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2006年07月31日

クラッシュ

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『クラッシュ』見ました。
ドン・チードルの弟役の人(可愛い顔してる)どっかでみたことあるなあと思ったら『Ray』でクインシー・ジョーンズやってた人でした。
女優陣の火花ばちばちのアテクシを見なさい〜な演技合戦を楽しむタイプの映画と男優陣の演技勝負を楽しむタイプの映画ってあると思うけど、この映画は男優陣の演技を楽しむ映画だと思いました。皆んなイイ!
それもオレがオレがと大声でこめかみに筋立てて熱演するんじゃなくて、それぞれの役で淡々と演技してるのがすごくいいわ〜。静かな熱演みたいな。
もちろん、マット・ディロンもよかったですとも。
いやあ、でもほんと、ドン・チードルも、テレンス・ハワードも、ブレンダン・フレイザーもその他皆さんも同じくらいよかった。つうかなんでこの中でアカデミー賞ノミネートがマット・ディロンだったんだろう。いや、好きなんですけど、それが謎でもありました。

2006年07月30日

月館の殺人

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佐々木倫子+綾辻 行人の『月館の殺人』の下巻が出たので読みました。
鉄オタの生態みたいなのが知れたのは面白かったし、マンガで描いてもらえてるのでオタのキャラわけもできてわかりやすかったです。
でもやっぱ推理ものは文字で読みたいなあ。と今回改めて思ったりして。
頭の中で光景を作ったりキャラを想像して文字を追って行く苦労が最後の謎解きの「そうだったのかー」のカタルシス〜に繋がってると思うんですよねー、推理ものって。

2006年07月29日

The Departed

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ハリウッド版『インファナルアフェア』のTrailerがありました。
ココ
お、始まりはそれっぽいですね。
チャップマン・トーのキョン役はアンソニー・アンダーソンなんかなあ、このキャストの中だったらそんな気がする(あくまでも気がするだけ)。
極悪非道チャンピオンのケリー・チャンのドクターリー役は誰がするのかな。

それにしても、アレック・ボールドウィンは年々、体の油分含有量が多くなってる気がするわ。歩いた後に体から滴った油が点々と落ちてそうです。

2006年07月28日

混同みたいな

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わたし名前を覚えるのが激しく苦手で、いつもぼんやりとウロで覚えるのでいろんな人が混同してます。ついちょっと前までジョージ朝倉と朝倉世界一が同じ人だと思っていて、朝倉世界一もギャグにストーリーマンガに多彩な人だなあとおポンチなことを思っていたりして。

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で、まあ、ジョージ朝倉と朝倉世界一はどっちも朝倉だから、まあちょっとは仕方がないとこもあるかなあと自分に甘く考えてみたりもするんですけど、伊井直行と伊坂幸太郎はどう考えても混同するのは、激しくマヌケですね。とほほー。
「チルドレン」、陣内人気なんですねー。わたしも好きだけど、彼と一緒にいるとふりまわされて一日でへとへとになりそうだ〜。っていうか自分とは生きてるワットが違いすぎて彼があまりにも強い光りの行動力と生命力でカーッと光ってるのでまともに眼を開けてられないって感じみたいな。わたし便所電気くらいの小エネワットでぼやーっと暮らしてるので。
たぶん表紙絵のワンコは盲導犬のベスたんだと思うけど、彼女は茶色でなく黒犬たんなのです。

2006年07月27日

エンダーのゲーム

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『99999』を読んでるってことで、デヴィット・ベニオフ、これからどんな脚本書くのかなと調べてみる。
お、2008年にペーターゼン監督との『トロイ』コンビ再び、で『エンダーのゲーム』を書くらしい。

どんな話かとうと、いろいろ探してみたけど大森望さんと水玉螢之丞さんの対談形式になってるココ↓がわかりやすいかも。
ttp://www.ltokyo.com/ohmori/henkyo/vol02-1.html

この中からストーリーのわかりやすい部分を抜粋コピペすると

大森 ごほん.どういうお話かというと,アンドルー・ウィッギンくん(通称エンダー)っていういたいけな少年が,人類の存亡を賭けた昆虫型エイリアン(バガー)殲滅戦のためにスカウトされ,厳しい訓練を勝ち抜いていく,と.サブキャラは性格が超悪いお兄ちゃんのピーターとやさしいお姉ちゃんのヴァレンタイン.この時代,地球は人口爆発かなんかで,子供は二人までっていう厳しい産児制限があるんだけど,エンダーくんは兄と姉が超優秀だったおかげでとくに出産を許された三番めの子供である,と.

というわけで、2008年かー、まだまだ先と思ってると、あっという間に時がたってて、もう公開?ってことになるんですよねー。ああ、年ととると時間がたつのが早いよ。
とベニオフとは全然関係ないことを言ってみる。

2006年07月25日

99999(ナインズ)

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デヴィット・ベニオフの新しい短編集『99999(ナインズ)』の、
扉言葉、


アマンダ
愛してる


ですとー。うっきょー。(←中学生かよ)

2006年07月24日

ちょっと驚いた

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ちょと前になにげにCSで「第三双生児」というTV映画を見てたら上の画像の人が出てました。
うーむ、このおばさんは誰だろうちょっとジェイミー・リー・カーティスに似てるよね
と思ってキャスト表を見てびっくーり。

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ケリー・マクギリスでした〜。


2006年07月23日

そういえば、

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旧作のほうの『日本沈没』ってどんなだったかなーと思ってたら、映画見て帰った深夜に日本映画専門チャンネルでやってたよ。やた。
あー、やっぱラスト全然違うよね。
ちなみに上の画像の役を2006年版では藤岡弘、→草なぎ剛  夏八木勲→ミッチーがやってます。
そうねー、芝居的にいえばこの夏の時期に観るのなら2006年版のほうがいいかも。
とにかくヤング藤岡弘、の芝居が暑い、暑い、あつくるし〜〜。
それも焼肉屋のテーブル並みのぎとぎと油の滴りそうな暑苦しさ。
その点、草なぎ版はあっさりしてて薄くて今のシーズンにはいいよっ。(褒めてないって)

2006年07月22日

日本沈没

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『吾輩が主婦である』が終わってしまって寂しいこの一週間。心の隙間を埋めるため『日本沈没』(ミッチーが出てるから)を観に行ってきました。

で、ワロタ。

ゆっるー。ぬっるー。うっすー。
こういうパニックものって、もし、自分の身に同じことが起こったら!?ってことを考えてその恐怖を一緒に疑似体験して楽しむものじゃないですかー。それが全然感情移入できないように作られてるのがまたスゴイ。ここまで隙のない薄さもある意味才能みたいな。

豊川悦司、大地真央の芝居がこれまた「新春かくし芸大会」のドラマの芝居みたいでおもろいんですわこれが。
また劇中の全員のセリフがとても素敵。
「海に潜ると地球に抱かれてるみたいなんだ」とか「あなたは欲しいおもちゃが手に入らないとダダをこねる子供みたいね」とか「命よりも守りたいものがあるのよそれは愛」とか中学二年生ポエム手帳かよ、な脱力なセリフが満載。思わず、笑かすためにわざとこういうセリフチョイスしてんのかと思ったよ。
一番芝居で自然だったのが悪代官い、いや、悪副総理大臣の國村隼かな。

ってそんなことよりなにより一番、ラブシーン。
ひょろ〜。ぴよ〜ボエ〜というケニーG風ムーディーサックス(?)なBGMを大音量に
過去のトラウマで草なぎ剛の気持ちが素直に受け止められなかった柴咲コウが日本もいよいよ終わりってときに避難所のテントで「抱いて」(BGM一段とメロウ〜☆に)っていうのに草なぎ剛が「今は出来ない」(BGMクライマックス、サックスも泣き入ってる。つか出来ないってED?)と柴咲コウを突き放してメソメソメソ〜と泣き崩れるの。もう日本は沈没するんだから、ジャニーさんのことなんて忘れてここは一発かませばいいじゃんねー。(ってちがうか)だいたいこういう状況下って種の保存の本能のためにもやっぱやるのが動物としての正しい道だとおばちゃん思います。てか、「抱いて」「今は出来ない」ってセリフって笑かそうとしている以外考えられないんですけど。
で、翌朝、ある決意をした草なぎ剛と柴咲コウがぎゅむーんと抱擁してるバックにこれまた流れるとってつけたようなBGM,今度は男女熱唱型の歌い上げ系デュエットですよ。曲が終わるまでは抱き合ってますよ。なにがあっても抱き合ってますよ。なにがあっても離れませんよ、熱唱が終わるまでは。カメラも二人の周りをくるくる無駄に回ってますよ。笑いをこらえるの必死でしたがな。そのあと紫咲コウがバイクで立ち去るのが「トップガン」のケリー・マクギリス気取りなのがこれまた微笑みたいな。

ちょっと前に「ポセイドン」観たときも思ったけど、違う意味でこれも「アルマゲドン」かよ、と思いました。うーむ。そう考えてみると「アルマゲドン」ってもしかして偉大な映画なのかもしれない。
あと「夏子の酒」も入っとるよ。

筒井康隆の『日本以外全部沈没』も映画になったんやねー。

2006年07月21日

エミー賞

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いつの間にやらエミー賞の候補が発表されていたのねん。
去年はソプラノズの放送がなかったから何のノミネートもなくseason6の放送された今年を楽しみにしてたんですけど、今年からシステムが変わったらしくガンドルフィーニとイーディ・ファルコの主演女優男優のノミネートがなくてつまらーん。
でも作品賞にはノミネートされてるのでほんのり楽しみ。
あとは「ラリーのミッドライフ★クライシス」と「シックスフィート・アンダー」応援かな。

主なノミネートは。(以下はsuperdramatv.comの記事をそのままコピペしています)

■作品賞 ドラマシリーズ
 『グレイズ・アナトミー』 (ABC)
 『House』 (FOX)
 『ザ・ソプラノズ』 (HBO)
 『24』 (FOX)
 『ザ・ホワイトハウス』 (NBC)

■作品賞 コメディシリーズ
 "Arrested Development" (FOX)
 『ラリーのミッドライフ★クライシス』(HBO)
 "The Office" (NBC)
 "Scrubs" (NBC)
 "Two and a Half Men" (CBS)

■主演女優賞 ドラマシリーズ
 フランセス・コンロイ 『シックス・フィート・アンダー』 (HBO) 
 ジーナ・デイヴィス "Commander In Chief" (ABC)
 マリスカ・ハージティ "Law & Order: SVU" (NBC)
 アリソン・ジャニー 『ザ・ホワイトハウス』 (NBC)
 キーラ・セジウィック "The Closer" (TNT)

■主演男優賞 ドラマシリーズ
 ピーター・クラウス 『シックス・フィート・アンダー』 (HBO)
 デニス・リアリー 『レスキュー・ミー』 (FX)
 クリストファー・メローニ "Law & Order: SVU" (NBC)
 マーティン・シーン 『ザ・ホワイトハウス』 (NBC)
 キーファー・サザーランド 『24』 (FOX)

■主演女優賞 コメディシリーズ
 ストッカード・チャニング "Out of Practice" (CBS)
 ジェーン・カズマレック, 『マルコム in the Middle』 (FOX)
 リサ・クドロー "The Comeback" (HBO)
 デブラ・メッシング 『ふたりは友達?ウィル&グレイス』 (NBC)
 ジュリア・ルイス・ドレイファス "The New Adventures of Old Christine" (CBS)

■主演男優賞 コメディシリーズ
 スティーブ・カレル "The Office" (NBC)
 ラリー・デイヴィッド 『ラリーのミッドライフ★クライシス』 (HBO)
 ケビン・ジェイムズ "The King of Queens" (CBS)
 トニー・シャローブ 『名探偵モンク』 (USA)
 チャーリー・シーン "Two and a Half Men" (CBS)

■助演女優賞 ドラマシリーズ
 キャンディス・バーゲン "Boston Legal" (ABC)
 ブライス・ダナー 『HUFF』 (Showtime)
 サンドラ・オー 『グレイズ・アナトミー』 (ABC)
 ジーン・スマート 『24』 (FOX)
 チャンドラ・ウィルソン 『グレイズ・アナトミー』 (ABC)

■助演男優賞 ドラマシリーズ
 アラン・アルダ 『ザ・ホワイトハウス』 (NBC)
 マイケル・インペリオリ 『ザ・ソプラノズ』 (HBO)
 グレゴリー・イッツィン 『24』 (FOX)
 オリバー・プラット 『HUFF』 (Showtime)
 ウィリアム・シャトナー "Boston Legal" (ABC)

■助演女優賞 コメディシリーズ
 シェリル・ハインズ 『ラリーのミッドライフ★クライシス』 (HBO)
 ミーガン・ムラリー 『ふたりは友達?ウィル&グレイス』 (NBC)
 エリザベス・パーキンス "Weeds" (Showtime)
 ジェイミー・プレスリー "My Name Is Earl" (NBC)
 アルフレ・ウッダード 『デスパレートな妻たち』 (ABC)

■助演男優賞 コメディシリーズ
 ウィル・アーネット "Arrested Development" (FOX)
 ブライアン・クランストン 『マルコム in the Middle』 (FOX)
 ジョン・クライヤー"Two and a Half Men" (CBS)
 ショーン・ヘイズ 『ふたりは友達?ウィル&グレイス』 (NBC)
 ジェレミー・ピヴェン "Entourage" (HBO)

■客演女優賞 ドラマシリーズ
 ケイト・バートン 『グレイズ・アナトミー』 (ABC)
 クリスティーナ・リッチ 『グレイズ・アナトミー』 (ABC)
 スージー・カーツ 『HUFF』 (Showtime)
 パトリシア・クラークソン 『シックス・フィート・アンダー』 (HBO) 
 ジョアンナ・キャシディ 『シックス・フィート・アンダー』 (HBO) 

■客演男優賞 ドラマシリーズ
 マイケル・J・フォックス "Boston Legal" (ABC)
 クリスチャン・クレメンソン "Boston Legal" (ABC)
 ジェイムズ・ウッズ 『ER 緊急救命室』 (NBC)
 カイル・チャンドラー 『グレイズ・アナトミー』 (ABC)
 ヘンリー・イアン・キュジック 『LOST』 (ABC)
 
■客演女優賞 コメディシリーズ
 シャーリー・ナイト 『デスパレートな妻たち』 (ABC)
 ケイト・ウィンスレット "Extras"(HBO)
 クラリス・リーチマン 『マルコム in the Middle』 (FOX)
 ローリー・メトカフ 『名探偵モンク』 (USA)
 ブライス・ダナー 『ふたりは友達?ウィル&グレイス』 (NBC)
 
■客演男優賞 コメディシリーズ
 パトリック・スチュアート "Extras"(HBO)
 ベン・スティラー "Extras"(HBO)
 マーティン・シーン "Two and a Half Men" (CBS)
 アレック・ボールドウィン 『ふたりは友達?ウィル&グレイス』 (NBC)
 レズリー・ジョーダン 『ふたりは友達?ウィル&グレイス』 (NBC)

授賞式は8月27日、司会はコナン・オブライエン。

日本での放送はAXNで9月10日、20時〜
レッドカーペットスペシャルはSuper!drama TV9月9日 14時〜

2006年07月20日

シックスフィート・アンダー

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『シーックスフィート・アンダー』のseason3が8月25日金曜から放送されることになりましたよっ。
時間はいつもの23時。
ああ、ネイトはどうなるの〜。

2006年07月18日

マンガいろいろ

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『魁!クロマティ高校』17巻読みました。
最終巻って、え?これで終わりっすか?ギャグマンガは終わりっていうのもギャグかもしれないとついつい疑いの目で見てしまうわー。
でも、なんにせよ、最後まで付き合ったわー。

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『はちみつとクローバー』9巻。
はぐたんがーーー。
雑誌で読んでないのですごくびっくりした。

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伊藤理佐『女いっぴき猫ふたり』
ダスキンのお掃除サービスを頼む時に下掃除をしてしまうって、わたしと一緒一緒ー。わかるわー。
やっぱネコたんかわいいなー。複数で飼ってるとまた性格の違いとかも面白くてイイ。

WEB上でも読めるよ。
http://www.futabasha.co.jp/web_mag/wm_onna.html

何話目かに大船観音に行く話があるんですけど、
わたし昔、何も知らず初めて電車の中から山の中からぬーんっと出てきた巨大大船観音を見て、むちゃむちゃ恐怖を感じた思い出が甦りました。ほんとデカいんですよ。日常風景にあの非日常なデカさ。きっとゴジラが町の中に登場したらあんな感じの恐怖を感じるに違いない。

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日渡早紀『ボクを包む月の光』2巻。『ぼくの地球を守って』の次世代編。
うう、大人が読むとちょとイタかったよ。

2006年07月17日

元子役

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突然ですが。
元祖美少年といえば、なんつっても『ベニスに死す』のビョルン・アンドレセンでないかしらん。
そんな彼のたぶん割と最近の姿を発見したので載せてみたり。

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1955年生まれ、現在51歳でございます。
『ベニスに死す』の時は14歳だったのかな。

2006年07月16日

Queer Eye

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先週のDJラルフの時の部屋もきたなーいと思ったけれど、それ以上に今週のコメディアンの人の部屋があまりにもきちゃなすぎて、みてて鼻がむずむずしてしょうがなかったです。でも彼女はイイ人っぽくてよかったよかった。

それにしてもFAB FIVEの皆さん、皆素敵なんだけど、誰になにを一番やって欲しいかなーと思ったらやっぱしインテリアのThomたんにうちのお部屋をなんとかしてほすぃー。
あとはリーダーに洋服ダンス開けられて怒られてもみたかったり。きゃ。
Thomたん、ほんのりわたしの中ではジョン・ロビッツが小さじ1くらい入ってるあたりも好感度高しでございます。

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2006年07月14日

雑誌の表紙

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わたしファッソン雑誌のことをよく知らないんですけど、同月に違う雑誌がまったく同じ服を表紙に使うってアリなのかしらん?

2006年07月13日

荊の城

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というわけで『荊の城』読みました。
『半身』よりもずいぶんエンターテイメント系寄りの話作りになってて、長いけどとっても読みやすくてテンポいい話運びになってます。『半身』よりもより広い範囲の人に受け入れられそうな感じ。
『半身』は最後にどっかんと驚きのヤマがあるんだけど、これは途中でびっくーりなヤマ場が二三回あって、とにかく楽しませて退屈させないつくりになってます。
なんつっても老嬢と囚人が主人公の陰鬱な世界の『半身』と違って十七歳の女の子ふたりが主人公なので活気があって話しに勢いあります。

内容は(amazonより)
19世紀半ばのロンドン。17歳になる少女スウは、下町で掏摸(スリ)を生業として暮らしていた。そんな彼女に顔見知りの詐欺師がある計画を持ちかける。とある令嬢をたぶらかして結婚し、その財産をそっくり奪い取ろうというのだ。スウの役割は令嬢の新しい侍女。スウは迷いながらも、話にのることにするのだが…。

でもスウは騙そうとしてる令嬢と同い年でいつしかふたりの間に絆のようなものが産まれて・・・ってな感じになるんですけど、これがまた、ハイジとクララみたいな太陽の下に咲く二輪の可憐な花って感じでなく、湿地帯にひっそり咲く紫とブルーのツル花ってな感じで、周りの大人のどろどろとした欲望や人間の暗黒の部分に翻弄されてそれはそれはもうね、いろいろな目にあうわけですよ。

まあ、ふたりの飲み込まれる運命の波にわたしも一緒に乗っちゃって上下二巻、次が気になって気になっていっきに読んでしまいましたがな。
7・8時間の長旅のお供に持って行くと旅があっという間に感じられる本ですよ。

話はふたりが同い年ってとこがミソになんですよねー。
まあ、面白いので読んでみてください。

テレビドラマにもなってるみたいですね。コレ
サラ・ウォーターズのインタヴューはここ

あ、でもね、これもむちゃむちゃ面白かったけど、やっぱ好きなのは『半身』のほうなんですよねー。
どういう風にいえばいいのかな、『荊の城』がテレビっぽい感じで『半身』は映画っぽいっていうのかな。『荊の城』はストーリーを楽しみ、『半身』は心のヒダを顕微鏡でみて楽しむみたいな。

2006年07月11日

半身

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サラ・ウオーターズの『半身』読みました。

19世紀のイギリスものでそれも監獄が舞台で霊媒出てきてってなんか陰気そうで、そんなに乗り気じゃなく読み始めたんですが、面白ーい。どんどんページめくってしまいました。
この時代の29歳の独身の上流階級の女の人が世間的には老嬢って呼称で呼ばれてて彼女の決して明るくない鬱々とした人生がとても深く掘り下げられて書かれてあって、まあ、とにかくミステリというか文学といってもいい内容。(またこの老嬢が気の毒な人ではあるんだけど重苦しい人でもあってこんな人近くにいたら鬱陶しくてストレスたまるだろうなあという感じが絶妙にウマしなんすよ)
で、ミステリとしては、ひさしぶりに、えー!そうやったんー!?って結末。
ひさしぶりのカタルシスーって感じでした。
たくさん登場人物出てくるんだけど、うーむ、これ映画にするの難しいかなあ。だって驚きのキーを握る人をギャラの高い俳優がやると、もう最初からばればれになっちゃうもんね。
でも、どの役も演技派って呼ばれる人がやりたそうな一癖も二癖もある人達なんですよねー。

面白かったので、『荊[いばら]の城』も買ってみた。

これ読むまでサラ・ウオーターズ、ミネット・ウオルターズとごっちゃになってたけど、区別がついたよ。(横文字に弱すぎ)

2006年07月10日

NIGHT AT THE MUSEUM

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ベン・スティラーとロビン・ウイリアムズ共演してる『NIGHT AT THE MUSEUM』のTrailerがありました。ココ

話は、博物館の警備員であるベン・スティラーがふとしたことで古代の絶滅した昆虫やら恐竜を甦らせる呪文を使ってしまい大騒動にってな感じらしい。
原作はこの児童書。本のほうのイラストがかわいいなあ。

ベン・スティラーなのでもちろん、オーエン・ウィルソンも出ますとも。
その他はアーネスト・ボーグナイン(1917)、ミッキー・ルーニィ(1920)、などなど豪華なシルバー出演陣も。
監督は『1ダースだと安くなる』『ピンクパンサー』などのShawn Levyです。

ロビン・ウィリアムスとベン・スティラーって楽しみだわん。

2006年07月09日

M:i:III

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『M:i:III』観ました。
今回の見所はなんつっても、あのべりべりーと首のとこから脱ぐ、そっくりさん変装マスクの製作過程が見られるってとこでしょう。
なるほどねえ、そうやってつくるんかとプチ感動。
もう一個の見所はマギー・Qのパンチラ?
ビリー・クラダップは『ビッグ・フィッシュ』の時からえらく老けたように見えたなあ。なんでだろう。3年しか経ってないのに。
今回はジョン・ウーじゃないので鳩も飛ばんかったし、二丁拳銃もスローモーションもなかったでよ。あ、マントも翻らなかったな。翻ったのはマギー・Qのドレスくらいか。とにかく彼女がドレスの裾に手を入れたら瞬きをしないよう!ここ大事。(ほんまか)

とか言ってるけど、今までのシリーズの中では今回が一番好きかも。というより、トム・クルーズ、ヴィング・レイムス、ジョナサン・リース・マイヤーズ、マギー・Qのチームプレイが今までのチームの中で一番ええ感じで機能していいチームっぷりなんですわ。ストーリーやトム・クルーズはともかく、この人たちのチームプレイを見てるのはすごく楽しかったです。

で、フィリップ・シーモア・ホフマンですよ。もうお腹がねえ、ああもう、これ、観てる間じゅう、触ってみたい・・・と思わず手を伸ばしそうになる、ええ腹っぷりでしたわ。ぼよよーん。

2006年07月08日

カーズ

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『カーズ』観ました。
うわっ、なんですか、このCGは。すっげー。
最近いろんなCG映画が公開されるようになってちょっとやそっとじゃ驚かなくなったけど、
今回のCGはほんとすごいなあ、ずっと感嘆しっぱなし。主人公の車の動きなんかはもちろんだけど、風景、背景すんごいよ。特にラジエータースプリングスの町を高台から見下ろす山も空も取り込んだパノラマな風景とか、レース場での砂塵とかタイヤが削れる感じとか観客の熱気が、もう人間技とは思えない神目線での造り込みっすよ。まあ、すごいので見てみてくらさい。

そうそう、映画の最後のちょっとおまけみたいなシーン。今までのピクサーの映画を(モンスターズインクとかトイストーリーとかバグズライフ)「カーズ」にちなんで登場人物を車に変えてパロってる映画をドライビングシアターで「カーズ」の登場人物たちが見てるってあそこ。
観客のひとりが「なんだよ、どの映画も同じやつが声優やってるじゃないか予算ケチってるんじゃないかよ」とか言うの。
その同じ声優って誰だったかなあと思って調べたらジョン・ラッツェンバーガーという人でした。
ピクサー作品には全部出てるみたいですね。
もちろん「同じやつじゃないか」と言ってるヤツもジョン・ラッツェンバーガー本人が声やってるんですけど。
ってまあ、こういう細かい楽しみどころも満載の映画でもございます。

2006年07月07日

吾輩DVD

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『吾輩は主婦である』のDVDが出るんやねー。
番組の終わりにプレゼント応募の告知がありました。
応募しようかしらん。

DVDはBOXで上巻「みどり」が10月25日、
下巻「たかし」が11月22日に発売予定らしい。

それにしても最終回どうなるのかなあ。今週の放送の感じではあの亀に漱石が乗り移って、みどりと自由自在に入れ替わりが出来るようになるのかな、と。
で平素は亀で家族や世間の様子を観察して(その間みどりはみどりに戻ってる)、執筆時にはみどりに乗り移り冴えた筆で小説執筆ってことになるのかしらん、と妄想してたんですけど、でも来週の予告をみると全然違う感じだなあ。本田博太郎も出てたし。
うーむ、ことごとくわたしの勘はあたりませんのう。

2006年07月06日

The Illusionist

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スティーブン・ミルハウザーのバーナム博物館の中の一編、『幻影師、アイゼンハイム』のエドワード・ノートンでの映画化、『The Illusionist』のTrailerが出来たみたいです。ココカラ
話はちょっと原作から変えてるみたいだけど、幻影師のアイゼンハイムをやってるエドワード・ノートンは原作とぴったりの風貌だわ。
全然話は違うんだけど「香水」世界とちょっと同じニオイのする空気の流れる世界だなあと思ったりしています。

そうか、ポール・ジアマッティも出るのか。これからヨーロッパ舞台の重厚系の面白そうな映画がたくさん公開されそうで楽しみだなあ。

2006年07月05日

ポセイドン

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なんとなく時間があったので特に何をみるって決めずに映画館に行ってみた。
で、ポスターがいっぱい貼ってあったので窓口で「ミッションインポシブル」と言ったら、「今週末からです」と言われた。かっこわるぅ。
というわけで『ポセイドン』観ました。

船が沈むの早っ。
あまりにも早く沈みすぎて登場人物のキャラ把握がよくできんかったがな。ジョシュ・ルーカスがプロ・ギャンブラーって家に帰ってから知りましたがな。
それにしてもエミー・ロッサム、大寒波に見舞われたり、ショーン・ペンの娘になって惨殺されたり、船が沈んだりで大忙しですな。
で、終盤、『アルマゲドン』かよ、みたいな。元映画もこんなだったかな??また観てみよう。
リチャード・ドレイファスの役もいまひとつ冴えんかったなあ。
とか言いながら、割と面白かったです。ふらっとなーんも考えずに観るにはいい映画じゃないでしょうか。時間も90分ちょいだし。

あ、そうそう、マット・ディロンがえらく劣化してるので、うっそーん、もしかして「メリーに首ったけ」に出っ歯の入れ歯入れてたみたいにおでこになんか細工した?とか思ってたら、弟のケヴィン・ディロンでした。ふぅ。
それにしても、どんな圧力の強い水に当たっても、泳いでも、暴れても、おっぱいぽろりしない女性陣のドレスはミラクルとかいいようがないですね。ちぇ。


2006年07月04日

完結してたのね

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本屋に行ったら『デス・ノート』の最終巻が出てたので買いました。雑誌のほうでは完結してたのね。
おお、こういう終わり方なのか。
とてもいさぎいい終わり方だわっ。人気漫画なのに12巻でこうすぱっとやれるとは。感動。
なんか近年稀にみるすんばらしい終わり方の人気漫画だと思いました。
映画も是非この終わり方でおねがいします。
うーむ。すばらすぃ。
ぷるぷる(←感動のあまり本を持つ手が震えてる)。

2006年07月03日

ちょとワロてしもた

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今更ながらにセカチューの韓国版の邦題、が『僕の、世界の中心は、君だ。』と知ってちょっとワロてしまいました。
伝言ゲームかよ、みたいな。二十人くらい間に入れて伝言するとちゃんと『世界の中心で愛を叫ぶ』に戻るよきっと。

やたら入った句読点はなにか重大な意味があるのか。謎だわ。

2006年07月02日

タイムトラベラーズ・ワイフは

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ちょと前にブラピとジェニファー・アニストンで映画化権を買ってた「タイムトラベラーズ・ワイフ」の感想書いてて、そこで、『きみに読む物語』のタイムトラベラー版みたいな話って書いてたら、なんと脚本をその『きみに読む物語』のジェレミー・レヴェンがやることになってるみたい。
うーむ。やっぱり読後の感想って誰もが『きみに読む〜』テーストを思うよね。
これで、ますます、めそめそしい映画になること決定か。

って上の画像はそのジェレミー・レヴェンが監督脚本をした「ドンファン」の画像。マーロン・ブランドの太りっぷりにうっとりしてUPしてみました。

2006年07月01日

ハイジ

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どうなってんのかなーと思ってた実写版、エマ・ボルジャーたんの『ハイジ』ですが、今月から公開なのねん。よかった。

ところで、『クイア・アイ』ですが、まだ放送3回目だっていうのに”総集編”ってどういうこってすかー。あとでちゃんと今日出た人たちのもやってくれるのかなー。