猿の惑星:創世記(ジェネシス)
『猿の惑星:創世記(ジェネシス)』観たよ。
さて、隣の人ですよ。チンパンジーにボコられ、爺さんに車壊され、最後はあんなことになって、あまりにも理不尽なひどい目あわされぶりに、コメディ的要因としてでサウスパークのトレイが演ってるのかと思ってました。
隣の人 トレイ
ってこうして並べると違うか。
そしてジーザーの「NO---!!」は「立った立ったクララが立った」並みのカタルシスでしたわよね。
で、ジェームス・フランコ。
あんなことを起こした張本人だし、あんな大ごとになった後でも「家に帰ろう僕がおまえを守ってやる」とかズレたこと言ってたり、アカデミー賞の司会でふてくされたりもしてた人ですが(これは違うか)許してあげて〜。
疲れてたんですよ、リスゴー父ちゃんのアルツハイマー介護で。
ひとつ屋根の下に家族といえども人間語が通じない人がいたらそらーもう想像を絶する大変さですよ。
ヘルパーさん入れてたとしても、フルタイムで仕事持ってる人間が一人で自宅介護ってそら無理無理。
ジョン・リスゴー、介護士さん相手に暴れてたあの感じじゃ、劇中では描かれてなかったけど、不穏はもちろん、たぶん、徘徊もあり、失禁もありとみた。それにジョン・リスゴー195センチもある大男ですよそれを、抑制するってフランコもうへとへとですよ。昼間会社で働いてその後、家でそんなこと毎日してたら判断力もなくなりますって。
リスゴー父ちゃんたぶん夜もぐっすり眠ってくれてるって感じじゃないだろうし。息子フランコ、きっと夜も何度も起こされて大変だったはず。(赤ちゃんシーザーが夜泣きしたときに睡眠中なのにもかかわらずベッドから出てあやしに行ったシーンから、そういうことに手慣れてると想像)
あの猿の飼育係が赤ちゃんシーザーを連れて帰ってくれって言った時に乗り気でなかったのも、彼が冷たいからじゃなく家の中に人間語が通じない生き物がまた増えるのかそんなキャパ、オレないよ、って感情からだと思うですよ。そんでまあ、連れて帰ってしまうのが彼の弱いとこだと思うんですけど。
てなわけでジェームス・フランコ許してあげて〜。
それにしてもゴリラ隊は男前ぞろいでございました。