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2007年05月31日

女帝

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『女帝』観ました。
シェイクスピアのハムレットがベースの割りにはえらくノリが、お昼の東海ドラマっぽいなあと思いつつみていたら、なんと字幕の監修が中島丈博センセイでございました。
東海ドラマ風味の映画、ちょっとある意味面白そうでございましょう?あまりのありえなさとどろどろぶりに次どうなるんだろうと目が離せなくなるってなあの感じ。

でも、この映画、それに芸術とか西洋受けとかそういう妙な意欲を盛り込んじゃったもんだから、昼ドラのハイスピードでつれてかれるあの面白さがなくなっちゃって、テンポ悪りぃ悪りぃ。
とにかく権力争いで血が流れる場面たくさんあるんだけど、そのたびにいちいちスローモーションかかるし(いや、チャン・ツイィー演じる女帝が好きな色が茜色っていうからその色にこだわるのはわかるんだけど)戦いのたびにかならずワイヤーアクションだもんで、もう、なんかどの場面も一緒に見えるんだよーみたいな。それなくすと2時間10分から1時間40分に上映時間短縮できるとみた。

あ、でもチャン・ツイィーたんの衣装はきれいだったです。つうか全体の衣装はとてもキレイでございました。

2007年05月30日

ロマンスグレー

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つうか、この前ひさしぶりに、藤山直美の『芋たこなんきん』が終わって以来、NHKの登坂アナウンサーみてびっくり。
い、いきなり白髪に。
3月にはまだ真っ黒だったのに。
いっきに白くなったのか、それとも、もともとあった白髪を染めるのをやめたのか。
うーむ。ますます謎めいたお方。


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黒髪のころの登坂アナウンサー。

2007年05月26日

バベル

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『バベル』観ました。土曜だというのにお客わたしひとりだったですよ。

いろいろ聞いてた感じでは菊池凛子がもっと、毛、どっさーなのかとか、上に下に裏に表にあんなことこんなことってな感じになるのかと思ってたんだけど、思ってたよりずっとおとなしい感じでちょとびっくり。

メキシコ編が一番イイかなあと後半まで思ってたんだけど、最後の最後のベランダのシーンで日本編もええやん〜と思いました。ガエルくんはやっぱいいっすね。

2007年05月25日

極楽ホッケー&ホスト部

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森永あい『極楽青春ホッケー部』と羽鳥ビスコ『桜蘭高校ホスト部』読みました。
おお、ここまで設定がそっくりの漫画っていいのでしょうか。
どちらも、名門高校お気楽部活が舞台。部員は全員美丈夫の男子でお金持ち、そこに本人の意思とは関係なく入部させられる紅一点。ってな感じ。
それだけならまだしも、メインキャラ男子(もちろん紅一点になぜだか惚れてる)が理事長の息子、他、部員が双子&ピュアキャラ、めがね男子クールと一緒なのもこれびっくり。
っていうか、今の萌え要素をリサーチして全部盛り込むとこれになるのかな。たぶん。

どっちが面白いかというとわたしは断然、森永あい『極楽青春ホッケー部』かなあ。
っていうのも羽鳥ビスコ『桜蘭高校ホスト部』は、おばちゃんむちゃむちゃ読みづらかったのですわ。
でも、帯には600万部突破って書いてたので、わたしみたいに苦労せずにフツーに読んでる方、たくさんいらっさるというわけで。
昔、漫画夜話で、日本の少女マンガってその読み方の法則をわからないと外国の人にはどう読んでいいかわからない独特の法則があるっていってたけど、たぶん、なにか『桜蘭高校ホスト部』にはもう、わたしのわからない新しい法則が使われているのかもしれないと思った読後感想でした。

あー。それか森永あい作品は『山田太郎ものがたり』とか『あひるの王子様』とか『僕と彼女の×××』とか割と作品読んでるから初読の羽島ビスコよりもキャラ慣れしてるってのもあるのかなあ。

とどうでもいいことを考えてみる週末。


2007年05月19日

海街diary 1 蝉時雨のやむ頃

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吉田秋生の『海街diary 1 蝉時雨のやむ頃』を読みました。
おお、これはイイです。
久々の『河よりもながくゆるやかに』とか『夢みるころをすぎても』路線で、積年のファンにはたまらないものがありますわよ。しっかりもののお姉ちゃんとか学校のそばの名物店主たちとか吉田漫画につきもの(?)な設定キャラも出てきてニンマリ。
というわけで次巻の発売が楽しみですわ。

2007年05月18日

天然コケッコー

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くらもちふさこの『天然コケッコー』の映画化、脚本が渡辺あやさんなんやねー。『ジョゼと虎〜』がよかったので楽しみだわ。あら?監督が『ばかのハコ船』の山下敦弘監督ってびっくり〜とか思ったけど、そういえば、『ばかのハコ船』の田舎の風景、田舎田舎しくてよかったなーと思い出したりしました。きっといい田舎ぶりのあふれる映画になるにちがいない。うんうん。
公式サイト

2007年05月17日

主人公は僕だった

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『主人公は僕だった 』観ましたよ。
いやあ、マギー・ギレンホールって写真とかで観るとフツーなんだけど、動くとむちゃむちゃ可愛いですね。くるくる動く小動物みてる感じでいつまでも観ていたい感じつうかなんつうか。ちょっと腕の刺青が遠山の金さんなのが気になったけど、ほんと可愛かったよ。
あと、小説家のエマ・トンプソンがウィル・フェレルの動きを描写してるモノローグがたくさん入るんだけど、エマ・トンプソンの声ってすごく耳に心地いい声なんすね。今回改めて気づきました。あ、そうそう、マギー・ギレンホールの声もすごくよかったです。顔が売りじゃない女優さんはこういうところにもなんか惹きつける武器も持ってるものなのね、と改めて認識、みたいな。

映画のラストは絶対ウィル・フェレルは死なないっていうのはわかってるじゃないですか、それを、どういう形で見てる人をがっかりせずに納得させていい終わり方にするかっていうのがこの映画の肝だと思うんだけど、そこを、これでいいでしょ?ってな感じでなく、スクリーンの向こうで脚本の人が考えて考えて考えて考え倒してる姿が見えてきて、うんうんそれなら納得できるよ、ってな感じのいい終わり方だと思いました。多少のほころびに自らつっこみ入れてるところも面白かったです。
まあ、ほんのり無理はあるとしても、そこはエマ・トンプソンとダスティン・ホフマンの演技力でカバーつうことで。
あと、映像もオープニングとかいろいろ工夫がされてて面白かったです。

あ、そうそう、映画観終わったあとは、むしょーにクッキーが食べたくなるよん。


2007年05月16日

パッチギ! LOVE&PEACE

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『パッチギ! LOVE&PEACE』観ました。
なんか話も映画もむちゃむちゃなんやけどなんも期待とかそういうのすら考えずに行ったのでわりかし楽しかったです、っていうか勢いに無理やり乗せられたというのかしらん。
でも、最初と最後の喧嘩と戦争のシーンは長すぎますがな。
あとは、プロダクションの社長やった”でんでん”がよかったです。
もっとほかにも映画に出ればいいのに。

とかなんとか書いてるけど、これってこの前観た映画『俺は、君のためにこそ死ににいく』で、忍耐力がついたからちょっとくらいなことには寛容になってるからのような気もする今日このごろ。

2007年05月15日

リトル・ブリテン

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WOWOWでちゃんと見られなかったので『リトル・ブリテン』のDVD買いましたよん。
わたしのお気に入りキャラはマット・ルーカスのやってる炭鉱の村で唯一のゲイ(と自負するが男性経験なし)ダフィドっす。

マット・ルーカスが女装してる姿って誰かに似てるよなあと思ってたんだけど、ベット・ミドラーだよねえと今回DVDを見て改めて確認。

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マット・ルーカス            ベット・ミドラー

2007年05月08日

俺は、君のためにこそ死ににいく

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タイトル聞いて杉良太郎のこの歌(by大捜査線)を、思い出したのはわたくしだけでございましょうか。


映画はわたしのそして皆様がたぶん予想してるまんまの映画でございました。はい。それはもう見事に。
で、2時間20分。長いっす。最後まで見た自分に褒美をやりたい達成感。


三回飛んで三回戻って来た男、筒井道隆の覚めた視線で描いた話ならもうちょっと面白くなったような気がするけど、それじゃスクリーンから慎太郎汁がほとばしらないからダメかー。


2007年05月05日

Silk

『Silk』のTrailerがありました。

http://www.youtube.com/watch?v=ERDeUBIGqBk

アルフレッド・モリーナがいい感じだわ。
でも、なんかこのtrailerの感じのままのムードなら途中で寝てしまいそうかも。Z〜。

2007年05月04日

ロッキー・ザ・ファイナル

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『ロッキー・ザ・ファイナル』観ました。
ちょっとちょっとー。ロッキー爺〜、よかったよ〜。なんか「人生ほど重いパンチはない」(その他ありすぎて忘れた)とかロッキー爺、もう目を離した瞬間、隙があれば、人生語る語る。これが武田鉄也とか五木寛之とかだったら口の中に砂袋詰め込んでやりたくなるんだけど、ロッキー爺だと、うんうん、そうだよねーと素直にうなづけるからこれ不思議。

いや、映画としてもちゃんとしててほんと最後のほうなんてこぶし握り締めて真面目に観てしもうたよ。
で、なんつってもが!かわいすぎ。

まあ、間の4作のことはさておき、終わりよければすべてよし、ってなわけで、とってもいい完結の仕方のファイナルでした。なによりも一番えらいのは最後まで付き合ったバート・ヤングだなあ。