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2010年07月25日

インセプション

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『インセプション』観ました。
夢☆ミルフィーユ(←スィーツ(笑)風に言ってみた)みたいな。


冒頭、デカプリオはまあ、もちろんですが、ジョセフ・ゴードン・レヴィット出てきて、その上ルーカス・ハース出てきた時は、おお、これはもしかして、子役からずっとやってる若く見えるけど実はベテラン勢で固めた映画?そして、新幹線の中で東洋系の子が出た時はこれがあのインディジョーンズのキーホイクァンだったら完璧とか思ってたら、彼は違う人で、そんでもって、ルーカス・ハースは早々とどこぞへ・・・。


(ご存じ3人の子供のころの映画)↓

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(ジョセフ・ゴードン・レヴィット)      (ルーカス・ハース)   (ディカプリオ)

みんな大人になったんやねえ。しみじみ・・・。おばちゃんなにか感慨深いわ〜。
と一転スィーツからおばちゃんモードになったりして。

って、まあどうでもいいことはここまでにして、映画面白かったよ。
最初、なんか夢に入る装置がチャチっぽくみえたり、老人のメイクが微妙だったりで、うわー、ちょっとおもしろくなかったらどうしよう、クリストファー・ノーランなのに、とか思ってドキドキしてたんですが、夢の層、一段ごと深く深くもぐってその世界が多層になればなるほど、いやーん、どんどん面白くなっていくじゃありませんか。
ラストなんてなにか胸までジンとしてしまいました。

てなわけで映画観てる間に「もう一回観にいけ」となにやらインセプションされたような気がします。

ところでケン・ワタナビですが、出番長かったですが、他の人はいろいろ見せどころあるんだけど、どんな役?、見せ場どこ?聞かれたら、「すんごいお金持ち」、見せ場?「すんごいお金持ち」、って答えるのがって一番しっくりくる答えのような気がしたのはわたしの気のせいか。

そうそう、最後にひとつ。
みんなスーツの着こなしが格好良すぎ。仕立てがいいっつうかなんつうか、
きっとあの仕事は知性が必要な上に危険と背中合わせすぎるので報酬もすごくいいんだろうなあ、とスーツを見ながら思ったのでした。


2010年07月22日

夜中に

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テレビをつけると「マイライフ・アズ・ア・ドッグ」をやってました。
これはわたし的に「ガープの世界」「ファビュラス・ベイカーボーイズ」と並んでオールタイム80年代ベスト5ランクイン映画なので、テレビでやってるといつ何時でもなにやっててもついつい観てしまうのです。

主人公のイングマルってほんと子供子供しい顔していいよなあと、これまた、いつみても思うんですけど、そういえば、もうこの映画公開されてから20年以上が経つわけで、彼は今、何してるのかなあと調べたら、おお、みつけたよ。

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1974年生まれなので今、35・6歳なのかな。
スエーデンのテレビ局でプロデューサーをされてるそうです。


2010年07月18日

トイ・ストーリー3

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『トイ・ストーリー3』観ました。

これってどういう終わり方するのか、むちゃくちゃ難しいよなー。
うーん。一番無難な終わり方だと、アンディがやっぱり大学生になってもおもちゃ遊びするっていうのは不自然だから、アンディに子供が出来てその子がまた・・・・・ってな、まあありがちな解決法を考えてみてたんですが、もちろんそんなありふれた終わり方でなかったです。(←当たり前)

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ロッツォの声は
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ネッド・ビーティやったんやね。

2010年07月11日

ヒーローショー

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『ヒーローショー』観ました。
どんな話か全然知らずに観たんだけど、まあ井筒監督なのでなんとなくそれ風の映画を想像してました。
が、ヤングマガジンで古谷実が描くような内容の映画だったのでものすごくびっくり。
なんかずしーんとくる映画やったですよ。観終わってもう数日経ってるんですが、まだ胸のなかで、なんかがもやもやと漂っております。
実はこの前観た、『告白』よりもこっちのほうが全然好きです。
残念なとこを言うとやっぱちょっと長いとこ(特に後半)かなあ。あとまあ、言えばいろいろありもするんだけど、でもそれを押し切るくらいに強いなにかがある映画だったですよ。

わたしジャルジャルってよく知らなかったんですが、ふたりとも演技がうまいんですねえ。びっくり。
ふたりとも勇気とユウキって同じ名前の、それぞれ元自衛官と漫才師って役柄なんですけど。
特に元自衛隊”勇気”演った、後藤くん、この映画みたあとジャルジャルTVで観たんですけど、えらくのほほんとおっとりとした感じの子でびっくり。映画では暴力の使い方が板についていてそれでいて孤独そうで、でも幸せを必死になって求めてるって感じの役だったんですよ。こんなに全く違う人を演ることができるなんて本当に演技うまいんやなあと、なんか日本の映画で若い人みて久々に思いました。

そしてもうひとりのユウキ、漫才師なんだけど、演技はもちろん、サラ金屋で軽く発狂して逃亡、袋小路に逃げ込み、しかしどこを逃げてもどの道を選んでも行き止まりってこの映画の一番印象的な場面を本当にうまく演っておられます。

もちろんこのふたりだけでなく出てくるキャラ全部ぴったりで神キャスティング。
特に鬼丸兄弟、一見の価値ありっすよ。


2010年07月10日

グリーン・ゾーン

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遅ればせながら『グリーン・ゾーン』観ましたよ。

好きなタイプの映画にもかかわらず、そして
はらはらどきどき職人のポール・グリーングラス監督なのに、なぜか今回はどうしたことか、まったくはらはらもどきどきもしませんでした。
なんでかな。
やっぱ最初から探し物のアレがあるかどうかわかって見てるからかな。

それとも、グレッグ・キニアとマット・デイモンがちょっと前に双子だった記憶が残ってるからかな。ちがうか。
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2010年07月03日

アイアンマン2

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『アイアンマン2』観ました。

深刻なことも深刻でなく、重大なことも全然重大でなく、あくまでもイエーイな感じで話が進んでいくのが相変わらずよかったです。

でも、ロバート・ダウニーjrのお友達役のドン・チードル。皆さんも思われたと思うけど、パート1のテレンス・ハワードのほうがやっぱよかったすよね。
いや、ドン・チードル好きなんですけど、
ロバート・ダウニーjrとテレンス・ハワードって、普通に見るとナルシストで自分大好き天才実業家と真面目な軍人な二人なんだけど、楽しい高機能おもちゃアイアンマン挟んだら、小学校高学年男子ふたりってな感じの、いい意味の男子〜な親友っぷりがよかったんですよね〜。
でもドン・チードルになると妙な分別が入ってなんか大人な感じがつまらんつうか。せっかくパワースーツ着て戦えるのに完璧に職業軍人として戦ってる風に見えるのが盛り上がりに欠けるっつうかなんつうか。(ごめん。ドンチードル)
つうかなんか、ちょっと泣きそうな顔で一生懸命戦ってるとこみたら、サラリーマンの悲哀とかそんなことまで感じてしまいました。

テレンス・ハワードだと、職務に忠実でありながら、そんで真面目な顔で戦っているんだけど、でも、パワースーツ、イエーイ、かっちょいいぜ楽しいぜってな感じを隠しきれないってな感じで後半の戦いがもっと楽しい感じになっただろうなあーと思うと、やっぱそこが残念っす。