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252 生存者あり

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『252 生存者あり』観ました。
試写会だったので主演の伊藤英明と内野聖陽がこんな田舎なのにやってきました。心の中でわー、キノコと勘助ーと突っ込みを入れてしまったのは秘密(か?)。

史上最大規模の巨大台風が日本に直撃、人々が大パニックに陥る中、決死のサバイバルが繰り広げられるスペクタクル・ヒューマン・ドラマ。(AllChinemaより)ってことでございますが、
まあ、皆様の想像通り!の映画だよっ。イエイ★
登場人物は不死身とエスパーと狂人ぞろい。途中山田孝之が「マンガじゃないんだから」っていうセリフを言うんだけど、いやいやそれはマンガに失礼ですよシーンの連発ですよ★

伊藤英明はもちろん、内田聖陽は『風林火山』での市川亀治郎の歌舞伎顔芸に感染したのか、なんでこんな場面でその顔??てな妙なキメ顔を多用で笑わせてくれますよ。そんでなんの脈絡もなく突然、画面に映ってる全員がスイッチ入れられたみたいにハイパーレスキュー隊隊長である彼に一斉敬礼して笑わせてもくれますよ。
でももっと震えるくらい笑かしてくれるんかと思ってたのにちょっと爆発力足りんかったかな。映画の中ではいろんなとこ無駄に爆発させてたけど。海猿見てなかったのがダメやったんかなーとちょっと反省してみたりもして。

最後、地下に伊藤英明、その娘、木村兄やん、山田孝之、MINJI、閉じ込められてて、それを救い出すのに台風の目がその真上に来る暴風の止む18分だけヘリを飛ばして彼らをひとりずつ釣り上げて救出、ってシチュエーションになるんだけど、5人その時間内で助けなくっちゃいけないっていう緊迫した状況にもかかわらず救出に行った山本太郎(現レスキュー隊員)と埋まってた伊藤英明(元レスキュー隊員)が穴から出ずにだらだら昔話や過去のトラウマの話したり(丁寧に回想シーンまで入る)、「おまえ先に行け」とか「かっこうつけやがってバカヤロウ」とか言い合って案の定再び埋まるのは、それもう天災じゃなくて人災ですがな。
てかこの場面映画の中で一番手に汗にぎる見せ場だと思うんだけど、わざわざこんなにも緊張もなーーんも心臓をぴくりともさせないつくりにしてるってハラハラドキドキを一切封じ込めた首尾一貫な態度の製作者の心意気に感動すら覚えました。なんちて。


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