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2012

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『2012』観に行ってきました。
半年くらい前に『ノウイング』で地球も滅亡したはずなのに、またまたの滅亡。地球もお疲れ様でございます。まあ、地球君もこれまでにもういやっちゅうくらい滅亡したり、危機に瀕したりしてきてるので、こういうことに慣れっこだろうとは思いますが、今回は今までの滅亡っぷりを上回る派手な滅亡っぷりだというので期待してみました。

いやあ、ほんとに派手に滅亡してました。気持ちいいくらいに。あまりの派手さに自分たちの住んでるところが崩壊してるのに、怖いというよりもなんだか、爽快な気分になるくらい。
ちょっと前にこの映画のCGをやってる方がテレビで言ってるのを見たんですが、こういう崩壊シーンていうのは、崩壊時の実際の様子をリアルに再現するよりも、実際にはそうはならないけれど、事実じゃない表現も織り交ぜることで、一層リアルに見えるようになるものだとか。

話のほうも意外と人間模様の伏線がマメに張られてて細かい気配りでよかったです。だからといって重厚な人間ドラマになっているかというと、おいおい、つう突っ込みどころずっこけどころを随所に用意して気楽に見られるようにしてくれている憎い演出、いいですねえ。

ちょっとまじめに言うと、ジョン・キューザックが離婚した一人者で、まあいろいろあって、元妻と子供、そして元妻の新しい恋人の美容整形外科医の男と地球崩壊の中で行動を共にすることになるんですが、この元妻の新しい恋人がフツーのこういう娯楽映画だったら、イヤな奴で非常事態になったが故に元妻と子供がそのイヤな本性に気付き、ジョン・キューザックが元の家族との絆を取り戻す、ってな感じになるじゃないですか。それが、この新恋人、ちょっとクセのあるヤな感じの男かと思いきや、けっこういいところのある魅力的な奴で活躍もしたりなんかして、そこんところが、ちょっと凝っててイイんですよね。
(でも、まあこの美容整形外科医も、ええ!?そんなところでー?うそーんって突っ込み用意されてますが。っていうか、いくら美容外科医でも家にいる時はあの緑の手術着着てるってないと思うんですけど)
わたし登場人物の中で彼が一番好きだったです。
あと、エメリッヒ監督、インディペンデンスデイでもそうだけど、犬がちゃんと助かるのがいいわ〜。

てなわけで、年末にふさわしい由緒正しい(?)正統派のスペクタクル娯楽映画でございました。

で最後に一個だけ。なんか映画ではオリバー・プラット、非情な人みたいな感じに描かれてるけど、あの場合人の上に立つものとしてはあの判断で正しいよねーと思いましたわん。

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