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2009年08月29日

サブウェイ123 激突

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さて、来週9月4日からガンドルフィーニの『サブウェイ123 激突』が公開されますよ。
トラボルタもデンゼル・ワシントンも出てるみたいなので(コラー、このふたりのほうが主役じゃー)、皆さんも是非、見に行ってね。
監督もトニー・スコットなのできっと面白いはず。
ちなみにガンドルフィーニはNY市長役です。上の画像では左側の窓にいます。
あ、それと『ソプラノズ』ファンの皆さん、前ボス、ジャッキーのマイケル・リスポリもトラボルタの上司役で出る模様。

それにしてもガンドルフィーニとトラボルタはよく共演してますなあ。
「ゲット・ショーティ」「シーズ・ソー・ラブリー」「シビル・アクション」「ロンリーハート」などなど。
あと、トニー・スコットの映画にもよく出ていますよん。
「クリムゾン・タイド」「トゥルー・ロマンス」・・・ってあれ?二作だけやったか。すんません。「クリムゾン・タイド」ではデンゼル・ワシントンと共演してましたね。

なんか久し振りのメジャー映画なので楽しみです。そして鼻息の荒い市長になってないかそれがプチ心配。

2009年08月18日

96時間

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「96時間」観ました。

あまりにもサクサクと娘が誘拐されて娘の父であるリーアム・ニーソンがあまりにもサクサクと悪の組織と戦って大ボスをサクサクと突き止め、そこに旧職場の人たちもまるっと絡んでくるので、離婚で欲しいのものはなんでも与えてくれる大金持ちの義父に娘の心をすっかり奪われたリーアム・ニーソンが娘の愛情を自分のほうにを取り戻すために自作自演の誘拐劇を仕組んでるんかと思ってしもうたよ。
だって、なんにも起こってない冒頭部からリーアム・ニーソン一人だけ、娘になんか起こるかもって尋常じゃないくらい大騒ぎしてるんですよ。怪しすぎ。
かつ、娘、ヨーロッパ旅行に行くんですけど、妄想みたいに心配してる父親から離れ空港についた瞬間に怪しい男に声かけられ犯罪に巻き込まれるし。手際よすぎる・・・。あの映画の中のリーアム・ニーソンのキャラ設定ならそれくらいのお膳立て御茶の子さいさいだと思うわー。

で、娘、17歳って設定なんだけど、喜んだ時の走り方が12歳くらいのお転婆女子の走り方で(何度も出てくる)、それがすんごい違和感ありまくりで、なんじゃこりゃー、「北陽」の虻ちゃんの小学生コントかー、とか思ってたんですけど、あれ?この女の子、「LOST」のシャノン?
てことは、彼女は1983年生まれらしいので今、25か6なのね。10歳近く年下の女の子の役をするわけだから、ああいう演技になってしもうたのか。

てなわけで、「96時間」〜?(娘が同じキムってことで??)「24」に便乗した安易な邦題つけてー、(原題は「Taken」)とか思ってたけど、見終わってからは邦題のほうがぴったりかも、とちょっと感心しました。

2009年08月08日

レスラー

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わたしの住んでるところにもやっとこさ『レスラー』が来たので観に行きました。
最初はちょっとプロレスの試合の仕組みやプロレスラーのあの肉体を維持するための日常がドキュメント風に描かれて(日焼けサロンに行ったり髪染めたりそういう細かいとこも描かれてて面白い)「へえー」と思いながら割と淡々と観てます。
で、やっぱこの前半がプロレスって肉体勝負の仕事を見せてるから、痛そうなシーンが満載。体にホッチキス連打されて試合後それを一本一本ミシミシ抜くシーンとか流血するために額をカッターで切るシーンとかもうほんとにもう見てるこっちの体までがイタタタタとなりそうなんだけど、これが徐々に中盤から後半に行くにつれ、マリサ・トメイとエヴァン・レイチェルウッドが登場し始めてからもう体じゃなく心のほうが痛いのに代わって行くんですよ。

登場人物が自分のことをペラペラしゃべってるわけでもないのに、これまでのこの人たちの人生が見えるのがすごいなあ、と。で、どの登場人物の心境にも共感できるんですわ。これもすごいっすね。
もう一線に立つことの出来ない、でもその場所でしか生きていけない、ミッキー・ロークの気持ちもよーーくわかるし、そんな父親を持ってしまったエヴァン・レイチェルウッドの気持ちもよーーーくわかるし、かつ、マリサ・トメイの気持ちもおばちゃんよくわかるしでもう胸とか心がが痛くて痛くてまだ前半の肉体的痛みのほうがマシに感じるくらい。
だからミッキー・ロークもああいう結論を出したのかなあと思ったりしました。

でもこんな感じでどこか特殊な場所でしか生きられない人っていると思うしこういう人が映画に登場するたびにイーサン・ケイニンの『宮殿泥棒』(ケヴィン・クラインの『卒業の朝』の原作)の「性格は宿命だ」という言葉ってほんと真理だよなあとしみじみ思うのでした。

で、全然話は変わりまして。上の画像のミッキー・ロークとエヴァン・レイチェルウッドが二人で出掛ける古いダンスホールのある海辺の公園。おお、これはニュージャージーのAsbury Parkではありませんか。
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この板張りの床が特徴的。


ここってけっこういろんなドラマ、映画に登場してるのであります。
『ソプラノズ』↓でトニーがポーリーとここで待ち合わせをしてプッシーとの思い出にひたったり。
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『容疑者』↓でデ・ニーロのヤク中の息子ジェームス・フランコが古い朽ちた元カジノで薬に浸っていたり。
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あとニュージャージーといえばケヴィン・スミス。
『チェイシング・エイミー』『ドグマ』にもこの公園は登場するのであります。
(で、画像キャプしようと思ってビデオ屋に行ったらこの二本全然置いてなくて、店の人に聞いたらビデオの時は置いてたんだけどDVDに切り替えになってからは置いてないんですよー、だって。なんでやー)
たしか『ドグマ』では冒頭のバッド・コート(@ハロルドとモード)が襲われるシーンがここだったと思う。
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これは↑『容疑者』のジェームス・フランコだけど、バッド・コートがこういう手すりんとこにいて襲われたあそこだと思うんだけどちごうてたらすんません。

2009年08月01日

ノウイング

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わーー、ひさしぶりに「オイオイオイオイ、ヤッチマッタナー」映画を観たよー。いえい。
タイトルと予告篇だけでは終末思想はともかく→宇宙人←もからんでる話とは全く想像もつかんかったよ〜。油断した。


映画終わって劇場のドアを開けた瞬間に「このツボを買わなければあなたはあの男の子と女の子になれませんよ」的な方々がツボ置いて待ち構えているような気がしてちょっとどきどきしました。

今回、ニコラス・ケイジ、髪の毛30パーセントくらい盛りを増やして奮闘してましたが、はっきり言って物語的に、ニコラス・ケイジいらんかったように思うんですけど。
っていうかもしかしてここは地球でなくどこか地球によく似た別の星の物語?
あの言動でテロリストに間違えられて逮捕されるわけでもなく、突然母子にストーカーチックなことして訴えられることもなく、いきなり老女の家を訪れて不審がられることなくすんなり家に入れてもらえたり、あの挙動不審で普通に大学教授としてどこにでも出入り自由なこととか不思議なことだらけ。

そもそもニコラス・ケイジにあんな面倒くさいことさせなくても、もうさっさと(ネタバレ)→宇宙人←妙なメッセージ残したりせずに→子どもたち連れてけばいいじゃんねー。←あのふたりなんでか知らんけどすごく察しがいい子どもたちなんだから。
っていうか、→宇宙人!←高度な知能を持ってるっぽいから→助けてくれたっていいじゃんねー。地球。

もうちょっとチャンス与えてくれてもええんじゃないかい?そりゃあむちゃもするかもしれないけど人間も捨てたもんじゃないですぜ。