万起男ちゃんの春樹マーロウ
っていったいどんなタイトルやねん、って感じですが,
実はレイモンド・チャンドラーの『長いお別れ』が来年の3月に早川書房から村上春樹訳で出るのです。(それまでの訳は清水俊二さん)
で、その訳がどんな訳になるかなーってことで、清水良典(文芸評論家)、松尾貴史(キッチュ)、向井万起男(万起男ちゃん)が『長いお別れ』の中の2シーンを村上春樹ならこう訳すだろう、と予想した訳が12月18日発売号の「アエラ」に載ってるのです。
万起男ちゃんなんて脚注まで春樹口調でナーイスです。
予想訳を作った三人が三人とも「僕」って言葉を使ってるのがやっぱり面白いですね。
それぞれの訳の違いに興味のある方は「アエラ」を見てみてくらさい。面白いです。
村上春樹もうどうせなら一箇所くらいなにげにフィリップ・マーロウに「やれやれ」とか言わせて欲しいです。
”タフでなければ生きて行けない。優しくなれなければ生きている資格がない”ってどの小説のセリフだったかなあと思ったら『プレイバック』でした。