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2010年01月30日

ラブリーボーン

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『ラブリーボーン』観ました。
マーク・ウォルバーグは『ブギーナイツ』もそうだったけど70年代がとっても似合うなー。なんでだろう、今風の人なのに、不思議だわ。
おお、そうだ、「ソプラノズ」のファンの皆さん、クリスのマイケル・インペリオリが今回は刑事として頑張ってましたよ。それもけっこう大きな役で。
でもって、スタンリー・トゥッチわたし途中までハビエル・バルデム髪抜いて頑張ってるなあと感心してみてました。途中であれ?なんか違うけど誰?と気づいてでも最後のクレジットまでスタンリー・トゥッチとわからんかったです。

主人公の女の子スージーの瞳の色がとてもきれいでした。
ずっと彼女の瞳の色に魅せられてる感じで画面から目が離せなかったです。

でも、これ、天国とかスージーのいる世界の映像はファンタジーだけどかなり話は厳しかったです。主人公のスージーが魅力的に見えれば見えるほど彼女の若さがまぶしければまぶしいほど彼女の受けた理不尽に憤慨が募っていくというかなんというか。
スージーがいなくなった後の家族の様子がすごく胸が痛くて痛くて。月日の流れで妹がどんどん成長していってスージーがすっかり妹のように見えてしまうところも胸が痛かった。

今度はこの主役の女の子シアーシャ・ローナンが底抜けに明るいお気楽ティーンやってる映画みたいわー、と調べたら、次作はこれの映画化作品らしい。
『脱出記―シベリアからインドまで歩いた男たち 』って、ううっこれもまた寒くて厳しそう。

んで次、『Hanna』、これは、ええっと(ググってみてる)・・・・。
”元軍人の父に殺人マシーンとしての訓練を受けながら育つ。フランス人一家と知り合い一家の娘と友情をはぐくむが再び父の元へ・・・”てな感じの話らしいです。

ハ、ハード・・・っす。


2010年01月25日

Dr.パルナサスの鏡

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『Dr.パルナサスの鏡』観ました。
鏡の中の幻想世界もすんばらしかったけど、現実世界のほうのセットつうか美術つうかパルナサスたちがやってる見世物小屋のビジュアルが、ヒロインのヴァレンティナや彼女に焦がれるアントンの衣装や姿がとても素敵すぎてときめきまくりでござんした。金子國義好きな方ならかなりツボだと思いますわ。フランス書院(ん?富士見書房のほうやったけか、まあどっちか)の黒い表紙の扉絵のムードというかなんというか。
あまりにも素敵なんで上の画像使ったんですけど、たまりませんこの色。

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ねーちょっとヒロインのヴァレンティナと金子國義の描く女の子のムード似てるでしょうー。


ヒース・レッジャーの役を三人が代役することになったのはご存じの通りですが、それが幻想世界を一段と摩訶不思議な感じにしてなんだかすごくイイ感じ。
あとモンティパイソン好きな人にもうれしいいろいろがありましたわよん。

話のほうは、うーむ、ちょっと好みが分かれそうかなー。好きな人はかなりどすーんと来そうだけどそうじゃない人は、なんじゃこりゃ、みたいな。

2010年01月09日

パブリック・エネミーズ

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あけましておめでとうございます(遅っ)。今年もよろしくおねがいします。

というわけで、『パブリック・エネミーズ』観てきました。
ジョニー・ディップ、クリスチャン・ベールが出るのは知っていたけど、ビリー・クラダップ、スティブン・ドーフ、ジョバンニ・リビシ、スティーブン・ラング(@アバター不死身大佐)、リリー・ソビエスキーと何気につうかかなり豪華な出演者陣じゃあーりませんか。
そして、この1930年代の男たちのファッションが車がかっこいい!
むちゃむちゃ旧式の捜査本部までもなにかかっこよかったよ。
ああ、男の世界しびれるわ〜。

恋愛もCMであるようなそれ中心の話だったらヤだなーと思ってたんだけど、そのへんも割とドライな感じでいいじゃんいいじゃんと思って観てました。
でも物語の〆をスティーブン・ラング(@アバター不死身大佐)がマリアン・コティールに伝えるディップのあの言葉にするんだったら、もうちょっとだけ、この恋人同士のつながりを深く描いてくれててもよかったかな?とも思ったりして。

次、わたしが生まれ変わって強盗になるとしたら、この映画から得た教訓として「よく知らない奴とは組まない」これを肝に命じてやっていこうと思います。なんちて。