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2006年11月30日

40歳の童貞男

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『40歳の童貞男』観ました。
なんかひさしぶりにポール・ラッドを観たような気がしたりなんかして。
わたし的な好みはセス・ローガンかな〜。
でも、アンディ、童貞は童貞でもそんなに童貞がこじれてなくてそこがよかったっす。
セス・ローガンがまだそんなに仲良くなる前にアンディのこと「連続殺人犯かと思った」っていうのが気に入りました。

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で、『バタフライ・エフェクト』。
『マイネームイズアール』を観た後に久々に太ってるイーサン・サプリーみるとやっぱ痩せてよかったなあと思いましたわー。
あと、久しぶりにエルデン・ハンソン観られてうれしい。彼を観るたびにいつも、フィリップシーモア・ホフマンと兄弟の役すればいいのにぃと思うんですけど。
アシュトン・カッチャーの子供時代はどっかで観たことあるよなあと思ったら、『ハート・オブ・ウーマン』で、メル・ギブソンの子供時代をやった子やったのね。もひとつ、エイミー・スマートの兄ちゃん役の子ども時代もむちゃむちゃ最近どっかで観たよと思ったら、『X−MEN3』のじゃ、あーりませんか。


2006年11月29日

007/カジノ・ロワイヤル

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『007/カジノ・ロワイヤル』観ました。
お、評判どおりダニエル・クレイグいいっすね。でも、『ミュンヘン』で見た時にいい感じでこう、緩んでいた体が(特に下っ腹)が今回、ぴっしぃ〜と引き締まってたのがわたし的には不満、みたいな〜。でへ。でも、ボンド仕様に頑張ったんだなーと思いました。

ってそれよりなにより、ダニエル・クレイグもよかったけど、今回は悪役がよかったっすよ。ほれ、こういう映画の悪役って大ボスがいてあと何人かワルがいるんだけど、その中で何人かは、あんたいらんやん、て捨てキャラが2人くらいはいるじゃないですか、それが今回ナシ!どの悪いヤツもよかったですよ。
あとジャンカルロ・ジャンニーニ、最初は、今回の映画では「ポーカーのルール説明係り?」
ってな感じだったけど、彼も総合するといかにもジャンカルロ・ジャンニーニな役(どんな役やねん)でよかったっす。

あと必見はボンドの拷問シーンっすよ。むちゃむちゃ痛そうなんだけど、何故だか笑えるという。
今回の映画はスパイの秘密兵器とか(Q〜)カーアクションが控えめなぶん、生身のアクションがすごく考えられてたと思いました。冒頭のボンドがトイレでタコ殴りにするシーンから、もうパンチが重くて痛そうなのがびしびし伝わってくるんだもん。

ってなわけで、だいたいわたし映画2時間すぎると、退屈虫が騒ぎ出すんですけど、今回は楽しくすごしました。

2006年11月28日

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そういえば、マイケル・ピットやらキーラ・ナイトレイが出る、
イシカワ、トヤマ、ニイガタ、フクシマの『絹』どうなったかなあと画像の検索をしたらそれらしいのを発見しました。

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村の少女は長い漆黒の髪をいつもおろして神秘的ってイメージがあったんだけど、画像だとちょっと松たかこみたいな?ってか、この画像『絹』なのかなあ、なんかちょっと自信なかったりして。

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これはちゃんと『絹』の衣装着たの芦名星画像です。

2006年11月27日

届きました

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ちょと前に日記に書いたカーティス・ハンソンで映画になる(たぶん)『天使の渇き』が届きました。やっぱゴツいわ。一緒に注文したジョージ・ペレケーノスの『ドラマシティ』とともになんとか今年じゅうに読みたいな。

2006年11月26日

マイネーム・イズ・アール

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『マイネーム・イズ・アール』始まったので観ました。
おもしろーい。楽しみがまた増えました。
でも、あれ?ジェイソン・リーってこんな声だったっけか?と自分の記憶力の曖昧さにほんのりびっくりみたいな。いや、ちょっと違うかなというくらいならいいんだけど、全然なんか違ってたので。

で、イーサン・サプリー痩せてから動いてるとこ初めてみたけど、こっちのほうが安心してみられるよなあとか思ってなにげにFOXチャンネルの公式サイトに行ってみたら、こらー、イーサン・サプリーの名前とエディ・スティーブルのキャスト紹介がになってるじゃないですかー。早く直してくださーい。
って、でもイーサン・サプリーとジェイソン・リー生え際が似ててそれがドラマでは兄弟っぽい感じでいいですよね。

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太ってた時。

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ちなみに奥さんはジュリエット・ルイスの姉妹のBrandyLewis。

2006年11月25日

ナチョ・リブレ 覆面の神様

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『ナチョ・リブレ 覆面の神様』観ました。今日で終わりだったのであわてて。
楽しかったでございます。JBの姿をみるのが。

とかいうものの、映画としてどうかというと、ええっとぉ〜。ごほげほげほげほ。
わたしは好きなんですけど、他の方々に面白かったから観てみてー!といえるかというと、ええっとぉ、げふんげふん。
なんつうか、ジャレッド・ヘス、JB,マイク・ホワイト、合体したことでそれぞれのいいとこを消しあっちゃってるような。げほごほ。JBのナイスなテンションの高さとジャレッド・ヘスのナイスなだらだら感がしっくりいきにくいというか、こほんこほん。
JB、歌も歌ってくれるんだけど、あんま意味ないような・・・ごほごほ。
ああ、でもプロレスのシーンはもっとギャグっぽいヘたれてる感じなのかと思ってたけど、ちゃんとしてたのがよかったと思いました。


ってなわけで、3人の次作に期待かな。う、うん。

2006年11月24日

リアル

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井上雄彦『リアル』6巻読みました。

高橋くんまだまだ葛藤中。
早くいろんなもんを吹っ切って、清春のチームに入って活躍してくれい。
じれるぅ〜。

この本、一年一冊の間隔で発刊なので彼がバスケするまであと10年はかかりそうですがなー。
まあ、そのぶん長く楽しみが持てるからいいか。

2006年11月23日

トゥモロー・ワールド

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『トゥモロー・ワールド』

ジュリアン・ムーアがジュリアンって役名で出てたよ。
ってそんなことどうでもいいか。すんません。

なんも知らずに観たので「赤ちゃんよ永遠に」みたいな話かなあと思ったけど違ごてました。(ほんのりそれっぽいとこもあるけど)
最初、PDジェイムス原作って聞いて、PDジェイムスってミステリのイメージだったのでまさかあのPDジェイムスだと思わなかったですよ。

で、映画ですが。
イイ!映像。芸術っすね、こりゃ。
今日、レディスデイだったので1000円でこれ観たの得した気分。この映像だけで3000円だしてもいい気分。
アルフォンソ・キュアロン監督、『天国の口、終りの楽園』でメキシコの強い日差しとタイヤのゴムと砂埃の立ち上るにおいが伝わってきそうで、でもって、輝くばかりの海で生命力に満ち溢れてるはずなのにどこか諦観の雰囲気の漂ってたあの映像の感じを近未来に置き換えてそこに芸術加えたような。そんな感じ。

話はあまり親切に作られてないので好みが分かれそうだけど、わたしはとても好きなタイプの映画でした。近未来の話なんだけど、今のこの時間軸でもすぐ脇、0・2次元くらい隣、電柱の間の隙間を通ったら平行に存在してるそこに入れそうなそんな世界。
こういう、世界の話って、アメリカの俳優さんよりイギリスの俳優さんのほうが合うような気がする。
というわけで、マイケル・ケインとクライブ・オウエンすごくよかったです。

クライブ・オウエンは王様とかなんかのリーダーとか、ええもんの役じゃなくて、こういう孤独でちょっとねじれてる男がやっぱいいですよね。『グリーン・フィンガー』でやった男もハートウオーミング装ってなんだかんだいっても孤独な男だったし。あと臭いそうな役もいいですね。

というわけで、目に正月なとてもかっちょいい映画でした。

2006年11月21日

天使の渇き

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なんとなく、ぼえーっと車の運転してたら、そういえば『シンプルプラン』のScott B. Smith、シンプルプランみたいに彼作の『The Ruins』また彼の脚本で映画になるっていってたのにどうなったのかなあ、ってなことを突然思って、家に戻ってImdb調べたけど、それらしきものはなくてがっくり。
で、また、調べながら、ああ、そういえば、ジョージ・ペレケーノフの『曇りなき正義』をカーティス・ハンソンが監督するって話はどうなったんだろうと調べたら、それもまだなんにも載ってなくて、でも、監督予定の作品として載ってた、『The Crimson Petal and White 』(『天使の渇き』)が、とてもとても面白そうだったので思わず本を注文してしまいましたがな。

それにしても、この手の翻訳本で800枚で2940円ってナイスプライスですよね。感謝の意味も込めての購入でございます。届くの楽しみ。

2006年11月19日

自分用メモ

きぃ〜。もう『Queer Eye』短期間に放送時間代わりすぎぃー。
曜日が何回か変わったかと思ったら、次は午前中に移動ですかー。

というわけで、忘れないように自分用メモ。とりあえず今んとこ、

初回放送 木曜AM11:00〜
リピート  日曜AM11:00〜、同日曜PM11:00〜

ってな感じかな。

2006年11月18日

DS Lite

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任天堂のDSLite買いました。
この時期プレステ3買ったんならともかく、DS Liteでいちいち報告するなーってな感じなんですけど、いや、すんません、なんか嬉しかったんで。
ボケ防止に脳トレーニングでもやってみよ。

2006年11月17日

ケロロ軍曹

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『ケロロ軍曹』って設定もキャラも子供向けってな感じなので、最初読むのに躊躇しちゃうんだけど、中身はけっこう大人も楽しめる内容になっててわたしは密かにファンなのれす。
なんつってもいろんな漫画のパロが入ってるとこがわたしのお気に入り。

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こりは浦沢直樹先生の『モンスター』のパロでございますね。
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巻尾の1ページを費やして描かれるなんて、吉崎センセイ、浦沢先生の熱烈ファンでございますか。


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これはちょとわかりづらいけど『スラムダンク』かな。真ん中のちっこい枠の中の人がスラムダンクキャラの人とみた。


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言わずとしれた『頭文字D』ざんす。

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こりゃ『ジョジョの奇妙な冒険』の”そのうちカーズは考えるのをやめた”のアレっすね。

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こ、このクマは・・・!

ってその他、ガンダムのパロもたくさん(?)出てくるんだけど、わたしガンダム全然知らないのでわからないのがちょとくやし。他の漫画でもガンダムっていろいろパロにされてるから一回読んでみたほうがいいのかなあと、ここ10年くらいは思ってるけど今だもって読んだことがないという。


2006年11月16日

父親たちの星条旗

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『父親たちの星条旗』観ました。
いやあ、映画のグレード高いのはもちろんキャストが皆んなよかったです。ライアン・ヒリッペェ〜、ジェシー・ブラッドフォード、予想してたよりも全然よかったです。それにジェイミー・ベル、イイ!あまりにも役にハマりすぎてて最初彼だと気付かなかったですよ。
アダム・ビーチは『ウインドトーカーズ』のベトナムで暗号作ってた(だっけ?)と思えば、硫黄島で戦ったりと大忙しですね。バリー・ペッパーもまたまた戦場で輝いてましたよ。トム・サイズモアなき後(いや、いるんですけど、いろんな意味でげほげほ・・・)頼れる軍曹としてこれからも頑張って欲しいです。

それにしても最近のクリント・イーストウッド作品はもう、さすが76年も生きてきたせいか、「人間ってなんだ」とか「生きてるってなんだ」とか「平和」って「愛」って「暴力」って?ってな人間世界の人生渦中真っ只中にいる人間が撮った映画って感じじゃなくて、もうすべて悟った上での神からの善悪問わない大きな視線での人間語りになってるムード。すごいわー、と。
76年生きててもまだまだ生臭い人も多い中やっぱり選ばれし人は神の目を持てるのね、と考えてみたりなんかしてたんですけど。

はっ!いやいや、彼の側には彼よりももっと長く生きてきたもっと神のいる場所に近い本当の生き神さまがついてるじゃあーりませんか。撮影とか編集中はきっとこの生き神さまが彼に乗り移って自動筆記のように作品を作っているに違いない。そう神様は神様だからなんだって出来ちゃうのだ。もちろん彼もそれを知ってるからなんかのアワードの時は真の功労者としてその神様をいつも同伴して。って(おいおい)。

さて、『硫黄島からの手紙』はどんなかなあ。
がっかりしたくないキモチが大きくてなんだか観にいくのがコワイよ〜。

2006年11月14日

でシーズン1が

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season1(38歳)            season5(43歳)

さて11月10日金曜0時から『ソプラノズ』のシーズン1が『SuperdramaTV』で始まったわけですが、やっぱり改めてみるとガンドルフィーニ細いですね。
なんとなくWOWOWでseason6が始まる1月にはまだこのseason1、放送が終わってなさそうなので、見比べるのも楽しいかも。なんつってもトニーの息子アンソニーの成長ぶりにはびっくりすることうけあいみたいな。

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2006年11月13日

イマイと申します。

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わたしは民放をほとんど観ないので最近初めて観たんですけど、イマイさん、完成されたコントみたいな会話グーですね。リダイヤル攻撃ナイス。粘り強いだけでなくフットワーク軽いのがまた話のメリハリになってついつい見入ってしもたよ。


ttp://www.youtube.com/watch?v=xL1WqfutoNE(架空請求)

ttp://www.youtube.com/watch?v=eb4gBntedTw(海外ロト)

面白かったので本を買ってしまいました。
本には海外ロトのその後と、「指詰めのマサ」が全編収録されていました。

2006年11月12日

中の人

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デスノートのLってお菓子ばっかり食ってるなあと思ったら前世(?)はパティシエやったんやね。

ttp://www.youtube.com/watch?v=TYnghCwmOb8
(h入れておくれやす)

ってそれにしてもLの中の人ってメイクしてないと全然顔違うんやね。

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真ん中の人がそう。同じ人とはおもえましぇん。
っていうか今日、朝のワイドショーみてたら織田裕二&森田芳光の『椿三十郎』の製作発表してて、井坂伊織でちょんまげで出てたけどこれまた別人でした。


2006年11月11日

手紙

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映画みたので原作のほう読んでみました。
映画では山田孝之、漫才コンビ組むって設定だったけど、原作ではロックバンドボーカルでした。
なんで漫才に変えたんだろうか。やっぱ山田孝之だから電車ネタをどうしてもやりたかったから?(って実際映画ではなにげに電車ネタやってるんだけど)

映画のセリフはだいたい小説のまんまを活かしてるのね。
改めて原作読んでみて映画で原作のイメージに一番ぴったりだったなあと思ったのが、被害者の息子やった吹越満かな。
杉浦直樹社長は映画では山田孝之との会話は一回しかなくて、それが山田孝之の人生観を変えることになるんだけど、わたし的には原作にあった二回目の会話のほうが、けっこう「あー、そうかそうだよね」と大うなづきだったりしました。

映画の時も思ったけど、吹石一恵のお金持ちファミリー。今の時代じゃなくて70年代初め頃の邦画青春映画に出てくる金持ち風で、古臭っ。と思ったけど原作はもっと昭和のかほりぷんぷんだったので、びっくらしました。

2006年11月10日

TANKA

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『TANNKA 短歌』を観ようと劇場に入ったんですが、いきなり出だしの村上弘明と黒谷友香のラブシーンがおもいっきし、笑いのツボにハマってしまってもうタイヘン。肩がぶるぶる震える震える。
ツルゲーネフ『片恋』を朗読しながらソファでコトに及ばれているおふたりの姿はコント意外のなんだといふのでせうか。教えて、ツルゲーネフ。また朗読の合間に一生懸命あえぎ声も出さなきゃいけないのでもう黒谷さん声の自転車フル操業。おもわず頑張れと応援したくなりました。(嘘)

とにかくこのあともラブシーンがてんこ盛りらしいので思わず笑ってしまって迷惑かけたらタイヘン。でも、ここで劇場出るのもナニかなあと思ったけど、この後、(どこかはわからないけど)官能のベリィーダンスという大爆弾があるらしいので、こりゃもう悶死するなと思ったので観るの断念しました。

で、もひとつ、
黒谷さん体当たりの官能演技って聞いてたのに冒頭のシーンでは乳首みせてくれてないんだもん。
そこで見せてくれたらもうちょっと頑張って観たんだけどー。
後のシーンでは見せてくれてたのかしらん。その点が非常に心残りではありました。

ビデオになったら家でゆっくりみようっと。

2006年11月09日

Sad Movie

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なにげに『Sad Movie <サッド・ムービー>』観ました。

Sad Movieってタイトル、恋愛のあれこれや人と人との関係にちょっと皮肉も込めた、でも幸せは君のそばに!みたいなスタンスで逆説的にそういう風にしてるのかと思ってたんですが、まんま、おもいっきしストレートど真ん中のSad-!!だったので、ある意味びっくりみたいな。

Sadになるまでけっこうそれぞれのカップルのエピソードがいい感じだったので、なんかもったいなーいと思ったですよ。以上。

2006年11月08日

DEATH NOTE デスノート the Last name 

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『DEATH NOTE デスノート the Last name』観ました。
いやあ、6月に観た前編は、もたもたしてるとか書いたけど今回の後半よかったです。
テンポよくなってるし駆け引きの見せ方がとてもよかった。
漫画読んでても引き込まれましたよ。

いやあ、L/エル、あんた、男だよ!惚れたよ。なんつて。
L/エルがチョコレートやらダンゴやらクッキーやら饅頭やら羊羹やらを始終のべつまくなしに食べ続けてるのみてると胸が焼けたけど、ミルクティーをチュッパチャプスで混ぜるのはちょっとやってみたいと思ってしまったりして。
ミサミサも前半はいまひとつだったけど、後半の監禁シーンが非常によろしかったです。うん。

あと片瀬那奈キャスターは上原さくら キャスターみたいに番組に登用されなかったのは、女の武器を使わないからでも、華がないからでもなく、ニュース読む時「ら」行がちゃんと言えなくて
「これから殺しがどれくらい起こるのでしょうか」という文が
「こでからこどしがどれくだいおこどぅのでしょうか」ってな発音になってしまうからだとおばちゃん思うyo。
いや、マジな話、別の役ならいいけど、キャスター役であの滑舌はせっかく張り詰めてる映画世界の緊迫度ダウン、みたいな。ニュース読むシーンは吹き替え使ったらいいのにと思いました。その他、美人度、自宅でのくつろぎ場面での各種サービスシーンはとてもグー、なだけに。

まあそれにしても残念なとこはそこくらいでとにかく終わり方イイ!
原作の終わり方もよかったけど、映画の終わり方もたいへん満足。うまくまとまって大納得の終わり方でございました。

というわけで、最近観た日本映画『木更津キャッツアイ」と「デスノート」当たり続きで嬉しい今日このごろ。

2006年11月06日

バカをあやつれ!

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戸梶圭太の最新刊『バカをあやつれ!』を読みました。

高知県の田舎町に警察署長として赴任したエリート警察官僚と、幼い頃に地域から受けた壮絶ないじめの恨みを抱える町長とが、町を“この世で最低最悪の下層社会”にするプロジェクトを開始した。大型ショッピングモールの誘致、パチンコ店の新規参入促進、風俗店営業の規制緩和、ホームレスにやさしい町づくり、前科者の再チャレンジ支援などなど、次々に繰り出される「構造改革」。果たして“下流社会”はつくりだせるものなのか?

下層社会計画のターゲットになった郊外のパチンコ屋とショッピングモール、が溜まり場になる地方都市って、うわー、まんまわたしの住んでるとこじゃんかねえ、とか思ってたら、舞台が四国で、ちょとワロた。

今回はちょと他の作品に比べると爆発力少ないかなあと思ったけど、それも、川添(警視庁エリート)、氏家(財閥)増園(町長)の「鬼畜三人組、誕生の巻」で、これからの三人の活躍っぷりのプロローグ編だと思えば納得、みたいな。(と勝手に決定)
今度はこの三人のこんな地方の小さな田舎町での活動じゃなくて、世界を股にかけたワールドワイドな活躍編を期待しております。

川添(警視庁エリート)はたぶん柳下 毅一郎さんモデル入ってるとみた。


2006年11月05日

タイムトラベラーズ・ワイフ

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『タイムトラベラーズ・ワイフ』の監督はフライトプランのロベルト・シュヴェンケに決まったっぽいですね。
ガス・バン・サントじゃなくてちょと悲しいけど、ヘンリー(タイムトラベラー)とゴメス(クレアとヘンリーの友人)の配役が誰になるかで、見に行くか観にいかないか決めようっと。

2006年11月04日

夢を与える

地道に探すとかいいながら、結局見つからず、注文してしまったよ、
綿矢りさ、『夢を与える』が載ってる『文藝』の冬号。

で、読みましたよ。もう、面白くなかったらどうしよう、と、どきどきしながら。

留学先の大学で知り合った、幹子とトーマ。
トーマは幹子よりも四歳年下でフランス人の母を持つハーフ。出会って一ヶ月で付き合い始め、古いアパルトマンの一室を借りて四年間同棲しその間ふたりとも就職せず短期の仕事をしながら遊びくらし、出会いから五年目が過ぎた時、ふたりは職探しのため日本にやってきた。
そんなふたりの別れ話しのシーンから話は始まる、と。
最初、この冒頭読んでた間は
「うっわー、りさたん、森瑤子になった!?」と、かなり動揺したんですけど、いやあ杞憂でした。

物語の主人公はこの二人の間に生まれた夕子という女の子で、ハーフである父親の血を引いてるからとにかくかわいくて幼児の時にモデルにならないかと声をかけられて契約無期限のチーズのCMに出始めるんですよ。そのCMは彼女の成長にあわせて作られていくことになるんだけど、ってな感じで話は進んでいくんですけど、そこに前出の両親の愛憎問題あり、その中で成長していく夕子、そして芸能界でのいろいろがあり、あー、詳しく書きたいんだけど、まあ、読んで読んで、ってことで。

面白くなかったらどうしよう、という心配はすっかりふっとんで、ああ、これからも、りさたんの作品が読めるんだなあと安心しました。実力全開、力量みせつけまくりの、すごくちゃんとした小説で完成してる話でした。(ってわたしなんかが言うのもナンですが)
「蹴りたい背中」よりもずっと大人っぽい話になってるけど、でも、人の持ってる「いじわる」な部分を書くのがうまいっていうのは引き続き健在してて、思わずにんまーり。

次作も早く読みたいなあ。

2006年11月03日

手紙

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『手紙』観ました。

もう沢尻エリカの関西弁が下手すぎて下手すぎて下手すぎて下手すぎて下手すぎて下手すぎて下手すぎて下手すぎて下手すぎて下手すぎて下手すぎて下手すぎて(←しつこっ)。サブかったれす。
わたし原作のほう読んでないんでわからないんですが、あの女の子が関西弁である必要がなんかあったのでしょうか?
まあ百歩譲って関西弁使いたいんならせっかく山田スミ子大先生も一緒の出演だったんだから、特訓してもらえばよかったのにぃ。

でもって、クライマックスシーン、映画の要のシーンですよ(エンドロールじゃないですよ)、流れる曲がなんでオフコース?オフコース?オフコース?オフコース?オフコース?オフコース?オフコースオフコースオフコースオフコースオフコースオフコース?(←しつこっ)
それもあのシーンでベタもベタな「言葉にできない」って。「言葉にできない」って。「言葉にできない」って。「言葉にできない」って。「言葉にできない」って。(もうええって)


ってな突っ込みどころ満載の映画だったけど、でも
故意とか偶然とか、たとえどんなにその殺人の理由に情状の酌量あったとしてもそれに関係なく結果として「人の命を奪ってしまった」、ということの意味をきっちりいろんな角度から逃げ道をつくらず考えぬくというテーマがきっちり通っててそこはすごくよかったと思いました。ホント。