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2006年06月30日

DEATH NOTE

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『デス・ノート』(前編)観ましたよ。
前編後編にわけての公開になってるからどこくらいまで、前編やるのかなあと思ったら、今、単行本11巻まで出てるんですけど、ほんとの最初の最初、3巻くらい(?)までなんですね。残りかなーり入り組んで複雑なストーリー残ってるんだけどどうするんだろうか。後編では全部入りきらない気がするわ。というわけで、なんとなく、最後まではいかなくてL(エル)とのいろいろが決着ついたとこで終わりにしそうな、予感がするんだけどどうかしらん。

で、映画ですが、漫画より、えらく、もったりしてたですよ。
漫画は、え、どうなるのどうなるの、ってな早く次ぎが知りたくて自分の読むスピードにさえじりじり焦る感じがあったんだけど、映画にはそれがなかったかな。
でも、原作のストーリーと展開が面白いから飽きずに観られるっていうのか。
「嫌われ松子〜」と逆パターンっすよ。松子は映画の力に救われて「デス・ノート」は原作の力に救われてるってな感じみたいな。

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あとL(エル)が登場した時のメイクに笑ろた。(右の子ね)

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呪怨のトシオくんかと思ったよ。

あ、でも死神のリュークは案外よかった。
画面に馴染んでるんだか馴染んでないんだかわからない不自然なCG(?)の合成の感じが、日常生活に突然現れて同じ部屋に存在してる非日常な死神って存在にぴったりで。

ミサミサはもうちょっと声の高い子のほうがいいんじゃないかなと思いました。

後半に期待っす。

2006年06月29日

やっとこさ

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出るんですねー。「スパイナルタップ」のDVD。それも1500円だよ。

2006年06月27日

知らない人には五千円

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♪卒業式で泣かないと、冷たい人と言われそう、でももっと悲しい瞬間に涙はとっておきたいの

って斉藤由貴たんの「卒業」、今聞いてもここの歌詞はすんばらしいですね。さすが乙女の心を持つ松本隆先生です。
ってなんで突然こんなメルヘンなことをぬかしてるのかというと、はいはい、そうですよ、「吾輩は主婦である」でございますよ。放送があと二週になって寂しい今日このごろでございますよ。
毎日ふとした拍子にモンナシーヌの歌が口について出て困ります。
わたしのお気に入りは漱石先生が現代の食べ物を食べていちいち感動するところでございます。
「うまい、すこぶるうまい」(上画像)。

ところで今日のヨル・シズカ(やったかな?名前ウロ)先生の本は綿谷りさの「インストール」のパロっすよね。「セカチュー」もどきの行間隙間だらけの本もおもろかったです。

youtubeに1話から全部UPして下さってる方がいるので見逃しても大丈夫さー。

ttp://www.youtube.com/results?search=wagahai&search_type=search_videos

2006年06月26日

ライチ☆光クラブ

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古屋兎丸『ライチ光クラブ』読みました。
80年代に「東京グランギニョル」が上映した舞台の漫画化。(ちょっと内容はアレンジしてある)
今回は絵が丸尾末広風だなあと表紙を見て思ってたら、当時この舞台のチラシを描いていたのが丸尾末広なのでした。
こういう舞台関係のものを読むたびに、身近にこういうものに触れられる都会に生れたかったなあとつくづく思う地方生まれのわたしなのでした。

2006年06月25日

香水

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『香水』のサイトが出来てました。
ココ
Trailerもあったよ。
で、Trailerですが、最初に出てくる赤ちゃん、怖っ、と一瞬思ったけど、その次でちょっと笑ろてしもた。
アラン・リックマンはカツラが似合うなあ。

2006年06月24日

ダ・ヴィンチコード

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『ダ・ヴィンチコード』観ました。
人は暗黒面に落ちると頭巾を被りたくなるという話でしょうか。そして、年寄りは強いぞ、と。
あと、死ぬ前にあちこち行ってそれから服脱いで全裸になってあのポーズをとっているあのおっちゃんの姿を想像すると笑ってしまいそうになりました。もう、暗号好きなんだから(はあと)。

って。
くぅ〜、この半年、せっかく、この映画だけは原作も読まずに映画館で予告編がかかっても目をつぶってうつむいていて雑誌もそれらしいところは開かず、書店のコーナーにも近寄らないようにしていたのに、カンヌ映画祭りの”オチに観客失笑”みたいなニュースで、さらーっと大ネタバレされちまいましたよ。

そりゃあ、(一応反転)→アメリの不思議ちゃんぶりは前々から普通の人間とはなにかがチガウと思ってましたよ←(映画混じっとるで)、しかし、ほんと大ネタばれやんー。勘弁してくらさいよ。
かつ、宗教背景に対する知識がさっぱりないもんで、なんかチクワの穴のとこだけ食っとるような気分で映画みてました。
ああ、もうネタバレなしで観たかったよ。ぷんすか。

わたしも年とったら杖は二本派でいきたいと思いました。

2006年06月22日

ここ4・5日

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何故か、本をもりもりっと読んでます。
というわけで、いしいしんじ、「トリツカレ男」。何かに夢中になると寝ても醒めてもそればっかりのジュゼッペ。三段飛びにトリツカレルと大きな競技大会で優勝できるくらいにハマり、オペラにトリツカレルと生活が歌で始まり歌で終わり歌いっぱなし、サングラス集めにトリツカレルと世界中のサングラスを集めずには気がすまない。そんな男が異国から来た少女に恋をした。さて。どうなるでしょう。
ちょっと読んでて、話は全然違うんだけどクリス・ペンの『キスキスバンバン』を思い出したよ。やっぱり、いしいしんじ作品好きー。

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梨木香歩『西の魔女が死んだ』
おばあさんがいろいろと理由があって、学校にいけなくなった中学生の孫に言うことばがよかったなあ。
「自分が楽に生きられる場所を求めたからといって後ろめたく思う必要はありませんよ。サボテンは水の中に生える必要はないし、蓮の花は空中では咲かない。シロクマがハワイより北極で生きるほうを選んだからといってだれがシロクマを責めますか」


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夏目房之助『マンガの深読み、大人読み』
「あしたのジョー」の逸話。
ちばてつやは原作に忠実に話をすすめるタイプではなくて、オリジナルな設定や人物を投入して物語を進めるタイプ。「あしたのジョー」の原作者である梶原一騎は最初それに怒っていたが、ちばてつやは「原作の人物に惚れたからそれを描くためにやっているんだ」と説得。
結果、力石を大男に描いたことが、のちにジョーと同じウエートの減量で苦しむことになり死につながることになるというこの物語の大きな枠組みをつくることになった、らしい。なるほど。


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『セックスボランティア』河合香織
真面目でちゃんとしたノンフィクションで、なるほどなあと思いながら読んだけど
あまりにも真面目でまっすぐすぎて、なんか学級委員長のお話を聞いている感じで落ち着かなかったっすよ。もうちょっとユーモアな感じがあってもよかったのかも?
こんな夜更けにバナナかよとか、無敵のハンディキャップ―障害者が「プロレスラー」になった日では全然そんな落ち着かない感じはなかったっす。

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『ワイルドマウンテン』本秀康
CSのスペースシャワーTVでとあるバンドの人が面白いと言っていたので、読んでみる。
本秀康作品はずーっと昔に『たのしい人生』というのを読んだことあって、面白いことは面白かったけど、ガロとかあのへんにある感じかなあとそんなにピンとこなかった相変わらずドンくさいわたしですが、これは面白かった。
主人公は東京都中野区ワイルドマウンテン町町長・菅菅彦(スガスガヒコ)。
彼のその場しのぎの嘘と妄想がおかしすぎ。たぶんわたしが中二男子だったらこんな感じだな。
でも菅菅彦、根はイイ人なのです。元地球防衛軍の隊長であったりするし。

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『赤(ルージュ)・黒(ノワール) 』石田衣良
池袋ウエストゲートパークの外伝。
本編、読まずに読んでみる。
おお、面白いストーリーだ。いっきに読んでしまった。
石田衣良の長編初めて読んだけど、サービス精神旺盛な作家さんなんですね。

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で、『赤(ルージュ)・黒(ノワール) 』で出てきたサルという人が気になったので本編の『池袋ウエストゲートパーク』を読んでみる。なるほどー、あの心に秘めた人というのは、あの娘のことだったのか、と謎が解けてすっきり。
何年か前にミステリーチャンネルの書評の番組で豊崎由美さんがこのデビュー作を読んで、ひとつの作品の中で(後半になればなるほど)どんどん文章が上手くなっていってるのがわかる、って言ってたことを思い出したりなんかしました。
ドラマも見てみよう。と今更思ったりして。(遅っ遅っ遅っ)

2006年06月21日

インサイドマン

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『インサイドマン』観ました。
クライブオウエン、「キングアーサー」の時はカリスマ王様があの蓄膿声じゃ、あかんやん〜と思ってたけど、今回は蓄膿声、役にぴったりじゃあーりませんか。マスクしてないのにくぐもった声。マスクの上からも目立つデカい鼻。わたしが警官なら覆面してても声と鼻でクライブ・オウエンって一発で当てられるよ。
それよりなによりデンゼル・ワシントンですよ、今回の太り方、イイ!今までの中で一番イイ!『ジョンQ』でいい感じだーとか思ってたのに、その後の『マイ・ボディガード』ではすっかり元にもどっててがっかーりしたので。いやあ、お腹まわりほんとよかったですわー(しみじみ)。


登場人物が皆、職務に自分なりのポリシーを持ってて、でもひとくせもふたくせもあるわかりやすい善人じゃないのがよかったな。
あといろんな小技が面白かった。
銀行に運び込まれたピザはダニー・アイエロのお店のかと思ったりして。

あ、そうそう、あと、『sgtビルコ』や『ギャラクシークエスト』に出てたダリル・ミッチェルを久々に映画で観られたのが嬉しかった。バイク事故で車椅子になったと聞いてたので。

誰が犯人がわかってもう一回見直したら、また別の楽しみ方のできる映画だなあと思いました。


2006年06月19日

黄色い本

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昨日の「江口寿史の正直日記」の脚注の高野文子さんに対する説明文に、

漫画界のみならず、表現に係るもの全てに影響を与え続ける漫画家。でもどこまでも自然体な人。ニコニコ笑ってサラっと過激なことを言ったりするけれど。2002年に出た黄色い本は冒頭4ページだけで見るものを震撼さす。(日記より)

とあったので、ん?どんな冒頭だったか?と「黄色い本」を引っ張り出みる。
なるほどー。こんな冒頭だったのかー。
キャプしてみたけど、4ページ分UPはちょっと多いので断念。
興味のある人は書店にレッツラゴーだー。

高野さんの漫画はなんだろう?わたしたちが、普段の日常で、ぼーっとしてる時にふと思いついたり夢想したりして膨らんでいく妄想の内容を、これって、自分だけの感覚かなあ、でもたぶん他の人にもこういう感じあるんだろうけどあの思考が飛んでいく感じはあまりにも内的すぎて人に伝えるのは絶対無理っていうのを、絵と文字にして動きまでつけて、「それそれ!」ってな感じで見せてくれるのです。
って、まあ、わたしの下手糞な説明じゃなんのこっちゃわからないと思うので、「絶対安全剃刀」「おともだち」「棒がいっぽん」あたりを読んでみるとよくわかるか、と。
それに、その対象物を見てる目線のズームになったり遠目になったりする感じが他の人とは違う種類な感じでまた好き。


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ってそんな理屈っぽい話とは別に上は「黄色い本」でわたしの好きなコマれす。
懐かしいなあ、給食の牛乳の空瓶入れるケースですよ。そうそう、瓶の時代はこういう風に一瓶ずつ仕切りがついてたよ。それにプラスチックでなくて木の箱なんだよね。
給食当番の時、中身の入ってるこれを教室に持ってくるのは重くて大変なんだけど、空の瓶だけになったケースを戻すのは軽くてよかったな。底板に隙間があって瓶が空の時は運んでるとその隙間から自分の運動靴の先っちょが交互に出てるのが見えたりするんだよね。なつかすぃ。
って、まあひとつの絵でこういういろんな思い出が甦ったりインスピレーションが湧いてきたりもする、すごい漫画なのでもあります。

2006年06月18日

江口寿史の正直日記

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『江口寿史の正直日記』読みました。
漫画じゃなくて1999〜2002までネット上にUPされてた文字での日記。
それにしても筒井康隆の好きな男の人の文章はなんとなくその文体で、明記してなくてもファンだというのがほんのりと滲み出ててなんか好きです。

今回の日記で印象的だったのは
ヘル・ボーイのマイク・ミニョーラを絶賛してたとこ。

このミニョーラという人の上手さときたらもう、イヤんなるくらいだ。俺は別にテクニック至上主義者ではない。テクニックよりむしろセンスのほうがむしろ大事だとおもってるとこもある。だけど、これほどの上手さをみせつけられると参ってしまう。センスのいいテクニシャンは無敵なのだ。(日記より抜粋)

やっぱりプロが見る目は違うなあ。
わたしとか見るとアメリカンコミックってそりゃあ作者によって違うんだろうなあとは思うけど、カルピス劇場の「ハイジ」とか「母を訪ねて三千里」とか「小公女セーラ」とかの絵を見てる感じと同じの、どれもたいして違いない絵に見えてしまうのがかなすぃです(っていうかわたしが単に鈍感すぎってなだけですね、はい)。

あと、もいっこ、矢口高雄漫画家30周年記念パーティでの寄せ書きで、さいとう・たかお先生自ら、ゴルゴ13を描いているのをみて「描けるんだ!?(失礼)」ってとこが面白かったです。

2006年06月16日

GOAL! ゴール!

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『GOAL! ゴール!』観ました。
なんでしょう、このさわやかなベタさは。
まるで小学5年生の男の子がキラキラと輝く目で自分の夢を語ってくれるようなそんなさわやかさですよ。うんうん、夢と努力だけでそんなに物事うまくいきませんよ〜と思いながらも、でも純粋なひたむきさをほほえましく見つめる、みたいな。
この『GOAL! ゴール!』世界では疑心暗鬼とかそういう言葉は存在しません。努力は必ず報われます。
主人公の周りの人物も口は悪くても皆いい人ばかり。
汗、青春、努力、根性、夢、愛、家族、ですよ。
で、また、宝くじ一等が3・4回くらい当たりそうなラッキーな偶然が主人公になにげにさらっと何度も起こったりなんかするんですが、もうそこにつっこみ入れるのも野暮なくらいに、いつの間にかこの小学5年男子の夢の実現を応援してしまってるのでした。
ベタの様式美をみたね。


で、次の二部ではイングランドを飛び出して、ヨーロッパリーグ編になるらしいのですが、
たぶん、ここで貧しい家出身主人公のライバルとして金持ちでサッカーエリートのライバル登場があるとみた。で、そのライバル、美しい家柄もいいフィアンセもいるのに主人公の恋人にちょっかいだす、と。で、主人公と恋人の間に溝ができプレイに影響してライバル、しめしめ。恋人はなんとか誤解を説こうといろいろするけど主人公は聴く耳もたず。でも今回の一部の主人公の新聞写真事件(観た人はわかるですよね)を引き合いにだすと、主人公、はっ、と目を覚まし、おばあちゃんのプチ説教も入りふたりの絆は一段と強くなりめでたしめでたしみたいなエピも入るはず。(ほんとか)

そうそう、ちょと前にスターチャンネルでこの映画の主人公と中田の対談みたいなのがあってちらっとみた時、主人公やったクノ・ベッカーが中田に自分の映画の中のサッカープレイの演技についてプロからみてどう見えるか?という質問をしてて、それに中田が、とてもすばらしい映画だという前置きを言って
「うん、とってもいい感じだと思うよ。でもあの映画のプレイが事実だったら、きみはプロの僕よりサッカーが上手いよ」ってな感じでニコニコ答えてたのが面白かったです。

ちなみにどこかで読んだ、また別のクノ・ベッカーのインタビューでは第三部には彼は出ないそう。
へえ、彼のやったサンティエゴの立身出世物語だと思ってたのに。

2006年06月15日

ブロークバックマウンテンの原作読んだ

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映画観たときの感想で

『仕事が終わって山から下りて「じゃあ」って後、ヒース・レッジャーが脇道に入って、オエオエ言ってたのは泣いてたんですね。ゲロってるのかと思いました。嘔吐じゃなくて嗚咽なのねん』

って書いたけど、原作であそこは本当に嘔吐だったよ(肉体反応的には)。嗚咽じゃなく。

イニスは誰かにはらわたを引っ張り出されているように感じた。誰かの手が、一メートルずつたぐり寄せてるみたいに。路肩に車を止め、急に降りだした雪が混じる旋風の中で嘔吐しようとしたが、何も出てこなかった。未だかつて経験したことがないほどひどい気分で、その気分が消えるまでには長い時間がかかった。(原作より)

ごめんよ、ヒース、感情をうまくあらわすことの出来ない無骨な男の泣き演技が下手感極まりすぎてあんな嘔吐っぽい声をあげてることになったのかと思ったよ。

「あの夏な」とイニスは言った。「給料をもらって、おまえと別れた後、腹がとんでもなく痛くなってさ。車を止めて吐こうとした。てっきり、デュボースのあの店で悪いものを食わされたんじゃないかと思った。ようやく一年たってからだ、本当の原因に思いあたったのは。俺はおまえを見失っちゃいけなかったんだ。だがもう手遅れだ。時間が経ちすぎていた」

と、数年後、イニスはジャックにその時の気持ちを上のように打ち明けた、と。

2006年06月14日

エマ

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本屋に行くとここ半年くらい何故かいつもこの『エマ』という本が目にとまってたんですよねー。でも、メイド、眼鏡、つう、萌え系ばりばりみたいな表紙にどうにも買う勇気が出なかったんですが、思い切って一巻だけ買ってみました。
が、思ってた感じの、ちょっと敬遠したくなる萌えじゃなくて、19世紀末のイギリスの話でした。ちょっと実写にするとNHKで夜中にやってる海外ドラマみたいなの。
それにしても初めての作者さんのものを読むときは、その作者さんワールドにある暗黙の了解みたいなのを理解するのにちょっと時間がかかりますね。
はあ、なるほどねえ、この主人公のメイドさんは、特にはどうってことない顔に見えるけど、このワールドでは町でラブレターをよくもらう美人顔ってことになるのねとか。

ってとりあえず一巻しか読んでないのでよくわからないんですが、かといって全巻買い揃える気力もなかったので漫喫で残りを読むことに。
しかし、みつからず、仕方ないので代わりに『デスノート』読んだら、ぎゃー、むちゃむちゃ面白いやん!大きな転換のある5巻以降はちょっと緩くなったかなあという感じがなきにしもあらずだけど、そこまでは完璧。純粋さのなくなったええ年した人間が読んでも面白かったよ。絵は井上雄彦 85パーセント、江川 達也15パーセントって感じかな。
いやあ、ジャンプだからちょっとナメてました。
だって、何年か前に同じジャンプの大人気テニス漫画の1巻読んで、テニスの天才と言われてる主人公がたいした実力を試合で出してなくて、「ってこれ利き手じゃないほうにラケット持ってるってベタな設定だったら笑うしかないよねー」とか思ったら、実際そのままでずっこけそうになったことがあったので。

デスノート、今週末から公開される映画も一瞬見に行ってみようかなと思ってしまったよ。

2006年06月13日

育ってます、その2みたいな

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さて、今回の彼は誰でしょう。
って、『キッド』でブルース・ウィリスの子供時代をやってたスペンサー・ブレスリンくんですが、
子供だからああいう等身なのかと思っていたらもともと頭デカいのね。
隣にいるのが妹のアビゲイル・ブレスリンちゃん。『サイン』でホアキンとアルミホイル帽子かぶってた子れすね。

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なんか妹ちゃんも一緒にゴッツい顔の大人になりそうだわ。
ちなみに上の写真12歳。(妹は5歳下)
下の写真8歳当時です。

2006年06月12日

ちょとキモい

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この子は誰でしょう。


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ジョナサン・リップニッキでした。
これもちょとビミョウか。って彼はまだ16なんですね。芸歴長いのでもう20は超えてると思ったよ。
それにしてもずっと子供で突然おっさーんになったムード。
あと数年したらいきなりハゲがはじまるか。


2006年06月11日

THE3名様

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『THE3名様』読みました。
コンビニでだらだらと時間つぶしてる26歳フリーター3名様が主人公な漫画。
社会的にどうとか容姿的にどうとかは置いといて、
3人、もっと斜に構えた皮肉な若者なんかと思ってたら友達思いのイイコたちじゃないの〜。
(おばちゃんか!←わたし)

DVDも見てみようかなと思いました。

2006年06月09日

嫌われ松子の一生

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『嫌われ松子の一生』観ました。
なにがよかったって、原作とは松子の甥の彼女のキャラが映画では変わってるのがよかったわー。
なんかね原作では親戚の息子のお嫁さん(新婚)に”よかれと思って”したり顔で嫁としての心得を説教する伯母さん、みたいな、なんだかなー、な娘なんすわ。
(それにしても彼女役の紫咲コウ、松子役の中谷美紀と、顔似すぎてちょっと混乱したよ)
もちろん原作ではうっとーしいキャラとして書かれてなくてそれを”気が利く娘”ってニュアンスでマジに書かれてるのが「なんだかなー」って感じだったんですけど。
あと松子の妹のなんだかなーの部分も変えられててよかったよかった。

ストーリーは原作とまったく一緒。
でもキャラがちゃんと魅力的になると、同じストーリーでもこんなに面白いものになるのかー、とある種感動を覚えました。最初はけっこう普通に見てたんだけど後半は何度も涙でたよ。
またやってる役者さんがだれもハマっててよかったなあ。
特にボニー・ピンクと宮藤官九郎がよかったです。
あと、「下妻物語」でもそうだったけど、登場人物それぞれの、それぞれの時代のいろんな状況下のお部屋のセットがどれもすばらしー。

中谷美紀のこの本もちょっと読んでみたいと思ってしまいました。

2006年06月07日

タイムトラベラーズ・ワイフ

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ガス・ヴァン・サントで映画化される(でも映画化権買ってるのがブラピとジェニファー・アニストンだからちょとわからん)タイムトラベラーズ・ワイフ読みました。

クレアが未来から来たヘンリーと会ったのは6歳の時だった。以来、様々な時間から現れるヘンリーと152回の逢瀬を重ねることになる…。しかし、クレアが18歳になるとヘンリーはぱったり現れなくなってしまう。そして2年後、20歳になったクレアとヘンリーは運命的な出会いを果たす。だが、彼はまだクレアの事を知らなかった…。
愛する者の過去を救い、未来を抱きしめる男の、哀しいほどに優しい物語。
(amazonより)

ってな感じの話なんですが、なんとなく、ヘンリーが素っ裸でタイムトラベルするってのも含めて、時間軸がずれることによって生じる失敗とかをからめたユーモラスな恋愛ものかと思ってたら、そんなユーモア口調な話じゃなく、ええっと、なんだろう、「君に読む物語」タイムトラベラー版みたいな感じの話でした。

映画化するとしたら誰がいいかなあと思いながら読んでたんですが、

クレア(タイムトラベラーの恋人) 腰の辺りまである長い赤毛、ブルーの瞳、細身 芸術家 旧家出身
ヘンリー(タイムトラベラー) 長身 黒髪 黒い目 ユダヤ系 図書館司書 両親は音楽家 細身
ゴメス クレアとヘンリーの友人 弁護士 金髪 大柄で雄牛のような体型 押しの強い性格
チャリス クレアの親友 ゴメスの妻 芸術家 小柄

ヘンリーはなんとなく、ヒュー・ジャックマンかなあと。(どうやらわたしすっかり「ニューヨークの恋人」のタイムトラベルが刷り込まれてる模様)あと、素っ裸で登場するので、その姿を見てみた・・・・、ごほごほ、いや、なんでもないです。
ちなみになんで裸かというとタイムトラベル時に異時間のものを何か持ち込むと歴史がかわっちゃうのでそういうことになるらしい。

ん〜。でも、最後まで一応、飽きることなく読んだけど、どうかなー。
「愛する者の過去を救い」ってあらすじにあるけど、クレアに起こるトラブルってそりゃあ悲しいこともあるけどよくあることといえばよくあることだし、なんつっても、クレアとヘンリーが友人であるゴメスとチャリスを利用してる感じがわたしにはしてなんとなくあんまいい感じしなかったです。別に主人公カップルが清廉潔白な人物であれとは思わないけど。
あとチャリスのキャラもちょっと書かれ方が足りないかなあ(←えらそう)。
ああ、そうか。書いてて気付いたけど、キャラにそんなに好きな人がいないってのが一番の入り込めなかったとこかな。あと、終わり方、はしょりすぎっすよ。前半あんなにこと細かく書いてるのに。突如連載中止になった漫画みたいな終わり方のような気がしたのはわたしだけ?

というかそもそもわたし恋愛の機微について激しく疎いのでなにか読めてない部分もあるのかもかも。

とうわけでガス・ヴァン・サントの映画で本当のところを知りたいな。
どんな映画になるのかな。
「グッドウイルハンテイング」って感じより「誘う女」みたいになるといいなあ。

2006年06月06日

出るよっ

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なんとっ、『ソプラノズ』のシーズン5が9月8日に発売されることが決定したみたいです。
4の発売が4月だったから,間、約5ヶ月。
どしたのかしらん、こんなに早く。いままでじらしプレイばっかりだったのに。びっくーり。
はっ、これはもしかしてもうじきWOWOWでシーズン6が放送されるって前触れ?と、妄想がふくらみまくりです。

2006年06月05日

The Holiday

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男性問題を抱えた女性二人(キャメロン・ディアスとケイト・ウインスレット)が休暇を利用して互いの家を交換するという『The Holiday 』のTrailerが出来てました。ココカラ

ふたりにからむ男性陣はジュード・ロウ、ジャック・ブラック、エドワード・バーンズみたいだけど、Trailerを観た感じでは、おお、ジャック・ブラック、なんか男前の役?
ちなみに映画音楽の作曲家の役らしいです。
楽しみっすね。作曲家役だからほんのり歌とかも歌ってくれそう。

2006年06月04日

湯けむりバージョン

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『今日の猫村さん』石鹸と手ぬぐい付きの限定版、売り切れやったー。
うち住んでるとこ田舎だし、他の漫画の限定版もけっこう余ってたりするんで余裕だと思ってたのにぃ。くやしぃー(手ぬぐい噛み締め)。

ステテコのタテ結びリボンがお気に入り。
猫村さんは料理はもちろん、拭き掃除がものすごくうまい感じがします。

2006年06月03日

ブロークバック・マウンテン

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ちょと前にブロークバック・マウンテン観に行きました。
仕事が終わって山から下りて「じゃあ」って後、ヒース・レッジャーが脇道に入って、オエオエ言ってたのは泣いてたんですね。ゲロってるのかと思いました。嘔吐じゃなくて嗚咽なのねん。

同性愛の話というより、ままならない人生の話ってな感じで見ました。
人生って自分のもののハズなのにどうして自分の思うようにならないんですかね、ほんと不思議っすよね。

あと、イニスとジャックは別の生活があってたまに会うからあれだけ長く続いたような気もする。
一緒に牧場なんてやって毎日顔つきあわせてたら、「ちょっと金が苦しいんだ」「なんだと。来月は子牛が一斉に産まれるっていうのにエサ代どうすんだ」(←もごもご←イニス口調)、「オレだって一生懸命やってるんだよ」、「一生懸命?じゃあロデオやめろ。金がないってのに大会の参加費はどっから出てんだっぺ」(←もごもご)「オレのせいだっていうのかキイィ〜っ」てな感じで生活苦でケンカがちになりそうな。
そして諍いに疲れ別れを決意し牧場を出たイニスは車の窓から見えるあの時のブロークバックマウンテンと同じぬけるような青い空に涙するのであった。もごもご。なんつって(勝手妄想)。

でもイニスが恋人だったらわたしが男でも女でもちょっとしんどいなあ。ジャックはなんというか寛容だなあと。だからこそふたりの結びつきに、なんかこうムネの奥が痛くなるところがあったんだと思う。切ないっす。


ところで、映画の公開前にたくさんネット上にあがってたこの画像。ヒース・レッジャーとジェイク・ギレンホールが崖から川にやっほーいと飛び降りる、みたいなシーンで映画でもあったけど、右の人はジェイクじゃないけど誰?スタントマン?じゃあ映画で観てたナニはジェイクのナニじゃないのね。っていうかナニってナニ?

というわけで


復活しました。
URLがビミョウ〜に変わってるので、ここに直接ブックマークして下さってた方は変更よろしくお願いします。