ブレイキング・バッド
面白いね!『ブレイキング・バッド』。やってるとこがフジテレビネクストという地味なチャンネルなのが残念すぎるけど。
わたしの一番好きなキャラはこの人。
人としての倫理観はゆるゆるだけど、職業倫理は極めて厳格、なんでもおまかせ弁護士ソウル!
で、『ブレイキング・バッド』観ながら、なんだろうこの空気感どっかで見たことあるけどとずっと思いながら見てたんですが、ある人の登場でほんのり謎が解けた気が。
物語のいろんなキーを握ってる車椅子のこのお方↓
登場の瞬間、
こ、これは「ソプラノズ」!?の空気感だったのか、と。
話のタイプが全然違うから最初全く思いつかなかったけど、
「ソプラノズ」、シーズン4、ニューヨークのジョニー・サックがラルフの暗殺命令を出した時にクリスとシルビオが暗殺の依頼に行った老殺し屋たち↓。
「ソプラノズ」好きならとっても印象的なこのシーン。
ブレイキングバッドの車いすじいちゃん見たなら、真っ先にこの老殺し屋を思いだすはず。
たぶんブレイキングバッドは上の盲目殺し屋と車いす殺し屋ふたりを合わせたキャラにしてるよね。
まあ、でもこれだけじゃ、ちょっとこじつけくさいよなあと思って続けてみてたら、ハンクが撃たれて入院した回、エンドクレジットで音楽流れず、心電図の音だけ、って、『ソプラノズ』シーズン2のエピソード8、クリスが撃たれた回でもまったく同じ演出あったよ!
ブレイキング・バッド作ってる人、ソプラノズ、好きだよね、絶対と確信したのでした。
いや、でもそれだけじゃ、まだ弱いかな。
上のふたつのシーンが登場する前から、どっかで感じたことあるムード感はあって、シーズン3あたりでやっとこさそれが何かと気づきました。
主人公ウオルターの奥さんスカイラー役アンナ・ガンの芝居がイーディ・ファルコ演るところのカーメラの演技にとっても良く似てるんですよね。ちょっとした表情の作り方とか、しぐさとか。
特に夫婦げんかするとこなんて、カーメラ度、異常に高し。
カーメラ スカイラー
カーメラ スカイラー
カーメラ スカイラー
カーメラ スカイラー
というわけで、話は全然違うけど、『ボードウオークエンパイヤ』よりも『ソプラノズ』テーストの強い(とわたしは思う)この作品、『ソプラノズ』ファンの方に是非是非お勧めしますです。はい。