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2009年02月21日

ラースと、その彼女

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『ラースと、その彼女』観ました。
だいたいいつも基本的にひとりでポツーーンと映画を見てるんですが、今回は女子の人とふたりで観ました。

「ラースの彼女って初期の頃はアンジェリーナ・ジョリーにちょっと似てるよね」と言われて、ああ!確かに、全然気付かなかったと思ったり、ラースのお兄さんのポール・シュナイダーがすごくいいお兄さんでかっこいいと思ってたりなんかしたんですが、「でもちょっと『24』に出てきそうなテロリストのリーダー顔でもあるよね☆」と言われて、思いっきし目だし帽を被ってマシンガンもったポールシュナイダーを速攻、連想、大きくうなずいたりなんかして、誰かと一緒に映画みるのも、やっぱり楽しいなあとしみじみ思った今回の映画鑑賞でござりました。

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(ラースの兄ちゃんだよ)


最後、教会での「ラースだけでなくわたしたちにとっての試練でもあります」てな神父さんの言葉がとても心に響くしみじみといい映画でござりました。

2009年02月15日

少年メリケンサック

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やー面白かったですわ。一個一個の中学男子テースト満載の小ギャグがいちいちツボにハマってなんかずっと肩がふるえておりました。
実際にあるいろんなバンドの茶化しもてんこもりで、そのそれぞれの衣装から歌詞からがおかしすぎてこの映画のサントラ出たら(ってもう出てるんかなー?)欲しいわ〜。
その中でもなんつってもサイコーに笑えたのがGakutの茶化しキャラのTelyaっすよ。
会社に現れてそっからエレベーターに乗り込むまでのシーンが異常におもしろすぎ。おかしすぎてわたし30秒ほど死んでました。


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(Telyaさん。中の人田辺誠一、最高にいい仕事しとります)
そんな素敵なTelyaさんのビデオクリップは
コチラ

もちろん佐藤浩一かっこよかったすよ。何回チンコっていうたかDVDが出たらチェックしてみたい。
宮崎あおいと勝地涼のバカっプルぶりもナイス。

映画でいろんな小物がちょっとした伏線に使われるんだけど、わたしは「おなら一回したら500円」の500円玉の使われ方が好きだったです。

Telyaさんだけのスピンオフを是非作って欲しいわー。


2009年02月07日

ベンジャミン・バトン 数奇な人生

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『ベンジャミン・バトン 数奇な人生』観ました。
デヴィッド・フィンチャーだけどブラッド・ピットだからなー、それにあの感動を押し付けるみたいなCMがなあ、とあんまし期待してなかったんですけど、予想をどばーんと超える、ええ映画でございました。じーーん。アカデミー賞のたくさんのノミネートも納得。
主人公をとりまく人物の配置やシンボルの使い方が『フォレスト・ガンプ』ととっても似てようが、CGの若いブラッド・ピットにおいおいと突っ込みを入れたくなろうが、それを超えるなんつうか心に畳みかけるシーンがたくさんありすぎで、随所随所でおばちゃん胸がじんじんとしておりました。若い時にみるよりも年とってからみたほうがこのじんじんが心に強く響くような気がする。
ケイト・ブランシェットの年とってからの、タイツをたくしあげる時の加齢で緩んだ脇腹の肉がなにかとても身につまされて、この映画の一番の印象的なシーンでござりました。

わたし的には最後のほうのブラッド・ピットが若くなってるシーンよりも最初のほうのお爺ちゃん子供の時のほうがちょっと80年代のデヴィッド・クロネンバーグチックなムード?ーと画面的に楽しかったです。ケイト・ブランシェットも年とってからの凛とした感じがよかったなあ。

デヴィッド・フィンチャーの映画は2時間越えの作品が多くて今回167分、ゾディアックで157分もあったりするんですけど何故か全然長さが苦にならないんすよねー。
なんかこう分厚い本を1枚1枚、紙の匂いなんて楽しみながら読みすすんでいくてな感じで映画をみられるつうのか。で、結末は早く知りたいんだけど、ページが残り少なくなっていくと終ってしまうのも惜しい気持ちになる、みたいな。

映画の終わり方もよかったなあ。