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シンセミア

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なんでか今頃、阿部重和の「シンセミア」を読み始めてみたりなんかしています。
長ーい上下巻で1600枚の小説です。こんな長い小説を読むのは小野不由美の『屍鬼』以来かしらん。

小さな町のだいたい三代にわたる血縁関係の絡んだ話なので同じ苗字の登場人物が何人も出てきて誰が誰なんだかというのをまず頭に入れるのが一仕事ですー!!(はあはあ)。
苗字というのは家族だけが一緒なわけでなくそこから分家した親戚なんかも同じわけで、もうわたしのシワの浅い脳みそはパニックですっ。
なんとか巻頭の「登場人物紹介」のページを何度も確認しながら、上巻は読み終えたよー!
まだ、上巻は話的にたぶんこれから起こるであろう事件は全然表面化してなくて、火山でいうと底のほうでマグマがいくつかぼこぼこと泡を立てて、よーく見ないとわからない薄い煙が山頂から漏れてるくらいです。

そんな感じなんですけど、職業問わず倫理感がユルくておいおいちょっとそれどうなんよ!?ってな町民たちの描写が上手いので退屈しません。それぞれの欠陥がどんな結果を起こすのか早く知りたくて読み進んでしまいます。
さあ、上巻読み終わったので下巻へレッツゴーだー。

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