バカをあやつれ!
戸梶圭太の最新刊『バカをあやつれ!』を読みました。
高知県の田舎町に警察署長として赴任したエリート警察官僚と、幼い頃に地域から受けた壮絶ないじめの恨みを抱える町長とが、町を“この世で最低最悪の下層社会”にするプロジェクトを開始した。大型ショッピングモールの誘致、パチンコ店の新規参入促進、風俗店営業の規制緩和、ホームレスにやさしい町づくり、前科者の再チャレンジ支援などなど、次々に繰り出される「構造改革」。果たして“下流社会”はつくりだせるものなのか?
下層社会計画のターゲットになった郊外のパチンコ屋とショッピングモール、が溜まり場になる地方都市って、うわー、まんまわたしの住んでるとこじゃんかねえ、とか思ってたら、舞台が四国で、ちょとワロた。
今回はちょと他の作品に比べると爆発力少ないかなあと思ったけど、それも、川添(警視庁エリート)、氏家(財閥)増園(町長)の「鬼畜三人組、誕生の巻」で、これからの三人の活躍っぷりのプロローグ編だと思えば納得、みたいな。(と勝手に決定)
今度はこの三人のこんな地方の小さな田舎町での活動じゃなくて、世界を股にかけたワールドワイドな活躍編を期待しております。
川添(警視庁エリート)はたぶん柳下 毅一郎さんモデル入ってるとみた。