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GOAL! ゴール!

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『GOAL! ゴール!』観ました。
なんでしょう、このさわやかなベタさは。
まるで小学5年生の男の子がキラキラと輝く目で自分の夢を語ってくれるようなそんなさわやかさですよ。うんうん、夢と努力だけでそんなに物事うまくいきませんよ〜と思いながらも、でも純粋なひたむきさをほほえましく見つめる、みたいな。
この『GOAL! ゴール!』世界では疑心暗鬼とかそういう言葉は存在しません。努力は必ず報われます。
主人公の周りの人物も口は悪くても皆いい人ばかり。
汗、青春、努力、根性、夢、愛、家族、ですよ。
で、また、宝くじ一等が3・4回くらい当たりそうなラッキーな偶然が主人公になにげにさらっと何度も起こったりなんかするんですが、もうそこにつっこみ入れるのも野暮なくらいに、いつの間にかこの小学5年男子の夢の実現を応援してしまってるのでした。
ベタの様式美をみたね。


で、次の二部ではイングランドを飛び出して、ヨーロッパリーグ編になるらしいのですが、
たぶん、ここで貧しい家出身主人公のライバルとして金持ちでサッカーエリートのライバル登場があるとみた。で、そのライバル、美しい家柄もいいフィアンセもいるのに主人公の恋人にちょっかいだす、と。で、主人公と恋人の間に溝ができプレイに影響してライバル、しめしめ。恋人はなんとか誤解を説こうといろいろするけど主人公は聴く耳もたず。でも今回の一部の主人公の新聞写真事件(観た人はわかるですよね)を引き合いにだすと、主人公、はっ、と目を覚まし、おばあちゃんのプチ説教も入りふたりの絆は一段と強くなりめでたしめでたしみたいなエピも入るはず。(ほんとか)

そうそう、ちょと前にスターチャンネルでこの映画の主人公と中田の対談みたいなのがあってちらっとみた時、主人公やったクノ・ベッカーが中田に自分の映画の中のサッカープレイの演技についてプロからみてどう見えるか?という質問をしてて、それに中田が、とてもすばらしい映画だという前置きを言って
「うん、とってもいい感じだと思うよ。でもあの映画のプレイが事実だったら、きみはプロの僕よりサッカーが上手いよ」ってな感じでニコニコ答えてたのが面白かったです。

ちなみにどこかで読んだ、また別のクノ・ベッカーのインタビューでは第三部には彼は出ないそう。
へえ、彼のやったサンティエゴの立身出世物語だと思ってたのに。

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