お知らせっす
ちょと数日休みます。
よろしくー。
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ちょと数日休みます。
よろしくー。
タイムトラベラーズ・ワイフの主人公クレアに「君に読む物語」のレイチェル・マクアダムスが候補にあがってるらしい。
脚本は「君に読む〜」のジェレミー・レヴェンなのでやっぱり「君に読む〜」な感じのマジメな映画になるのかな。どうせなら、「ホットチック」みたいにすればいいのに〜。(なりませんて)で、ヘンリーがロブ・シュナイダーで。うんうん、いいねー。
監督はガス・ヴァン・サントだと思ってたけど、他にスティーブン・フリアーズ@「ハイフィディリティ」、ロベルト・シュヴェンケ@「フライトプラン」、も候補に。
キーファー・サザーランドとマイケル・ダグラスが大統領のシークレットサービスで、マイケル・ダグラスの無節操なちん○が引き起こす大統領暗殺計画みたいな。(嘘、いや半分、いや八割はホント)
大統領、影薄っ。
大統領というより係長、みたいな。
あまりの影の薄さにもしかして影武者なのかと途中疑いを持ってしまったですよ。
つうか、マイケル・ダグラス、シークレットサービスが「それ」するのって大統領が暗殺されるのと同じくらい立場的にむちゃむちゃでっかい禁忌事項だとおもうんですけど〜。いや、大統領もファーストレディも影武者だから「それ」もなんかの作戦のひとつかと途中までマジで見てたよ。ああ、わたしのバカバカバカ。
なんとなく見る前までは「おめでとう!「24」大ヒット記念」なキーファー・サザーランド主演な映画かとおもってたけど主演はマイケル・ダグラスなのね。ちょっと石原軍団のだれだ?ええっと渡哲也、に対する渡辺徹?チックな、「見せ場は先輩どうぞ!」みたいな控え目な役でした。
たぶん、映画の中では触れられてないけど、マイケル・ダグラス、エヴァ・ロンゴリアともエヴァがキーファー部に配属されるまでのアカデミー時代にはなんかあったね、と思わずおもってしまうようなダグラス汁溢れる映画でした。なんつて。
「If you build it, he will come(それを作れば彼がやって来る)」
「え!?ぶっさん?」でも、何で英語なの?
ってなわけで完結編。彼等は「それ」を作りますよ。で、やってきますよ、彼(?)が。
うーむ。素晴らしい完結の仕方。これでぶっさんも完璧に成仏出来るでしょう、という見事な終わりっぷりでしたわよ。
え?どういう終わり方って?
「要するに〜要するに〜要するに〜」ですよ。(←見ればイミわかるよ)
それにしても、「吾輩は主婦である」の時と同じように韓流の茶化し使いがとってもグ〜。いきなり出だしでワロたがな。
薬師丸ひろ子の藤田弓子化にはびっくりしたー。
まだこの一本前の「日本シリーズ」の時はお姉さん度が残ってたのに、今回は100パーセントおばちゃんになってました。ちょと悲し。そして森下愛子のおばちゃん度の低さにもびっくーり。
栗山千明たんの女王様、イイ。でも運動神経ノロそうなのね。それでも女王様なS芝居とあの制服姿がちょとマニア(なんの?)にはたまらないものがあるのではないかしらん。はあと。
というわけで、131分はちょと長いかなあとおもったけど、いい終わり方なのでそれも帳消しだー。
で、文藝がなかったのでなんか別の本でも買って帰るかとおもって『インタヴューズ』と『そこがいいんじゃない!みうらじゅんの映画批評大全1998‐2005』 買ったりなんかしました。
前者はドイツの記者が著名人に短時間でどうでもいいものからわりと核心をついたものまで100の質問を次々としていくというもの。
で、後者はおなじみ、『映画秘宝』のみうらじゅんのコラム連載をまとめたもの。
今回、
「ハゲている男たちになにか慰めのメッセージを」という質問のジョージクルーニーの
「男たちよ、髪がなくなるとしたら、少女でなくて男性でよかったじゃないか」という答えと、
みうらじゅんの『Always 三丁目の夕日』につけた
オレはそれを「涙のカツアゲ」と呼ぶね
というサブタイトルが個人的にツボでした。
ジョージ・クルーニーとウディ・アレンのインタビュー読んでて、なんか気の利いた答えの返し方が似てるような気がするけど、実際はそうじゃなくて、書かれてる口調の文体のせいで似た感じに思えるのかな?とおもったんだけど、インタビュアーの人もふたりは似ていると書いていたので、やっぱりそうなのかーとおもったりしました。
頭の回転の早い人はやっぱ違うなあとふたりのインタビューのかっちょいい答えっぷりを読んでしみじみおもったのでした。
早速、今日、書店に『文藝』買いに行ったら、
どこも「申し訳ございません。当店ではお取り扱いしていません」って数件の店で言われたよ。
がっくぅー。
むぅ。こうなったらはぐれメタルを探すつもりで地道に頑張ってみよっと。
綿矢 りさたんの新作が、今、発売中の『文藝』に載ってるらしい。
「夢を与える」ってタイトルなのねん。
なんか立ち読みできそうにない枚数な気がするのでやっぱ買うしかないかー。書籍化するのまってるといつになりそうかわからんもんねー。
『ナチョ・リブレ』公開に先駆けてジャック・ブラックの特集が放送されてます。
これからの放送予定は。
10月21日 18:00
10月25日 8:30
10月29日 9:15
ってな感じ。
『ナチョ・リブレ』この前飛行機に乗った時、帰りの便での上映作品としてプログラムに載ってたので、わーい、と帰りの日を楽しみに喜びいそんで乗ったら、月が変わってて(月末に出発したから帰りは翌月)プログラムから姿消してました。がっくーり。
今日の『Queer Eye』のおじいちゃん編とってもよかったわー。
Thomたんに改装された部屋を見たときのおじいちゃんの涙になんかじーんとしましたよ。
それにおじいちゃん、背も高いし、ユーモアのセンスもよくて可愛い人だった〜。
おじいちゃんとガールフレンドがレインボウルームに行くとこみて、そういえば、昔、母娘で(たぶん)レイボウルームに行く約束をしてるんだけどいろいろあって・・・ってな感じの映画、見たことあることをふと思い出しましたんだけど、あれはなんの映画なんだったんだろう?今もずっと考えてるんだけど、わからないー。あー、もやもやするぅー。
今更、『負け犬の遠吠え』読んでみました。
これって負け犬が「30代以上・未婚・子ナシ」ってなってるけど、ここで書かれてるのはそれに「都市部在住」「高収入」(歌舞伎鑑賞を趣味にできて、海外高級ブランドの載ってる雑誌を読むんじゃなくてその掲載商品を余裕で買うことできる)恋愛もそこそこ楽しんでる、が加わったえらく限られた小数の人の話なのね。
既婚の勝ち犬も同じように都市部在住で旦那は高収入、子供はエスカレーターの有名私立、「婦人画報」やら「STORY」をこれまた読むだけでなくそこに載ってる服を普通に買うことのできる層だし。もちろんどっちにも高学歴ってのが付け加わるんだけど。
とっても売れたのでもっと30代で、未婚、既婚どっちかに属してたら、ある程度読者の9割の人が自分をモデルにできる話かとおもってたのでちょと意外でした。
あーでも、考えてみるとなんかの例え話をするときは、爪に火を灯すような生活のしみったれた例よりも、景気のいい、ビンボーくさくない話のほうが読んでて楽しいもんね。うん。確かにそうだ。
若杉公徳 『デトロイト・メタル・シティ』。最近いろんなとこで面白いって書いてあるのを見て買ってみた。
おもろかったです。
ホントはカヒミカリィとかフリッパーズギターとかカジヒデキとかが大好きなのに、何故だかヘビメタバンドのボーカルになってしまって、それもインディーズからどんどん人気爆発。本人の意図しないとこでいろんな伝説が出来てしまってカリスマになりつつあるという、23歳童貞、九州大分鮎の町、犬飼町出身、実家は農家、すこぶる親思いの根岸崇一くんの物語、みたいな。
表紙だけ見ると喜国雅彦風の絵なのかなあとおもってただけど、中絵はロドリゲス井之介風でした。
若杉 ロドリゲス
若杉 ロドリゲス
ギャグのタイミングとかもなんとなく似てる気がするんだけど、なんか関係あるんかしらん(アシスタントしてたとか?←妄想)
そうそう、ロドリゲス井之助の『係長ブルース』は、これから家を買おうとする方にはどんな住宅雑誌よりも役にたつ一冊でございますわよ。
今月末には『デトロイト〜』2巻が出るそうなので楽しみ。
1巻にはどうして彼がメタルやることになったのか書かれてなかったんだけどそのへんのヒミツも2巻ではあきらかになるのかしらん。
ずっと観たいのう、と思っていたマルコビッチの『クリムト』がこっちでも来週公開されるらしい。
公式サイト。
マルコビッチがどんなスケベ汁出してるのか楽しみだわん。
クリムトがこういう↑服着てるのは、アトリエでモデルとすぐヤレるためにってどっかで
読んだことあったけど、どこだったけか。なんでもモデルとの間に30人以上子供がいたらしい。
びっくりして思わず買ってしまった雑誌。
昨日の『Queer Eye』でリーダーが「ソプラノズをイメージしてみたの(はあと)」って言ってたのは
こんな↓イメージですね〜(はあと)。
『ベルカ吼えないのか?』古川 日出男。
1943年、日本軍が撤収したキスカ島。無人の島には4頭の軍用犬が残された。捨てられた事実を理解するイヌたち。やがて彼らが島を離れる日がきて−。それは大いなる「イヌによる現代史」の始まりだった! (bk1より)
で、世界中に散らばったこの犬たちの子孫が歴史に翻弄されて再びとある場所で邂逅する、と。
犬好きは必読ですわよ。ライカ犬の運命がどうにも辛くて観られなかった『マイライフ・アズ・ア・ドッグ』もこれ読むとちょっと辛さが緩まって観られそうな気がする。
最初登場したときはナマイキでムカつくガキんちょだった誘拐されたヤクザの娘(11歳)がだんだん好きになってしまうという。とにかく面白いです。
「もっとわたしを」平安寿子。
ほら、なんつってもわたしはアン・タイラーの信者なので、どうも平安寿子本にはなかなか手が伸びなかったのですが、今回初めて読んでみました。
はあ〜。すみませんでした。もっと早く読むんだったです。
どんな鼻持ちならない人物もいろんな角度から光りを当てて魅力的な人にしてるのがすんばらしいですね。出す言葉やとる行動がその人の人となりの全てじゃないってことをなんつうかさりげなくでもとっても説得力を持って面白いストーリーに絡めて書いてるので読後がとってもよかったです。
さあ、これから全作品読んでみようっと。
「太陽の塔」森見 登美彦。
男汁あふれる冴えない四畳半下宿京大生の妄想青春小説みたいな。
なんつうか、全然時代も話も違うんだけど、梶井基次郎の『檸檬』を思い出したりなんかして。何年たっても変わらない京大生気質ってあるのかな。
『牛乳アンタッチャブル』戸梶圭太
はいはい、まだ読み続けてますよ戸梶圭太。ええいこうなったら今年中に全作品(たぶん40作くらい?)読んでしまおう。
というわけで、雪印牛乳の食中毒事件がモデルの雲印乳業が舞台の企業小説みたいな。もちろんあの「わたしだって寝てないんですよ」のセリフも出てくるでよー。
「闇の楽園」戸梶圭太
デビュー作だけあって(?)主人公にまだ善良さが残ってるのがなんか新鮮。
最後恋人が女王様キャラになるのかしらんと思ったけどやっぱそれはなかったです。
復活してみたりして。
ってなわけで休んでる間に見た映画。
『クリック』
アダムたん七変化みたいな。
アダムたんの娘役にジャック・ニコルソンの娘(14歳役)、デヴィッド・キャシディ@パートリッジファミリーの娘(22〜30歳役)、息子役にダスティン・ホフマンの息子(22〜30歳役)が出てました。ダスティン・ホフマンの息子がなんか感じよかったよ。
『プラダを着た悪魔』
メリル・ストリープとスタンリー・トゥッチとアン・ハサウエイがとってもよかったです。特にメリル・ストリープとスタンリー・トゥッチ、予想通りのハマりすぎ。
に比べて、アン・ハサウエイを巡る男たちサイモン・ベイカーとエイドリアン・グレニアーがいまひとつ冴えんかったなー。っていうか前の3人が輝きすぎて地味に見えたというのかしらん。
あと、原作読んでないわたしの感想をば
ネタバレ↓
アン・ハサウエイ、あのまま辞めずにあの仕事続けてたほうがわたし的には好きな終わり方だなあと思いました。だって、あんなに有能なのにぃー。それに種類は違ってもどの職場もああいう軋轢ってあるよねーと思ったりなんかして。まあ、もともと目指してた仕事が好きっていうのはわかるけど。っていうか元の生活に戻るほどエイドリアン・グレニアーが魅力的に見えなかったというのもわたしの不満の原因かしらん。
でも二本とも、二時間以内で、久しぶりに、長すぎる〜腰痛い〜、と思わずに観られた映画でしたわん。