしてみたりして。

あと、孫権のチャン・チェンがずーーっとピエール瀧に見えたのはわたしだけでないはず。


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(トニー・レオンの後ろがピ、ピエールいや、チャン・チェン)

てなわけで後半、いよいよ突入する赤壁の戦いで観られる戦法が楽しみっす。

2008年10月22日

イーグル・アイ

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『イーグル・アイ』観ました。

『エネミー・オブ・アメリカ』&『2001年宇宙の旅』をおもいっきし思い出すのは、皆様と同じですが、わたしはそれにもいっこ『ファミリー・ゲーム/双子の天使@リンジーローハン』をプラスしてみたいと思います。

なんか久し振りにビリー・ボブ・ソーントンを劇場で観たなあと思ったら去年2007年は『庭から昇ったロケット雲』一本しか映画出てないのねん。Imdbによるとだいたい毎年2・3本はコンスタントに出てる感じなのに。
そしてこの映画でのビリー・ボブ・ソーントンの結末にうそーん、みたいな。
そしてもひとつのうそーん、は、イーサン・エンブリーの益々のハゲ増進でしょうか。

2008年10月15日

アイアンマン

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『アイアンマン』観ました。
いいねいいね〜。ロバート・ダウニーjr社長がアイアンマンスーツ作っていく過程、ものごっつうワクワクしましたわ。
最初、武器商人からアイアンマンになるまで心変える過程がむっちゃ早っ、とか思ってたけど、そこに時間割いてたら、スーツ完成までにあんなに時間使えんもんねー。と後からうなづいてみたりして。全体的にテンポよくて楽しかった。
ファブ郎ナイス。

ロバート・ダウニーjr社長はもちろん、アシスタントロボットを含め、回りの役もみんなよかったわ〜。
あと、アイアンマン飛び立つときの始動の格好が両手をぴったり体の脇につけて、ちょっとだけ、手のひら横に広げる、幼稚園の子がよくやる小鳥のポーズみたいで毎回可愛かったっす。

てなわけで続編楽しみ。

2008年09月06日

幸せの1ページ

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『幸せの1ページ』観ました。

夏休み8月の3週目あたりに教育テレビ午後1時くらいから小学生向けに映画が放映されてましたよね。昔(今も?)。
それをダラダラゴロゴロ見てたら、残ってる休みの間の宿題のひとつ「夏休みの思い出」つう絵を、おかんに「さっさとやっとけ」と言われてしぶしぶ始める小学生のわたし。でも時々テレビに見入って手は留守になりがち。はっ、と思って絵を描くためにちょっとテレビから目を離しても充分ストーリーにはついていけますよ、と。
で、映画が終わると宿題の絵もいつの間にか描き終わってて、登場人物たちもみんなハッピーで、よかったよかった。と同時にあー、夏休みももうあと一週間かー、としんみり思ったりもして。
てな、夏休みの子供ムード溢れる映画でござんした。

つうかジョディ・フォスターとジェラルド・バトラーは脇役で主役はアビゲイル・ブレスリンちゃんなのね。

ジョディ・フォスターが引きこもりの冒険小説家って設定なんだけど、アビテイル・ブリスリンちゃんとジェラルド・バトラー親子もアクティブだけど孤島に二人ってやっぱ引きこもりだよなーと思いました。
異種の引きこもりな人たちが出会う物語でもありますかね。


2008年08月31日

デトロイト・メタル・シティ

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『デトロイト・メタル・シティ』観ましたよ。

オープニングクレジットはスパイダーマン風?そんでもってオサレ音楽がやりたくてヘビメタから逃げ出す松山ケンイチに松雪泰子社長が「天に与えられた才能はそれを世の中に役立てる義務がある」とかいうこれまたスパイダーマンで聞いたことあるセリフを言いますがな。
でもスパイダーマンと違うのは最初から最後まで松山ケンイチがどうヘビメタでの天才でどんな凄い才能の持ち主なのかってのがまーーったく描かれてないので、映画の中のDMCファンのように「Go to DMC!」な気持ちになれないのがもどかしかったっすよ。
ジーン・シモンズとの戦いもあれがなんでクラウザーさんが勝利なのかよく意味わからず。

てなわけで、松山ケンイチがんばってるだけに残念な感じやったかなー。
松山ケンイチやっぱうまいっすよね。
根岸宗一とクラウザーさんの時の落差の大袈裟なわかりやすい芝居も面白いんだけど、根岸宗一で歌歌うときのギターをチューニングする目の感じとか歌う前の微妙な緊張っぷりとか、クラウザーさん姿で実家の茄子料理食べてるときの背筋の伸びた行儀のいい感じの細かい芝居とか、好きだったです。


あ、そうそう、映画の内容とか関係ないけど実際あのマンガのメイクを人間がして動くとこういう感じの表情筋の動きになるんだー、と公開される前の松山ケンイチのメイク姿の、特に口元と歯の見え方見て思ったんだけど、原作者の人も同じ感じで思われたのかしらん。最近は初期のころにはなかったクラウザーさんの口元表情が加わったように思ったりなんかして。

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(口の横のメイクは動くとこうなるのか、と思った  画像ボケててすんませぬ)

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(公開前の4巻の表紙・シンプルな口元から)
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(最新6巻の表紙・描き込まれた口元に?)

2008年08月23日

ハンコック

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『ハンコック』(@副題asshole)観ました。
別の映画観にいった時さんざん見せられてた予告で、おいおいまたウィル・スミスの俺様映画ですかい、と例のごとく思ってたんですけど、ちょっと奥さん、面白いやんか!
ウィル・スミスがもちろん主役でヒーローで、そんでもってヒーローの宿命つうか定番つうかテーマつうか、まあヒーローである自分の存在理由にお約束通り苦悩するんですが、それがちょっと他のヒーローものと毛色が違ってて楽しかったですよ。

シャーリース・セロンもジェイソン・ベイトマン夫婦もイイ。このふたりがちょっと日本や世界の昔話によく登場するとある典型の夫婦を連想させてよろしいのですわ。どんな昔話かは詳しく書くとネタバレになるのでやめときますが、古からある普遍の超人神話をほんのり、このハンコック世界へつなげてるのかな、と想像してみる。

てなわけで、今やってる楽しい映画聞かれたら、おばちゃんこの映画お勧めしたいですわ。

2008年08月03日

ダークナイト

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『ダークナイト』観ました。
ジョーカー@ナースのお仕事&バットマン香港出張、いいわ〜。
バットマンカーがこれまた相変わらずかっこよすぎ。

で、やっぱりわたしクリストファー・ノーラン好きだわー。いやあ、大人の映画ですね!むちゃ面白かったよ。
もう一回行こ。

わたしはなんも知らずに見てとても面白かったので映画の内容はなんも書かないことにしてみます。
その代わり、「バットマン パーフェクトガイド/スコット・ビーティ著」(前作のビギンズの時にも思いっきしハマって買うてしもたよ。ほほほ)つう本に書かれてる、今回のダークナイトに登場する三人のキャラの原作での設定を抜粋してみました。
映画はだいぶん変えられてる部分があるのでネタバレにはかろうじてならないとは思うんですけど、なんも知らずに見たい人は映画見てから見てねん。

<ココカラ>↓


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ハーベイ・デント(183センチ 82・5キロ)
二つに裂かれた人格を持つ男である。幼少の頃に受けた虐待によりデントの心は真っ二つに別れてしまいそのまま成長した彼はゴッサムシティの地方検事として人々から尊敬を集める一方、心の奥底には暗く暴力的な人格を潜ませていた。デントのこの二面性は奇しくも、彼のお守りである「双頭の」銀貨のデザインと全く同じだった。彼はかつて正義感に溢れる検事としてバットマンに協力していたが、満員の法廷で被告人であるギャングのビンセント・マローニによってそのハンサムな顔に硫酸を掛けられると彼の中に潜んでいた悪の部分がついにその醜い姿を現した。酸によって顔の左半分が焼けただれると同時に心の底で暗黒の部分が表に出るのを抑え込んだ壁も溶解したのだ。主導権を巡って常に対立する善と悪を内に抱えるデントはお守りである銀貨に傷をつけこの銀貨に自らの新たな人格”精神分裂症の犯罪者トゥーフェイス”が取るべき行動を決定させることにした。こうして彼はこのコインを投げて悪行のすべてを決めるようになったのである。


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ジョーカー(196センチ、87キロ)
彼はダークナイトの数ある敵の中でもとりわけ傑出した存在である。化学薬品によって肌の色が真白に、髪も鮮やかな緑色に変色しさらに唇までが下品に真赤に染まり異様に吊りあがって外側にまくれてしまった。醜く変形した己の顔を目にし狂気の異端分子となることを決意したジョーカーはまさに折り紙つきの異常者なのである。手に電気ショックを与えるジョイブザーを隠し持ち、ジャケットの襟元には毒ガスを噴射する飾り花をさすような男だ。彼は大量殺人とテロ行為を狂気の笑いが渦巻く混沌へと作り変えた。だがもちろん、彼の犯罪を笑って済ますことなどできない。悔悟の念など微塵も持たないこの男の手によってバッドマンの近しい仲間の何人かは殺され、あるいは体にひどい障害を負わされている。そしてジョーカーは機会さえあればさらなるひどい悪事もよろこんで行うことだろう。
彼の言動は日によってころころ変わるが、その「生い立ち」として信じられるひとつの説はジョーカーはもともと売れないコメディアンで妻とお腹にいた子を共に失った後、犯罪への参加を強制させられたというものである。


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ジェームズ・ゴードン(173センチ76キロ)
彼はバットマンへの信頼を隠さない。シカゴ警察からゴッサムシティにやってきたゴードン警部。彼の移動と時を同じくしてバットマンもゴッサムシティのストリートに登場し始めた。この偶然の運命の出会いが以降二人を密接に結びつけていく、”ゴッサムの犯罪者を追い回すバットマンを捕まえること”が彼の任務だったが、ゴードンはバットマンを捕まえる代わりにこの謎に包まれたクライムハンターと協力関係を結びその一方でゴッサムシティにはびこる不正行為を一掃していった。やがてゴードンは警察本部長に昇格し、バットマンと共にゴッサムのストリートを取り締まっていく。しかし、バットマンと手を組んだことでゴードンは自身の健康を害し愛する者の命も奪われてしまう。共に悲劇を経験したゴードンとバットマンはさらに強い絆で結ばれるのであった。

2008年07月26日

ハプニング

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『ハプニング』観ました。
ひどいひどいと聞いていたので覚悟して観に行ったんですけど、そんな言うほどじゃなかったような。なにせ「スシ王子」とか「スシ王子」とか「スシ王子」とかもっとひどい映画今年はもう観ちゃってるので、ちょっとやそっとのアレだったらわたくし耐性できてる悲しい体質。
あ、でもマーク・ウォルバーグの奥さんのキャラ設定がよくわからんかったなあ。あと、まあそんなにひどくないと言ってはみたものの、人に勧めるかというと、まあ、ええっと、あのその、みたいな。そして同じ集団パニックものの『ミスト』の素晴らしさをしみじみ感じたというのも、ひっそり告白してみたりなんかして。

そうそう、この映画ちょっとキャストは楽しかったです。
マーク・ウォルバーグとジョン・レグイザモが高校の先生てのも面白かったし。
あと、おおっ、と思う人がちょこちょこと出てくるのです。

アビゲイル・ブレスリンちゃんのお兄ちゃん、スペンサー・ブレスリンくんを筆頭に
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(スペンサー・ブレスリン。全然映画には関係ないけど、妹はちょっとキルスティン・ダンストみたいな大人になるのかなあ、と思う今日この頃。)

最初の謎の現象で公園のベンチで本読んでて、髪をまとめてたかんざし風の太っとい髪留めで首をぶっすりやるのは、おお、懐かしや『誘う女』で、隠しマイクつけた女子高生をやったアリソン・フォランドじゃあーりませんか。
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(アリソン・フォランド)

で、マーク・ウォルバーグたちが乗るジープを運転しているのが、ケビン・スミス組でおなじみのBrian @クラークスO'Halloran だったりしましたよん。
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(Brian O'Halloran )


2008年07月12日

スピード・レーサー

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『スピード・レーサー』観ました。
『マッハGOGOGO』への愛が溢れすぎていて、長い長いよママン。特に主人公家族ひとりひとりに愛が注がれすぎててそれぞれのキャラの見せ場つくるもんだから、くどい、くどいよママン。
135分かー。元のアニメ版が、ええっと一本25分としてだいたいそれの5本分だからやっぱひとつの話としたら長いよなー。思うに前半40分なしでも楽しかったような気がする。
とはいうものの、後半2つあるレースのシーンは楽しかった。やっぱり搭載メカ使うとわくわくしますね。
あと、やっぱりテーマソングいいわ〜。
真田広之はレーサーの役で出るんかと思ってたら、あんな役とは。

『マッハGOGOGO』といえば、テーマソングで、でっかい骨かなんかの中をマッハ5号が通り抜けてその直後に骨が、ガラガラーと崩れ落ちるアレ、
ttp://jp.youtube.com/watch?v=uyMaZ-CWrI4(2分あたり)
映画では骨は出てくるけど、ガラガラガラーはなかったのが残念でございました。
でも、このテーマソング、改めてみると映画、やっぱりものすごく愛が溢れてますね。ここに出てくるシーンがこれまたふんだんに映画に盛り込まれておりました。

2008年06月24日

ミラクル7号

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『ミラクル7号』観ましたわよん。
ちょっともしもし、君たち親子は7号に与えてもらうばっかりでなんも与えてないんじゃないかい?
とか、最後にひとつ大きな働きをする以外はあんま親子のストーリーに関与しないのね7号とか、
うう、犬好きにはちょっとキビしい場面多いぞと思ったりなんかもしたけど、
あのかわいいラストシーンで帳消しにするとしよう。う、うん。うーん。(ちょっと苦しいか。実をいうと国の違いによる動物に対する考え方の違いみたいなのがちょと個人的にわたしには厳しかったかなあ)

先生役のキティ・チャンの学校でいつも着てるチャイナドレスっぽい服(制服なんかなー、他の女の先生も着てた)がセクスィ〜でセクスィ〜でたまりませんでしたわ。

それにしてもナナちゃん(7号)うん○してたけど、何食べてるんだろう。謎。

2008年06月23日

インディ・ジョーンズ/クリスタル・スカルの王国

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『インディ・ジョーンズ/クリスタル・スカルの王国』観ましたよ。
内容?
わたしはあのテーマ曲が流れると心が躍るタチなので、んもーーどんなのでもOKっすよ。

って、でもスタント使いがいいのか、ルーカス&スピルバーグ二大巨頭超最先端撮影&CGI技術投入のおかげか、この前の『ファイヤー・ウォール』の時よりもハリソン・フォード、アクション時、割としゃんと見えて、「じいちゃん、酸素、酸素!」てなこっちが映画の内容とべつのとこではらはらどきどきする感じが少なくなっててよかったです、つうかほっとしました。

ちょっと正直にいうと、前半テンポ、よくないかなーとか思ってたんですけど、カレン・アレンが登場してから俄然盛り上がり&勢い出てよかったよかった。

あと、猿かわいいよ、猿。

2008年06月19日

奇跡のシンフォニー

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ア、アメリカ版携帯小説?!

一度しか会わないのに10年以上も思い続けてくれるロック・シンガー、その彼に捧げられる愛の歌。自分を一途に想い続ける天才な子供。そして本人はジュリアード出のチェリスト。夢見がちの10代の少女の暴走した妄想夢がぎゅうぎゅうっす。
そして、わたしが今まで観た映画の中で、最後、主人公と両親が再会するべく、起こる”偶然”が一番多い映画かも☆

で、ジョナサン・リース・マイヤーズ。そんなにケリー・ラッセルが好きなら10年も放置せんと、さっさと捜さんかーい。そんで10年ぶりに再会して、相手の気持ちもまったくわからんまま、いきなり手をじわーっと握るって、怖すぎですがな。
あと、ふたりの子供のフレディ・ハイモアくんの両親から受け継いだ遺伝子。新進チェリストとロック・ミュージシャンの子供で、音楽の天才になるのは十分考えられるけど、孤児院を抜け出してあれよあれよと両親が行くであろう場所に自然に足を運ばせるという超遺伝子。学会で発表できそうです。

てなわけで、すっかりスレてしまった自分を感じた2時間、みたいな。

それにしても、ジョナサン・リース・マイヤーズはいい声してるなあ。フレディ・ハイモアくんも熱演だったし、彼と知り合う、黒人の男の子と女の子、アーサーとホープちゃんもかわいかった。考えてみると無茶なストーリーと重なりすぎる偶然、謎の行動の多い薄いキャラ設定以外はいい映画なのかもしれん。(フォローになってませんがな)

2008年06月12日

ダイブ!!

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『ダイブ!!』観ました。
瀬戸朝香がかなりふっかーい切り込みの競技用水着を出ていきなり登場するんだけど、足、長ーーい。&足がむちゃむちゃキレー、で驚いたっすよ。

て、まあそのことはとりあえずさておき、映画、ストーリーは青春スポーツもの王道、なんですが、まあ、さわやかで、さやわかで、おばちゃん、きのうコレ観たんですけど、今日もなんか、まだ胸の中、爽やか〜が続いておりますがな。出てくる子達がみんなイイコたちでねえ。最後まで「誰がオリンピック代表でもいい、ボクたちがんばってーー」てな感じで応援してしまいました。

スポーツ好き、主人公と同年代の若い子達はもちろん、この年頃の子供を持つ年代の方々、自分の若いころを投影して楽しむかたがた、それと、ええっと、攻めとか受けとかの妄想を趣味とする方々、そして、若い男子の裸を、ごほげほげほ・・・女性はもちろん男性・・ごほげほ・・まあ、なんつうか、いろいろ多方面の方々にそれぞれの思いを投影して観ることができるように作られておりました。

メインになる三人ともキャラとてもよかったんだけど、わたし原作、未読ですが、瀬戸朝香コーチが津軽からスカウトしてきた沖津飛沫(上の写真で一番右)はちょっと原作はもっとイメージが見た目が違うんじゃないのかなーと思いました。都会の匂いの全くしないもっと泥臭い、野生っぽい感じ?というかなんというか。

いやあ、それにしても瀬戸朝香、足キレイでしたわー。3年くらい前の『油断大敵』で観た夏川結衣の太ももに匹敵しますな。(おっさんか)

2008年06月05日

春よこい

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『春よこい』観ました。

『春よこい』というタイトルと
”佐賀県を舞台に、事件を起こして行方をくらました男と、残された妻と息子の姿を描く家族ドラマ”という内容と、
主題歌夏川りみ、てなことで、
なんかやたら台詞に家族だの愛だの絆だの盛り込まれ、
そのくせ、工藤夕貴が旦那が逃亡犯ってことで生活に追われ、町のうわさや詮索で肩身の狭い自分をかばってくれた新聞記者、西島秀俊デキてしまい、
でも、もうヤってるくせに旦那の時任三郎との間でこれみよがしに苦悩して泣いてみたりする(←工藤夕貴のハリウッド仕込の演技力のみせどころ)。
が、最後は時任三郎が帰ってきて夏川りみの曲、大音響、子供の「とうちゃーん」と叫び声とともに三人で抱き合い号泣、バックには彼らを見守る美しく輝く海、そんでもって西島秀俊はその姿をみて身をひく、で、めでたし、めでたし。
しかし、工藤夕貴、浮気の後ろめたさに西島秀俊とのことを告白、が、時任三郎、自分も逃亡中、寂しさから女性と関係したことあるし、すべては俺が原因だ、すまない!すべて水にながしてこれからやり直そう!(で、再び固い抱擁&夏川りみの曲)。再び再びの、めでたしめでたし。
みたいな感じのぬるい話ちがうんかー、とか思って見に行ったりしたんですが。

いやあ、すんません。全然違ってました。
そんな泣かせようとか、浮ついたとこのない、ちゃんと作られた映画でした。ちょっと70年代の刑事ドラマの、『夜明けの刑事』とか『特捜最前線』てな地味ながらも誠実な感じというか。
昭和50年代の話なんですけど、その頃の感じもちゃんと出てて、なんか感じのいい映画でした。
それにしても吹石一恵は昭和が似合うなあ。

2008年05月29日

ラスベガスをぶっつぶせ

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『ラスベガスをぶっつぶせ』観ました。
有名な実話を元にしてるらしいけど、わたしは知らずに観ました。
原題は「21」で
その数学的才能を大学の教授に見込まれた苦学生(21歳)がベガスでのブラックジャック(21)で重要な役割を果たし大儲けに力を貸すってな感じの話なんだけど、それがブラックジャックの21じゃなくて21歳の若者のドラマなほうの21に重きを置いてる映画だなーと思いました。
ベガスで大儲けするテクニックを面白く見せるってことよりも、真面目な苦学生が道を踏み外し、友達を失い、しかし昔からの友人は彼を再び受け入れ、そして彼も成長する、青春ほろ苦、成長譚のほうに力入れてる、みたいな。
それが、はいはい、またまた、青春もののお決りお決まり、てな感じじゃなくて、割とさわやかーな感じだったので、ストーリー的においおいと思うところはほんのりあったりしたけど、最後まで楽しく観られましたわ。若者たちに絡む、ケヴィン・スペイシーとローレンス・フィッシュバーンのクセのあるおっさんたちがこれまたまた若者たちの若さと青さを純粋さをひきたてることになってて、よかったです。

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あとは、主人公の親友役のジョシュ・ガット。これ見た人なら100人中、98人くらいは、うわー、顔も芝居もジャック・ブラックー、と思うとみた。
いつか二人が同じ映画に出てるのを観てみたい。

2008年05月24日

ミスト

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マーシャ・ゲイ・ハーデン、むーかーつーくーーーー(←褒めてる)。
てなわけで、『ミスト』観ました。

いやあ、ちょとこれむちゃ面白いやんかー。群集パニック劇ってたくさんの登場人物のキャラ立ちが映画の大きなツボじゃないですか。それがなに?登場人物全員が見事に描きわけられてるこのキャラ立ち見事な脚本は。そんでもって、また同じカテゴリーに所属する風貌のよく似たキャラには親切に役柄上つけてて不自然じゃないネームプレートが着けられてて、まあ観てる人間にどれが誰ってわかるようにむちゃ配慮行き届いてますよ。

で、またそれぞれの人がそれぞれの判断で行動していくんだけど、理性的(と思える)な判断をしたからって、誰かに思いやりを見せたってその人にとっていい結果になるってことにならない、また、逆に無謀で自分勝手でその時は浅はかと思える行動が悪い結果になったとはいえない、てのが、何かが潜んでいるかそれが襲ってくるかどうかわからない「ミスト」立ち込める外界の闇、と、一瞬先はもう何があるか全く見えない、人の運命=進んでみないとわからない、自分の力ではどうにもならないってことと重さなってて、ほんとぐいぐいと引き込まれる引き込まれる。

こういう「人」がよく描けてる話には別に人間襲う「何者か」は別になんだっていいっすよね。プロット上の破綻がなければ。それが、がっかーりな映画はその「何者か」の造形をCGとかでむちゃお金かけて、人間の生態やそのため起こるドラマがおざなりになりがち、ってのがものすごく多いよなーと改めてしみじみ思ったりなんかして。

とかいいながら、ちょっとジョン・カーペンターの「ザ・フォッグ」のリメイクとほんのり勘違いして映画館に入ったのはヒミツ。なんか呪い系の話かと思ってますた。
あと、あの緊急時にいちゃいちゃしてるカップルを見て、こらー、そんなことしたら死亡フラグ立つでーとココロの中で突っ込みを入れたのはわたしだけじゃないはず。

2008年05月23日

チャーリー・ウィルソンズ・ウォー

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『チャーリー・ウィルソンズ・ウォー』観ました。
テーマはよくわかるんだけど、ブラック・コメディにしてはちょとヌルいんじゃないかい。そんでもってブラック・コメディにしては、してやったり感(つうか毒がキマった感つうのが)がちょと足りないんじゃないかい、と思いました。
「ロード・オブ・ウォー」くらい、びしばしいって欲しかったなあ。
トム・ハンクスとフィリップ・シーモア・ホフマンが一緒の画面に入るシーンごとにわくわくして見入ってしまっただけに、肩透かし感が一段と強く感じて残念だったなあ。

それから、なんかわたし最近、映画でジュリア・ロバーツ観ると、別にジュリア・ロバーツ嫌いでもないし演技も下手とか全然思わないんですけどなんでかゴッドファーザー3のソフィア・コッポラ見てるのとよく似た気持ちになってしまって困ってしまうんですけどー。なんででしょう。

2008年05月15日

隠し砦の三悪人 THE LAST PRINCESS

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『隠し砦の三悪人』観ました。ポスターの感じから「パイレーツ・オブ・カリビアン」風なのかしらんと思ってたら思いっきしベタに「スターウォーズ」やったよ。そのまんまのシーンと音楽を多数、 盗用 (つうかスベったパロディ?)、ごほ、げほげほ、トリビュートしてましたな。ははは。あとはまあ複数人数で旅するってことで「ロード・オブ・ザ・リング」も多々あったですのう。観ながら、うわー、黒澤ファンにもスターウォーズ・ファンにも怒られそう、人ごとながらストーリー以外のとこではらはらどきどきしたりなんかして。
椎名桔平がちょんまげダースベーダー姿で出てきた時は笑いをこらえるのに必死でした。(それも脱力系の笑い)えらいなあ俳優さんは。

それにしても樋口監督、『日本沈没』の時も大災害時、交通の分断された日本列島を縦横無尽に草薙剛が瞬間移動してましたが、緊急時は主人公たちに不思議な魔法がかかる、という法則が監督の映画では発動されるみたいですね。で、今回も脱出シーン、法則発動で魔法かかってましたがな。瘴気はどうした瘴気はあんたら鉄の肺を持っとんかい。それにその馬はどこにおったんじゃーい、ほんでその馬は瘴気では死なん神話の馬なんかい、とかまあ、数えればキリなさすぎの不思議な現象が起こる起こる。

でも、見る前はなんも思わなかったんだけど、宮川大輔は一番、キャラにあっててよかったと思いました。ちゃんと特技をコレって場面に生かせるのがスカッとしてよかったです。あと、姫様と松本潤の結末も割と嫌いじゃなかったです、とフォローしてみたりなんかして。


2008年05月03日

ブラックサイト

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うわーんグロいよー、グロすぎるよー。
その割には、わー志村後ろ後ろ〜な、つっこみどころいっぱいだよー。
この時代にFBIが15年くらい前のパソコンと聞いたらじんましん出してた会社の部長〜や課長〜くらいのネットスキルだよー。
はじめのほうから犯人がわかってるんだけど、その割りに犯人があんま魅了なくて話をひっぱるにはちょと力不足な気がしたよー。

とかいいながら、ダイアン・レインファンなわたしは割と楽しんで見たのでした。はい。
コリン・ハンクスも頑張っておりました。
犯人の父ちゃん役がむっちゃジャン・マイケル・ヴィンセントに似てたような気がするんだけど、クレジットにはなかったので勘違いか。
昔、「NEWS」のCMに出てたジャン・マイケル・ヴィンセントはものごっつう格好よかったことよのう。てなことを合間合間に考える隙と余裕を与えてくれる映画でございました。


2008年04月17日

スパイダーウィックの謎

 『スパイダーウィックの謎』見ましたよ。
って映画の内容よりもなによりも、サラ・ボルジャーたんっすよ。
そう、『イン・アメリカ』の「DESPERADO 」でわたし達を涙の海に沈めたあのサラ・ボルジャーたんですよ。

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↑「イン・アメリカ」。おねえちゃんのほうね。

それがすっかり大きくなっちゃってて、おばちゃん、びっくり。

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ばいーん。

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映画ではこんな↑感じで、フレディ・ハイモアくんのおねえさん役なんだけど、調べたら彼よりも実年齢一歳上なだけってことにまたびっくりみたいな。

2008年04月12日

バンテージ・ポイント

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『バンテージ・ポイント』観ました。
わーい、わたしにしては最初のほうで悪の一人が珍しくわかってしもうたよ。わーい。

てなことはさておき、最後まで退屈することなく見られましたよん。でもなんていうかお金のかかった『24』風味?
あと退屈はしないとかいいながら、巻き戻しの繰り返しにほんのり飽きかけたりなんかして。

ウィリアム・ハートとデニス・クエイドとフォレスト・ウィティカーは非常によかったけど、こらー、シガニー・ウィーバーの無駄遣いすぎ。せっかくのシガニー・ウィバーなのにぃーーー。


2008年04月09日

クローバーフィールド/HAKAISHA

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出演者全員が片思い・・・・、そりゃ「ハチミツとクローバー」や、て。
としょーもないボケをいいましてすんません、てなわけで、『クローバーフィールド/HAKAISHA』観ました。

手持ちカメラ風の映像なので酔う酔うと聞いてたけど、わりかしわたしは平気だったです。でも過去のブレア・ウィッチとかビヨークの出てたやつとか等など揺れる画像シリーズの中でひときわ揺れてましたですな。

話的には七割がたちょっと前に見た「エイリアンズVSプレデター2」を手持ちカメラで撮った、そして舞台は大都会てな感じの映画なんですけど、この手持ちカメラってのがとても有効に使われてると思いました。
というのも手持ちカメラってその不安定な画像で観てる人にもそこにいる臨場感を味あわせるってな使い方が主な使われ方だと思うんだけど、この映画は、それを持って撮影してる奴の性格づけとカメラじたいがストーリーの中でちょっとしたお役立ちグッズとして使われるってな部分がプラスされております。

これって素人がずっと撮影してたビデオを再現してるって設定なんですが、
だいたいこういう超非常事態でずっと素人がビデオ持って撮影できるって設定自体おかしいやんか!こんな事態でカメラどころじゃないっつーの、と突っ込みを入れたくなるんだけど、このカメラ持ってるやつが、あー、こいつなら出来る、とうなづかされる納得のキャラなんすよね。


てなわけで、とても楽しんでみられた映画でございました。
「Lost」のJJエイブラハム、プロデュースのせいか、主人公が「Lost」のジャックにキャラが似てるなーと思いました。

2008年03月26日

銀幕版 スシ王子! 〜ニューヨークへ行く〜

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『銀幕版 スシ王子! 〜ニューヨークへ行く〜』の試写会に行ってきました。
特になんのお知らせもなかったんですが、行ってみたら堂本光一が舞台挨拶に来てたのでおばちゃん驚きました。こんな田舎なのに。働きものやのう。

映画はええっと、(ネタバレ)→おいおい、こういう映画で中丸雄一キャラは絶対殺しちゃーいかんでしょう〜、(←)これにつきる映画でございました。
あと寿司と血の組み合わせもちょっといかんでしょう。とこういう映画なのに真面目に思ったりなんかして。
あとは全体的のトーンとしてコメディ部分とシリアス部分がうまくかみ合ってないですぞー。とこれまた真面目に思ったりして。っていうかこういう映画ならこういう映画の世界感をまっとうしてくだされ〜。


そうそう北大路欣也が出てたのは(北大路)kitaou-ji、(スシ王子)sushio-jiてな音の語呂合わせから?と一瞬思ったりしました。

2008年03月17日

魔法にかけられて

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『魔法にかけられて』観ました。
ソプラノズ終わってしょぼーんとしながら観に行ってたら、胸毛ふぁっさーのハリス捜査官がアーティって役名で出てたのでちょっとわらってしまった。

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(↑彼がハリス)

いやあ、期待どおり面白かったです。
ジェームス・マースデン相変わらずいい仕事するわ〜。
おとぎの国と人間社会とどっちが良くてどっちが悪いって描かれかたをしてないのがとてもよかったと思いました。エイミー・アダムスの自作のドレスがどれもかわいかったし、リスのゼスチャー、ナイス。そんでもってティモシー・スポールの変装もわろた。
ひとつだけ不満をあげるとしたら、スーザン・サランドンにはもっともっと大暴れして欲しかったなあ。

2008年03月10日

ジャンパー

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『ジャンパー』観ました。
なーんも考えてない新参ジャンパー、ヘイデン・クリステンセンが古参ベテラン苦悩ジャンパー、ジェイミー・ベルの手をひっぱり足をひっぱり、足手まといになりまくって、大迷惑すぎにもほどがある話、みたいな。

なんか全然いろんな問題が解決しないまま終わってしまったんですけど、続編ありなのでしょうか。

でもヘイデン・クリステンセンとジェイミー・ベルの東京シーンはむちゃむちゃかっこよかった〜。
なんか、こんなにかっこよく撮ってくれてありがとうー!とおもいっきしお礼を言いたくなるシーンでした。

2008年02月11日

アメリカン・ギャングスター

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『アメリカン・ギャングスター』観ました。
んもー超わたくし好みの映画でございました。
デンゼル・ワシントンパートとラッセル・クロウパート、わたしはラッセル・クロウパートがとても面白かったです。あの汗臭そう〜な感じとか、すさんだ生活とか、もういろんなことでもがいてる感じとか、なんも手がかりがないとこからだんだんデンゼル・ワシントンにつながっていくとことか。でもそれも端正でキレイなデンゼル・ワシントンがあってこそですよねー。あのアリ戦の時のデンゼル・ワシントンの毛皮のコートなんて、ラッセルクロウ刑事、絶対似合わんし。そのメリハリがよかったなー。
ラスト付近の大詰め階段駆け上がってはあはあぜえぜえ言って、息で腹肉が波打ってるとこなんてもうこっちまで息苦しくなるくらいの汚れ緩みっぷりでわたくし緊張でくらくらしそうでした。ラッセル・クロウがきちゃない役やるとその役の人物のニオイだけでなくその場のニオイもこっちに臭って来そうな感じがしてそれがまた緊迫感を一層強くしてるような気がしますわ。

あ、そうそうNY,とかNJの裏社会ものだから、イタリアンマフィアも出てソプラノズキャスト関係誰か出るかなーと思ってたら、出ましたでました。ユージーンが。
でもイタリアンマフィアじゃなくてNYの刑事役でした。はい。
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(↑ユージーン)


てなわけで、次のまたリドリー・スコットとラッセル・クロウチームの『Body of Lies 』むちゃくちゃ楽しみ。ちなみにデカプリオも出るでよ(つうか主役)。
デカプリオがCIAに雇われたイラク戦争で傷を負った元ジャーナリストでテロ組織の指導者を追跡、ラッセル・クロウがその上司らしい。

2008年01月29日

AVP2 エイリアンズVS.プレデター

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『AVP2 エイリアンズVS.プレデター』観に行ってみました。
エイリアン相変わらず、ジューシーなお方ですね。滴り絶好調。
その上、途中から雨降りのどしゃぶりシーンが続くもんでもう画面が、汁っぽい汁っぽい。
こっちまでなんか怖い飛沫が飛んできそうでございました。

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さて、この思いっきしカタルシスのないラストはもしかして3へ続くってなことかしらん。

2008年01月08日

ALWAYS 続・三丁目の夕日

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 『ALWAYS 続・三丁目の夕日』観ました。
1も観てないし、わたし「昔はよかった・・・」とか語りはじめるおっさんには、ほんなら、あんた夏、暑くてもクーラー使うなよ、冷蔵庫も使うなよ、そんでもって携帯も使用禁止じゃー!!とか言いたくなる派なので、どうかな〜とか思いながら観たんですけど、楽しかったです。
鼻白まずに観られたっていうのかしらん。(←エラソー)

最初、堤真一と吉岡秀隆の喋り方が、うわ、ヘンな喋り方。とか思ったんですけど、話がベタにベタで、ふ、藤山寛美ワールド?ってな感じだった展開があの喋り方で漫画チックに軽くなったのがよかったのかも、と観終わった後に思ったりしました。
あと、堤真一と薬師丸ひろ子の子供の一平くんが、ほんっとフツーのただの子供でそれがこの映画の一番よかったとこやなあと思いました。

薬師丸ひろ子、もたいまさこ、堀北真希ちゃんたちの女優陣よかったです。あと三浦友和もよかったなあ。


2007年12月27日

アイ・アム・レジェンド

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『アイ・アム・レジェンド』観ましたよ。
ウィル・スミスが地球に最後ひとり生き残った男ってな話と聞いてたので劇場行く前に勝手出来てた脳内ストーリー。↓

1.核戦争かなんかすごいことが起こり家族を愛す平凡な市民ウィル・スミスが世界でたった一人生き残る、
2.失意とたったひとりになった底のない孤独に打ちひしがれ家族を思い出し涙にくれる日々
3.ストーリーに関係なくいきなり脈絡なくウィル・スミス、服を脱ぐ。
4.苦悩の日々を送る彼に強制的にいろいろな偶然が起こり(なんつっても彼はたったひとり生き残ったラッキーな男で主人公、どんな偶然も必然って言葉に置き換えられますよ)
5.突然、レジェンドになる使命に目覚める。

6.大きな何かが勃発(なんだろう?それが映画のお楽しみどころてやつか)
7.ストーリーに関係なくいきなりまたまたウィル・スミス服を脱ぐ。
8.ウィル・スミス地球を守るため大奮闘、無事地球を救う(ここ映画のツボとクライマックスとアクションとCGと効果音の見せ所)、
9.そして、自分以外の生き残ってる誰かを見つけ
10.再び繁栄する地球を予感させるラスト
てな感じ。

で、映画が始まってエマ・トンプソンが医者役でいきなり出たので、そうか、じゃあ、彼女とウィル・スミスが偶然知り合いそしてエマ・ワトンプソン知能、ウィル・スミスが肉体を使っての危機脱出のペア活躍になるんやねーと思ったら。

(ネタバレ)→ゾンビ映画やったとは!びっく-り。

そしてエマ・トンプソンも最初出てから(ネタバレ)さっぱり登場しない(←)のでした。うそーん。

2007年12月15日

パンズ・ラビリンス

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わたしの住んでるとこにもやっとこさ『パンズ・ラビリンス』が来てくれました。

わー、『天国の口、終わりの楽園』のお姉さんだーとか思って、のんびり見てたら、痛い痛い痛いー、ぎょえー、ってなシーンてんこ盛りでプチ気絶の連続、みたいな。

や、でもひさびさに映画みてて今まで動いてた心のどっかとは違う場所が、激しく揺さぶられたわたし的にすんごい映画でした。もうこの映画を作った人に100枚くらい感謝の手紙を書きたいですね。淀川長治先生じゃないけれど、いやあ、映画ってほんとにいいですね、と思いました。
年末にこんないい映画観られるなんてボーナス貰ったみたいですわ。
ファンタジーのシーンもよかったけれど、今回、わたし的には衣装がとっても好きでした。

2007年12月05日

モーテル

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『モーテル』観ました。
おー、いいねいいね。
ホラー映画の伝統と技とお約束を忠実に生かしたナイスな映画になっとりますよ。
主人公たちが殺されそうになる理由?そんなのモーテルに泊まってしまったからに決まってますがな。
殺人鬼が主人公たちを殺そうとする理由?そんなの殺したいからに決まってますがな。
気持ちいいくらいきっぱりしております。
ところどころつっこみ入れたくなる話の穴、ほころびなんてヒロインの悲鳴ひとつで帳消しですよ。
エンドクレジットもすぱっと短くてたいへんよかったです。
わたしの中の2007年度ポップコーンムービー大賞に決定。

2007年12月01日

ナンバー23

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試写会が当たってたんですけど、ちょっとばたばたしてて行けなくて、まあ、もういいかな〜とか思ってたりもしてたけど、えらく評判よくないムードなので、お!トンデモ??と思っていそいそ行ってみる。

狙いはジョン・キューザックの出てた「アイデンティティ」風??とか思ったりしたんだけど、ちょと展開苦しすぎますのう。「アイデンティティ」はほれ、パズル最後の1ピース決まった瞬間、おーってな感じになったけど、これは、微妙に違うピースを積み重ねちゃってるんで、キメのピースを入れた(だろう)瞬間もなんかちょっとズレてる、つうか、完成風だけど、完成じゃないし、てな感じ。なんつうか、いろんなことがあまりにも都合よく起きすぎておいおいみたいな。まあウソくさーと思わせて、あー、それでウソくさかったんかーと思わせるシャマラン先生的ウルトラCムーンサルト三回転宙返り的答えでもあればええんですけどそれもなし。あと子供を大人の事情に巻き込みすぎ〜。

ジム・キャリーが動物管理局の職員で保護に行った犬に手を噛まれるのが冒頭あたりのシーンにあるんだけど、その犬に噛まれたせいで、狂犬病になって、それで見てる幻想の話かい!?としばらくは思ってましたがな。
んで、オチですが、ウソん、そんな直球、みたいな。
でもこういう肩すかされも嫌いじゃないんで割りと楽しかったでございます。


2007年11月17日

自虐の詩

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『自虐の詩』観ました。
幸江さんの中学生時代の新聞配達のシーンから始まって、で、そのシーンがどんな面白いことこれから見せてくれるんだろうーってな感じの出だしなんだけど、そのまま期待を抱かせたまま特になんもなく終わってしもうたがな、てな感じでございました。
面白くなくはないけど、面白くもないつうのか。(意味不明)時々面白いけど全体的に見るとどうかというのか。(意味不明)

イサオさんと幸江の関係より、熊本さんと幸江の関係のほうがドラマチックで感動的ございましたね。つうかむしろメインになってしまってたのが盛り上がりに欠ける原因か。
いや、でもアレがなかったらもっと盛り上がりに欠けるしなあ。
阿部ちゃん(イサオさん)の髪形がマトリックス→サラリーマンヘアー→パンチに変わるんだけど、マトリックス→サラリーマンヘアーへの変貌は理由わかるんだけど、そっからパンチへ、の過程がわからないのが原因か。
阿部ちゃんは今までヒュー・グラント似とか思ってたけど、この映画ではヒュー・ローリーに似てるな、と思いました。
中谷美紀はキレイやねえ。映画の中でブスブス言われてたけど、全然ブスじゃなかったす。
遠藤憲一がわたし的には一番でございました。

それにしても、この漫画が週刊宝石に連載されてたのってもう20年も前なんやねー。同時期に週刊モーニングで『What's マイケル』とか週刊アクションで『江口寿史の爆発ディナーショー』が連載されていた思ひ出。

2007年11月16日

バイオハザード III 

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1も2も観ていないのに『バイオハザード III』観に行ってみる。
いやあ、フツーに楽しかったです。90分ちょいなのもまたよろし。
ミラジョボたんの顔のお肌がCGゲームチックなつるんとした感じに修正されてるのが、なんかラストのシーンにつながってる気がしてよかったですわ。
ゲームの映画化というのは主人公キャラの中の人の力量に負うところが多いと思うので(例トゥームレイダーとか)ミラジョボたんはビジュアルを筆頭にいろんなとこがとってもいいと思いました。
わたしはタバコは吸わない派なんだけど、むしょーにタバコを吸ってみたくなりました。

1も観てみるか。と前抜き見にありがちなことを言ってみる。


2007年11月10日

ボーン・アルティメイタム

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『ボーン・アルティメイタム』観ました。
一と二大好きではあるんだけど、なんといってもシリーズ三作目なんでそんなに期待もせずに行ったんですけど、いやー、やられました。

まず最初のパディ・コンシダインとの雑踏でのシーン。ここでいきなりの見せ場なんですわ。最初からこんなにハイスピードで(見せ場的に)飛ばしててあとでダレたらちょっと悲しいなあと思ってたんですけど、杞憂でございました。わたしはハイスピードだと思ってたのに、映画の中ではローギアでこれからどんどん加速する加速する。
最後までまばたきするの惜しいくらいの展開でございました。
ポール・グリーングラス監督、「ユナイティッド93」もそうだけど、ハラハラ職人ですな。いやもう人間国宝級といえるかも。

また、デヴィット・ストラーザンCIA対ボーンだけならまだしも、CIA内のデヴィット・ストラーザン対ジョーン・アレン、これがまた話を厚く盛り上げる盛り上げる。
ジュリア・スタイルズもイイ!(顔はちょっとぬりかべ化が進んでますか?)。ジュリア・スタイルズっていい声してるんですね。この映画のこの役が一番好きかも。
とにかくボーンに過去の記憶がないから他者との関係でいろいろなことが解き明かされたり進んでいったりするんですけど、どの絡みも誰視線からのストーリーもとにかく話が練られすぎで、もうおばちゃんいちいち興奮しまくり。
んでまた、ボーンの内面の変化もこれまたうまく描かれてて、2のスプレマシーで最後大使の娘と対峙した時みたいに、ラスト近くにいいこと言うんですわ。
あ、そうそう、それから1.2ずっと観続けて来た人には、おおーっと思う見せ場がつくられててこれまた、大興奮みたいな。


とか熱く語ってますが、ジョーン・アレンの右腕トム・ギャロップとCIAのWills(コリン・スティントンン)の横顔がなんか似てて同じCIAオフィス内にいるとちょっと混乱したこととマット・デイモンがスクーターに乗るシーンは自転車にのったお猿のおもちゃみたいやなあと思ったのはほんのり秘密。

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(横顔似てるふたり。↑)トム・ギャロップ   コリン・スティントンン


もうわたしの中ではこの3で一応、完結なんだけど、まだ続くと聞いたような気もするのでこの後のシリーズでボーンが怪しい日本語を喋っても、いや、隕石から地球を守るために火星に飛んでも最後まで付き合いますよ、いや、付き合わせていただきますとも。

2007年11月03日

ヘアスプレー

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『ヘアスプレー』観に行きましたよ。
とりあえず、ジョン・ウオーターズ版のことはこっちに置いといて、と。

いやー、映画ってやっぱり脚本が一番重要やんねーとか思ってたけど、キャストも重要なんだなーとがつーんと感じた映画でした。神キャスティング。どの役も皆良すぎ。皆様の芸に圧倒され引き込まれ音楽に乗せられてむちゃむちゃ楽しい2時間でございましたよ。歌や踊りなんで全然出来ない自分が一緒に踊れる気にさせられるのがまたすごいっすね。
舞台版も見てみたいなー。
ミッシェル・ファイファー見てたら『ファビュラス・ベイカーボーイズ』また見たくなりましたよ。

で、とりあえず『ファビュラス・ベイカーボーイズ』よりも、ジョン・ウォーターズ版をもう一回見てみよー、と思って家に戻ってDVDを引っ張り出して見ました。

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オリジナル↑リッキー・レイク、今回の新しい版ニッキー・ブロンスキーは、彼女に似た声の子を選んでるのねーと、思いました。ご存知リッキー・レイクは今はすっかり痩せてるけど、ニッキーちゃんはこれからどうなるのかしらん。興味津々。

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リッキー・レイクの痩せてからのシャーリー・マクレーン&ブレンダン・フレイザーとの映画『くちづけはタンゴの後に』もよかったですよね。
そうそう、新しい映画のほうにもエージェント役でカメオ出演してました。
カメオと言えば、ジョン・ウォーターズも今度の新しいのに出てるはずなのに全然見つけられずに家に帰ってから調べたら、最初のグッドモーニング・ボルチモアで出てくるコート着た露出狂のおっさんだったんですとー。全然わからんかった。がく〜。
あ、そうそう、ジョン・ウォーターズ版でパパ役(新版ではウォーケン)は、ジェリー・ステラー(ベン・ステラー父)やったんやけど、ジェリー・ステラー、今度はドレス屋さんのMr.pinkになっとりましたね。
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で、ジェームス・マースデンですよ。かっこええやんか。てか全然太る気配なさそうですね。つうか今までの映画の中で一番細く見えましたわ。踊りもうまー。差別がテーマに入ってるこの映画の中で彼の役は隠れゲイって役どころかと思ったりなんかしたんですけど、考えすぎか。

ところで。ふっふっふ。さっきアマゾン見たらジョン・ウォーターズ版の『ヘアスプレー』DVD価格が高騰して中古で¥16000になってますがな。持ってますよ持ってますよ。それじゃあ、わたしは¥20000くらいで、げっしっし・・・・・。(もみ手)なんつて。

2007年10月25日

マリと子犬の物語

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『マリと子犬の物語』観ました。
子供と犬が出て、そんでもってその子供たちは幼くして母を亡くして、お兄ちゃんのほうは妹のことを守ってね、と母親に頼まれてる、かつ、子犬も出るよ、ってな、どんな話の流れになってどんなシーンが出るかってむちゃむちゃ想像つく映画だよねーと思いながら観はじめましたよ、それでもわたしは甘かったですわ〜。

いやー、わたしの想像を上回る、泣かせよう度、感動させよう度の演出過剰で、もう子供たちそりゃ子供じゃなくて中に大人入ってますがな、犬たち、もう犬じゃなくて人間ですがな、とわたしの中の小姑がつっこみいれる入れる。

でも今回、割と子供の多い試写会で、ベタなギャグにも子供たち大うけだし、犬のマリや子犬がなにかするとかわいい〜とうっとりしたり、神妙なシーンはお母さんにいろいろ聞いたりして、子供たちすごく映画の世界に入り込んでる模様。マリを探すシーンでは一緒に「マリー」って探してるし。傍から見てて心が動いてるんだなーとなんかしみじみしたりして。
なのでちょっとわたし考え変わって、こういう感じの映画もある意味アリなんだなーと思った秋の一日。はらり〜ん。(←秋の枯葉の落ちる音)


2007年10月23日

スターダスト

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『スターダスト』観ました。
ファンタジーものはもうちょっと食傷気味かなーと、ほんのり思いつつ観に行ったんだけど、テンポよくて面白いやんか!
今までのファンタジーから深刻さとダークさを薄めて冒険色を強くしたっつうのか、宮崎アニメを実写化したみたいってな映画宣伝だけど、原作のことはさておき、映画はドラクエ世界感の実写化のほうが近いと思いました。特にドラクエの”ぱふぱふ”とか”胡椒好きの王様”とかあのへんの笑いの感じのテーストがちりばめられておりました。深刻さと笑いのバランス具合が似てるっていうのかな。
終わり方がこれまたドラクエのエンディングテースト満載みたいな。
あとは観客のわたしたち以外にも一緒に主人公達の冒険をおっかけてる王位継承希望王子達(観たらわかるよん)のつっこみもこれまた楽しいのですわ。
一個だけ言うとちょっとこの世界感に馴染まない言葉やシーンが2・3個あるのがわたし的には残念かな。他の映画だと全然OKだと思うんだけど。

クレア(@いかつい)デインズがヒロインってどうよ、と思ってたんだけど、ヒロインのキャラにあっててよかったと思いましたわ。つうかむしろなんかかわいく見えたりなんかして。
もちろん、ミシェル・ファイファーの魔女もよかったですとも。ていうかこの映画の真の主人公はミシェル・ファイファーですな。

2007年10月18日

エクスマキナ

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『エクスマキナ』観ました。

ジョン・ウーがプロデューサーだけあり、マントも二丁拳銃も白い鳩ももちろん、きっちり登場しますよ!
そして今回はなんと白い鳩のうちの一羽がちょと名前あってもいい感じの役割もしたりなんかして。

で、メカのCGはかっこよかったっす。
細野晴臣の音楽もよかったっす。
女性キャラの喋り方がみんな宝塚みたいで、ちょっとウケた。

でも、男勝りでおきゃん(超死語)なヒロインがパーティで短めのかわいいドレスきてみんながお〜、ヒロイン、もじもじ。みたいなアニメお決まりのパターンが何パターンも他にも多々あったりとか、台詞もどっかのアニメで聞いたことあるよなーってなお決まりなやつが多くてまるでアニメ映画作成ソフトで作ってるみたい、せっかく面白い設定で新しいことしてるのに、残念だのう〜、と思いながらおばちゃん、観てました。

2007年10月14日

観た映画

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ふっふっふ『Blades of Glory』観てしまいました(自慢)。いやあ、面白かったです。
キャッチフレーズ作るとしたら”ぶつかりあう股間と股間”ってな感じ?
ウィル・フェレルがワイルド系スケーターでジョン・ヘダーがフェミニン系スケーターっす。
コメディ映画ってバカなことやってるだけでストーリーいまひとつかなーってな感じの多いけど、これはわたしの中では『ズーランダー』とか『アンダーカバー・ブラザー』と同じくらいよかったです。
ふたりともフツーに滑ってるスケートのシーン上手いなーここも吹き替え?CG?とか思ってたら、メイキングによるとワイヤーで吊られて滑ってました。
てなわけで、でっかいスクリーンでも見たいので公開が待ち遠しいです。


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『Knocked Up』
スーパーのDVD売り場とかDVDショップとかでやたらDVDパッケージを目にした映画。なんだろーと思ってたら帰りの飛行機でやってたのでラッキーみたいな。
『グレイズ・アナトミー』のKatherine HeiglはTVリポーターでとある番組に抜擢されて、姉と、わー、おめでとー今夜はぽーーっとパーティよ〜の羽目はずしの一夜で無職男Seth Rogen(セス・ローゲン?ローガン?)との子供が出来てしまうってな感じの出産までの話。
Katherine Heiglのお姉さんの旦那役がポール・ラッドで、Seth Rogenとの組み合わせどっかで観たことあるよなーと思ったら『40歳の童貞男』でした。


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で、『40歳の童貞男』といえばといえばスティーブ・カレルの『エバン・オールマイティ』。ジム・キャリーの『ブルース・オールマイティ』の続編なのかな。
スティーブ・カレルの風貌が神様(モーガン・フルーマン)に課せられたミッションの内容にぴったりでした。話は『ブルース~』のほうが好きかな。あんましおお〜うらやましーってオールマイティな能力の見せ所が少なかったような気がしますわん。


2007年09月22日

ミス・ポター

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『ミス・ポター』観ました。なんとなくピーターラビットってことでヌルいちょっとファンシー入ったねむーい映画かなーと思って行ったんですが、面白いやんか!

むちゃむちゃ美しい風景と観終わった後のさわやか感としみじみ感のこの監督はだれーと思ったら「ベイブ」の監督なんですね。納得。
「恋は邪魔者」の時から再び、のレニーとユアン・マクレガーの二人もよかったです。この二人の組み合わせイイっすね。今風でなくてちょっと時代がさかのぼった時のカップルとしてなんかイイっす。
あと、レニーってよく口をすぼめる演技をするじゃないですか、

(↓こういう顔☆)
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今回はそれがいつもの四割増になっておりました。


あとは、エミリー・ワトソンのこれまたいつもより五割増の瞳孔開きっぱなし演技が怖かったです。
レニーのさばさばした親友役というよりも弟(ユアン)の恋人(レニー)を狙う、ちょっと電波の入ったレズビアンってな感じにしかみえませんがな。ぶるぶる。(ってそんな役柄設定だったのか、いやちがうはず)


2007年09月07日

クローズド・ノート

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『クローズド・ノート』観ました。
試写会だったんですけど、舞台挨拶に行定監督と主題歌を歌ってるyuiが来ました。田舎なのにびっくら。
監督はなんかオサレな靴をはいとられました。

ってなわけで、映画。
ダルビッシュサエコのアニメ声がウザーとか、伊勢谷友介の不思議ちゃん喋りがキモーとか、セカチューの監督だし、ネット小説原作らしいからみんな元気そうだけど誰か突然→死ぬ←ん違うんやろなーとか思ってたらほんとに→死んだよ←おいおいおい、とずっこけたり、竹内結子のおなご先生パートが文部省推薦??ってな感じだったり、沢尻エリカが竹内結子の日記を読み進んで行くにつれてふたりの生活がシンクロして行くのがもしかして、これって沢尻エリカが心理的に壊れていくホラー??とか思ったりもするんだけど、全体的にはちゃんと映画になってたので(←えらそー)最後まで退屈せずに観られました。
とかなんとか言いながら、なんか舞台挨拶した時の監督の話では今回上映と本上映ではラストが違うらしいんですけど、また本上映でラストをチェックしに行くかと聞かれると、ええっと、あのその、ごほげほげほげほ・・なんですけど。

沢尻エリカのお部屋とかバイトする万年筆屋さんの佇まいがとってもよかったですわ。

2007年08月25日

ラッシュアワー3

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『ラッシュアワー3』観ましたよん。
おお、真田広之と工藤夕貴、強いよ、いいじゃんいいじゃん。
とか思ってたら、(ネタバレ)→あっさり死んでしもうたがな。
あまりにも→あっさり姿を消して←しもうたんで、後から→復活←するんかと思ったら、そのまま→映画も終わって←しもたんでうっそーん、みたいな。
一番おいしい役はシャルロット・ゲンズブール旦那でございました。

2007年08月17日

パイレーツ・オブ・カリビアン/ワールド・エンド

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今ごろ『パイレーツ・オブ・カリビアン』観てきました。まだやってるのね〜としみじみ感心しながら、最終日の最終回。1.2と、長いよママンと思いながらもがんばって観たので、最後までみなくっちゃーですよ。
お。しかし今回は長いことは長いけど、なんかよいではないですか。今までの長いよママンの苦労がここで花開いたというのか。ロールプレイングゲームに例えれば、がんばって経験値を上げたので、やっと来たボスとの戦いがイヤッホ〜ってな感じっていうのかしらん。(ヘンな例え)
もちろん経験値あげも楽しくないわけじゃなくて、ホネやなーと思いながらもそれはそれで別の楽しさが、あったでございましたが。
マルコビッチの穴・・・じゃなくてジョニー・ディップな穴、なシーンもたいへんよかったです。
終わりよければすべてよし、でございますね。
エンドクレジットあけのシーンで、なんかやりとげたぞー、(なにを?)という充実感で席を立ったわたくしでございました。

2007年08月12日

オーシャンズ13

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『オーシャンズ13』観ました。
わたしは11も12も楽しかった派なので今回も楽しみましたよん。
12のあの人が、ああなるなんてよいではないですか。ほんでもってもうひとりの12のあの人が出てきたのもよかったです。つうか、中盤ブラッド・ピットとジョージ・クルーニーのスポーツ店でのシーンでちらっと移ってたのでアレ?今の彼じゃ?と思ったんんだけど、見間違えかなーとも思ったりもしたんで、最後出てきた時はお〜やっぱり見間違えじゃなかったわーと嬉しかったですわ。
そうそう、マット・デイモンが付けっ鼻をしてる顔はマシュー・モディーンに似てるよなあと思いながらみてました。


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マシュー      付けっ鼻マット

2007年08月10日

キサラギ

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『キサラギ』観ました。

マイナーなグラビアアイドル、如月ミキが焼身自殺を遂げてから1年が過ぎた。彼女のファンサイトでは一周忌のオフ会を開催することに。集まったのは、サイト管理人の家元とサイトの常連、オダ・ユージ、スネーク、安男、いちご娘という5人の男たち。初めて直に顔を合わせた彼らは、ミキの思い出に浸り、自慢話で盛り上がる。明るかったミキの自殺という事実に釈然としない気持ちを持ち続けていた5人。そしてオダ・ユージの“彼女は殺されたんだ”という発言を境に、彼らはミキの死の真相を巡って怒涛の推理を展開していくが…。(All Cinema on lineより)

ってな話なんですが。

ななな、なんですか、このむちゃむちゃ上手いプロットは。
五人の男たちの会話はもちろん出てくる小物やらなにやらなにげないものすべてが、謎解きのパズルのピースになってますよ。
最初はなにせD級アイドルファンの話なので、登場人物の何人かは、サブぅ〜とかイテテとかすべってるよ、とか思ったりするんですけど、最後に近づけば近づくほど、それぞれのキャラの素性が判明していくにつれて、それぞれが魅力的に見えてくるから、これ不思議。
最後の最後まで彼らのアイドル如月ミキの姿は回想シーンとかでぼかしが入ってよくわからないようになってるんですけど、ラスト、その姿が明らかになった時、椅子から落ちそうになると同時にナイス人選!と立ち上がって拍手したくなりました。いやあ、センスいいっす。
てなわけで、ひさしぶり、『下妻物語』以来、この監督の次の映画も絶対観たいなあと思ってしまう映画でした。
ブラボ〜。

2007年08月09日

トランスフォーマー

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『トランスフォーマー』観ました。映画館で映画見るの一ヶ月ぶりなんでなんにしようかなーと迷ったんですけど、ぱーっと派手にいってみようってなわけで『トランスフォーマー』。

で、
かっこええやんかートランスフォーマー。わたしが子供なら映画の帰りに絶対おもちゃ屋に寄って、トランスフォーマーのフィギア買うてーと大泣きしてダダこねまくってるとみた。誕生日やクリスマスまでなんて絶対待てません!
あとトランスフォーマーチームの小ギャグ&体張ったチームコントがなんか妙にツボ。

ところで、チビ悪トランスフォーマーの声ってなんかどっかで聞いたことあるよなーと考えてたんですけど、ギズモっすよね。と思うとしぐさも似てると思うんだけどどうでしょう?
サムの相手役の女の子は最初に登場したときに、かわいいんだけどゴージャス系の、ちょっとベイウォッチ的な女子に見えたんで、きっと主人公に「つーん」とした態度をとってトホホなひどい目にあう用キャラかと思ってたけど、全然違ったよ。(見る目なし。がっくし)

あとデブ好きにはうれしいキャスティングでございました。

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主人公サムのお父さん役にケビン・ダン。白髪がずいぶん増えてたので最初だれだかわからんかったです。
「スモールソルジャー」でも主人公のお父さん役してましたね。ちなみにこのときのヒロイン(?)はキルスティン・ダンスト。「ゴジラ」にも出てたりとなぜかキャラもの映画の出演多いすね。
ちなみに、彼ケビン・ダンはノーラ・ダンの弟。
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それから言わずと知れたアンソニー・アンダーソン↑。
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一緒にゲームしてた彼のいとこ役はオマー・ベンソン・ミラー↑だと思いこんでたんですけど


家に帰って調べてみたら、あら?キャスト表に名前がないわ。誰だったのかしらん?もう一回見に行ってみるか。

2007年07月02日

ダイ・ハード4.0

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『ダイ・ハード4.0』観ました。
ジャスティン・ロングむちゃむちゃ頑張っとったよ。おばちゃん感動。
とはいうものの、まあ、『ダイハード』だし、ってな感じで特になんの気負いもなく気軽にフラっと行った感じだったんですが、ネット界の影の大物ワーロック役にびっくーり。登場の瞬間は思わずニンマリつうか拍手したくなりました。ちゃんと本物にリスペクトした役だったとこがまたニンマリみたいな。
あ〜、そうか、ジャスティン・ロングが出てるってことで、ちょっと普通のダイハードじゃないと気づくべきだったですよねー。
ってなわけで、長かったけど、いろんな層の人がが楽しめる映画になってると思いました。アクションもいろんなアクション映画のツボになるシーンやテーストをいい意味でをぎゅうぎゅうに詰め合わせてるってな感じで、皆さんどうぞたのしんでー!ってなサービス精神をひしひしと感じでよかったっす。3よりは全然こっちが好みでした。

2007年06月30日

プレステージ

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『プレステージ』観ました。
よいではないですか、よいではないですかー。
前回の『ゾディアック』に引き続き、”なにかにとりつかれた人々”の話っすよ。ほんで、この映画も『ゾディアック』と同じようにとりつかれた人々のそれぞれのキャスティングがとってもイイ!
クリストファー・ノーラン監督、バットマンの時もそうだけど、マイケル・ケイン魅力大全開のとってもハマったイイ役にしてくれるので嬉しいですわー。
クリスチャン・ベイル、ヒュー・ジャックマンももちろん、
デヴィッド・ボウイも若いときのほそーい感じより、今回の肉ついてどっしりした感じよかったっすよね。
正直、マジックのタネのひとつはクリスチャン・ベイル、ファンなら割りと早めにわかっちゃうんだけど、そんなことは瑣末なことっすよ。ほれ劇中でもマイケル・ケインが言ってたじゃないですか、「タネはシンプル、重要なのはどうみせることか、だ」って。
鳥の伏線もオチに通じててよかったなー。クリストファー・ノーラン監督、ますますファンになりましたよ。
ってなわけで、次のバットマンも激しく楽しみぃ。

2007年06月27日

ゾディアック

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『ゾディアック』観ましたよん。

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あ。グリーン先生がヅラかぶってる!
ってこの映画、事件を解決するまでにものすごーく長い月日がかかるんですけど、その年月を表すのに、建設中のビルがどんどん完成していったり、電話の型やコーラの自動販売機の型がどんどん新しくなっていったりするんですよ。
だから、グリーン先生のヅラもその一環で年月と事件の困難さを表すために、いつかヅラをすぱっと脱ぐ捨てる場面がでてくるとわくわくしてたのに、最後までヅラはずさずだったよ。ちぇっ。

それから、ジェイク・ギレンホールに犯人と思われる男から無言のスーハーいう息だけの電話が何度かかかってくるんだけど、あれ、って絶対デブ特有の荒い息ですってば。容疑者名指ししてるようなもんですがな。あの息はデブにしか吐けないっすよ。あの電話とったのがカーメラ@ソプラノズだったら絶対「トニー?」って言うてるね。(なんのこっちゃ)

とかなんとか言ってるけど映画、よかったよ。
配役が皆、ぴったり。静かに本のページをめくっていくみたいに話はすすんで、むしろ観てるひとを突き放す感じですらあるんだけど、配役がぴったりなんで、その本を読みながら自分の頭でつくってる光景をそのまま映像で再現してくれてるって感じでどんどんページをめくって行きたい感じで映画の世界に入ってしまうんですよねー。

一個だけ不満をあげると、主人公の友人役職人のアダム・ゴールドバーグがジェイク・ギレンホールの親友にならなかったことか。なんつて
(↓アダム・ゴールドバーグ)
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あ、そうそう、子供をおさわりしてクビになった「リー」役の人は「バブルボーイ」でジェイク・ギレンホールのパパ役をやってましたですな。

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2007年06月26日

ザ・シューター/極大射程

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『ザ・シューター/極大射程』観にいきました。
さて、期待して観に行ったわけですが、面白かったです。面白かったんですよ。が、なんつうか、地味つうか華がないごほっげほっ・・・・。ええっと、いや、映画みてる時の祭り気分の派手でわくわくしてうひょーってな楽しさでなくテレビサイズ的な面白さというかなんというか。ごほげほ。
「あの頃ペニーレインと」があるところの「ロックスター」の位置のような、「ボーンアイデンティ」「エネミーオブアメリカ」があるところのこの映画みたいな。

で、監督だれなんかなーと思ったら、あー「ティアー・オブ・ザ・サン」やら「キング・アーサー」のアントン・フークワ監督じゃないですか。
映画の前宣伝とかストーリーとか聞くとどんなに派手にいろんな意味で映画の醍醐味発揮ーってな感じのゴージャスにやってくれる映画かと期待して劇場に行くと・・ってなあの監と・・く、ごほげほげほ。
「キング・アーサー」とかアーサーとかランスロットの円卓の騎士の囲むあの!「円卓」!が裏みたら「コクヨ」ってシールが貼ってそうなテーブルだったもんね。うんうん。
こう考えるとマイケル・ベイとかブラッカイマーチームはなんだかんだいいながら派手に見せるってことにかんしてはほんとすごいっんすね。

でもこれもある種の才能だと思うので、こうなったら監督、ベルサイユ宮殿とかロココものを撮ってほすぃわー。どんな華のない、質実な映画になるのかものすごく観てみたい。

2007年06月25日

300

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『300』観ました。
「This is スパルタ!」ドガッ(蹴)、ひゅ〜(←穴)。このシーンからわたしの心はスパルタンにすっかり奪われてしまいました。かっこいいっ。スパルタンっ。

フランク・ミラー作品、『シン・シティ』がむちゃむちゃかっちょよかったので期待してたんだけど、『300』もかっこええやんかー。
キメのショットがまたちょっと歌舞伎の見得みたいでこれまた、激しくかっこいいんすよね〜。
古代戦法好きにはこれまたたまらん技の数々。
なんかあのスパルタンの盾があったら、核戦争が起こっても生き残れそうな気がするわ。
最後のステリオスのびよ〜ん(←観た人はわかるよね。はあと)で、わたしもうスパルタンに身も心も捧げたくなりました。なんつて。

ってなわけで、フランク・ミラー脚本やるフィリップ・マーロウ楽しみっす。

2007年06月23日

スパイダーマン3

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やっとこさ『スパイダーマン3』見ました。
いいねえ、好きっすよ。
一作目二作目がなくてこれが初スパイダーマンだったら、オイオイってな感じだけど、これまでの二作ですっかりスパイディワールドのファンになってるわたし的には、大好きな漫画のシリーズの外伝とか別冊とかそんな感じでまた別の面白さがあってとても楽しかったです。
ウィレム・デフォーの肖像画とか、トビーが黒トビーになったとこのしつこいくらいの黒行状描写がおかしくて面白すぎー。
ピーターとMJのふたりの喧嘩なんて別にピーターがスパイダーマンでなくてもフツーの恋人同士によくあるすれ違いだよねーとかしみじみ思いながらみたりして。
また今回トビー太り気味だったのちょっと慢心したスパイダーマンにぴったりでよかったと思いました。
チーム戦もイイ。

またこんな感じのだらだらしたスパイダーマン見たいと思うけど、む、無理か。

2007年06月14日

舞妓Haaaan!!!

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『舞妓Haaaan!!!』観ましたよ。
堤真一と北村一輝はとってもよかったです。
が、なんつうか、ほれ、ギャグ漫画を実写映画にした時の原作部分のギャグを生身でされると
「アイタタタタ〜」ってな感じになるじゃないですか(実際これは漫画の映画化ではないんだけど)。まあ、そういう感じが多い映画でありました。すんません。
でも、時々、面白いのもあって、堤真一の主演する映画の名前が「海猿」のパロで「山猿」になってて、その映画のコピーの細かいとことかそういう小ギャグはよかったです。
あとやっぱ生瀬 勝久、関西人、軍を抜いていいですね。あ、そうそう、この映画の何が一番よかったかというと、なんじゃこりゃ、という関西弁がなかったことでしょうか。それはとってもよかったと思いました。とえらそうに語ってみる。

2007年05月31日

女帝

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『女帝』観ました。
シェイクスピアのハムレットがベースの割りにはえらくノリが、お昼の東海ドラマっぽいなあと思いつつみていたら、なんと字幕の監修が中島丈博センセイでございました。
東海ドラマ風味の映画、ちょっとある意味面白そうでございましょう?あまりのありえなさとどろどろぶりに次どうなるんだろうと目が離せなくなるってなあの感じ。

でも、この映画、それに芸術とか西洋受けとかそういう妙な意欲を盛り込んじゃったもんだから、昼ドラのハイスピードでつれてかれるあの面白さがなくなっちゃって、テンポ悪りぃ悪りぃ。
とにかく権力争いで血が流れる場面たくさんあるんだけど、そのたびにいちいちスローモーションかかるし(いや、チャン・ツイィー演じる女帝が好きな色が茜色っていうからその色にこだわるのはわかるんだけど)戦いのたびにかならずワイヤーアクションだもんで、もう、なんかどの場面も一緒に見えるんだよーみたいな。それなくすと2時間10分から1時間40分に上映時間短縮できるとみた。

あ、でもチャン・ツイィーたんの衣装はきれいだったです。つうか全体の衣装はとてもキレイでございました。

2007年05月26日

バベル

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『バベル』観ました。土曜だというのにお客わたしひとりだったですよ。

いろいろ聞いてた感じでは菊池凛子がもっと、毛、どっさーなのかとか、上に下に裏に表にあんなことこんなことってな感じになるのかと思ってたんだけど、思ってたよりずっとおとなしい感じでちょとびっくり。

メキシコ編が一番イイかなあと後半まで思ってたんだけど、最後の最後のベランダのシーンで日本編もええやん〜と思いました。ガエルくんはやっぱいいっすね。

2007年05月17日

主人公は僕だった

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『主人公は僕だった 』観ましたよ。
いやあ、マギー・ギレンホールって写真とかで観るとフツーなんだけど、動くとむちゃむちゃ可愛いですね。くるくる動く小動物みてる感じでいつまでも観ていたい感じつうかなんつうか。ちょっと腕の刺青が遠山の金さんなのが気になったけど、ほんと可愛かったよ。
あと、小説家のエマ・トンプソンがウィル・フェレルの動きを描写してるモノローグがたくさん入るんだけど、エマ・トンプソンの声ってすごく耳に心地いい声なんすね。今回改めて気づきました。あ、そうそう、マギー・ギレンホールの声もすごくよかったです。顔が売りじゃない女優さんはこういうところにもなんか惹きつける武器も持ってるものなのね、と改めて認識、みたいな。

映画のラストは絶対ウィル・フェレルは死なないっていうのはわかってるじゃないですか、それを、どういう形で見てる人をがっかりせずに納得させていい終わり方にするかっていうのがこの映画の肝だと思うんだけど、そこを、これでいいでしょ?ってな感じでなく、スクリーンの向こうで脚本の人が考えて考えて考えて考え倒してる姿が見えてきて、うんうんそれなら納得できるよ、ってな感じのいい終わり方だと思いました。多少のほころびに自らつっこみ入れてるところも面白かったです。
まあ、ほんのり無理はあるとしても、そこはエマ・トンプソンとダスティン・ホフマンの演技力でカバーつうことで。
あと、映像もオープニングとかいろいろ工夫がされてて面白かったです。

あ、そうそう、映画観終わったあとは、むしょーにクッキーが食べたくなるよん。


2007年05月16日

パッチギ! LOVE&PEACE

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『パッチギ! LOVE&PEACE』観ました。
なんか話も映画もむちゃむちゃなんやけどなんも期待とかそういうのすら考えずに行ったのでわりかし楽しかったです、っていうか勢いに無理やり乗せられたというのかしらん。
でも、最初と最後の喧嘩と戦争のシーンは長すぎますがな。
あとは、プロダクションの社長やった”でんでん”がよかったです。
もっとほかにも映画に出ればいいのに。

とかなんとか書いてるけど、これってこの前観た映画『俺は、君のためにこそ死ににいく』で、忍耐力がついたからちょっとくらいなことには寛容になってるからのような気もする今日このごろ。

2007年05月08日

俺は、君のためにこそ死ににいく

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タイトル聞いて杉良太郎のこの歌(by大捜査線)を、思い出したのはわたくしだけでございましょうか。


映画はわたしのそして皆様がたぶん予想してるまんまの映画でございました。はい。それはもう見事に。
で、2時間20分。長いっす。最後まで見た自分に褒美をやりたい達成感。


三回飛んで三回戻って来た男、筒井道隆の覚めた視線で描いた話ならもうちょっと面白くなったような気がするけど、それじゃスクリーンから慎太郎汁がほとばしらないからダメかー。


2007年05月04日

ロッキー・ザ・ファイナル

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『ロッキー・ザ・ファイナル』観ました。
ちょっとちょっとー。ロッキー爺〜、よかったよ〜。なんか「人生ほど重いパンチはない」(その他ありすぎて忘れた)とかロッキー爺、もう目を離した瞬間、隙があれば、人生語る語る。これが武田鉄也とか五木寛之とかだったら口の中に砂袋詰め込んでやりたくなるんだけど、ロッキー爺だと、うんうん、そうだよねーと素直にうなづけるからこれ不思議。

いや、映画としてもちゃんとしててほんと最後のほうなんてこぶし握り締めて真面目に観てしもうたよ。
で、なんつってもが!かわいすぎ。

まあ、間の4作のことはさておき、終わりよければすべてよし、ってなわけで、とってもいい完結の仕方のファイナルでした。なによりも一番えらいのは最後まで付き合ったバート・ヤングだなあ。


2007年04月30日

ホリデイ

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『ホリデイ』観ました。
キャメロン・ディアスがセックスシーンで頑なにブラジャーはずさないのにワロタ。(画面的には超不自然)つうか乳首見せたら死ぬってな感じの勢いの死守ぶりがすばらしい。キャメロン・ディアスって今までに全然脱いだことなかったけか。

映画はみんなイイ人ばっかりでよかったです。てかこの危険だらけな世の中で全然知らない同士家を交換するってことで特に危機感もなく自然に話が進んでいくってことじたいがもう悪人は出ないって約束されたも同然。普通は知らない家に真夜中に家の持ち主の兄だと名乗る男があがりこんできて、そんでもってそいつがどんなに清潔感あふれる男前でも「サイコ野郎かも!??わ、わたし、こ、殺される?」って疑念は絶対起こるよねー??
でもたまにはイイ人だけの映画もよろしいですね。いい人っつうか良心に基づいて行動する人たちって感じかな。そのイイ人ぶりが観てて鼻白む感じじゃなくてとても自然でよかったです。説教臭がないというか。なかなかそういうのって難しいと思う。
JBはもっとむちゃむちゃしてもいいかなーと思ったけど、レコード店でのシーンはJBの歌のウマさを生かしてイイ感じだったので許す(←えらそー)。
たぶん、あの女の子の姉妹も大きくなっても反抗期なんてなくて、キャメロン・ディアスやケイト・ウィンスレットたちをいつまでも慕うかわいい子たちのままだと思うなあ。

ってなわけで、なんつうか目にもキレイで楽しい映画でした。

2007年04月17日

ラブソングができるまで

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『ラブソングができるまで』観ました。
こらー、ドリュー。クリステン・ジョンストンを姉役にしたのは自分を細くみせるためですなー。

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(ドリュー&クリステン)


ってこの画像じゃちょとわかりにくいか。クリステンはガチではこんな感じで、身長は183。ちなみにドリューは163で20センチ低いのでそりゃ華奢に見えますわね。策士ね。
とか言ってるけど最初にクリステンでてきた時はカースティ・アレイやと思ってました。
クリスティン前はもうちょっとスリムだったような気が。

映画は、なんつってもヒュー・グラントのラブコメだったので安心してみられましたとも。さすがラブコメ職人。今回もいい仕事をされてます。
そして今回は彼のぶよぶよのおなかを拝めますよ。服きてたらあんましわからないけど、やっぱり47歳(?)くるとこきてますね。ナイス。
今回の映画のお気に入りのせりふは、
「フロリダで成長するのはオレンジだけだよ」(←ってここだけ取り出して書いてもなんも面白くないすね。がく)

あと残念だったのはせっかくキャンベル・スコットが出てたのにあんまし活躍の場がなかったとこかな。もっと全開でヤナやつ光線を出してほしかったのにぃ。ヤナ奴職人のグレッグ・キニアとまではいかないまでも。


2007年04月13日

かちこみ! ドラゴン・タイガー・ゲート

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『かちこみ! ドラゴン・タイガー・ゲート』観ました。
ドニー・イェンが原作漫画を模した髪型のせいで、中途半端に売れてるビジュアル系バンドのベースみたいになっとりました。
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っていうかメインの三人。前髪長すぎでござーますよ。
わたしが学校の先生なら職員室に呼び出して、「こらー。あんたたちそんな前髪してたら目が悪くなりますよっ、明日までに切ってきなさーい!」と注意しています。
つうか三人とも分け目がぴったり一緒なのが、これまた謎。

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ニコラス・ツェーが『PROMISE』ですんごいよかったので、わくわくして行ったわりには全然顔が把握できてなくて途中までショーン・ユーと区別つかず、ニコラス・ツェー、今回は髪の色を変えての一人二役かーと思ってた間抜けなわたし。とほほ。

2007年04月06日

ドリームガールズ

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今日で終わりなんで『ドリームガールズ』観て来ました。
わーお。すんごい面白いやん!!
☆百個つけたいくらい。
歌に衣装に女優さんにスクリーンに大輪の花が咲きまくってましたよ。(あら、やだ、わたしってポエマー?)
わたしこういうオーソドックスな映画大好きなんっすよ。
なんかこう自分たちの妙な主張やポリシーやメッセージや自己顕示欲は後ろにひっこめて
「どうぞ皆様、わたしたちが精魂こめて作ったショーを目で耳で全身で楽しんでくださいませー!」ってな感じのこてこてでサービス精神いっぱいのとこがこれまた映画としてシンプルでイイ!
でもって完成度が高いの。
どのキャストにもそれぞれの山場があるとこもよかったです。
ロレッタ・デヴァインも歌うまいんやねえ。

それにしてもビヨンセたんの美しさは罪ですなあ。

2007年04月01日

リトル・ミス・サンシャイン

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やっとこさわたしの住んでるとこにも『リトル・ミス・サンシャイン』がきてくれましたよ。
というわけで観てきました。

最初のほうは個人として家族としてどうなんってな感じのクセのある人たちばっかりなんだけどそれでもオリーブちゃんにだけは皆、やさしくて思いやりがあるのが、皆の中にある前向きな部分や良心みたいなものとして透けて見えてて、皆がどう変わっていくんだろうって、期待みたいなのになっててよかったです。
ラストももちろんよかったですとも。
お兄ちゃんも新しい何かが見つけられるといいな。

2007年03月29日

あかね空

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「あかね空」観ました。
内野聖陽が京から江戸にやってきた実直でまじめな豆腐やになったり極道坊主になったりでそりゃーもう大忙しさ、みたいな映画でした(ほんとですってば)。

最初の永代橋のシーンがおもいっきしセットセットしてたので萎えたんだけど、あとは割りと楽しかったです。
その内野聖陽の極道坊主が運命のキーを握るなにかを持ってるんだけど、それをどう使うのかしらん、とちょっとわくわくしたりして。
あとは、中村梅雀のいやらし〜〜い商人の役もよかったですわー。

でも、もうなんか、たまには映画の時代劇も人情モノじゃないのがみてみたいと思う今日このごろ。
ちょんまげサスペンスは捕り物帖としてたくさんあるから、
ちょんまげサイコものとか。なんつて。
ところで、「聖陽」ってなんて読むのでしょうか。と今さら言ってみる。

2007年03月22日

パフューム ある人殺しの物語

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『パフューム ある人殺しの物語』観ました。
原作読んでる人多いと思うけど、とっても微妙〜な綱渡りをしてる感じで、でも、割といい感じで映画は進んでたと思いました。原作に敬意がすごくはらわれてると思ったです。前半の感じとかすごく好き。でも時々、その綱から落ちるときがあって、そこでちょっと笑ってしまうんだけど。
まず最初でちょっと笑ってしまったのが、初めてグルヌイユが作った香水を嗅いだ時のダスティン・ホフマンの頭の中に広がった匂いに喚起された幻想の映像。
誰やー、あのベタな女性はー?えー、本ってどんな感じだったかなあと家に帰って読み返してみるとびっくりちゃんと原作に忠実なのね。
本のときはなんも思わなかったのに映像になると笑ってしまうのはなんでだろう。不思議です。

(以下、原作から抜粋)

驚くべき芳香だった。パルディーニの目から発作的に涙があふれ出た。(略)
バルディーニは目を閉じた。美しい思い出がよみがえってくる。若いジュゼッペ・パルディーニがナポリの夜の公園を歩いている。かたわらに黒い巻き毛の女性がいる。窓近くにバラの茂み。夜風が吹いている。鳥がさえずる。港の居酒屋から、かすかに音楽が流れてくる。耳元でささやく声を聞いた。愛の告白を聞いた。全身にゾクッと陶酔が走り、毛穴の毛がいっせいに逆立つ。

で、やっぱり一番のトンデモシーンはクライマックスのあそこかな。おもいっきし、やってもうた感が炸裂みたいな。
でもそこもちゃんと原作に忠実な再現がされてるんすよね。その前に、(反転→)香水のふたを開けた瞬間、匂いに陶然とし崩れ落ちていく民衆の様子もベタなギャグみたいで笑えるんだけど(←反転)

(以下大ネタバレなので反転してます)原作↓


反転→ その結果恐るべき人殺し処刑の場が、途方もない乱痴気騒ぎへと移っていった。紀元前二世紀のローマ以来、この世についぞなかったはずの乱痴気騒ぎである。貞淑な女たちが奇怪な叫び声をあげて上衣を引きあけ、乳房をむきだしにした。裾をまくりあげて地面に倒れた。その白々とした裸身を前に、男たちはせわしなく視線を走らせ、手をわななかせながら充血して起立した腰のモノをズボンから引っ張り出して、何やらわまきつつ女たちにとびかかりさまざまな肢体、さまざまな組み合わせで交わりを始めた。(中略)
たちまちにして辺りの空気は汗と呻きに、叫びとすすり泣きにみちみちた。万余の人間獣の饗宴。地獄絵さながらの光景だった。
←反転

で、最後のシーンは話的にはトンデモなんだけど、映画でみるとそうでもなかったです。
このシーンよかったよ。ちょっとだけほんのちょっとだけ表現を原作とは変えてあるのね。

原作より抜粋
反転→ ともあれ人間のからだは丈夫にできていて、そうそう簡単には八つ裂きにできない。馬で四方にひっぱっても、なかなかちぎれないものである。そのためだろう、やがて短刀がひらめいた。突き刺して、えぐり取る。斧を持ち出すものがいた。肉きり包丁が関節にうち下され、音をたてて骨を砕いた。たちまち天使は三十片のかたまりに変わっていた。一味の全員にひとつづつ。手に収めて、あとずさり。つづいて喰らいついた。猛烈な食欲とともにかぶりついた。三十分後、ジャン・パティスト・グルヌイユは一筋もあまさず地上から消えうせていた。←反転


あ、そうそう、グルヌイユがとあることをするために布にべたべた塗ってたアブラ。あれは無造作に布に塗ってるんじゃなくて、あれでナニを巻いた時にどの部分がどこに来てどの部分がどういう形状になるかって綿密な計算の上にそれぞれのアブラの量が塗られてる、ってことを今回読み直して気づきました。

2007年03月15日

ステップ・アップ

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『ステップ・アップ 』ちゅう映画を見に行きました。
ふとしたことからお金もちのお嬢様とスラム街に住む若者がダンスのペアを組むってな話なんですが。
な、なんということでしょう、わたし、超能力者になってしまったのでしょうか。最初、メインの登場人物たちが出てきたときに誰が死ぬか、それからどういうふうに主人公の二人が惹かれあっていくか、そして反発、でもって若者たちを見守ってきた校長のラストシーンでの表情と台詞がどんなのになるのか、までわかってしまいましたよ!

ってまあ、そんな感じの映画でござーました。
映画っつうよりPVの尺が伸びたってなそんな感じみたいな。わたすが今の半分くらいの年齢なら純粋に感動したかもしれないけど、いかんせん、おばちゃん心には、ぬるーく感じる映画でございました。
ああ・・・年をとったでございます。しんみり。

これを考えると「リトル・ダンサー」や「8マイル」(←ダンスとスラムでくくってみた)はほんとよく出来てるわーと改めて思った春の一日。

2006年12月23日

硫黄島からの手紙

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『硫黄島からの手紙』観ました。
いやあ、すごいですね。やっぱり生き神様がついてる監督はもう人種の壁も越えて人間つうもんを・・(もうええって)。

『ラストサムライ』にも出てた松崎悠希が今回、けっこういい役で出てたので、おおーっと思ったりして。
そう、前半部分で二宮和也と一緒にいる野崎役でした。
Imdbで使われてるこの医者姿のヘッドショットがどうやって撮られたか、彼のブログの記事に書いてあるので読むと面白いっす。
(記事↓)
ttp://www.yukimatsuzaki.com/blog/archives/2005/12/post_204.html

というか、彼のブログ全体、ハリウッド俳優奮闘記になっててとてもとても面白いです。

これからもいろんな映画で姿がみられるといいな。

2006年11月30日

40歳の童貞男

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『40歳の童貞男』観ました。
なんかひさしぶりにポール・ラッドを観たような気がしたりなんかして。
わたし的な好みはセス・ローガンかな〜。
でも、アンディ、童貞は童貞でもそんなに童貞がこじれてなくてそこがよかったっす。
セス・ローガンがまだそんなに仲良くなる前にアンディのこと「連続殺人犯かと思った」っていうのが気に入りました。

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で、『バタフライ・エフェクト』。
『マイネームイズアール』を観た後に久々に太ってるイーサン・サプリーみるとやっぱ痩せてよかったなあと思いましたわー。
あと、久しぶりにエルデン・ハンソン観られてうれしい。彼を観るたびにいつも、フィリップシーモア・ホフマンと兄弟の役すればいいのにぃと思うんですけど。
アシュトン・カッチャーの子供時代はどっかで観たことあるよなあと思ったら、『ハート・オブ・ウーマン』で、メル・ギブソンの子供時代をやった子やったのね。もひとつ、エイミー・スマートの兄ちゃん役の子ども時代もむちゃむちゃ最近どっかで観たよと思ったら、『X−MEN3』のじゃ、あーりませんか。


2006年11月29日

007/カジノ・ロワイヤル

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『007/カジノ・ロワイヤル』観ました。
お、評判どおりダニエル・クレイグいいっすね。でも、『ミュンヘン』で見た時にいい感じでこう、緩んでいた体が(特に下っ腹)が今回、ぴっしぃ〜と引き締まってたのがわたし的には不満、みたいな〜。でへ。でも、ボンド仕様に頑張ったんだなーと思いました。

ってそれよりなにより、ダニエル・クレイグもよかったけど、今回は悪役がよかったっすよ。ほれ、こういう映画の悪役って大ボスがいてあと何人かワルがいるんだけど、その中で何人かは、あんたいらんやん、て捨てキャラが2人くらいはいるじゃないですか、それが今回ナシ!どの悪いヤツもよかったですよ。
あとジャンカルロ・ジャンニーニ、最初は、今回の映画では「ポーカーのルール説明係り?」
ってな感じだったけど、彼も総合するといかにもジャンカルロ・ジャンニーニな役(どんな役やねん)でよかったっす。

あと必見はボンドの拷問シーンっすよ。むちゃむちゃ痛そうなんだけど、何故だか笑えるという。
今回の映画はスパイの秘密兵器とか(Q〜)カーアクションが控えめなぶん、生身のアクションがすごく考えられてたと思いました。冒頭のボンドがトイレでタコ殴りにするシーンから、もうパンチが重くて痛そうなのがびしびし伝わってくるんだもん。

ってなわけで、だいたいわたし映画2時間すぎると、退屈虫が騒ぎ出すんですけど、今回は楽しくすごしました。

2006年11月25日

ナチョ・リブレ 覆面の神様

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『ナチョ・リブレ 覆面の神様』観ました。今日で終わりだったのであわてて。
楽しかったでございます。JBの姿をみるのが。

とかいうものの、映画としてどうかというと、ええっとぉ〜。ごほげほげほげほ。
わたしは好きなんですけど、他の方々に面白かったから観てみてー!といえるかというと、ええっとぉ、げふんげふん。
なんつうか、ジャレッド・ヘス、JB,マイク・ホワイト、合体したことでそれぞれのいいとこを消しあっちゃってるような。げほごほ。JBのナイスなテンションの高さとジャレッド・ヘスのナイスなだらだら感がしっくりいきにくいというか、こほんこほん。
JB、歌も歌ってくれるんだけど、あんま意味ないような・・・ごほごほ。
ああ、でもプロレスのシーンはもっとギャグっぽいヘたれてる感じなのかと思ってたけど、ちゃんとしてたのがよかったと思いました。


ってなわけで、3人の次作に期待かな。う、うん。

2006年11月23日

トゥモロー・ワールド

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『トゥモロー・ワールド』

ジュリアン・ムーアがジュリアンって役名で出てたよ。
ってそんなことどうでもいいか。すんません。

なんも知らずに観たので「赤ちゃんよ永遠に」みたいな話かなあと思ったけど違ごてました。(ほんのりそれっぽいとこもあるけど)
最初、PDジェイムス原作って聞いて、PDジェイムスってミステリのイメージだったのでまさかあのPDジェイムスだと思わなかったですよ。

で、映画ですが。
イイ!映像。芸術っすね、こりゃ。
今日、レディスデイだったので1000円でこれ観たの得した気分。この映像だけで3000円だしてもいい気分。
アルフォンソ・キュアロン監督、『天国の口、終りの楽園』でメキシコの強い日差しとタイヤのゴムと砂埃の立ち上るにおいが伝わってきそうで、でもって、輝くばかりの海で生命力に満ち溢れてるはずなのにどこか諦観の雰囲気の漂ってたあの映像の感じを近未来に置き換えてそこに芸術加えたような。そんな感じ。

話はあまり親切に作られてないので好みが分かれそうだけど、わたしはとても好きなタイプの映画でした。近未来の話なんだけど、今のこの時間軸でもすぐ脇、0・2次元くらい隣、電柱の間の隙間を通ったら平行に存在してるそこに入れそうなそんな世界。
こういう、世界の話って、アメリカの俳優さんよりイギリスの俳優さんのほうが合うような気がする。
というわけで、マイケル・ケインとクライブ・オウエンすごくよかったです。

クライブ・オウエンは王様とかなんかのリーダーとか、ええもんの役じゃなくて、こういう孤独でちょっとねじれてる男がやっぱいいですよね。『グリーン・フィンガー』でやった男もハートウオーミング装ってなんだかんだいっても孤独な男だったし。あと臭いそうな役もいいですね。

というわけで、目に正月なとてもかっちょいい映画でした。

2006年11月16日

父親たちの星条旗

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『父親たちの星条旗』観ました。
いやあ、映画のグレード高いのはもちろんキャストが皆んなよかったです。ライアン・ヒリッペェ〜、ジェシー・ブラッドフォード、予想してたよりも全然よかったです。それにジェイミー・ベル、イイ!あまりにも役にハマりすぎてて最初彼だと気付かなかったですよ。
アダム・ビーチは『ウインドトーカーズ』のベトナムで暗号作ってた(だっけ?)と思えば、硫黄島で戦ったりと大忙しですね。バリー・ペッパーもまたまた戦場で輝いてましたよ。トム・サイズモアなき後(いや、いるんですけど、いろんな意味でげほげほ・・・)頼れる軍曹としてこれからも頑張って欲しいです。

それにしても最近のクリント・イーストウッド作品はもう、さすが76年も生きてきたせいか、「人間ってなんだ」とか「生きてるってなんだ」とか「平和」って「愛」って「暴力」って?ってな人間世界の人生渦中真っ只中にいる人間が撮った映画って感じじゃなくて、もうすべて悟った上での神からの善悪問わない大きな視線での人間語りになってるムード。すごいわー、と。
76年生きててもまだまだ生臭い人も多い中やっぱり選ばれし人は神の目を持てるのね、と考えてみたりなんかしてたんですけど。

はっ!いやいや、彼の側には彼よりももっと長く生きてきたもっと神のいる場所に近い本当の生き神さまがついてるじゃあーりませんか。撮影とか編集中はきっとこの生き神さまが彼に乗り移って自動筆記のように作品を作っているに違いない。そう神様は神様だからなんだって出来ちゃうのだ。もちろん彼もそれを知ってるからなんかのアワードの時は真の功労者としてその神様をいつも同伴して。って(おいおい)。

さて、『硫黄島からの手紙』はどんなかなあ。
がっかりしたくないキモチが大きくてなんだか観にいくのがコワイよ〜。

2006年11月10日

TANKA

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『TANNKA 短歌』を観ようと劇場に入ったんですが、いきなり出だしの村上弘明と黒谷友香のラブシーンがおもいっきし、笑いのツボにハマってしまってもうタイヘン。肩がぶるぶる震える震える。
ツルゲーネフ『片恋』を朗読しながらソファでコトに及ばれているおふたりの姿はコント意外のなんだといふのでせうか。教えて、ツルゲーネフ。また朗読の合間に一生懸命あえぎ声も出さなきゃいけないのでもう黒谷さん声の自転車フル操業。おもわず頑張れと応援したくなりました。(嘘)

とにかくこのあともラブシーンがてんこ盛りらしいので思わず笑ってしまって迷惑かけたらタイヘン。でも、ここで劇場出るのもナニかなあと思ったけど、この後、(どこかはわからないけど)官能のベリィーダンスという大爆弾があるらしいので、こりゃもう悶死するなと思ったので観るの断念しました。

で、もひとつ、
黒谷さん体当たりの官能演技って聞いてたのに冒頭のシーンでは乳首みせてくれてないんだもん。
そこで見せてくれたらもうちょっと頑張って観たんだけどー。
後のシーンでは見せてくれてたのかしらん。その点が非常に心残りではありました。

ビデオになったら家でゆっくりみようっと。

2006年11月09日

Sad Movie

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なにげに『Sad Movie <サッド・ムービー>』観ました。

Sad Movieってタイトル、恋愛のあれこれや人と人との関係にちょっと皮肉も込めた、でも幸せは君のそばに!みたいなスタンスで逆説的にそういう風にしてるのかと思ってたんですが、まんま、おもいっきしストレートど真ん中のSad-!!だったので、ある意味びっくりみたいな。

Sadになるまでけっこうそれぞれのカップルのエピソードがいい感じだったので、なんかもったいなーいと思ったですよ。以上。

2006年11月08日

DEATH NOTE デスノート the Last name 

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『DEATH NOTE デスノート the Last name』観ました。
いやあ、6月に観た前編は、もたもたしてるとか書いたけど今回の後半よかったです。
テンポよくなってるし駆け引きの見せ方がとてもよかった。
漫画読んでても引き込まれましたよ。

いやあ、L/エル、あんた、男だよ!惚れたよ。なんつて。
L/エルがチョコレートやらダンゴやらクッキーやら饅頭やら羊羹やらを始終のべつまくなしに食べ続けてるのみてると胸が焼けたけど、ミルクティーをチュッパチャプスで混ぜるのはちょっとやってみたいと思ってしまったりして。
ミサミサも前半はいまひとつだったけど、後半の監禁シーンが非常によろしかったです。うん。

あと片瀬那奈キャスターは上原さくら キャスターみたいに番組に登用されなかったのは、女の武器を使わないからでも、華がないからでもなく、ニュース読む時「ら」行がちゃんと言えなくて
「これから殺しがどれくらい起こるのでしょうか」という文が
「こでからこどしがどれくだいおこどぅのでしょうか」ってな発音になってしまうからだとおばちゃん思うyo。
いや、マジな話、別の役ならいいけど、キャスター役であの滑舌はせっかく張り詰めてる映画世界の緊迫度ダウン、みたいな。ニュース読むシーンは吹き替え使ったらいいのにと思いました。その他、美人度、自宅でのくつろぎ場面での各種サービスシーンはとてもグー、なだけに。

まあそれにしても残念なとこはそこくらいでとにかく終わり方イイ!
原作の終わり方もよかったけど、映画の終わり方もたいへん満足。うまくまとまって大納得の終わり方でございました。

というわけで、最近観た日本映画『木更津キャッツアイ」と「デスノート」当たり続きで嬉しい今日このごろ。

2006年11月03日

手紙

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『手紙』観ました。

もう沢尻エリカの関西弁が下手すぎて下手すぎて下手すぎて下手すぎて下手すぎて下手すぎて下手すぎて下手すぎて下手すぎて下手すぎて下手すぎて下手すぎて(←しつこっ)。サブかったれす。
わたし原作のほう読んでないんでわからないんですが、あの女の子が関西弁である必要がなんかあったのでしょうか?
まあ百歩譲って関西弁使いたいんならせっかく山田スミ子大先生も一緒の出演だったんだから、特訓してもらえばよかったのにぃ。

でもって、クライマックスシーン、映画の要のシーンですよ(エンドロールじゃないですよ)、流れる曲がなんでオフコース?オフコース?オフコース?オフコース?オフコース?オフコース?オフコースオフコースオフコースオフコースオフコースオフコース?(←しつこっ)
それもあのシーンでベタもベタな「言葉にできない」って。「言葉にできない」って。「言葉にできない」って。「言葉にできない」って。「言葉にできない」って。(もうええって)


ってな突っ込みどころ満載の映画だったけど、でも
故意とか偶然とか、たとえどんなにその殺人の理由に情状の酌量あったとしてもそれに関係なく結果として「人の命を奪ってしまった」、ということの意味をきっちりいろんな角度から逃げ道をつくらず考えぬくというテーマがきっちり通っててそこはすごくよかったと思いました。ホント。

2006年10月25日

ザ・センチネル/陰謀の星条旗

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キーファー・サザーランドとマイケル・ダグラスが大統領のシークレットサービスで、マイケル・ダグラスの無節操なちん○が引き起こす大統領暗殺計画みたいな。(嘘、いや半分、いや八割はホント)

大統領、影薄っ。
大統領というより係長、みたいな。
あまりの影の薄さにもしかして影武者なのかと途中疑いを持ってしまったですよ。
つうか、マイケル・ダグラス、シークレットサービスが「それ」するのって大統領が暗殺されるのと同じくらい立場的にむちゃむちゃでっかい禁忌事項だとおもうんですけど〜。いや、大統領もファーストレディも影武者だから「それ」もなんかの作戦のひとつかと途中までマジで見てたよ。ああ、わたしのバカバカバカ。

なんとなく見る前までは「おめでとう!「24」大ヒット記念」なキーファー・サザーランド主演な映画かとおもってたけど主演はマイケル・ダグラスなのね。ちょっと石原軍団のだれだ?ええっと渡哲也、に対する渡辺徹?チックな、「見せ場は先輩どうぞ!」みたいな控え目な役でした。

たぶん、映画の中では触れられてないけど、マイケル・ダグラス、エヴァ・ロンゴリアともエヴァがキーファー部に配属されるまでのアカデミー時代にはなんかあったね、と思わずおもってしまうようなダグラス汁溢れる映画でした。なんつて。

2006年10月24日

木更津キャッツアイ/ワールドシリーズ

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「If you build it, he will come(それを作れば彼がやって来る)」
「え!?ぶっさん?」でも、何で英語なの?

ってなわけで完結編。彼等は「それ」を作りますよ。で、やってきますよ、彼(?)が。
うーむ。素晴らしい完結の仕方。これでぶっさんも完璧に成仏出来るでしょう、という見事な終わりっぷりでしたわよ。
え?どういう終わり方って?
「要するに〜要するに〜要するに〜」ですよ。(←見ればイミわかるよ)

それにしても、「吾輩は主婦である」の時と同じように韓流の茶化し使いがとってもグ〜。いきなり出だしでワロたがな。

薬師丸ひろ子の藤田弓子化にはびっくりしたー。
まだこの一本前の「日本シリーズ」の時はお姉さん度が残ってたのに、今回は100パーセントおばちゃんになってました。ちょと悲し。そして森下愛子のおばちゃん度の低さにもびっくーり。
栗山千明たんの女王様、イイ。でも運動神経ノロそうなのね。それでも女王様なS芝居とあの制服姿がちょとマニア(なんの?)にはたまらないものがあるのではないかしらん。はあと。

というわけで、131分はちょと長いかなあとおもったけど、いい終わり方なのでそれも帳消しだー。


2006年10月15日

マルコビッチの

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ずっと観たいのう、と思っていたマルコビッチの『クリムト』がこっちでも来週公開されるらしい。
公式サイト

マルコビッチがどんなスケベ汁出してるのか楽しみだわん。


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クリムトがこういう↑服着てるのは、アトリエでモデルとすぐヤレるためにってどっかで
読んだことあったけど、どこだったけか。なんでもモデルとの間に30人以上子供がいたらしい。

2006年10月10日

ほんのり

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復活してみたりして。
ってなわけで休んでる間に見た映画。
『クリック』
アダムたん七変化みたいな。
アダムたんの娘役にジャック・ニコルソンの娘(14歳役)、デヴィッド・キャシディ@パートリッジファミリーの娘(22〜30歳役)、息子役にダスティン・ホフマンの息子(22〜30歳役)が出てました。ダスティン・ホフマンの息子がなんか感じよかったよ。

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『プラダを着た悪魔』

メリル・ストリープとスタンリー・トゥッチとアン・ハサウエイがとってもよかったです。特にメリル・ストリープとスタンリー・トゥッチ、予想通りのハマりすぎ。
に比べて、アン・ハサウエイを巡る男たちサイモン・ベイカーとエイドリアン・グレニアーがいまひとつ冴えんかったなー。っていうか前の3人が輝きすぎて地味に見えたというのかしらん。

あと、原作読んでないわたしの感想をば
ネタバレ↓

アン・ハサウエイ、あのまま辞めずにあの仕事続けてたほうがわたし的には好きな終わり方だなあと思いました。だって、あんなに有能なのにぃー。それに種類は違ってもどの職場もああいう軋轢ってあるよねーと思ったりなんかして。まあ、もともと目指してた仕事が好きっていうのはわかるけど。っていうか元の生活に戻るほどエイドリアン・グレニアーが魅力的に見えなかったというのもわたしの不満の原因かしらん。

でも二本とも、二時間以内で、久しぶりに、長すぎる〜腰痛い〜、と思わずに観られた映画でしたわん。

2006年09月17日

しあわせの法則

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なにげにCSでやってたのでクリスチャン・ベール、ケイト・ベッキンセール、フランシス・マクドーマントの出てる『しあわせの法則』観ました。
原題になってるLAUREL CANYON って住宅地が坂が多くてきれいなお屋敷が並んでて景色みるのが楽しかったなあ。

話はまあ、フランシス・マクドーマントがフラワーチルドレン世代で音楽プロデューサーしてるいわゆるそういう世代のフリーな母親でクリスチャン・ベールが医学部出た硬い息子。そこにはお決まりの長年の葛藤があって、クリスチャン・ベールのこれまた硬い恋人のケイト・ベッキンセールがからんでみたいなそんな話かな。
もっとクレイジーな感じかなと思ってたのに案外おとなし目だったので欲求不満、みたいな。皆、根はいい人なのね。どうしようもないバカがいればよかったのにーと思ったりして。
あ、でも、いつも外国映画のプールのシーンみて寒そうだなあと思ってたんだけど、今回はほんのり湯気があがってていいなあと思いました。あったかそうで。
あとフランシス・マクドーマントは今回の長髪よかったな。今までの中で一番好きかも。
アレッサンドラ・ニボラは「ゴール」もそうだったけど、軽薄キャラいいですね。

ってそれにしても「しあわせの法則」って邦題、映画について調べようとググったら、その結果が、いろんな意味でちょと怖かったです。はい。

2006年09月12日

X-MEN:ファイナル ディシジョン

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あ、青い人がー!
というわけで『X-MEN:ファイナル ディシジョン』観て来ました。
1と2で小出しにしてきたX−MENたちの能力を今回はおもいっきし大放出出血大サービスで見せてくれますよ。う〜んカタルシス〜。ピカード船長とガンダルフのジジイ同士(このふたりいろいろあるけど「同士」っすよね)ももちろんよろし。
ブレット・ラトナー監督、『レッド・ドラゴン』『ラッシュアワー2』の時も思ったけど、このキャラのこういうとこ見てみたいって思うシーンを必ず見せてくれるサービス精神旺盛なとこが好きっす。
2では飛行機の操縦か、子供たちの保母さんみたいなことしかしてなかったハル・ベリーも今回活躍しております。
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ハル・ベリーとダニア・ラミレスの女同士ガチンコ殴り合い、なんてある種マニアにもたまらないシーンもふんだんに盛り込まれておりましたよ。
ってダニア・ラミレスどっかでみたことあると思ったら「25時」でナチュレルの同級生で出てた子か(たぶん)。
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毛深い男青い人は中の人誰なんだろうと思ったらこの人かー。全然わからんかった。

ファムケねえさんのジーンのシーンはちょっと『キャリー』を思い出しました。つうか70年代ホラーものみたいな。
もちろん、X−MENたちの能力見るのも楽しいんだけど、そこに大人の恋愛若者の恋愛、異形の苦しみ等などがからんでストーリを分厚くしておりますわよ。

それにしても、サイクロップス・・・・。

あと2・3回、見ても余裕で楽しめそう。また行こうかなあ。
イアン・マッケランの戦闘時のお帽子もとてもよろしかったです。

2006年09月07日

スーパーマン リターンズ

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『スーパーマン リターンズ』観ました。
で、またまたまた、な、長いよ、ママン・・・。
スーパーマンに地球を逆に回って欲しかったよ。・・・ってそれすると早送りじゃなくて巻き戻しだからまた始めから上映になるか。

ってそんなことより、ジェームス・マースデン@(鼻の穴)ロイスの旦那役、が撮影中にこんな姿でいたということを教えていただいていたので、映画中、ずっとなんかゴマかしてないか、ズルしてないか(なにを?)と注意してみてるのが忙しかったです。なんつて。

映画はうーん、ええっと、高性能ウルトラスーパーカー発表会みたいな?車の高性能ぶりを見てる時(スーパーマンが飛ぶとことか活躍するシーン)だけはおおー!とムネ踊るんだけど、役員の挨拶や研究員の開発秘話、(その他シーン)、みたいなとこでは眠くなる、みたいな。


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あと『ジャングル2ジャングル』でこんなにかわいかったサム・ハンティントンがこんなことになってたのにはびっくーり。どこのジョバンニ・リビシかと思ったよ。

2006年09月03日

その人は女教師

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日本映画専門チャンネルで『その人は女教師』を観ました。
いやあ、全然観るつもりなかったんですが、これがデビュー作の当時の三船史郎のあまりの演技の下手さに思わず目が離せなくなってしまったのでした。
たぶん第三者のわたしが観ても、ひとごとながらにそわそわしてしまう演技だったのでご本人が改めて今これを見られたら悶絶死してしまうかも、といらぬ心配。
岩下志麻が女教師で三船史郎がその生徒。ふたりは恋に落ちるが・・・ってな話なんですけど、なんというか話的に、んなアホなーな、寒くてこそばい加減がとても面白かったです。
ちなみに水谷豊もこの映画がデビュー作だそうです。
12日と17日にまた再放送があるんで観ようっと。

2006年08月31日

グエムル -漢江の怪物-

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『グエムル/ 漢江の怪物』観ました。

すんげえ面白いよっ。
なんかいろいろ書こうと思ってたけどやっぱやめよ。
何も知らずに観に行くが吉ですよ。

でもちょっとだけ。

怪物ってもっともったいぶった出方するのかと思ってたんだけど、けっこう最初からガンガン出るのね。
ソン・ガンホファミリーがそれぞれ、きちっと活躍の見せ場があるのがすんばらしい。
また娘がねえ、いいんっすよ、これが。
最後のシーンもとてもとてもよかった。「殺人の追憶」のラストシーンと同じくらいよかった。
脇役もとってもいいんっすよ。ちなみにわたしの脇役お気に入りキャラは「先輩」と「浮浪者」っす。
てか脇役の脇役の脇役まで皆、意味あって出てるのがこれまたすんばらしいです。無駄キャラなし。

いやあ、夏の終わりにほんと面白い映画みられてよかった。
は〜。

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ペ・ドゥナたんの鼻って誰かに似てるなあと思ってたんですけど、田畑智子か?


2006年08月24日

11月3日から

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JBの「ナチョ・リブレ 覆面の神様」公開は11月3日かららしい。
日本版の公式サイトも出来てました。ココ

ストラップ欲しいわ〜。

2006年08月17日

花田少年史 幽霊と秘密のトンネル

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『花田少年史 幽霊と秘密のトンネル』観ました。
この映画も、な、長いよ・・・ママン・・・。
って今度は本題にはけっこう早く入るんですけど、クライマックス&それ以降が。
前半は割りとテンポよかったのになあ。
あんたら夫婦がいい人なのはもうわかったからいい加減にこのシーン終われー。クドいんじゃー。
そういう説明こそサラっと流してこそ粋なんじゃー。ってな感じかしら。
それと海ナメすぎ。いくら瀬戸内海といっても台風の近づいてる海に落ちてあんな風でいられるかー。
まあ西村雅彦の濡れて落ち武者になった髪が面白かったので許してあげますが(何様)。
あと、この映画でもタコ大活躍れす。

とはいうものの期待してなかったぶん割と面白かったです。日本沈没よりもちゃんと人と人の会話が成り立ってました。ええ、泣きましたよ、まんまと泣かされましたとも。
子役もよかったです。
話題の須賀健太くんよりもその弟分、壮太 役の子(画像右の子)が上手かったなあ。ドンくさいとこがかわいいの。
でも大人のこうあって欲しい子供像とか都会の人のこうあって欲しい田舎の人像みたいな人が出てこない映画がみたいなあとほんのり思ったりもしました。

2006年08月15日

パイレーツ・オブ・カリビアン/デッドマンズ・チェスト 

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な、長いよママン・・・。
全体的にも長いんだけど、本題に入るまでが無駄に長いよ・・・。
近所のおばちゃんの要領を得ない四方山話を聞かされてるみたいだよ・・・。
もっとサクサクーっといって欲すぃ・・・。


とかいうものの
タコ船長はよかったです。
それになにげにタコ船長の船って高性能だよね。
もっとタコ船長のベートベンなみに吸盤振り乱したパイプオルガンのリサイタルを聴きたかったよ。
タコ船長の手足が焼けるとちょっと祭りの屋台みたいなイイニオイが船上に漂うだろうなあと思ったりしました。塩で揉むとあのネバネバも取れそうな気がする。
あの頭の後ろのコブみたいなとこが急所なんだろうか。墨入ってるとか?

も目玉を入れたり外したり頑張っておられました。クイズは作らなかったけど。(当たり前)

2006年08月11日

おわらない物語 アビバの場合

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「ウエルカム・ドールハウス」のドーンがそんなことになっとったとは。
ああ、でも、ドーンがそんなことになった理由はものすごくよくわかるなあと思いました。
ん〜でも、この映画の主人公のアビバ(ドーンの従姉妹)の気持ちにはちょっと寄り添えんかったなあ。
たぶん、ドーンやわたしが持ってる内向の矢印の向きとはまたちょっと違う方向をアビバの場合向いてるような気がする(意味不ですんません)。
アビバ以外の人々は面白くてよかったよ。


で、話は全然変わって、今日の「QUEER EYE」。
リーダーのアイロンがけの腕前にうっとり。

2006年08月10日

ユナイティッド93

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『ユナイティッド93』見ました。
ユナイティッド93っていうのは9・11でハイジャックされた四機のうちのペンシルバニアに墜落した一機。
で、当日の様子を徹底的に取材した証言や状況証拠なんかを元に搭乗から墜落までリアルに再現した映画。あまりにもリアルですごく臨場感に溢れてて、ちゃんと出来すぎてることがかえって見てて辛かったです。
ハイジャックされてから乗客が協力しあっていろいろしようとして、もしや助かるかも!?とか思う場面もあるんだけど、いやいや、結果はわかってることだし、でもこれは映画だから、もしかして!?とも思ってしまう。でも事実と違うラストにはこういう種類の映画の場合するわけはないし、と見ながらものすごく葛藤するんですよ。
乗客ひとりひとりの描写もちゃんとしてるから感情移入もすごくしてるし、だからなんとか助かって欲しいと強く思う。
でもやっぱり結果は事実通りで、ドキュメンタリーでなくて映画だからと一瞬でも期待を持ってしまったぶんラストが一段と辛く重く・・・。

2006年08月04日

Tenacious D in 'The Pick of Destiny'

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テネイシャスDの映画「Tenacious D in 'The Pick of Destiny'」のTrailer。
ココカラ。
 
カイルの長髪も案外イケるなあ。


そうそう、JB、ミシェル・ゴンドリーの映画に主演するよ。「Be Kind Rewind 」という映画で
キルスティン・ダンストやダニー・グローバーと共演。スクラップ処理場で働き、脳が磁気を帯びてしまった男の奇想天外な物語で、JBのやる主人公は発電所が脳を溶かすと信じ込んでいる男らしい。

2006年08月01日

バットマン

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クリストファー・ノーランとクリスチャン・ベールの『バットマン』続篇のジョーカー役にヒース・レッジャーだってー。びっくーり&楽しみっす。

2006年07月31日

クラッシュ

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『クラッシュ』見ました。
ドン・チードルの弟役の人(可愛い顔してる)どっかでみたことあるなあと思ったら『Ray』でクインシー・ジョーンズやってた人でした。
女優陣の火花ばちばちのアテクシを見なさい〜な演技合戦を楽しむタイプの映画と男優陣の演技勝負を楽しむタイプの映画ってあると思うけど、この映画は男優陣の演技を楽しむ映画だと思いました。皆んなイイ!
それもオレがオレがと大声でこめかみに筋立てて熱演するんじゃなくて、それぞれの役で淡々と演技してるのがすごくいいわ〜。静かな熱演みたいな。
もちろん、マット・ディロンもよかったですとも。
いやあ、でもほんと、ドン・チードルも、テレンス・ハワードも、ブレンダン・フレイザーもその他皆さんも同じくらいよかった。つうかなんでこの中でアカデミー賞ノミネートがマット・ディロンだったんだろう。いや、好きなんですけど、それが謎でもありました。

2006年07月29日

The Departed

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ハリウッド版『インファナルアフェア』のTrailerがありました。
ココ
お、始まりはそれっぽいですね。
チャップマン・トーのキョン役はアンソニー・アンダーソンなんかなあ、このキャストの中だったらそんな気がする(あくまでも気がするだけ)。
極悪非道チャンピオンのケリー・チャンのドクターリー役は誰がするのかな。

それにしても、アレック・ボールドウィンは年々、体の油分含有量が多くなってる気がするわ。歩いた後に体から滴った油が点々と落ちてそうです。

2006年07月23日

そういえば、

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旧作のほうの『日本沈没』ってどんなだったかなーと思ってたら、映画見て帰った深夜に日本映画専門チャンネルでやってたよ。やた。
あー、やっぱラスト全然違うよね。
ちなみに上の画像の役を2006年版では藤岡弘、→草なぎ剛  夏八木勲→ミッチーがやってます。
そうねー、芝居的にいえばこの夏の時期に観るのなら2006年版のほうがいいかも。
とにかくヤング藤岡弘、の芝居が暑い、暑い、あつくるし〜〜。
それも焼肉屋のテーブル並みのぎとぎと油の滴りそうな暑苦しさ。
その点、草なぎ版はあっさりしてて薄くて今のシーズンにはいいよっ。(褒めてないって)

2006年07月22日

日本沈没

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『吾輩が主婦である』が終わってしまって寂しいこの一週間。心の隙間を埋めるため『日本沈没』(ミッチーが出てるから)を観に行ってきました。

で、ワロタ。

ゆっるー。ぬっるー。うっすー。
こういうパニックものって、もし、自分の身に同じことが起こったら!?ってことを考えてその恐怖を一緒に疑似体験して楽しむものじゃないですかー。それが全然感情移入できないように作られてるのがまたスゴイ。ここまで隙のない薄さもある意味才能みたいな。

豊川悦司、大地真央の芝居がこれまた「新春かくし芸大会」のドラマの芝居みたいでおもろいんですわこれが。
また劇中の全員のセリフがとても素敵。
「海に潜ると地球に抱かれてるみたいなんだ」とか「あなたは欲しいおもちゃが手に入らないとダダをこねる子供みたいね」とか「命よりも守りたいものがあるのよそれは愛」とか中学二年生ポエム手帳かよ、な脱力なセリフが満載。思わず、笑かすためにわざとこういうセリフチョイスしてんのかと思ったよ。
一番芝居で自然だったのが悪代官い、いや、悪副総理大臣の國村隼かな。

ってそんなことよりなにより一番、ラブシーン。
ひょろ〜。ぴよ〜ボエ〜というケニーG風ムーディーサックス(?)なBGMを大音量に
過去のトラウマで草なぎ剛の気持ちが素直に受け止められなかった柴咲コウが日本もいよいよ終わりってときに避難所のテントで「抱いて」(BGM一段とメロウ〜☆に)っていうのに草なぎ剛が「今は出来ない」(BGMクライマックス、サックスも泣き入ってる。つか出来ないってED?)と柴咲コウを突き放してメソメソメソ〜と泣き崩れるの。もう日本は沈没するんだから、ジャニーさんのことなんて忘れてここは一発かませばいいじゃんねー。(ってちがうか)だいたいこういう状況下って種の保存の本能のためにもやっぱやるのが動物としての正しい道だとおばちゃん思います。てか、「抱いて」「今は出来ない」ってセリフって笑かそうとしている以外考えられないんですけど。
で、翌朝、ある決意をした草なぎ剛と柴咲コウがぎゅむーんと抱擁してるバックにこれまた流れるとってつけたようなBGM,今度は男女熱唱型の歌い上げ系デュエットですよ。曲が終わるまでは抱き合ってますよ。なにがあっても抱き合ってますよ。なにがあっても離れませんよ、熱唱が終わるまでは。カメラも二人の周りをくるくる無駄に回ってますよ。笑いをこらえるの必死でしたがな。そのあと紫咲コウがバイクで立ち去るのが「トップガン」のケリー・マクギリス気取りなのがこれまた微笑みたいな。

ちょっと前に「ポセイドン」観たときも思ったけど、違う意味でこれも「アルマゲドン」かよ、と思いました。うーむ。そう考えてみると「アルマゲドン」ってもしかして偉大な映画なのかもしれない。
あと「夏子の酒」も入っとるよ。

筒井康隆の『日本以外全部沈没』も映画になったんやねー。

2006年07月09日

M:i:III

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『M:i:III』観ました。
今回の見所はなんつっても、あのべりべりーと首のとこから脱ぐ、そっくりさん変装マスクの製作過程が見られるってとこでしょう。
なるほどねえ、そうやってつくるんかとプチ感動。
もう一個の見所はマギー・Qのパンチラ?
ビリー・クラダップは『ビッグ・フィッシュ』の時からえらく老けたように見えたなあ。なんでだろう。3年しか経ってないのに。
今回はジョン・ウーじゃないので鳩も飛ばんかったし、二丁拳銃もスローモーションもなかったでよ。あ、マントも翻らなかったな。翻ったのはマギー・Qのドレスくらいか。とにかく彼女がドレスの裾に手を入れたら瞬きをしないよう!ここ大事。(ほんまか)

とか言ってるけど、今までのシリーズの中では今回が一番好きかも。というより、トム・クルーズ、ヴィング・レイムス、ジョナサン・リース・マイヤーズ、マギー・Qのチームプレイが今までのチームの中で一番ええ感じで機能していいチームっぷりなんですわ。ストーリーやトム・クルーズはともかく、この人たちのチームプレイを見てるのはすごく楽しかったです。

で、フィリップ・シーモア・ホフマンですよ。もうお腹がねえ、ああもう、これ、観てる間じゅう、触ってみたい・・・と思わず手を伸ばしそうになる、ええ腹っぷりでしたわ。ぼよよーん。

2006年07月08日

カーズ

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『カーズ』観ました。
うわっ、なんですか、このCGは。すっげー。
最近いろんなCG映画が公開されるようになってちょっとやそっとじゃ驚かなくなったけど、
今回のCGはほんとすごいなあ、ずっと感嘆しっぱなし。主人公の車の動きなんかはもちろんだけど、風景、背景すんごいよ。特にラジエータースプリングスの町を高台から見下ろす山も空も取り込んだパノラマな風景とか、レース場での砂塵とかタイヤが削れる感じとか観客の熱気が、もう人間技とは思えない神目線での造り込みっすよ。まあ、すごいので見てみてくらさい。

そうそう、映画の最後のちょっとおまけみたいなシーン。今までのピクサーの映画を(モンスターズインクとかトイストーリーとかバグズライフ)「カーズ」にちなんで登場人物を車に変えてパロってる映画をドライビングシアターで「カーズ」の登場人物たちが見てるってあそこ。
観客のひとりが「なんだよ、どの映画も同じやつが声優やってるじゃないか予算ケチってるんじゃないかよ」とか言うの。
その同じ声優って誰だったかなあと思って調べたらジョン・ラッツェンバーガーという人でした。
ピクサー作品には全部出てるみたいですね。
もちろん「同じやつじゃないか」と言ってるヤツもジョン・ラッツェンバーガー本人が声やってるんですけど。
ってまあ、こういう細かい楽しみどころも満載の映画でもございます。

2006年07月05日

ポセイドン

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なんとなく時間があったので特に何をみるって決めずに映画館に行ってみた。
で、ポスターがいっぱい貼ってあったので窓口で「ミッションインポシブル」と言ったら、「今週末からです」と言われた。かっこわるぅ。
というわけで『ポセイドン』観ました。

船が沈むの早っ。
あまりにも早く沈みすぎて登場人物のキャラ把握がよくできんかったがな。ジョシュ・ルーカスがプロ・ギャンブラーって家に帰ってから知りましたがな。
それにしてもエミー・ロッサム、大寒波に見舞われたり、ショーン・ペンの娘になって惨殺されたり、船が沈んだりで大忙しですな。
で、終盤、『アルマゲドン』かよ、みたいな。元映画もこんなだったかな??また観てみよう。
リチャード・ドレイファスの役もいまひとつ冴えんかったなあ。
とか言いながら、割と面白かったです。ふらっとなーんも考えずに観るにはいい映画じゃないでしょうか。時間も90分ちょいだし。

あ、そうそう、マット・ディロンがえらく劣化してるので、うっそーん、もしかして「メリーに首ったけ」に出っ歯の入れ歯入れてたみたいにおでこになんか細工した?とか思ってたら、弟のケヴィン・ディロンでした。ふぅ。
それにしても、どんな圧力の強い水に当たっても、泳いでも、暴れても、おっぱいぽろりしない女性陣のドレスはミラクルとかいいようがないですね。ちぇ。


2006年06月30日

DEATH NOTE

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『デス・ノート』(前編)観ましたよ。
前編後編にわけての公開になってるからどこくらいまで、前編やるのかなあと思ったら、今、単行本11巻まで出てるんですけど、ほんとの最初の最初、3巻くらい(?)までなんですね。残りかなーり入り組んで複雑なストーリー残ってるんだけどどうするんだろうか。後編では全部入りきらない気がするわ。というわけで、なんとなく、最後まではいかなくてL(エル)とのいろいろが決着ついたとこで終わりにしそうな、予感がするんだけどどうかしらん。

で、映画ですが、漫画より、えらく、もったりしてたですよ。
漫画は、え、どうなるのどうなるの、ってな早く次ぎが知りたくて自分の読むスピードにさえじりじり焦る感じがあったんだけど、映画にはそれがなかったかな。
でも、原作のストーリーと展開が面白いから飽きずに観られるっていうのか。
「嫌われ松子〜」と逆パターンっすよ。松子は映画の力に救われて「デス・ノート」は原作の力に救われてるってな感じみたいな。

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あとL(エル)が登場した時のメイクに笑ろた。(右の子ね)

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呪怨のトシオくんかと思ったよ。

あ、でも死神のリュークは案外よかった。
画面に馴染んでるんだか馴染んでないんだかわからない不自然なCG(?)の合成の感じが、日常生活に突然現れて同じ部屋に存在してる非日常な死神って存在にぴったりで。

ミサミサはもうちょっと声の高い子のほうがいいんじゃないかなと思いました。

後半に期待っす。

2006年06月29日

やっとこさ

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出るんですねー。「スパイナルタップ」のDVD。それも1500円だよ。

2006年06月21日

インサイドマン

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『インサイドマン』観ました。
クライブオウエン、「キングアーサー」の時はカリスマ王様があの蓄膿声じゃ、あかんやん〜と思ってたけど、今回は蓄膿声、役にぴったりじゃあーりませんか。マスクしてないのにくぐもった声。マスクの上からも目立つデカい鼻。わたしが警官なら覆面してても声と鼻でクライブ・オウエンって一発で当てられるよ。
それよりなによりデンゼル・ワシントンですよ、今回の太り方、イイ!今までの中で一番イイ!『ジョンQ』でいい感じだーとか思ってたのに、その後の『マイ・ボディガード』ではすっかり元にもどっててがっかーりしたので。いやあ、お腹まわりほんとよかったですわー(しみじみ)。


登場人物が皆、職務に自分なりのポリシーを持ってて、でもひとくせもふたくせもあるわかりやすい善人じゃないのがよかったな。
あといろんな小技が面白かった。
銀行に運び込まれたピザはダニー・アイエロのお店のかと思ったりして。

あ、そうそう、あと、『sgtビルコ』や『ギャラクシークエスト』に出てたダリル・ミッチェルを久々に映画で観られたのが嬉しかった。バイク事故で車椅子になったと聞いてたので。

誰が犯人がわかってもう一回見直したら、また別の楽しみ方のできる映画だなあと思いました。


2006年06月16日

GOAL! ゴール!

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『GOAL! ゴール!』観ました。
なんでしょう、このさわやかなベタさは。
まるで小学5年生の男の子がキラキラと輝く目で自分の夢を語ってくれるようなそんなさわやかさですよ。うんうん、夢と努力だけでそんなに物事うまくいきませんよ〜と思いながらも、でも純粋なひたむきさをほほえましく見つめる、みたいな。
この『GOAL! ゴール!』世界では疑心暗鬼とかそういう言葉は存在しません。努力は必ず報われます。
主人公の周りの人物も口は悪くても皆いい人ばかり。
汗、青春、努力、根性、夢、愛、家族、ですよ。
で、また、宝くじ一等が3・4回くらい当たりそうなラッキーな偶然が主人公になにげにさらっと何度も起こったりなんかするんですが、もうそこにつっこみ入れるのも野暮なくらいに、いつの間にかこの小学5年男子の夢の実現を応援してしまってるのでした。
ベタの様式美をみたね。


で、次の二部ではイングランドを飛び出して、ヨーロッパリーグ編になるらしいのですが、
たぶん、ここで貧しい家出身主人公のライバルとして金持ちでサッカーエリートのライバル登場があるとみた。で、そのライバル、美しい家柄もいいフィアンセもいるのに主人公の恋人にちょっかいだす、と。で、主人公と恋人の間に溝ができプレイに影響してライバル、しめしめ。恋人はなんとか誤解を説こうといろいろするけど主人公は聴く耳もたず。でも今回の一部の主人公の新聞写真事件(観た人はわかるですよね)を引き合いにだすと、主人公、はっ、と目を覚まし、おばあちゃんのプチ説教も入りふたりの絆は一段と強くなりめでたしめでたしみたいなエピも入るはず。(ほんとか)

そうそう、ちょと前にスターチャンネルでこの映画の主人公と中田の対談みたいなのがあってちらっとみた時、主人公やったクノ・ベッカーが中田に自分の映画の中のサッカープレイの演技についてプロからみてどう見えるか?という質問をしてて、それに中田が、とてもすばらしい映画だという前置きを言って
「うん、とってもいい感じだと思うよ。でもあの映画のプレイが事実だったら、きみはプロの僕よりサッカーが上手いよ」ってな感じでニコニコ答えてたのが面白かったです。

ちなみにどこかで読んだ、また別のクノ・ベッカーのインタビューでは第三部には彼は出ないそう。
へえ、彼のやったサンティエゴの立身出世物語だと思ってたのに。

2006年06月09日

嫌われ松子の一生

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『嫌われ松子の一生』観ました。
なにがよかったって、原作とは松子の甥の彼女のキャラが映画では変わってるのがよかったわー。
なんかね原作では親戚の息子のお嫁さん(新婚)に”よかれと思って”したり顔で嫁としての心得を説教する伯母さん、みたいな、なんだかなー、な娘なんすわ。
(それにしても彼女役の紫咲コウ、松子役の中谷美紀と、顔似すぎてちょっと混乱したよ)
もちろん原作ではうっとーしいキャラとして書かれてなくてそれを”気が利く娘”ってニュアンスでマジに書かれてるのが「なんだかなー」って感じだったんですけど。
あと松子の妹のなんだかなーの部分も変えられててよかったよかった。

ストーリーは原作とまったく一緒。
でもキャラがちゃんと魅力的になると、同じストーリーでもこんなに面白いものになるのかー、とある種感動を覚えました。最初はけっこう普通に見てたんだけど後半は何度も涙でたよ。
またやってる役者さんがだれもハマっててよかったなあ。
特にボニー・ピンクと宮藤官九郎がよかったです。
あと、「下妻物語」でもそうだったけど、登場人物それぞれの、それぞれの時代のいろんな状況下のお部屋のセットがどれもすばらしー。

中谷美紀のこの本もちょっと読んでみたいと思ってしまいました。

2006年06月03日

ブロークバック・マウンテン

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ちょと前にブロークバック・マウンテン観に行きました。
仕事が終わって山から下りて「じゃあ」って後、ヒース・レッジャーが脇道に入って、オエオエ言ってたのは泣いてたんですね。ゲロってるのかと思いました。嘔吐じゃなくて嗚咽なのねん。

同性愛の話というより、ままならない人生の話ってな感じで見ました。
人生って自分のもののハズなのにどうして自分の思うようにならないんですかね、ほんと不思議っすよね。

あと、イニスとジャックは別の生活があってたまに会うからあれだけ長く続いたような気もする。
一緒に牧場なんてやって毎日顔つきあわせてたら、「ちょっと金が苦しいんだ」「なんだと。来月は子牛が一斉に産まれるっていうのにエサ代どうすんだ」(←もごもご←イニス口調)、「オレだって一生懸命やってるんだよ」、「一生懸命?じゃあロデオやめろ。金がないってのに大会の参加費はどっから出てんだっぺ」(←もごもご)「オレのせいだっていうのかキイィ〜っ」てな感じで生活苦でケンカがちになりそうな。
そして諍いに疲れ別れを決意し牧場を出たイニスは車の窓から見えるあの時のブロークバックマウンテンと同じぬけるような青い空に涙するのであった。もごもご。なんつって(勝手妄想)。

でもイニスが恋人だったらわたしが男でも女でもちょっとしんどいなあ。ジャックはなんというか寛容だなあと。だからこそふたりの結びつきに、なんかこうムネの奥が痛くなるところがあったんだと思う。切ないっす。


ところで、映画の公開前にたくさんネット上にあがってたこの画像。ヒース・レッジャーとジェイク・ギレンホールが崖から川にやっほーいと飛び降りる、みたいなシーンで映画でもあったけど、右の人はジェイクじゃないけど誰?スタントマン?じゃあ映画で観てたナニはジェイクのナニじゃないのね。っていうかナニってナニ?