さよならまでの三週間
『ブルー・ヘブン』が面白かったのでC.Jボックス『さよならまでの三週間』読んでみました。
子供の出来ない30代の夫婦が女の子の赤ちゃんを養子にしてしあわせに暮らしてるんだけど、ある日突然、その子の実の父親である18歳の少年とそのまた父親(子供からみたら祖父)の連邦裁判所判事が親権を主張、三週間以内に子供を返さなければならないと宣告されるのだが・・・てな話。
『ブルー・ヘブン』が映画的としたら、これはTVチックな話かな。
『クリミナルマインド』とか『without trace』みたいやなーと読みながら思ってました。
話は面白かったけど、ワルい奴らの人物描写があんまり深く掘り下げられてなくて、ただの記号としてのワルになってたのが残念だったかな。時代劇の越後屋おぬしも悪よのう、ふぉっふぉっふぉ的なお時間来たら登場しますよ的ワル、みたいな。
あと『ブルー・ヘブン』と違ってあんま魅力的なキャラがいないのが苦しかったかなあ。
それになによりなんつっても登場人物の中で一段と魅力ない人が主人公、っていうのが一番残念やったかな。
とかなんとか言って、”ワイオミング州猟区管理官ジョー・ピケット”シリーズを読破してないわたしにあれこれいう資格はないと思うのでがんばって全部読むぞ〜。