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ライフ・オブ・パイ/トラと漂流した227日

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『ライフ・オブ・パイ/トラと漂流した227日』観ました。

痛い痛い痛い〜。トビウオ痛てえ〜。
面白かった!。良い映画でございました。なにかまだ心の中がざわざわしております。

いやあ、『ライフ・オブ・パイ』もう本買って7.8年、積ん読のままだったんですが、いやあ積ん読で正解。ラスト知らなくてよかったー。
最初の動物園のシーンからもう画面にくぎ付けでした。

見ながらずっと昔読んだ『たった一人の生還―「たか号」漂流二十七日間の闘い』の壮絶漂流記を思い出してたんだけど、「たか号」漂流27日、読んでるこっちが大洋にひとりぼっちの果てしなく長く長く続く孤独と絶望がびしびしと伝わって息苦しい感じだったのに227日ってそらもうパイ過酷なんて言葉じゃたりないにもほどがあるっつうやつですよね。
それが前半の家族の話や信仰なんかと、あいまってぐるっとひとつの宇宙になってるのがすごいなあと。

たか号の人は漂流途中、大漁旗を揚げた漁船が大漁節を大音響で鳴らしながらをやってくるっていう幻想を何度も見たってあったけど、あのミーアキャットの島もそれと同じような感じなのかなあとしみじみ思っておりました。(トビウオもたか号でも出てたような記憶)

ジェラール・ド・パルデューは流石、あんだけの出演時間なのにあの憎たらしい演技が後半に大きく働いとりました。あの保険屋さんの説明なくてもどれが誰のことかすぐにわかったよ。

ママジはぐっさん似でござんしたね。

アカデミー賞、撮影賞だけでなく脚色賞もとってほしいなあ。

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