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ガス・ヴァン・サントで映画化される(でも映画化権買ってるのがブラピとジェニファー・アニストンだからちょとわからん)タイムトラベラーズ・ワイフ読みました。
クレアが未来から来たヘンリーと会ったのは6歳の時だった。以来、様々な時間から現れるヘンリーと152回の逢瀬を重ねることになる…。しかし、クレアが18歳になるとヘンリーはぱったり現れなくなってしまう。そして2年後、20歳になったクレアとヘンリーは運命的な出会いを果たす。だが、彼はまだクレアの事を知らなかった…。
愛する者の過去を救い、未来を抱きしめる男の、哀しいほどに優しい物語。 (amazonより)
ってな感じの話なんですが、なんとなく、ヘンリーが素っ裸でタイムトラベルするってのも含めて、時間軸がずれることによって生じる失敗とかをからめたユーモラスな恋愛ものかと思ってたら、そんなユーモア口調な話じゃなく、ええっと、なんだろう、「君に読む物語」タイムトラベラー版みたいな感じの話でした。
映画化するとしたら誰がいいかなあと思いながら読んでたんですが、
クレア(タイムトラベラーの恋人) 腰の辺りまである長い赤毛、ブルーの瞳、細身 芸術家 旧家出身
ヘンリー(タイムトラベラー) 長身 黒髪 黒い目 ユダヤ系 図書館司書 両親は音楽家 細身
ゴメス クレアとヘンリーの友人 弁護士 金髪 大柄で雄牛のような体型 押しの強い性格
チャリス クレアの親友 ゴメスの妻 芸術家 小柄
ヘンリーはなんとなく、ヒュー・ジャックマンかなあと。(どうやらわたしすっかり「ニューヨークの恋人」のタイムトラベルが刷り込まれてる模様)あと、素っ裸で登場するので、その姿を見てみた・・・・、ごほごほ、いや、なんでもないです。
ちなみになんで裸かというとタイムトラベル時に異時間のものを何か持ち込むと歴史がかわっちゃうのでそういうことになるらしい。
ん〜。でも、最後まで一応、飽きることなく読んだけど、どうかなー。
「愛する者の過去を救い」ってあらすじにあるけど、クレアに起こるトラブルってそりゃあ悲しいこともあるけどよくあることといえばよくあることだし、なんつっても、クレアとヘンリーが友人であるゴメスとチャリスを利用してる感じがわたしにはしてなんとなくあんまいい感じしなかったです。別に主人公カップルが清廉潔白な人物であれとは思わないけど。
あとチャリスのキャラもちょっと書かれ方が足りないかなあ(←えらそう)。
ああ、そうか。書いてて気付いたけど、キャラにそんなに好きな人がいないってのが一番の入り込めなかったとこかな。あと、終わり方、はしょりすぎっすよ。前半あんなにこと細かく書いてるのに。突如連載中止になった漫画みたいな終わり方のような気がしたのはわたしだけ?
というかそもそもわたし恋愛の機微について激しく疎いのでなにか読めてない部分もあるのかもかも。
とうわけでガス・ヴァン・サントの映画で本当のところを知りたいな。
どんな映画になるのかな。
「グッドウイルハンテイング」って感じより「誘う女」みたいになるといいなあ。