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2007年06月30日

プレステージ

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『プレステージ』観ました。
よいではないですか、よいではないですかー。
前回の『ゾディアック』に引き続き、”なにかにとりつかれた人々”の話っすよ。ほんで、この映画も『ゾディアック』と同じようにとりつかれた人々のそれぞれのキャスティングがとってもイイ!
クリストファー・ノーラン監督、バットマンの時もそうだけど、マイケル・ケイン魅力大全開のとってもハマったイイ役にしてくれるので嬉しいですわー。
クリスチャン・ベイル、ヒュー・ジャックマンももちろん、
デヴィッド・ボウイも若いときのほそーい感じより、今回の肉ついてどっしりした感じよかったっすよね。
正直、マジックのタネのひとつはクリスチャン・ベイル、ファンなら割りと早めにわかっちゃうんだけど、そんなことは瑣末なことっすよ。ほれ劇中でもマイケル・ケインが言ってたじゃないですか、「タネはシンプル、重要なのはどうみせることか、だ」って。
鳥の伏線もオチに通じててよかったなー。クリストファー・ノーラン監督、ますますファンになりましたよ。
ってなわけで、次のバットマンも激しく楽しみぃ。

2007年06月29日

となりの801ちゃん

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『となりの801ちゃん』読みました。
アイラブ腐女子。僕は28歳、オタク会社員。付きあってる彼女が腐女子でした。ちょっと変わったカップルの実録ラブストーリー。ベストオブ常習者サイト2006(ブログ/テキスト部門)ネットランナー主催金賞受賞。 (Amazonより)

同人系?801界にほとーんど興味のないわたしにとっては、なんつうか電車の乗り合わせたそんなに興味のないアベックのノロけを聞かされているようなそんな感じといえばいいのか、なんといえばいいのか。
ちょっとでもその世界に身をおいてれば自虐的な意味で楽しいのかもしれないけど、輪の外側にいるとつうかフツーに漫画として読むと面白いかといえば、ええとあのその・・・ってな感じというかなんというか。(と口を濁してみたりなんかして)

同人世界を描いててふつーに漫画として面白いなあと思ったのは辣韮の皮、かなー。やっぱ、漫画として面白いって感じるのは客観の距離具合をどうとってるかなのかしらんと思う今日このごろ。


2007年06月27日

ゾディアック

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『ゾディアック』観ましたよん。

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あ。グリーン先生がヅラかぶってる!
ってこの映画、事件を解決するまでにものすごーく長い月日がかかるんですけど、その年月を表すのに、建設中のビルがどんどん完成していったり、電話の型やコーラの自動販売機の型がどんどん新しくなっていったりするんですよ。
だから、グリーン先生のヅラもその一環で年月と事件の困難さを表すために、いつかヅラをすぱっと脱ぐ捨てる場面がでてくるとわくわくしてたのに、最後までヅラはずさずだったよ。ちぇっ。

それから、ジェイク・ギレンホールに犯人と思われる男から無言のスーハーいう息だけの電話が何度かかかってくるんだけど、あれ、って絶対デブ特有の荒い息ですってば。容疑者名指ししてるようなもんですがな。あの息はデブにしか吐けないっすよ。あの電話とったのがカーメラ@ソプラノズだったら絶対「トニー?」って言うてるね。(なんのこっちゃ)

とかなんとか言ってるけど映画、よかったよ。
配役が皆、ぴったり。静かに本のページをめくっていくみたいに話はすすんで、むしろ観てるひとを突き放す感じですらあるんだけど、配役がぴったりなんで、その本を読みながら自分の頭でつくってる光景をそのまま映像で再現してくれてるって感じでどんどんページをめくって行きたい感じで映画の世界に入ってしまうんですよねー。

一個だけ不満をあげると、主人公の友人役職人のアダム・ゴールドバーグがジェイク・ギレンホールの親友にならなかったことか。なんつて
(↓アダム・ゴールドバーグ)
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あ、そうそう、子供をおさわりしてクビになった「リー」役の人は「バブルボーイ」でジェイク・ギレンホールのパパ役をやってましたですな。

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2007年06月26日

ザ・シューター/極大射程

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『ザ・シューター/極大射程』観にいきました。
さて、期待して観に行ったわけですが、面白かったです。面白かったんですよ。が、なんつうか、地味つうか華がないごほっげほっ・・・・。ええっと、いや、映画みてる時の祭り気分の派手でわくわくしてうひょーってな楽しさでなくテレビサイズ的な面白さというかなんというか。ごほげほ。
「あの頃ペニーレインと」があるところの「ロックスター」の位置のような、「ボーンアイデンティ」「エネミーオブアメリカ」があるところのこの映画みたいな。

で、監督だれなんかなーと思ったら、あー「ティアー・オブ・ザ・サン」やら「キング・アーサー」のアントン・フークワ監督じゃないですか。
映画の前宣伝とかストーリーとか聞くとどんなに派手にいろんな意味で映画の醍醐味発揮ーってな感じのゴージャスにやってくれる映画かと期待して劇場に行くと・・ってなあの監と・・く、ごほげほげほ。
「キング・アーサー」とかアーサーとかランスロットの円卓の騎士の囲むあの!「円卓」!が裏みたら「コクヨ」ってシールが貼ってそうなテーブルだったもんね。うんうん。
こう考えるとマイケル・ベイとかブラッカイマーチームはなんだかんだいいながら派手に見せるってことにかんしてはほんとすごいっんすね。

でもこれもある種の才能だと思うので、こうなったら監督、ベルサイユ宮殿とかロココものを撮ってほすぃわー。どんな華のない、質実な映画になるのかものすごく観てみたい。

2007年06月25日

300

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『300』観ました。
「This is スパルタ!」ドガッ(蹴)、ひゅ〜(←穴)。このシーンからわたしの心はスパルタンにすっかり奪われてしまいました。かっこいいっ。スパルタンっ。

フランク・ミラー作品、『シン・シティ』がむちゃむちゃかっちょよかったので期待してたんだけど、『300』もかっこええやんかー。
キメのショットがまたちょっと歌舞伎の見得みたいでこれまた、激しくかっこいいんすよね〜。
古代戦法好きにはこれまたたまらん技の数々。
なんかあのスパルタンの盾があったら、核戦争が起こっても生き残れそうな気がするわ。
最後のステリオスのびよ〜ん(←観た人はわかるよね。はあと)で、わたしもうスパルタンに身も心も捧げたくなりました。なんつて。

ってなわけで、フランク・ミラー脚本やるフィリップ・マーロウ楽しみっす。

2007年06月23日

スパイダーマン3

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やっとこさ『スパイダーマン3』見ました。
いいねえ、好きっすよ。
一作目二作目がなくてこれが初スパイダーマンだったら、オイオイってな感じだけど、これまでの二作ですっかりスパイディワールドのファンになってるわたし的には、大好きな漫画のシリーズの外伝とか別冊とかそんな感じでまた別の面白さがあってとても楽しかったです。
ウィレム・デフォーの肖像画とか、トビーが黒トビーになったとこのしつこいくらいの黒行状描写がおかしくて面白すぎー。
ピーターとMJのふたりの喧嘩なんて別にピーターがスパイダーマンでなくてもフツーの恋人同士によくあるすれ違いだよねーとかしみじみ思いながらみたりして。
また今回トビー太り気味だったのちょっと慢心したスパイダーマンにぴったりでよかったと思いました。
チーム戦もイイ。

またこんな感じのだらだらしたスパイダーマン見たいと思うけど、む、無理か。

2007年06月22日

事件屋稼業

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クライブ・オウエンが演るフィリップ・マーロウはストーリーは『事件屋稼業』がベースだって。そんだけだったら、「お〜楽しみですね〜」ってな感じなんだけど、脚本がフランク・ミラーだって!超、渋かっこいい映画になりそうで「うぎぃ〜〜〜、むちゃむちゃ楽しみぃ〜絶対見に行くー」に変わりました。

2007年06月21日

秘密 3

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清水玲子「秘密」3巻読みました。
なにせ、一巻の発売が2001年12月、二巻2003年6月で、今回の三巻が2007年とものすごーーく間隔の開いた発刊なんで、間違えて二巻を二冊も買うてしもうたことありました。

話は警察のハイテク部署が舞台、超最先端技術で死んだ人の記憶をその脳から映像化して、それで事件を解決するって話なんだけど、まあ、すごい漫画なんっすよ。
今回も漫画のグレードの高さと話の心理的怖さにずっと読みながら足の裏から背筋がずっとぞくぞくしてました。

これ映画になったらすごいなあと思うけど、なんか脳内再現の映像が漫画からリアル映像になるとショボくなってがっかりするのも残念だよなあと、別に映画になるっつう話もないのにひとり葛藤みたいな。

 

2007年06月14日

舞妓Haaaan!!!

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『舞妓Haaaan!!!』観ましたよ。
堤真一と北村一輝はとってもよかったです。
が、なんつうか、ほれ、ギャグ漫画を実写映画にした時の原作部分のギャグを生身でされると
「アイタタタタ〜」ってな感じになるじゃないですか(実際これは漫画の映画化ではないんだけど)。まあ、そういう感じが多い映画でありました。すんません。
でも、時々、面白いのもあって、堤真一の主演する映画の名前が「海猿」のパロで「山猿」になってて、その映画のコピーの細かいとことかそういう小ギャグはよかったです。
あとやっぱ生瀬 勝久、関西人、軍を抜いていいですね。あ、そうそう、この映画の何が一番よかったかというと、なんじゃこりゃ、という関西弁がなかったことでしょうか。それはとってもよかったと思いました。とえらそうに語ってみる。

2007年06月12日

最終回

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とうとう『ソプラノズ』本国で最終回、放映されたのね。
ああ、どんな終わり方なの。
なにか賛否両論みたいなムード。

2007年06月08日

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今月のムービープラスチャンネルでシュレック3の公開を記念して「グリーンだよ全員集合」っていう緑色のキャラの出てくる映画を特集してるんだけど、シュレック、ハルクくらいしか緑色キャラ思いつかなかったのであとなんだと思ってたら、あーそうか、そういえば、「マーズアタック」の火星人とグリンチも緑だったですわね。

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「マーズアタック」ポスターでは緑緑しいけど、映画本編ではそんなに緑ぽくなかったような。

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む〜、もう7年前の映画になるのか。
おいおいこの↑女の子、すっかり大人になっとるよ。


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あ、そうそう、ハルク2(「The Incredible Hulk 」)はハルク今度はエドワード・ノートンが演るのですね。びっくり。えらくなで肩のハルクでございますね。アメリカンヒストリーのときみたいにマッチョに鍛えるのかしらん。1のジェニファー・コネリーの役は今度はリブ・タイラーだって。


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緑といえば、ヨーダも緑っすね。

2007年06月04日

グーグーだって猫である

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ひさしぶりに本屋に行くと大島弓子『グーグーだって猫である』の3巻が出てたので買いました。
で、帯に犬童一心監督(「金髪の草原」ですでに大島作品監督ずみ)で「映画化」って書いてあったので、誰が大島弓子センセイ役をやるのかなーと調べたら、小泉今日子ですと。
これって今まで映画になった大島作品とはちがって、完璧な物語じゃなくて、エッセイ漫画っていうか、大島弓子の日常とその飼い猫たちの物語なので、だれが大島弓子役をやるのかなーと思ったんだけど。
小泉今日子、だとちょっとイメージ違うなー。ぷんすか。

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で、一緒に買ったよしながふみ『フラワー・オブ・ライフ』四巻(完結巻)。
わーお。えらくシビアな展開になっててびっくりしました。
でも登場人物たちにえらく愛着わいてたのでこれで終わりなんてさびし〜。一回だけでいいからあと何年後かの後日譚が読みたいっす。

2007年06月01日

吉祥天女

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吉田秋生の『吉祥天女』の映画。小夜子は鈴木杏ちゃんが演るんやねー。
鈴木杏ちゃんかわいくて好きだけど、小夜子にはちょっとぽっちゃりしすぎなような?
でも、ポスターみると、がんばってるムード?
映画きたら行こ、っと。

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↑漫画の小夜子