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ボーン・アルティメイタム

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『ボーン・アルティメイタム』観ました。
一と二大好きではあるんだけど、なんといってもシリーズ三作目なんでそんなに期待もせずに行ったんですけど、いやー、やられました。

まず最初のパディ・コンシダインとの雑踏でのシーン。ここでいきなりの見せ場なんですわ。最初からこんなにハイスピードで(見せ場的に)飛ばしててあとでダレたらちょっと悲しいなあと思ってたんですけど、杞憂でございました。わたしはハイスピードだと思ってたのに、映画の中ではローギアでこれからどんどん加速する加速する。
最後までまばたきするの惜しいくらいの展開でございました。
ポール・グリーングラス監督、「ユナイティッド93」もそうだけど、ハラハラ職人ですな。いやもう人間国宝級といえるかも。

また、デヴィット・ストラーザンCIA対ボーンだけならまだしも、CIA内のデヴィット・ストラーザン対ジョーン・アレン、これがまた話を厚く盛り上げる盛り上げる。
ジュリア・スタイルズもイイ!(顔はちょっとぬりかべ化が進んでますか?)。ジュリア・スタイルズっていい声してるんですね。この映画のこの役が一番好きかも。
とにかくボーンに過去の記憶がないから他者との関係でいろいろなことが解き明かされたり進んでいったりするんですけど、どの絡みも誰視線からのストーリーもとにかく話が練られすぎで、もうおばちゃんいちいち興奮しまくり。
んでまた、ボーンの内面の変化もこれまたうまく描かれてて、2のスプレマシーで最後大使の娘と対峙した時みたいに、ラスト近くにいいこと言うんですわ。
あ、そうそう、それから1.2ずっと観続けて来た人には、おおーっと思う見せ場がつくられててこれまた、大興奮みたいな。


とか熱く語ってますが、ジョーン・アレンの右腕トム・ギャロップとCIAのWills(コリン・スティントンン)の横顔がなんか似てて同じCIAオフィス内にいるとちょっと混乱したこととマット・デイモンがスクーターに乗るシーンは自転車にのったお猿のおもちゃみたいやなあと思ったのはほんのり秘密。

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(横顔似てるふたり。↑)トム・ギャロップ   コリン・スティントンン


もうわたしの中ではこの3で一応、完結なんだけど、まだ続くと聞いたような気もするのでこの後のシリーズでボーンが怪しい日本語を喋っても、いや、隕石から地球を守るために火星に飛んでも最後まで付き合いますよ、いや、付き合わせていただきますとも。

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