デトロイト・メタル・シティ
『デトロイト・メタル・シティ』観ましたよ。
オープニングクレジットはスパイダーマン風?そんでもってオサレ音楽がやりたくてヘビメタから逃げ出す松山ケンイチに松雪泰子社長が「天に与えられた才能はそれを世の中に役立てる義務がある」とかいうこれまたスパイダーマンで聞いたことあるセリフを言いますがな。
でもスパイダーマンと違うのは最初から最後まで松山ケンイチがどうヘビメタでの天才でどんな凄い才能の持ち主なのかってのがまーーったく描かれてないので、映画の中のDMCファンのように「Go to DMC!」な気持ちになれないのがもどかしかったっすよ。
ジーン・シモンズとの戦いもあれがなんでクラウザーさんが勝利なのかよく意味わからず。
てなわけで、松山ケンイチがんばってるだけに残念な感じやったかなー。
松山ケンイチやっぱうまいっすよね。
根岸宗一とクラウザーさんの時の落差の大袈裟なわかりやすい芝居も面白いんだけど、根岸宗一で歌歌うときのギターをチューニングする目の感じとか歌う前の微妙な緊張っぷりとか、クラウザーさん姿で実家の茄子料理食べてるときの背筋の伸びた行儀のいい感じの細かい芝居とか、好きだったです。
あ、そうそう、映画の内容とか関係ないけど実際あのマンガのメイクを人間がして動くとこういう感じの表情筋の動きになるんだー、と公開される前の松山ケンイチのメイク姿の、特に口元と歯の見え方見て思ったんだけど、原作者の人も同じ感じで思われたのかしらん。最近は初期のころにはなかったクラウザーさんの口元表情が加わったように思ったりなんかして。
(口の横のメイクは動くとこうなるのか、と思った 画像ボケててすんませぬ)
(公開前の4巻の表紙・シンプルな口元から)
(最新6巻の表紙・描き込まれた口元に?)