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2008年08月31日

デトロイト・メタル・シティ

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『デトロイト・メタル・シティ』観ましたよ。

オープニングクレジットはスパイダーマン風?そんでもってオサレ音楽がやりたくてヘビメタから逃げ出す松山ケンイチに松雪泰子社長が「天に与えられた才能はそれを世の中に役立てる義務がある」とかいうこれまたスパイダーマンで聞いたことあるセリフを言いますがな。
でもスパイダーマンと違うのは最初から最後まで松山ケンイチがどうヘビメタでの天才でどんな凄い才能の持ち主なのかってのがまーーったく描かれてないので、映画の中のDMCファンのように「Go to DMC!」な気持ちになれないのがもどかしかったっすよ。
ジーン・シモンズとの戦いもあれがなんでクラウザーさんが勝利なのかよく意味わからず。

てなわけで、松山ケンイチがんばってるだけに残念な感じやったかなー。
松山ケンイチやっぱうまいっすよね。
根岸宗一とクラウザーさんの時の落差の大袈裟なわかりやすい芝居も面白いんだけど、根岸宗一で歌歌うときのギターをチューニングする目の感じとか歌う前の微妙な緊張っぷりとか、クラウザーさん姿で実家の茄子料理食べてるときの背筋の伸びた行儀のいい感じの細かい芝居とか、好きだったです。


あ、そうそう、映画の内容とか関係ないけど実際あのマンガのメイクを人間がして動くとこういう感じの表情筋の動きになるんだー、と公開される前の松山ケンイチのメイク姿の、特に口元と歯の見え方見て思ったんだけど、原作者の人も同じ感じで思われたのかしらん。最近は初期のころにはなかったクラウザーさんの口元表情が加わったように思ったりなんかして。

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(口の横のメイクは動くとこうなるのか、と思った  画像ボケててすんませぬ)

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(公開前の4巻の表紙・シンプルな口元から)
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(最新6巻の表紙・描き込まれた口元に?)

2008年08月23日

ハンコック

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『ハンコック』(@副題asshole)観ました。
別の映画観にいった時さんざん見せられてた予告で、おいおいまたウィル・スミスの俺様映画ですかい、と例のごとく思ってたんですけど、ちょっと奥さん、面白いやんか!
ウィル・スミスがもちろん主役でヒーローで、そんでもってヒーローの宿命つうか定番つうかテーマつうか、まあヒーローである自分の存在理由にお約束通り苦悩するんですが、それがちょっと他のヒーローものと毛色が違ってて楽しかったですよ。

シャーリース・セロンもジェイソン・ベイトマン夫婦もイイ。このふたりがちょっと日本や世界の昔話によく登場するとある典型の夫婦を連想させてよろしいのですわ。どんな昔話かは詳しく書くとネタバレになるのでやめときますが、古からある普遍の超人神話をほんのり、このハンコック世界へつなげてるのかな、と想像してみる。

てなわけで、今やってる楽しい映画聞かれたら、おばちゃんこの映画お勧めしたいですわ。

2008年08月03日

ダークナイト

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『ダークナイト』観ました。
ジョーカー@ナースのお仕事&バットマン香港出張、いいわ〜。
バットマンカーがこれまた相変わらずかっこよすぎ。

で、やっぱりわたしクリストファー・ノーラン好きだわー。いやあ、大人の映画ですね!むちゃ面白かったよ。
もう一回行こ。

わたしはなんも知らずに見てとても面白かったので映画の内容はなんも書かないことにしてみます。
その代わり、「バットマン パーフェクトガイド/スコット・ビーティ著」(前作のビギンズの時にも思いっきしハマって買うてしもたよ。ほほほ)つう本に書かれてる、今回のダークナイトに登場する三人のキャラの原作での設定を抜粋してみました。
映画はだいぶん変えられてる部分があるのでネタバレにはかろうじてならないとは思うんですけど、なんも知らずに見たい人は映画見てから見てねん。

<ココカラ>↓


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ハーベイ・デント(183センチ 82・5キロ)
二つに裂かれた人格を持つ男である。幼少の頃に受けた虐待によりデントの心は真っ二つに別れてしまいそのまま成長した彼はゴッサムシティの地方検事として人々から尊敬を集める一方、心の奥底には暗く暴力的な人格を潜ませていた。デントのこの二面性は奇しくも、彼のお守りである「双頭の」銀貨のデザインと全く同じだった。彼はかつて正義感に溢れる検事としてバットマンに協力していたが、満員の法廷で被告人であるギャングのビンセント・マローニによってそのハンサムな顔に硫酸を掛けられると彼の中に潜んでいた悪の部分がついにその醜い姿を現した。酸によって顔の左半分が焼けただれると同時に心の底で暗黒の部分が表に出るのを抑え込んだ壁も溶解したのだ。主導権を巡って常に対立する善と悪を内に抱えるデントはお守りである銀貨に傷をつけこの銀貨に自らの新たな人格”精神分裂症の犯罪者トゥーフェイス”が取るべき行動を決定させることにした。こうして彼はこのコインを投げて悪行のすべてを決めるようになったのである。


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ジョーカー(196センチ、87キロ)
彼はダークナイトの数ある敵の中でもとりわけ傑出した存在である。化学薬品によって肌の色が真白に、髪も鮮やかな緑色に変色しさらに唇までが下品に真赤に染まり異様に吊りあがって外側にまくれてしまった。醜く変形した己の顔を目にし狂気の異端分子となることを決意したジョーカーはまさに折り紙つきの異常者なのである。手に電気ショックを与えるジョイブザーを隠し持ち、ジャケットの襟元には毒ガスを噴射する飾り花をさすような男だ。彼は大量殺人とテロ行為を狂気の笑いが渦巻く混沌へと作り変えた。だがもちろん、彼の犯罪を笑って済ますことなどできない。悔悟の念など微塵も持たないこの男の手によってバッドマンの近しい仲間の何人かは殺され、あるいは体にひどい障害を負わされている。そしてジョーカーは機会さえあればさらなるひどい悪事もよろこんで行うことだろう。
彼の言動は日によってころころ変わるが、その「生い立ち」として信じられるひとつの説はジョーカーはもともと売れないコメディアンで妻とお腹にいた子を共に失った後、犯罪への参加を強制させられたというものである。


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ジェームズ・ゴードン(173センチ76キロ)
彼はバットマンへの信頼を隠さない。シカゴ警察からゴッサムシティにやってきたゴードン警部。彼の移動と時を同じくしてバットマンもゴッサムシティのストリートに登場し始めた。この偶然の運命の出会いが以降二人を密接に結びつけていく、”ゴッサムの犯罪者を追い回すバットマンを捕まえること”が彼の任務だったが、ゴードンはバットマンを捕まえる代わりにこの謎に包まれたクライムハンターと協力関係を結びその一方でゴッサムシティにはびこる不正行為を一掃していった。やがてゴードンは警察本部長に昇格し、バットマンと共にゴッサムのストリートを取り締まっていく。しかし、バットマンと手を組んだことでゴードンは自身の健康を害し愛する者の命も奪われてしまう。共に悲劇を経験したゴードンとバットマンはさらに強い絆で結ばれるのであった。