« ロスト・ストーリー | メイン | 裁判長!ここは懲役4年でどうすか »

底辺女子高生

teihen.jpg

たまには若い人の書いた本でも読んでみるか、と思って豊島ミホ『底辺女子高生』を買ってみた。
中身見ずに買ったらエッセイだったので最初はがっくしきたけれど(エッセイあんま好きじゃないんす)、エッセイの形した鬱々高校生活小説になってて読んでるうちに後悔もだいぶん減りました。きっとわたしももうちょっと若かったらすごく共感したんだろうなあと。若い人に好まれそうだなあ。あと、高校時代がそんなに遠くない20代主婦とか。
豊島ミホさんの小説は檸檬のころが、榮倉奈々(監督岩田ユキ)で映画になるんやね。
詳しくはココに。

若い人が主人公の小説が多いみたいだけど、ふふふ。わたし、この『底辺女子高生』を読んで密かに作者の中にある『おばちゃん』(いい意味で)のにおいを嗅ぎとったね。
今のほっこり挫折ダメ女子路線もいいけど、もうちょっと年とって本格派おばちゃん小説を書くようになるとすんごい傑作が出来そう。楽しみっす。(と、これしか読んでないのに勝手なことを言ってみる)


トラックバック

このエントリーのトラックバックURL:
http://memomemo.s214.xrea.com/mt/mt-tb.cgi/97